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 Ayalist 2009年12月の日記(前半) 

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12月1日 うわー、12月だー。お店の飾りもラジオから流れる曲も、クリスマスカラー一色。

綾辻先生への応援メッセージ、今年もやります。締切は12月22日です。先生への激励メッセージ、『Another』感想(ただしネタばらしは無しで)、大谷大学講演会やサイン会の感想などなど、皆さんの暖かい書き込み、お待ちしております。どうぞよろしく(^^)。

12月の綾辻さん。今月も予定がいっぱいあるよ。
上旬  本格ミステリ作家クラブ 今月の本格トピックス「執行会議メンバー・今月の一言」
4日(金)「2010本格ミステリ・ベスト10」 作家の予定と近況
6日(日) 関ミス連冬の総会 綾辻行人講演会
7日(月)「メフィスト」vol.3 ミステリ・ジョッキー第9回
10日(木)「このミステリーがすごい!2010年版」 作家の隠し玉
11日(金)「幽」12号 綾辻行人「夜蠢く」掲載
16日(水)『Anniversary 50 カッパ・ノベルス50周年記念企画』刊行
19日(土)『ミステリ・ジョッキー(2)』刊行記念 合同サイン会(三省堂神保町本店)
20日頃「本格ミステリー・ワールド2010」 作家の計画・作家の想い

背景は、空飛ぶ綾辻さん。びゅわーん。

12月2日 

AXNミステリーBOOK倶楽部12月号。大森さんの「今月のマイミス」が『Another』です(^^)。みんなで投票しましょう。でも、三年二組じゃなくて三組ですよ、大森さん。大森さんがしゃべってる間、終始となりの杉江さんが、一緒に推薦モードになっていたのが面白かったです。

12月3日 

各種ミステリ・ベスト10の結果が次々出ております。『Another』、10月30日発売だったにもかかわらず、大健闘。まとめはこのあたりに

今更ですが、10月の乱歩フォーラム、ようやく書き終わりました。お暇な方は、こちらからどうぞ

12月4日 

近所の書店で、『Another』に手書きPOPがついておりました。“「このミステリーがすごい!」第3位!” ええと、「このミス」発売は来週ですけど、思いっきりフライング? いいのかなあ(笑)。

「本ミス」こちらの書店はいずこも入荷してませんでした。


(↑イメージ図(笑))

12月5日 

携帯の電池がヘタったようで、ちょっとネットしたりゲームしたりすると、砂時計のごとく(笑)すーっとなくなっていきます。息子「タダで交換してくれると思うよ」 ダンナ「リチウムイオン電池は高いよ。一万円はしないと思うけど、それぐらいは持ってったほうが」 びくびくお店に行ったら、「二年以上お使いですか?」「はい」「では無料で交換させていただきます」 息子正解、ああよかった。

次号の「ファウスト」は買いらしい特に、作家志望の人は必読らしい。でもいつ出るんだ?

それでは明日、大谷大学でお会いしましょう! ちょこっとお土産を持っていく予定、mihoroさんを見かけたら、声をかけてみてくださいまし(しかし、作るの間に合うのか?)。

12月6日 大谷大学の関ミス連講演会に行ってまいりました。

細かいレポは後ほど、抄録は7日の日記に書きますが、今日はとりあえず画像をば。
サイン会の綾辻さん(その1)。 サイン会の綾辻さん(その2)
・綾辻さんおすすめの映画、「ブラック・シープ」予告編。羊って、でっかいし結構ずうずうしいし、たしかに怖いかも。プルプルのチョキ!@『動物のお医者さん』
・綾辻さんがオークションに出された、ハングル版『霧越邸殺人事件』。なかなか雰囲気あっていい表紙だなあと思いましたが、でもこれだと「霧越邸」というより「霧越」だね。「クラリス!」「おじさま〜」なんてセリフが聞こえてきそう(笑)。ハングル版は他にも、館シリーズとか、『月館の殺人』とか出てるみたい。これは暗黒館かな?
タイ版「囁きシリーズ」。表紙の絵、これに似てません?

