パクリの話(追加)

 誰だって、自分が好きなものを悪し様にいわれると、悲しいです。だから、自分のサイトでは批判的な書評はなるべくしないつもり‥でした。金田一

 パクリの話で槍玉に上がった『金田一少年の事件簿』。掲示板では散々でした。私も「あれは良くない」と掲示板でもこのコラムでも書きました。
 ところが、ひょんなことでメールをもらったんですね。”『金田一少年の事件簿』、パクリが悪いってことは分かるけど、やっぱり面白い。この「面白い」って思うこと自体が悪いことなんだろうか、今すごく悩んでいる”というような内容で。
 頭をパコーンと殴られたような気分でした。

 昨年末の『安楽椅子探偵』放映の時、「あんなものは本格じゃない」と掲示板で云われてすごくショックを受けたことを思い出しました。私自身は、あの番組に関しては「本格」だと思っているので、金田一君のケースとはちょっと違うのですが(「本格じゃない」と思ったけど番組は楽しめた‥っていうんであれば、同じケースと云えるけどね)、でも、とても好きなものを否定されて悲しい思いをして一ケ月もたたないうちに、逆に自分が悲しい思いをさせる側になってしまったことは、事実。

 あ、誤解しないで欲しいのは、金田一少年の話題が掲示板にのぼった時、書き込みをして下さった皆さん。皆さんはきちんと最低限のマナーを守って発言していたと思います。自分が正しいと思うことをきちんと主張するのは、大切なことです。

 でも、あれを読んで悲しい思いをした人がいたことは、知っておいて欲しい。そう思って、このコラムを書きました。

 人によって考え方は様々。自分と違う考え方にも共感はしないまでも理解を示せるような‥難しいことですけどね。

(2001/2/06)

[後日談]

「金田一君や美雪ちゃんには罪はない」
 ある方がおっしゃっていました。これ、名言だと思います。
 どんな背景があるにせよ、作品を楽しむこと事体は決して悪いことではない、そう思います。

(2002/6/08)

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