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11月1日
あのう、この壁紙は気が早いんじゃないですかい?
年末の「安楽椅子探偵」について、ちょっと思ったことを。
過去二回を振り返ってみると、問題編放送の後解答を募集(郵便orメール)。放送は金曜深夜で翌火曜日が締め切り。解答は原作者二人が目を通し、正解の中から更に賞金候補者となりうるもの(推理の筋道も綺麗なもの)を選出。問題編から一週間後に解答編を放送、各賞受賞者を発表‥とまあ、こういう手順でした。
今回は、問題編と解答編の間が4日しかない。しかも全国ネットで放送ということは、かなり遠方から解答が送られてくる可能性もあるし、解答の数は倍増するでしょう(賞金もアップしたことだし)。僅か4日で審査できるのか?
さらにですよ、カレンダーを見たら21日は木曜日。23日天皇誕生日、24日日曜日を挟んで25日月曜日がもう解答編の発表。メールが可能な人はいいけど、郵便の人は22日に即出したとしても、休日二日が邪魔して翌月曜に着くかどうか怪しいもんだ。まさか「応募はインターネットに限らせていただきます」なんて暴挙は出来ないだろう、今の時点では。
ということは。
もしかしたら25日は解答編の放送だけで、当選者の発表は後日って可能性もあるのかなって、思ったのでした。
それとも月曜に、スタッフと綾辻さんと有栖川さんとが血眼になって解答を読みまくるとか‥。まあ、二ヶ月後には分かるんだけどね。楽しみ楽しみ。
11月2日
トップページにも書いてあることなのですが、一言ここでも断っておきます。
Ayalistに書いてある情報を、無断で転載しないで下さいね。自分のHPに載せたい時はリンクをはるなり、こちらに一言断りを入れるなりして下さい(既にリンクしている方は全然構いませんよ)。宜しくお願いします。
下にも書いたちくま文庫のアンソロジーのお話。
初めて本屋で、同じちくま文庫の、京極さんが選んだ水木しげるさん選集を目にしました(他には二階堂さんが選んだ手塚治虫さん版があるらしいです)。本の終わりに「解説」ならぬ「怪説」(笑)という、京極さんの文章があって。いかに水木さんの作品を愛しているかがひしひしと伝わってきます。
京極さんの場合は、単行本未収録の短編を選んでましたが、綾辻さんはどんな観点で楳図さんの作品を選ぶのかな。
でも、京極さんも書いてたけど「全部好きだから選べない」って、すごくわかるな。綾辻さんも楳図作品に対してきっとそうでしょう。私にとっては、綾辻さんの書かれたものが、まさにそう。もう、全部ひっくるめて大好き!なのです。
「11月は読書の秋にしよう!」運動、着々と進めてはいますが、最近私の周りは「ねむりおばけ」がみっしりで、なかなか「秋の夜長」となりません。疲れてるんだな。うとうと。
予報では、今年もまた暖冬だそうですが。
今月の綾辻さん。中旬に二つの連載が読めることの他に、23日の京大での講演会、それに自らが編者を務めた、楳図かずおさんのアンソロジー(ちくま文庫)の発売があります。「梅図かずお」って間違って書く人がすごく多いけど、正しくは「楳図かずお」なんですね。人の名前って難しい‥。
誰にでも気軽に出せて、すぐ反応が返って来るのがメールの長所ですね。私は筆無精なもんで(何事においても不精でしょ、と陰の声あり)これが手紙だと「うーん、どう書こうか‥」なんてこねくり回しているうちに出す時期を逸してしまうことが良くあります。だからメールはありがたい。
でも、気軽だからといって相手に失礼になるようなことがないよう、その点は注意しなくちゃいけませんよね(自戒もこめて)。
11月3日
本日、文化の日。みなさまいかがお過ごしでしたか。三連休の方もいるんですよね。
京大学園祭の事務局のHPに次のような記述が付け足されていました。
「混雑により講師の方に危険が及ぶと11月祭本部が判断した場合、会場への入場制限を行う可能性あり」
当日行かれる方は、早めに会場に着いていた方がいいかもしれませんよ。
それから「11月祭事務局で、講師への質問を募集中(office@nf.fan.gr.jp)」だそうです。
