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 Ayalist 12月の日記(前半)

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12月1日 にゃあ〜

 クリスマス仕様の背景(ちょっと血みどろバージョン)。今年も残りわずかになりました。

 12月の綾辻さん。
 1日「2004 本格ミステリ・ベスト10」(原書房)発売。「ミステリ作家の近況」が載っていると思います(未確認)。8日「このミステリーがすごい!2004年版」(宝島社)発売、こちらは「私の隠し玉」。12日「IN・POCKET」12月号発売。

 映画『木更津キャッツアイ』を観てきました。テレビは7〜9話しか観てない(レンタル、全部借りられちゃってて)んだけど、それなりにちゃんと楽しめました。笑った笑った、そしてちょっぴり泣けた。キャスティング・中尾彬は納得いかねー(笑)。

12月2日 見つかりません

 ほんとに最近こればっかりや(笑)。「2004本格ミステリ・ベスト10」は今日も見つかりませんでした。明日はどっちだ。

「あなたの隣に誰かいる」の北村一輝、ドラマの中ではめちゃダークな役ですが、今にも腹話術をやり出しそうな気がしちゃうんだよなあ(笑)。いっこく堂に、似てません?

 Junk Landにて「GooBoo本格ベスト2003」アンケート実施中です。

 有栖川探偵小説事務所URL変更。りほさん、お引っ越しお忙しそうですね。頑張ってください。

12月3日 「最悪だ〜!」(HRの轟先生風に)

 個人的事情で、しばしお休み。

12月5日 我が人生最悪の

 年かもしれません、今年は。

 交通事故を起こして大変なことになっていました。
 とりあえず自分も相手も大きなケガはなく物損事故扱いになったし、任意保険に入っていたので支払いも大丈夫そう。車も年内には直るでしょう。
 学生の頃、遊園地のゴーカートでカーブを思いっきりコースアウトし、サルビアの花壇をめちゃめちゃに踏みつぶした私は、友人たちに「K(私の旧姓)はぜったい免許取るなよな!」と云われたものでしたが‥哀しいかな栃木では車を運転しないと生活していけないのよね。でもしばらくの間、車は見たくも乗りたくもない気分。

 さて、気分を変えて、

★ 年末企画「綾辻先生に応援メッセージを書こう!」 ★

 掲示板、『暗黒館の殺人』にちなんで黒背景で、とも思ったのですが、やっぱり何だか暗いのであんな感じに。たくさんの皆さまの書き込み、お待ちしております。

「2004本格ミステリ・ベスト10」はゲットしました。さらに、ちょっと早いけど可哀想(?)な自分へのクリスマスプレゼントということで、金に糸目をつけずに(いいのか?)『後巷説百物語』『くつしたをかくせ!』『失はれる物語』(ぎゃあ、今まで『失われ物語』って書いてたわ。なんと失礼な自分!)『仮面劇場の殺人』を購入。
『後〜』の表紙裏、今回はあまり怖くありませんでしたね。又一の鈴は忘れずに応募しよっと。
 本屋にて「『くつしたをさがせ!」という本、ありますか?」と訊き、店員さんを右往左往させてしまったお馬鹿は私です(笑‥ってられないぞ、乙一さんの本の題名を二つとも間違うとは何たること)。乙一さんと羽住都さんの直筆メッセージカードの応募締切は12/10。来週じゃん!忘れないようにしなくては。
『失〜』は、私のお気に入りの短編がたくさん入っていて、感涙ものです。装幀がめちゃめちゃキレイ。にじんだ感じが最高。欲を云えば、カバーをめくった本自体にも趣向をこらしてほしかったな(ただの真っ白なんだもん)。書き下ろし「マリアの指」も大いに楽しみです。
『仮面〜』は帯が最初と変わったんですね。例の綾辻さん推薦帯が付いていました(栃木でこの帯初めて見ました、他の3冊売ってないし)。

「このミス」はやはり前倒しで今週末発売されたようです。「ダ・ヴィンチ」も2003 BOOK OF THE YEAR 特集号。各出版社の来年の隠し玉が楽しみ。来週木曜は週刊文春発売かな。

 今日は仙台にて有栖川さんのサイン会ですね。3日にオープンしたジュンク堂仙台ロフト店で14:00から。お近くの方は出かけてみてはいかがでしょうか、若い女の子がいっぱいいるんだろーなー。

