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 Ayalist 3月の日記(前半)

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3月1日

 今月の目標「メールで愚痴をこぼさないこと」。頑張れ自分。

 ホラーマンガの雑誌「サスペリア」に児嶋都さんの漫画『血管病院』(ちょっと題名あやふや)が載っています。『眼球綺譚』がお気に入りという方は見てみて。なかなか良かったよ。

 今月の綾辻さん。中旬に『暗黒館』と『最後の記憶』。後者が掲載される「KADOKAWAミステリ」には、横溝正史ミステリ大賞の選評も載るはずです(綾辻さんは選考委員の一人)。HPの方では選評の他に動画も見られるかも(^^)。
 下旬には、笠井潔さんの『ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?』が刊行予定。先月の「ミステリマガジン」の対談の後半部分が読めるはずです。これも楽しみ。
 「安楽椅子探偵」DVDの予約の締め切りは3/25。発売は4/27‥あ、給料日後か。良かったあ。

 お腹の風邪が流行っているようです。学校でも欠席者が多いみたい。うちの子たちは今のところ元気ですが、mihoroは昼から不調。うーむ。

3月2日

♪ こころはまるい お月さま
 MOON SONG(浩子さんの名曲)を歌いたくなる今日この頃‥。

 最近読んだエッセイ集。
 新井素子さんの『素子の読書あらかると』(中央公論新社)。素子さんが読んだ色々な本に関して書かれているんだけど、”書評”ではなくて”読書エッセイ”です(この二つがいかに違うものかについては「はじめに」にしっかり書いてあります)。

 新井素子さんの本は学生の頃良く読んでいました。『ひとめあなたに‥』とか『今はもういないあたしへ‥』とか、とても好き。
 今回久々に素子さんの文章を読んで「お、変わった!」って思った点が一つ。

 えっと、あの。つまり(真似しなくていいって)。独特の文体は健在です。でも、はっきり断定する部分が多くなってるのね。若い頃だったら「こうかもしれない‥」ってぼかして書いてたところを、「これは、こうです」って、云い切ってる。
 素子さんも歳をとったんだなって(いい意味で)。読んでいて気持ち良かったです。

 取り上げられてる本(や作家)の一部を紹介すると‥『ホット・ゾーン』、東野圭吾、天藤真、『十角館の殺人』、『ソリトンの悪魔』、『リング』、『スキップ』、アシモフ、『模造人格』、太田忠司、『天使の囀り』、『コブラの眼』、泡坂妻夫、西澤保彦、小野不由美‥
 なかなかそそられるラインナップでしょ?

『陀吉尼の紡ぐ糸』京極さんに似た感じだなって読み始めましたが、死体(?)の出てきた辺りから読むのに加速度ついてきました。文章上手いね、この方。 

3月3日

 最近読んだエッセイ集、その2。
 土屋賢二さんの『人間は笑う葦である』(文春文庫)。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、「解説・森博嗣」に惹かれて買いました(笑)。

 帯には「読んだら損、読まなきゃもっと損」という妙なコピーが(笑)。「爆笑エッセイ」というのは、そのとおりです。げらげら笑いながら読めます。
 森さんの日記をお好きな方は、ぜひ(そうでない方も、面白いですよ)。

 今月発売の森さんの文庫版『今はもうない』、解説が土屋さんなんですよね。期待しちゃお(^^)。

 時が経ってから再読すると、違った感想を抱くことがままあります。自分の年齢によっても感じ方は違うだろうし。
 これからは、なるべく買った本は売らないようにしよう‥かな(置き場所の問題もあるので、断言はできませんが)。

3月4日

 UNIQLOにて、散財(といっても、たかが知れてますが)。夫婦して2000円のジーンズを買ってきました。

 先週綾辻さんが取り上げられていた読売新聞の本のコラム、今週も引き続きミステリについて書かれていました。海外の古典が幾つか紹介されています。『幻の女』はMLの主催者も面白いって薦めてたなあ。『シンデレラの罠』は私も読みました(珍しい!)。『四◯九号室の患者』はこの作品へのオマージュとして書かれたんですよね。
 最近の傑作としては、嬉しいことに『星降り山荘の殺人』(倉知淳)と『ハサミ男』(殊能将之)が挙げられていました。私もこの2作、思いっきりのけぞりましたね。お薦めでっせ。

 ところで。
 言葉って難しいですね。自分の考えを正確に、簡潔に相手に伝えるのって、ほんと難しい‥。
 漠然としたイメージは浮かぶのだけれど、それを言葉にして説明しようとすると、駄目なのである。あがけばあがくほど、イメージが言葉の網目からこぼれ落ちてしまって、収拾が‥あれ、どっかで聞いたフレーズですね(笑)。