質問といえば、この間の「真夏のミステリーズ」もさんざん考えたっけ(結局気のきいたものは思いつかなかったけど)。
11月4日
栃木は久しぶりの真っ青な空です。気持ちいいです。
洗濯物もいっぱい外に出して、布団も干して。ついでに心も晴れ晴れーといきたいものです。
家の者が昨日東京に行きました。東京駅、八重洲ブックセンターに行こうと外に出たら、
黒山の人、人、人。上空にはヘリコプターが何機も。
何事か分からないまま、そのまま人混みに呑み込まれてあれよあれよと流されて(なんか情けない)いったら、例の巨人軍のパレードだったんですね。100mくらいの距離で見られたそうです。
「長嶋さんとか松井とか!?」「いやそこまでは見えなかった」「‥じゃ何のパレードか分からず見てたわけ?」「そう」
今朝の読売新聞の一面には「36万人」の文字と共にその写真が。
「赤信号とか関係なくみんな道渡っちゃうんだもん。群集は怖いねー」そりゃ車も通れまい(笑)。
Lycos Japanにこんな記事が。以下引用します。
「本格ミステリ作家クラブ」旗揚げ=「大賞」創設、本格推理の発展目指す
(時事通信)
2000年11月3日(金)20時26分
本格推理小説の作家、評論家らが3日、「本格ミステリ作家クラブ」を設立した。「本格ミステリ大賞」を創設して年間最優秀作品を表彰し、このジャンルの発展を図るのが目的。
会員数は113人。同日、東京都内で開かれた設立総会には綾辻行人、北村薫両氏ら54人が出席し、有栖川有栖氏を会長に選んだ。同大賞は、前年発表された作品の中から会員の投票で受賞作(小説、評論の2部門)を決め、毎年6月に発表する。
「GIALLO」に載っていたのが、いよいよ始動したのですね。これは権威ある賞になりそう。期待しております。
ただ今朝の六時です。今日は早起きネット。これからクイズの答えをアップしますね。
11月5日
来訪者1223人突破記念企画、ようやくアップしました。
といっても、ものすごく意地悪な場所に置いてあります。
お暇な方、探してみて下さい。
お暇でない方、一週間ほど待っていただければ普通に見られるようにいたします。
まずはトップページの殺っちゃんの右目をクリック。「記念館」の入り口です。
???をクリックすると、ちょっとした「問題」が出てきます(今回はなぞなぞではありません)。指示の通りに進むと、記念ページの入り口にたどり着けるはずです。
一応、ミステリ作家のページなので、こういう趣向もいいかなと思いましてね。
11月6日
明後日発売予定の『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ですが、こんなうたい文句が。
身の毛がよだつ恐怖の世界!人間の心の闇を覗き見るような恐ろしさ!少女マンガから単行本未収録の小説まで、楳図ワールド満載!
楳図さんの小説!? どんなのでしょ。気になるなあ。
PSのゲーム「麻雀鳥頭紀行」が1500円の廉価版として12月に発売予定だそうです。サイバラ漫画のファンでもある私としてはもしかしたら買ってしまうかも。
「ところでmihoroさん、麻雀できるの?」「‥ははは‥(でも、たとえゲームの中ででも、綾辻さんと囲めるのなら‥!)」
11月7日、e-NOVELS
一周年&リニューアル。
11月7日
立ち読みしてきました、「ダ・ヴィンチ」(笑)。
綾辻さん大推薦の『ヴィーナスの命題』の作者、真木武志さんが載ってました。下半期のミステリの新人の中で注目度No.1みたいに書かれてましたね。
この作品は「積極的に読み取ろうとする姿勢」が必要なようです。
でも、もともとミステリって、そういう風に読むものじゃないんでしょうか? 少なくとも私はそうです。受け身ではなく、積極的に謎を解こうとか、伏線を嗅ぎ取ろうとか、そういう「能動的な読書」。
だって、ただ読んでるだけじゃもったいないもの。読者への挑戦は、受けて立ちまっせ。
あ!来月の「ダ・ヴィンチ」には、綾辻さんと楳図かずおさんの対談が載るようです。
またニコニコの綾辻さんが見られるかも‥乞うご期待!