12月6日 応援メッセージ募集中

「ダ・ヴィンチ」2004年1月号、読んできました。2003 BOOK OF THE YEAR、京極さん、強し! 『後巷説百物語』の次は『前巷説百物語』ですって(おお!)、先は長いな。
 綾辻さんは「好きな作家・男性編」の19位にランクイン。掲示板でみゅうさんがおっしゃっていたように『暗黒館の殺人』は2004年夏頃刊行予定、ノベルス上下2分冊です。限定愛蔵版の予定もあるとか。喜国さんの挿絵入りだといいな。

「このミス」は、こちらの書店ではまだ見かけません。「2004 本格ミステリ・ベスト10」は、綾辻さんの「2004年後半にはあんな予定やこんな予定もありますので、どうぞお楽しみに」という言葉に、わくわく。小学館とe-NOVELSが共同で〈新本格書き下ろしミステリー・シリーズ〉を春から発刊、というのも気になりますね(監修者は有栖川さん・佳多山大地さん・二階堂さん)。

 暮れの大掃除の一環で、持っていた文芸誌の大半を処分。KADOKAWAミステリに連載されていた『最後の記憶』は、連載部分を切り取って私家版を作成しました(^^)
 表紙の挿画は安藤克昌さんの絵を拝借して着色。「作家の仕事術」や巻末の著者近況、横溝賞の選評も綴じ込んで、なんのお手本も無しによく頑張ったぞ自分!(自画自賛)

12月7日 意地でも解いてやる〜(更新遅れてゴメンなさい)

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第23問:ミステリィのタイトルを複数使ったアナグラム。もとのタイトルは?
 出てこい、自暴の熊!これ、殺すモードさ。
「でてこいじばくのくまこれころすもーどさ」
→「どこまでもころされて ぼうこくのいーじす
連城三紀彦『どこまでも殺されて』 福井晴敏『亡国のイージス

 今まで解けなかった問題も考えてみましょう。

第12問:「飾らないスネが魅力。妻のルーズは失敗」と連れ、無視
「かざらないすねがみりょくつまのるーずはしっぱいとつれむし」
→「がらすざいくのまとりょーしか みっしつはねむれないぱずる つ
黒田研二『硝子細工のマトリョーシカ』 氷川透『密室は眠れないパズル
 おかしいな、「つ」が余っちゃうぞ。

第13問:後妻ユリの死。恐竜接近か?
「ごさいゆりのしきょうりゅうせっきんか」→ だめだあ、これだけはどうしてもわからないや。

第16問:下呂のテルちゃんのパン食い競争、少し褒めて飼い殺せ
「げろのてるちゃんのぱんくいきょうそうすこしほめてかいころせ」
→「こげちゃいろのぱすてる かめんほうてい ころしのそうきょくせん
岡嶋二人『焦茶色のパステル』 和久峻三『仮面法廷』 西村京太郎『殺しの双曲線

第21問:叩けば埃の見える小舟好き、すごいブーム
「たたけばほこりのみえるこぶねずきすごいぶーむ」
→「ぶたぶた こごえるきば みけねこほーむずのすいり
矢崎存美『ぶたぶた』 乃南アサ『凍える牙』 赤川次郎『三毛猫ホームズの推理

第22問:まさか異国でタコ踊りとは。実はあの子、肉屋のスミスさん
「まさかいこくでたこおどりとはじつはあのこにくやのすみすさん」
→「やまたいこくはどこですか ありすのくにのさつじん はさみおとこ
鯨統一郎『邪馬台国はどこですか』 辻真先『アリスの国の殺人』 殊能将之『ハサミ男

12月8日 このミス発売

 順位はいずれ拙サイトのランキングページで紹介しましょう。知りたい方は本屋さんへGO!
 綾辻さんの「作家の隠し玉」、『暗黒館の殺人』は既にご紹介した通り。今年後半の”あんな予定やこんな予定”は、ミステリーランド(ですよね?)&某誌での連載。うわあ、もしかして小説推理とか?<これは私の単なる希望。謎のプロジェクトについては‥知りたいのはやまやまだけれど「聞かぬが花」ですね。