12月7日 関ミス連講演会、とりあえず抄録をば。

大谷大学は小野さんの母校。昔、学園祭を見に来たりもした。12年前の大谷大学ミス研創設の年には講演をした。それ以来。/最初は大谷大学の人からの質問に綾辻さんが答える形で。その後は、綾辻さんが掲示板に集まった質問から取捨選択、それに答える形で進行。/「在学中にデビューされたが、当時の創作活動の割合は?」0.5%。(笑)21歳までは、バイトと麻雀と音楽に明け暮れていた。小説は書き続けてはいたが、四回生になってようやく本腰を入れた。その頃は20%ぐらいか。大学院生になってからは、真面目に執筆し、真面目に研究にいそしむ生活。/「京大ミス研の中で意識していた人は」入部したときは、巽昌章さんの印象がとても強かった。顧問の先生のような風貌、でも彼の適切なコメントのお陰で、自分も法月くんも小野さんも、書き続けるモチベーションが上がったのだと思う。法月くん、我孫子くん、麻耶くんあたりは、今でも仲がいい。/「ミステリに触れた一番古い記憶は」小説だと、小学校四年生のときの少年探偵団。それ以前に、「わんぱく探偵団」というテレビがあった(脚本を辻真先さんが書いていた)。幼稚園の頃の「ウルトラQ」もすごく怖かった。今見るとどうってことないが。ミステリには、恐怖と謎解き、両方ある。どちらか、ではない。/「心に残っている会の活動は」自分が学生の頃、初めて関ミス連の大会が行われた。それまでは、全国大学ミステリー連合しかなかった。その地方分科会のような形で、立命館が中心となって設立された。同志社で行われたときは、有栖川さんとすれ違っていたかも(当時は分からなかった)。当時、代表の人が犯人当て小説を朗読し、五大学が競って解答したところ、正解率が高く、朗読者は大変ショックを受けていた(笑)。彼は今、何をしているんだろう、知る由もないが。/初めて招いた作家が、泡坂妻夫さん。自分の在籍時に京大で竹本健治さんをお呼びし、そのときが初対面となった。当時は作家というともっと敷居が高く思え、とても緊張した。/「どんな中学生だったか」凡庸な少年。とがったところのない、優等生タイプ。『Another』の榊原恒一は自分の投影度は低い、半分くらい。これと風見をかけて割った感じか。(質問はここまで。このあとは綾辻さんがひとりで話し、途中、講談社の編集者・秋元直樹さんが登壇していました。綾辻さんの次作は、講談社書き下ろし100冊で、秋元さんが担当。本格ミステリではあるが、館シリーズかどうかはまだ決まっていない、とりあえず、2010年11月までに刊行すべく頑張ってくださるのかな?(笑)秋元さんは現在、講談社BOXの部長さん。なのでもしかしたら、講談社BOXから出るかも?大河ノベルになるかも?(さすがにそれはないでしょう(笑))(まだまだ続きます)

12月7日(その2) 関ミス連講演会その2。下の続きです。

この日の綾辻さんは先週ひいた風邪がまだ治らず(インフルエンザではないそうで)、最初の頃はトローチをなめていた。聴講者は百人程度、そのうち三分の一ぐらいが学生、あとは一般参加者。
京都でどこが好きか、ずっと住んでいるところなので、訊かれるたびに困る。やはり、左京区で人生の半分以上を過ごしているので、愛着がある。今度、『左京区散歩』という本がなぜか名古屋の出版社から出るのだが、それでインタビューを受けたりもした。鴨川もいい。といっても四条まではダメ(笑)、植物園からせいぜい二条のあたりまで。気候のいいとき、飛び石の真ん中に立ったりすると気持ちがいい。あと、深泥池もお気に入り。連作を続けているので、意識せざるを得ない。/暗黒館を書き終わった夏、胸に痛みを感じて病院に行ったところ、肺に穴が開いた跡があると云われた。自然気胸を起こしかけたのだそうだ。そこで、『Another』の主人公にもこの病気になってもらおうと。(笑) 『Another』、自分としては、モダンホラー、学園ホラーが書きたかった。ミステリ、ホラー、どちらも好きで、自分の中では切り離せないが、今回の作品、基本はホラーだと思っている。結果として本格ミステリだと評価されるのも有り難いが、まずはホラーとして読んでみてほしい。あまり「本格本格」云われるのには、少々抵抗がある。でも、歌野晶午さんから「『Another』は本格ですよ」とメールをもらったときは、素直に嬉しかった。例えば山口雅也さんや西澤保彦さんの書く、SF的設定のもとに本格をやる、そういうものを目指してはいなかった、結果としてそうなっただけ。特殊設定ものの色が強くなるのも第二部から。これから読む人は、あまり構えずに、学園ものとして楽しんでもらえれば。/『Another』の連載を始める頃、「野性時代」は青春小説がブームだった。青春ホラーを書いてくれと依頼があって、それらしきネタがあったので引き受けた。中学でしか成り立たない話(小学校では幼すぎ、高校では大人に近づきすぎる、ということでしょうね。このあたり、早稲田のトークイベントと重なる内容)。自分が中学生だった70年代だとノスタルジーすぎるし、リアル現在だと「うぜー」とか書くのもめんどくさい(笑)。あまり時代に密着しすぎると、古びるのも早いので、前世紀の終わり、という設定にした。この頃だと、過去ではあるがなんとなく皮膚感覚で分かる感じ。あと、当時は携帯の普及率が三割程度だった、というのもポイントだった。そうしたら、「本ミス」で市川尚吾さんが「1998は、ダミアンの666の倍数」と書いておられたので、そういうことにしよう(笑)。/その時代のことを調べたり、当時中学生だった人に話を訊いたりもしたが、結局はあんまり変わらない、そういうところを書きたいと思った。書いているときは意外に楽しく、いい感じで書けた。テーマは、最初から決めてかかるより、後から自然についてくるほうが、いいものができる。(まだまだ続きます、『Another』話)