 朝から雨。春の雨とはいえ、まだまだ肌寒い陽気です。でも夕方買い物に出かけた時は、夕日が金色に輝いて、そりゃあ綺麗でした。明日は晴れるのかな。

3月5日

 今日は「啓蟄」。虫も木の芽も草も、みんな出てきそうな、暖かな陽射しです(でも風が冷たい)。
 花粉症の方、大丈夫ですか? 私はまだ何とか平気です。周囲はマスクをしている人が日に日に増えてきました。
 今年は多いらしいですね、花粉。栃木も、日光なんて杉だらけですし。車のフロントガラスに黄色く積もるんですよ、花粉が。最初気がついた時はまさかそんな大量に花粉が、と思わなくて、車の塗装が剥げたのかと勘違いしたほど(うちの車は黄色)。

 私の横では、我が家の猫がトーマ(森博嗣さんの飼っている犬)のようにお腹を出して寝ています。なんて無防備。

 出版カレンダーを上に作りました。雑誌や文庫の発売日の覚え書きです。

3月6日

 藤木稟さんの『陀吉尼の紡ぐ糸』読了。
 舞台となるのは昭和九年、浅草の吉原。軍が主導権を握り始め、いよいよ世の中がキナ臭くなってきた、そんな頃。新聞記者の柏木が巻き込まれた事件は現実か、それとも異界のものの仕業なのか? 朱雀十五(これがまた、すごいキャラ。ファンクラブが出来そうだ)の推理はいかに?
 独特の物語世界に読者を引っぱり込む手腕はすごいです。これがデビュー作なんですよね? いやはやお見事。読んでてゾクゾクさせられました(寒気じゃないですよ。凄いものに出会うと鳥肌がたつじゃないですか。ああいう感じ)。
 二作目もじきに文庫化されるのかな? 期待しましょう。

 もひとつ。北村薫さんの『夜の蝉』。先日読んだ加納朋子さんが、とても影響を受けた作家として北村さんと宮部みゆきさんを挙げていらしたんですね。「北村さんがお父さん、宮部さんがお母さん」なんだって(ミステリマガジン4月号のインタビュー記事より)。
 実は一作目の『空飛ぶ馬』にあまりハマれなかった私。血生臭くない日常の謎をテーマにしている所なんて自分の好きなミステリなはずなのに。主人公の「私」が、あまりに自分とかけ離れた存在だったので感情移入できなかったのが原因のようです。
 でも『夜の蝉』は良かったです。三つのお話の中では「六月の花嫁」が明るい話なので、好き。表題作も、自分自身が二人姉妹なので、考えさせられる部分が多かったです。ミステリというよりは、人間模様を丁寧に描いた小説、という位置付けかな、自分の中では。
 本の裏表紙に「読後の爽快感を誘う」って書いてあるけど、爽快っていうのとは少し違うような。むしろじんわりと心にしみ入る話だと思います。

 今月の「ダ・ヴィンチ」は、安楽椅子探偵のDVDの広告が1ページ丸々使って打たれてましたね。初めてみるお写真でした、綾辻さん(^^)。何枚サインをお書きになることになるのやら。
 私の一番の注目は、3月下旬刊行予定の『八ヶ岳「雪密室」の謎』(原書房)というアンソロジーでしょうか。笠井潔さん、二階堂黎人さん、我孫子武丸さんらはスキー仲間でもあるのですが、スキーに行った八ヶ岳で実際にあった密室事件(!)を、作家の皆さんが解き明かすという趣向らしいです。登場人物(と解答者)も豪華絢爛。笠井潔、二階堂黎人、我孫子武丸、桐野夏生、貫井徳郎、霞流一、喜国雅彦、鯨統一郎、斎藤肇、柄刀一。

 来月のダ・ヴィンチは、綾辻さんと児嶋都さんの対談が! 楽しみ!!

3月7日

 綾辻さんが発起人の一人となっている「本格ミステリ作家クラブ」。6月に大賞が発表されるのですが、対象となるのが長編だけで短編賞がないので、その代わり、年度内の優秀な短編を選出して、アンソロジーとして毎年刊行するのだそうです。今年度分は、6月に講談社ノベルスから出ます。期待大!。

 お引っ越しをしたばかりのやっさんの暫定館で、自作のフリーソフトが公開されてます。「みすじしょ」はとても便利。「Sleep Inside(S&Mシリーズのスクリーンセーバ)」はWin用のみですが、森さんファンにはたまらない逸品でしょう(あ、お引っ越し直後なので、まだリンクが切れてるかも。じきつながるでしょう)。
 curioさんのCURIOSITYでは、綾辻さんに関する新しいクイズが公開になってます。後で挑戦しに行きますね。