12月9日 見てるだけ見てるだけ

「綾辻先生への応援メッセージ」掲示板はカウンタがついています。なので皆さん、いかに見てるだけなのかがよくわかる〜(笑)。
「ゆっくり考えてから文章を書こう」と気合いを入れ過ぎると、たいてい気がついた時は締切を過ぎてます(経験者は語る)。ただでさえ忙しい年の瀬ですから、時間がある時ささっと、どうぞ(^^)。

◆◇◆

 大矢さんのトップページのお言葉を読んで、私も似たのを思いつきました。

クララがたったったったっ‥‥‥ なんだもう歩けるんじゃん。

「アルプスの少女ハイジ」毎週一生懸命観てました。なのに「クララが立った!」の感動的シーンは、実はリアルタイムで観てないんですよね。その日熱を出して寝込んでいた私は、母に「テレビはダメ、二階で大人しく寝てなさい」と云われ、泣く泣く「じゃあ、音だけでも録って」とラジカセで録音してもらって、後からそれこそテープが擦り切れるまで聞いたという思い出が。ビデオデッキなんて一般家庭にはない時代でした。

 同じベスト10本でも、「このミス」の方が作家の来年の予定が充実しているのは何故?

12月10日 忘れずに

『くつしたをかくせ!』クリスマスプレゼント、そして東京創元社「ミステリーズ!」の犯人当て&ピンバッジ。今日の消印有効です、皆さまちゃんと出しましたか?

12月10日(その2)

 探偵ナイト、自分が行けそうにないもんで、サイトの方に書くのを忘れていました。トップ、綾辻ニュースに書き加え。

 うわあい、『もっと2分間ミステリ』(ハヤカワ文庫HM)が売ってたよ〜(^^)。
 今月のクリスティー文庫、『アクロイド殺し』の解説はもしかしたら綾辻さん‥なーんて期待してたんだけど、笠井潔さんでした。他にも千街さん、はやみねさん、芦辺さんらが解説を担当。

 書店で1月文庫新刊情報を書き写し(レシート大活躍(笑))。
 10日の角川ホラー文庫・挟み込みチラシのリレーエッセイは牧野修さんが登場する予定(ケダさん、見てるかな?)。
 恩田陸さんがすごいですね、16日『麦の海に沈む果実』(講談社文庫)、24日『ドミノ』(角川書店)、26日『ライオンハート』(新潮文庫)発売。ファンは大変ですね。
 泡坂妻夫さんの『亜智一郎の恐慌』(創元推理文庫)や、有栖川有栖さんの『絶叫城殺人事件』(新潮文庫)も楽しみ。絶叫城ってもう文庫化!早いなあ。

12月11日

 テアトル池袋での「巷説百物語DVD発売記念 ミッドナイト試写会」は、諸般の事情により急遽上映中止。何があったんでしょうかね。

 窓のない家は建築法に引っ掛からないのかな?>Gackt様(情報元:殊能さんのmemo)。

 有栖川有栖先生作家デビュー15周年企画。なかなか凝ったカレンダーのようですね。

12月12日

 これから先、講談社ノベルスから綾辻さんの、京極さんの、森さんの新刊が出るたびに、辰巳四郎さんの不在を思い出して心が痛くなるんだろうな。
 すっかり様変わりした「メフィスト」の表紙を見てそんなことを考えてました。大路浩実さんのセンスは抜群なんだけど、なんだけど‥うう。

 喜国さん&国樹さんのメフィストでの連載漫画が単行本になるそうです。詳細は次号‥ということは4ヶ月くらい先か?楽しみに待ちましょう。喜国さんといえば、『本棚探偵の回想』が2004年発売予定ですよね。小説推理での連載にダ・ヴィンチでのコラムも加わるようです。こりゃまた楽しみ。
 そういえば、とり・みきさんの『猫田一金五郎の冒険』はまだ一度も実物を見たことないです。今年4月に出たのね、そうだったのか。

本の雑誌」で大矢さんの連載「大矢博子の煮くずれ本棚」が始まりました。ぱちぱち。書名や著者名、うろ覚えなまま注文するお客もたしかにいる(『眼球綺譚』の漢字がとっさに書けなくて焦った経験あり<こらこら〜っ!)けど、正しく注文してるのに全然分かってくれない店員も、いるよなあ(ため息)。