「サスペリア」(秋田書店)の児嶋都さんの漫画を読んでたら、登場するお父さんお母さんの名前が「マス夫」と「笹枝」。『伊園家の崩壊』だね、これは。くすっ。
昨日紹介したe-NOVELS
ですが、特集の竹本健治さんの項で、綾辻さんの寄せられたエッセイが読めます(ところで、リニューアルのフレームのせいで、前より画面が読みにくくなった気がするなあ)。
11月8日
『綾辻行人が選ぶ! 楳図かずお怪奇幻想館』本屋三軒回ったけど、どこにも置いてなかった‥。
『ヴィーナスの命題』も「創元推理」も未だお目にかかれず。
こういう時、田舎暮しは悲しいですね(そりゃ注文すればいいんだろうけど‥手に取ってみてから買うかどうか決めたい本もあるじゃない?)。あ、でも、図書館の本はすぐ順番回ってくるから、それは田舎のいいところ(^^)。
横溝正史さんの『真珠郎』が祥伝社文庫で復刊されましたが、帯の推薦の言葉が綾辻さんでした。
「巨匠横溝、怪奇幻想味溢れる戦前の傑作──真珠郎はここにいる!」
横溝さんの作品は、映画は見たことあるけど本は未読なんです。以前掲示板でミナさんが「殺っちゃんと八つ墓男の対決が見たい」とおっしゃったときから、いずれ読みたいと思ってはいるのですが。
♪ あかい あかい 柿の実あかい〜(原由子「うさぎの唄」)
柿の実も、カラスウリも、鮮やかに色づく秋ですね。
コラムの項に「mihoroのおすすめミステリ」のコーナーを新設。
やはりミステリ作家のデータベースですからね、小説好きの方々に喜ばれるものでありたいと。だけどまだまだStep2は不備が多いし。というわけでちょっと作ってみました、本関係のページ(とはいえ、本好きの方々はここに挙げた本は既に読破しちゃってるだろうけど)。
あと、ゲームの項も久々更新。これ書いてるとやりたくなっちゃうんだよね、『YAKATA』‥。
11月9日
ただ今講談社文庫は「新世紀ミステリ」フェア真っ最中。
綾辻さんの『十角館の殺人』『緋色の囁き』も取り上げられています。本に挟み込まれたチラシ(っていうのか?これ)には、推理作家17人の写真がずら〜っと(綾辻さん、メガネかけてないのは珍しいかも)。
これ見て『十角館』読んでみようかなって思う新規の読者も沢山いるんだろうな。
北の方は雪だそうですね。栃木も今日は、しんしんと冷えます。まあ、今までが暖か過ぎたんですね。
九月の日記に書いた捨て猫、結局なし崩し的にうちで面倒見ているのですが、よその猫に胸をかまれて、ぽっかり2mmほどの穴が開いてしまった。夕方病院に連れていったらそのまま入院、明日手術だそうだ。えーん、かわいそ〜(泣)(今日一日で支払いが24500円、私の財布もかわいそ〜(泣))
11月10日
楳図かずおさんのアンソロジー、入手しました。もう表紙から怖いです(笑)。
「異形」「愛憎」「子供」の三つのテーマにそって編集された短編は、どれも極上の怖さ。と同時に奥にひそむ深遠なテーマに唸らされます。綾辻さんが「心の師」と慕うだけあって、やっぱり凄い方です。「安易なエピゴーネンの登場を寄せ付けない」と綾辻さんがエッセイ集で書かれてましたっけ。ホラー系の漫画雑誌乱立の昨今ですけど、楳図さんの作品はそれらとは一線を画した特級品だと思いました。
久々に「綾辻つながり」を書き足しました。近々『緋色の囁き』の感想と『人形館』の予告編もアップ‥できるといいなあ(弱気)。
11月11日
ごっちゃんのHPに相互リンクしました。若干13歳のごっちゃんです。運営、頑張ってね。
朝晩の冷え込みがめっきり厳しくなりました。mihoroのパソコンは窓際にあるもので、冷気がモロ忍び寄ってきます。コード伸ばしてこたつでやろうかな(そのまま寝てしまって風邪をひくのが目に見えてるので躊躇)。
ちなみに我が家は掘りごたつがあります。足を伸ばせて楽だけど、こたつの位置を変えられないのが難点。
次の綾辻さんの再読は『霧越邸』にしようかな、とふと思いました(吹雪の山荘‥)。
そういえば本日、結婚記念日でした(先日外食して一応家族で祝った)。
11月12日