12月7日(その3) 関ミス連講演会その3。まだ続きます。

ここでちょっと告知。「本ミス」に載ってた来年の予定の一部が昨日の講演会で分かりました。今年の四月、綾辻さんと有栖川さんとで、140枚ほどの合作小説を完成させたそうです。題名は「Yの標的」。犯人当て小説です。発表媒体は今の時点では云えないそうですが、本ではない、TVでもWebでもない、我々が読めるようになるのは半年先、ということで、お楽しみに!

それでは講演の続きです。/『Another』書いているうちに「人と繋がる、繋がらない」という話になった。ドコモとか携帯電話のCMで、「常に繋がってて素晴らしい」などと云われると違和感がある。常に繋がってるのはしんどいし、ひとりの時間も大切にしたい。ここで、早稲田のトークの最中に有栖川さんから電話がかかって来た話(てっきり仕込みかと思いましたよ(笑)、まったくの偶然だったんですね)/初心者に読ませたいミステリ、ここで古典のクイーンやカーを持ち出すのも教科書的すぎるので、『ミステリ・ジョッキー』はおススメ。あと、自分の編纂した『贈る物語』も。/「安楽椅子探偵」スタッフ一同、やる気はあるが、気運が高まらないとなかなか。「忘却の岬」DVDは、おそらく次作が放映される頃に(なので、いつになることやら)。どの作品も思い入れがあるが、「ON AIR」は特に好き。知らずに見たかった(笑)。ところで、安楽椅子に出演した小劇場系の俳優さんがその後、人気の出ることが多い。先日「ジェネラル・ルージュの凱旋」映画を観て、堺雅人カッコいいなあと思ったら、「安楽椅子探偵、再び」に出てたことを知り、びっくり。/今年はめちゃめちゃ忙しかった。牧野修さんと『ナゴム、ホラーライフ』を出した。最近のおススメホラーは「ブラック・シープ」。「SAW」は一作目がやはり一番いいと思うが、二作目も捨てがたい。日本のホラーはやはり「呪怨」が好き。「戦慄迷宮3D」はまだ観ていない。あと、「放送禁止」シリーズがおススメ。ぜひレンタルで。もし自作が映像化されたら、観てみたいのは『殺人鬼 II 』。/ホラーを語り出すと止まらない、でもミステリももちろん好きで、切り離しては論じられない。自分は昔からどっちも好き。作品によって重心の掛け方を変えている。/『深泥丘奇談』のような投げっぱなしの話は、オチのある話よりも書くのが難しいことが分かった。(ここで休憩が入りました。ということは、まだ半分?うげ)