12月13日

 都筑道夫さんの突然の訃報に、大ショック。
 幸い、光文社文庫や創元推理文庫から最近、著作がいくつも復刊されていますよね。悲しいけれど、ご本人が亡くなられてからでも「良い読者」になることはできる、と私は思います。市場に本が存在する限り、遅すぎることはない。私もこれから読みます、『退職刑事』、『誘拐作戦』、『七十五羽の烏』‥。

J'sミステリーズ KING & QUEEN(海外作家篇)」(荒地出版社)が発売中。今年は海外編なんですね。折原さんの対談なんかも収録されていました。

 ダンナが、先月観た古舘伊知郎司会の脳の番組のことをいろいろ話して聞かせてくれました(ちなみに私が「脳」から連想したのは、映画『デッド・ゾーン』や『フェノミナン』)。で、その後BOOK OFFに行って購入したのがたまたま、清水玲子『秘密』(1)(2)と、DVD『アナザヘヴン』。前者はとあるミステリサイトで評判になっていたから、後者はもちろん綾辻さんが出演しているからなんですけど、あれま見事に脳みその話ばっかりじゃないですかー(笑)、なんだか濃い一日でした。

 清水玲子さん、初期の短編「もうひとつの神話」でちょっとハマって、何冊かコミックスを持ってます(『月の子』以降は読んでないんですけど)。ロボットが出てくる近未来ものが主流、切なくて味わい深いお話です。ジャック&エレナシリーズでは「ミルキーウェイ」「天使たちの進化論」「月下美人」が好き。傍役ですけどルイスが好みなんですよね。あ、シリーズ外ではナポちゃんも好き(^^)。なんか報われない役ばっかり?(笑)
秘密』は力作です。絵の迫力もすごいし、物語も緻密に作られていて読みごたえばっちり。2巻の巻末には「血痕」について詳〜しく書かれていたりもするので、ミステリ&ホラー好きな方々もぜひどうぞ。

12月14日

 昨日の続き。清水玲子さんの『秘密』が気に入った方には、ちょっと前の作品ですけど「8月の長い夜」もお薦め。設定はSFだけど、こういう恐怖は綾辻さん好きそう〜。

 つくづく私はミステリのセンスがないんだなあ(しょんぼり)。犯人当てはまたも玉砕、もう挑戦するのは諦めようかと思いつつも、結局鮎川賞授賞式の模様が写真入りで出ていたので買ってしまいました、「ミステリーズ!」vol.03(そんな理由で買ったのかい!)。こうなったらピンバッジ6個コンプリート目指しますかね。それともクロスワードの賞品を狙うか(これは楽勝で解けるのよね)。
 土屋隆夫さんのエッセイに、胸がじ〜ん。

 ひいろさんの「ほんのひといき」で「2003鯨統一郎ランキング」という企画をやっています。点数の付け方も凝っていて、面白かったです。それにしても、今年一年で新刊8冊!鯨さんすごいなあ。こういう企画は綾辻さんでは絶対‥いやべつにいいんですけど。
 そうそう、ミステリランキング本の鯨さんのコメントって、いつもちょっと変わってて好きなんですよね。

12月15日

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第25問:ミステリィのタイトルを複数使ったアナグラム。もとのタイトルは?
 新歓コンパこじつけ、自作投ずる
「しんかんこんぱこじつけじさくとうずる」
→「こくしかんさつじんじけん ことうぱずる
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』 有栖川有栖『孤島パズル
 前者が意外と時間がかかりました(読んでないからだよ)。後者はいつか出てくるだろうと思ってた作品。
 このアナグラムって、御器所さん(のモデルの方)が毎週考えていらっしゃるんでしょうか?それとも、森さんご本人? どちらにせよ、すごいなあ。

伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』(新潮文庫)読了。
 今年大ブレイクの伊坂作品、初挑戦です。
 私はよくお風呂で本を読むのですが、この本は読んでるうちに気持〜ちよくなってつい寝ちゃう(笑)、で、どこまで読んだか分からなくなって、また少し戻って読み直して、そんなこんなで前半部分だけで半月もかかってしまいました。決して面白くないわけではないんですけど、現実社会と微妙にずれてる舞台設定にとまどいがあったのかも。
 ところがどっこい、最後まで読んだら見事にミステリでした。あの人物にも、あの出来事にも「役割」がちゃんとあったのですね。解説の吉野仁さんの言葉を借りれば「こんなミステリー読んだことがない」、寓話のようでもあり、実に不思議な読書体験でした。

 

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