漫画家、野間美由紀さんのHPに、先日行われた本格ミステリ作家クラブ発足時のお写真がありました。綾辻さんのお写真も(緊張なさってるのか、口が真一文字)。びっくりしたのは森博嗣さん!若い!(1957年生まれだもんなあ、とても見えない)
久々、『人形館の殺人』の予告編をアップ。
11月13日
「掲示板使用上の注意」のページを作りました。掲示板にブックマークをつけている方は、もう一度トップページの方から行ってみて下さい。
11日、NHKで放映されたドラマ「ネット・バイオレンス」録画してあったのをさっき見ました。
「見なきゃいいんです」そうだね、自分への誹謗中傷はパソコンの電源を入れなければ知らずにいられる。でも、それを大勢の他人が読んでいるという事実は変えられない。言葉の暴力で心がずたずたになることだってある。
「顔を見て話したい」そうすれば何かが変わるだろうか。何かが伝わるのだろうか。
ネットに求めるもの、ネットとの関わり方、人それぞれだと思います。何が正しいなんて決まりもない。自分が正しいと思っていることを人に強要なんて出来ない。
顔も知らない、素性もわからない、書かれてる事が本当かどうかもわからない、そんな儚い世界なのかもしれません。
でも、そんな中でも励まされたり、元気づけられたり、救われたり。嬉しいことも一杯あるんですよね。怖いけれども、大切なもの。今の私にとってはそういう存在です、ネット。
Ayalistに書いてあることはちゃんと本当ですからご安心を(^^)。
11月14日
明日は盛り沢山なんだよなあ。
「INPOCKET」11月号は購入。「KADOKAWAミステリ」12月号はたぶん立ち読み(おいおい)。個人的に森博嗣さんの文庫2冊同時発売も嬉しい。「アナザヘヴン」のレンタルビデオもチェックして。
17日は漫画版「赤いマント」もチェックしたいし。『競作 五十円玉二十枚の謎』(創元推理文庫)は買うかどうか考え中(いずれ買うとは思うけど)。9日の日記に書いた猫の治療費の累計が4万円を超え、逼迫する我が家の財政(かなり切実)。給料日はまだまだ先、週末は法事で銚子まで行かなきゃならないし、どーしよう?
ま、何とかなるでしょう(本当か?)。
Webガイドvol.4、買っちゃいましたよ、武垣さん(^^)。掲載、おめでとうございます。
それにしてもWebサイトっていったいいくつあるんだろう?? 私達がネット上で出会えたのって、ものすごい偶然だったのかも。
mihoroのこの冬の目標。一輪車に乗れるようになること(笑)。娘に先を越されてムキになってます。頑張ります(この際年齢は忘れて)。
トップを少し変更。あまりスクロールさせずに済むようになった、かな?
11月15日
この壁紙、ニットに見える?(→11月後半の日記参照の事)
るいさんのHPの掲示板の背景がとってもあったかそうなんで、アイディアいただいちゃいました。とはいえ、自分で描いたので何か変かなあ。まあいいや。
昨日云ってたように、本屋とビデオ屋へ行きました。
本屋Tで「IN・POCKET」と森博嗣さんの文庫2冊を購入。「アナザヘヴン」のレンタルビデオはすべて借りられていました(残念)。本屋Lで「KADOKAWAミステリ」を最初立ち読みするも、綾辻さんの書かれた「最後の記憶」があまりにいいので結局買ってしまいました(ああ)。
「いちにちいちしれん」(笑)。シレンの封印はやっぱり解かれてしまったのですね、綾辻先生‥。
何でわざわざ本屋のはしごをするかというと、前者のTでは本を購入するとポイントがたまるというオイシイ特典があるので。でも「KADOKAWA‥」は、後者のLでしか置いていないんだよね。
あ、そうそう。初めて『ヴィーナスの命題』の売ってるのを見ました!(でも買いませんでした。)巻末の綾辻さんの「薦」のお言葉、以前ネット上で読んだのと全く同じでしたね(だろうとは思ってたけど)。でも、いずれ読みます、『ヴィーナス』。
今気になってる作家。上に書いた真木武志さん、古処誠二さん、桑名の変態友人G‥じゃなかった(笑)、黒田研二さん。いずれ読むぞ、いずれ。
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