12月7日(その4) 関ミス連講演会その4。後半戦です。

関ミス連恒例のオークション、綾辻さんは「月館の殺人ジグソーパズル(未開封)」「ハングル版『霧越邸殺人事件』」「タイ版 囁きリリーズ三冊」を出品。/『Another』の鳴は、可淡ドールや恋月姫の人形をイメージして書いた。渋谷の「マリアの心臓」に通いながら、イメージを膨らませた。小説の中のギャラリーのシーンは、素の感覚で書いた。/自作の中で思い入れのある本、現役作家にこの質問をすると、たいていは最新作が挙がるもの。「次に書くもの」という答えもカッコいい。『Another』はいい本に仕上がり、気に入っている。「暗黒館」は別格で好き。今世紀に入ってから書いた「びっくり館」『最後の記憶』もお気に入り。逆に、前世紀に書いたものは、他人のものっぽい、嫌いではないが「こういうのも書いたなー」という感覚。「迷路館」は評判はいいが、実は自分はあまり思い入れがない。ところで、「迷路館」新装改訂版、さっそく誤植が見つかった。文字欠け(活字の入るべきところがスペースになっている)、初稿ではなかったのに再稿で出現、気づかずに本になってしまった。さらに、喜国さんの描いてくれた表紙にはドクロが必ず入っているのだが、今回何と、ドクロの上に講談社文庫のマークが。(笑)増刷がかかったら、直したい。新装改訂版は、人形、黒猫と来年以降も続く予定。びっくり館の文庫も予定されている。/ここで、ゲストとして秋元さん登壇。「講談社書き下ろし100冊」は、部署に関係なく、綾辻さんの場合は秋元さんが担当することに。来年11月の締切に間に合わせるには、お盆明けには原稿が出来ていないと。もしも過ぎたら、101周年?(笑)/続編の予定があるものがいくつかあるが、間があいてしまうとなかなか‥。でも「絶対書きません」と云ってしまうと寂しいから。/秋元さんに娘さんが生まれた時、命名権をめぐってちょっとしたバトル(?)が。100冊書き下ろしの執筆者には、綾辻さんだけでなく小野さんも入っているのだが、二人して「娘さんに“伽倻子”と名付けさせてくれたら、原稿を書きます!」と。さすがに秋元さん、断ったそうで(笑)。/作家を目指している人に一言、アドバイス。秋「自分を客観的に見ることが出来るか、人を楽しませることが出来るか、そこを一番に見ます」/この他にもいろいろ、ふたりで掛け合い漫才のように(笑)。ひとしきり盛り上がった後、秋元さんはまた客席へ。(もうちょっと続きます)

12月7日(その5) 関ミス連講演会その5。がんばりまーす。

注目している作家、詠坂雄二さん。今後が楽しみなひねくれ者。/本格作家、やはり有栖川さんの書くものは、一緒に仕事をして手の内が見えているだけに、楽しみでもある。歌野くんは若いよねー。20代の頃から知っているが、『ブードゥー・チャイルド』あたりで化けた感がある。目を離せない、何をするか分からない、そういう点は見習いたい。/職にこだわり、はあまりない。/変わった肉の話。我孫子さんの家に行く途中にしし鍋のお店があって、そこの猪は美味しい。病みつきになる。鹿の刺身もおいしかった。/吉田拓郎が好き。「ガンバラナイけどいいでしょう」は、いい。/ここらで残り時間10分に。/作家志望の人たちへ。なんでも楽しんじゃえ、というスタンスが大切。本を読んだり映画を観たりして、「わー、面白かったー」だと、やる気につながる。「つまらない」と文句ばかりだと、次につながらない。どんな作品でも楽しめる、強かさ、しなやかさがあるといい。批判的に読むのはやめましょう。せめて批評的に読みましょう。批評しているとき、とかく人は自分に酔ってしまいがち。自分を観察しているもうひとりの自分がいるのが、いい。マーケティングはしなくていい、書きたいものを書く。/Twitterはしないほうが。自分の言葉を安売りしない、自分の中で熟成させて作品に向かったほうがいい。でも人それぞれだから、悪いとも云い切れないが。書いたり話したりするとそれで気が済んでしまって、モチベーションが上がらなくなる。/会場から質問を受け付け。黒の十三について、キャラについて、ミステリの真相が明かされたときに、などなど(あとで詳しく書きます)。/関ミス連のような場で気軽に作家の話が聴ける、二十年経って作家の数も増え、楽しさが続いている。この楽しさを続けていくには、実作者が若い人から出てこなくては。脅迫ではないが(笑)、若い人が出てくるとロートルも活性化される。ミステリが好きな人、読んで、そして書いて、これからも続いていってほしい。二十年前より、作家への登竜門は増えた。その分、生き残るのは大変だが、楽しみにしてます。/(だいたいこんな感じでした。また後で、レポとしてまとめますね)

12月8日 昨日「メフィスト」発売。MJは第9回です。

「また桜庭一樹読書日記」に、綾辻さんちょこっと登場。K子さんって、先日『Another』サイン会のとき、綾辻さんの横にいらした方だと思うんだけど、こんなキャラには見えなかったなあ(笑、ボタンを掛け違うっつーレベルじゃないですよそれ)。やたら庇う綾辻さんってのも、普段とキャラが違うような(いやそれは私の勝手な思い込みかも)。

12月9日 今年もおバカなことをやってみました

「このミス」は、万里の河(4日の日記参照)をものともせずに北上して来たらしい(笑)。ネットでは「発売日 12月10日」となっていたのに、9日の今日、うちの近所の小さな本屋にまで、あふれるほど積んでありました。『Another』3位!おめでとう!
でもって皆さん、「最初に書くのは恥ずかしいなあ」とか「サイン会に行った後に書こう」とか、なのかもしれませんが、「年末恒例企画 綾辻先生への応援メッセージ」募集中です。どうぞよろしくお願いします〜。