 さてさて、今日の日記はちょっと長くなります。すみません。
 掲示板での「森博嗣さんに関する話」について、書きますね。

 ネットを始めて最初に行ったサイトの管理人さんがいいました。「森さん?私も読んだけど、ダメだったわ」一一そうか。
 読書量豊富なメール友達も「森さんは、なんか合わない」一一ふうん。
 他の掲示板で森さんの話になった時も、友人は「一作品読んでみたけど、肌に合わなかった」一一あなたもですか。
 ネット始めて8ヶ月が経ち、女性で「森さん好き」という人に初めて会いました。それが、里見さん。
 で、思ってしまったわけですよ。「好き嫌いのハッキリ分かれる作家なんだな」って。

 そう思った根拠がもう二つあります。
 私はずっと、森さんご自身の日記を愛読しているのですが、それを読んでいて感じたのは、森さんは「(里見さんの表現を借りれば)自分の本がみんなに愛される」ことを目標にはしていないんじゃないかということ。
 もちろん、森さんにとって小説は「ビジネス」ですから、多数の読者がいることを念頭において書いていらっしゃるんですけど、「お好きな方はどうぞ。興味のない方、好意を持てない方は買ってはいけませんよ」という、あくまでクールな姿勢(そこがまた、好きなんですけど)じゃないですか(これが綾辻さんだと「誉められれば嬉しいし、貶されれば悲しい」って、またこれはこれで素直で好きなんですけど(笑))。
 ご本人がはっきりそうおっしゃるくらいだから、結構好き嫌い分かれるのかなって、思ったわけです(だから「キャラ萌え」をある程度狙って書いている‥なんて話は初耳で、もうびっくりです)。

 で、根拠のもうひとつは、何を隠そう私自身が、森さんの作品を「わりとクセのある、個性的な小説」って思っていること、かな。

 私が反省したのは、「好き嫌いがハッキリ分かれる」なんて書いたことで、未読の方に余計な先入観を抱かせてしまったのではないかということ、自分の周りの現象を、さも世間一般の現象のように勘違いしていたということ、この二点です。
 もし「森作品、これから読んでみようかなあ、どうしようかなあ」って悩んでいる方がいらしたら、ぜひ読んでみて、ご自分で判断して下さい。できれば一作だけじゃなくて、何作か読んでみてほしいです(どんどん読みやすくなってきてるから、ね)。

 ただね、ここが森さんに関するサイトだったら、そりゃみんな「森さん大好き」になるでしょう。でもそうじゃないからねえ。好き嫌い分かれるのも当然というか、しょうがないよね。

 私も天邪鬼なので(笑)、いわゆる世間一般の評価(売れ行きとか、ベスト10とか)はあまりうのみにしない方です。「自分の好きな作家がどのように評価されているか」は気になりますけど。でも「このミス」なんかがあれだけ話題になるってことは、参考にする人の方が多いってことですよね。それはそれでいいんじゃないかな。
 何がきっかけで「大好きな本」「大好きな作家」にめぐり会えるか分からないもん。「話題作だから読んでみよう」とか、「人に薦められたから読んでみよう」とか(私の場合「本屋での一目惚れ」ってのもあるけど(笑))。
 このサイトや掲示板が、あなたにとっての「いい本」との出会いのきっかけになってくれると、とても嬉しいです。

「好き嫌いが分かれるのが問題なのでなく、自分の嗜好を正直に云うことのできない環境があるとしたら、それこそが問題」というちぇしゃさんのご意見、ごもっともだと思います。ただ、何でも自由に云い合うにはそれなりの下地が必要だよね。掲示板というのは顔も見えないし、いろーんな人が参加する場だから、気は遣うに越したことはないと、私は思っちゃうんですよね。
 正直に云うにも、云い方ってあるじゃないですか。カチンとくるような云い方は、書いた人にとってもマイナスだと思うし。
 あと、これはここを利用して下さる方にはあまり当てはまらないと思うのですが、掲示板に書きっぱなしっていうのはちょっとね。自分の書き込みには責任を持とうね。書き込みして少なくとも一回は、様子を見に来て下さいね(レスはちゃんとしてますから)。環境によっては頻繁にチェックできない方もいらっしゃるでしょうから、できる限りでいいんですけど。

 云い訳ばかりの長い文章になってしまいました。読んで下さった方、お疲れさまでした。

3月8日

 渋谷の五島プラネタリウムが閉館するそうです。
 行ったことは数えるほどしかないのですが、最近読んだ『ななつのこ』(加納朋子)や『笑わない数学者』(森博嗣)を思い出して、ちょっとしんみりしてしまいました(両方ともプラネタリウムが出てくるのです)。