12月10日 オフラインのほうの仕事が一段落して、真っ白に燃え尽きてました(笑)。

12月11日 「幽」発売日。でも、今日は本屋に行けずじまい。

「小説『Another(アナザー)』を刊行 綾辻行人さん」(読売新聞)。この他にも、11/11毎日新聞、11/15日経新聞、11/25日経新聞夕刊、12/03下野新聞(えらいぞ地元)などに書評が掲載されたようです。他にもありましたら、情報よろしくお願いします。

各種ランキング本が出そろってきました。『Another』が載ってるんでとりあえず買っては来たものの、まだ全然読めてないのよね。本ミスの読者投票数がどんどん減ってる(ここ三年は、36→27→24)のが大変気になります。
「円堂都司昭「“この本がすごい!”がすごい!……?」(ビジスタニュース)。ランキング本乱立の昨今の状況について。なかなか興味深い記事でした。
「ベストテンの政治学」(やぶにらみの鳩時計@はてな)。ベスト10外に脚光を当てるという意味では、今年の早ミスは面白かったんじゃないかなあ。
「早ミス結果についてなんやかや」(ジャックハマー)。この方は早ミスをまったく評価していなくて。私も「『造花の蜜』は思いっきり去年って感じだよなあ」とは思ったんだけど、連城さんのインタビューを読んだら、いや、この作品に一位をあげる場があって、本当に良かったと思い直しました。ジャンル別ベスト5はもっと小さい活字で一ページにまとめていいと思うけど(笑)、文体のベスト5なんて、私にとってはけっこう魅力的に映ったな。たくさんの本が載っているので、ブックガイドとしても活用性高そう。
秘かに楽しみにしているのは「俺ミス」なんですが(去年はこれが、私にとって一番面白かった)。

12月12日 「幽」の「夜蠢く」読みました。虫系はけっこう平気なんですが、今回はかなりあとを引く話だぞ。うわあ(^^)。

関ミス連レポ、ようやく半分までこぎ着けました。お暇な方はどうぞ。めぇ〜〜(笑)

12月13日 

昨日は、次男と「カールじいさんと空飛ぶ家」の映画を観にいったのですが、朝一番の時間帯だったにもかかわらず、フロアから人があふれ出ていて仰天。なんじゃこりゃ。上映予定表を見ると、そうか「ワンピース」の初日だったんですね。午前中の回はすでにSOLD OUT。あの人たちはいったい何時まで並び続けたんだろう‥。


ようやく手もとに来ました、『左京区さんぽ』。小さくて素敵なお店がたくさん載ってて、ほんとに本を片手に散歩したくなりますね。写真の発色がちょっと良すぎる(赤と緑が強いなあ)気もしたけど。綾辻さんのインタビューは写真入りで1ページ載ってます。

12月14日 関ミス連レポ、ようやく書き終わりました。ぜい。

12月15日 

デパートのエスカレーターにぼーっと乗ってて、ふと横を見たら、太ったカッパがいました。
 ‥って、鏡に映った自分だったわけですが(笑)。
髪ぼさぼさだし顔色悪いし、せめて19日のサイン会は、もちょっと小綺麗にして行きたいもんですが、なんかもう、どこをどういじれば女が上がるのか全く分かりません(笑)。えっと、今日はこれから「音楽集会」とやらを見るために、小学校へ行ってきます。仕事はちっともはかどらない。階段と二階のトイレと納戸の電気は一週間前からつかない(裏の配線がイカれたらしい)。長男の偏差値はちっとも上がらない(これはもう、自己責任じゃおんどりゃあ)。とりあえずインフルエンザの猛威の中で、我が家は健康だけが取り柄です(今のうちに罹っておいたほうが、って気もするんだけどね。年明けたら長男の受験だし‥)。

12月15日(その2) 

掲示板で教えていただきました。「本の雑誌」1月号の「本の雑誌が選んだ2009年度ベスト10」で、『Another』が第8位にランクイン! もっとも雑誌を読むと、座談会のメンバーがそれぞれ、自分の好きな本を挙げて、順位はその場の雰囲気で適当に決めちゃった(?)という感じ。でも、ランクインは嬉しいですね。
もうひとつ、「週刊現代」12/26・1/2号の「発表!今年一番面白かった「小説」」で、『Another』が第6位にランクイン! こちらはミステリ限定ではなく、一般小説も含めた順位です。誌面が文春のベスト10にそっくりだなあ(笑)。

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