 そういえば、折り紙の前川さんの本職は、宇宙電波観測所のお仕事なのですが、最近折り紙探偵団の掲示板でこんなことをおっしゃっていました。

 天文台(わたしの仕事場)にも、一見「自分が楽しむこと以外に、社会的に役に立たないこと」をしているひとたちがいっぱいいるなあ。つまり、天文研究者。でも、ほんとうは、じんるいにとってだいじなおしごとなんだよ。わかるってくれるひとはわかるよね。

 これを読んで私は、犀川先生のセリフを思い出しました。

「音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね‥(中略)そもそも、僕たちは何かの役に立っていますか?」(『冷たい密室と博士たち』)

「僕ら研究者は、何も生産していない、無責任さだけが取り柄だからね。でも、百年、二百年先のことを考えられるのは、僕らだけなんだよ」(『すべてがFになる』)

 上の文章、瀬名秀明さんが『F』の文庫の解説で「若い研究者たちに読んでほしい」と絶賛していたのも、心に残ってます。

 夕方から大雪。子供たちは「天国みたいだ」と大喜び。 

3月9日

 うわ、ごめんなさい!気付くのが遅かった‥。
 北海道の方々、もう定員いっぱいになってしまった(3/08)そうですが、ダメもとで一応書いておきますね。

京極夏彦氏講演会開催

 3月14日に行われる第12回札幌大学『国際文化フォーラム』にて、京極夏彦氏の講演会が開催されます。同フォーラムでは、札幌大学学長の山口昌男氏が聞き手となり、「SF小説と平安文化」と題して京極氏の成り立ちなどについて聞いていく予定です。詳細、及び申し込みは同大学HPまで(もう定員になったので締め切ったそうです。ゴメンなさい)。

日  時: 3月14日(水) 18:30〜20:00
場  所: 札幌時計台2階ホール(札幌市中央区北1条西2丁目)
対  象: 一般市民
定  員: 150人
受 講 料 : 無料
申込期間: 3月13日(火)まで随時受付 (もう締め切ったそうですが‥)
申込方法: 電話か、HP内の申し込みフォーム(でももう、締め切ったんだって<しつこい)
申込・問合せ:札幌大学総務部総務課 (011)852-1181(内線3122/3123)
<受付時間>  (平 日) 9:00〜16:30 (土曜日) 9:00〜12:00

札幌大学HPは、こちら。申し込みが予想外に多かったので、会場を替える、なんてことにならないかなあ(無理だろうけど)。時計台の前で待ち構えてれば、姿ぐらいはちらっと見られるかも(おいおい、おっかけじゃないんだから)。

3月9日(その2)

 Macを立ち上げたら、画面に「Happy Birthday!」の赤い飾り文字が。わあ、パソコン買ってちょうど一年だ、そういえば。

 若竹七海さんの『プレゼント』(中央公論社)読了。
 このところの読書、ミステリ以外の部分の比重が大きい作品がたまたま続いていたので、こういう「ミステリ以外の何ものでもない作品」は、古巣に戻ってきたみたいな感じで、すごく楽しく読めました。面白かったよ!
 職を転々とする「葉村晶」と冴えない外見の「小林警部補」が交互に登場する短編集。ミスディレクションが実に鮮やかです。お気に入りは「殺人工作」かな。若竹さんって、語り口がとても男性的な気がします。
 ところで、「どうやらこのカモはネギどころか、シラタキや豆腐まで背負ってきたらしい」というのを読んで(大笑い)初めて、この例えは鴨鍋のことなんだと知りました。鴨、食べたことないです。高いんでしょう? おいしいんでしょうね。フグも食べたことないな。一度は食べてみたいです。

 日本アカデミー賞授賞式をテレビで見ました。誰が賞を取るかは実はどうでも良くて(笑)、昨年どんな邦画があったか分かるから、という理由で、結構毎年見てます。映画、やっぱりいいですね。わくわくしますね。
 何で毎年、市川森一に当たりもしない予想をやらせるんだろう(笑)。『雨あがる』の圧倒的な強さは、黒澤明死してなお健在といったところでしょうか。吉永小百合はやっぱり品があって綺麗。阪本順治監督の受賞は意外だったけど嬉しかったです(浪速のイキのいい方です。まだ若いし)。『十五才 学校 IV』の主演の子は、吉岡秀隆ソックリだったなあ。竹中直人は相変わらず笑わせてくれるし(でも、映画人としての才能は凄いと思います)。
 『バトル・ロワイアル』の面々も揃ってました。藤原竜也や前田亜季(前田愛の妹さんだったのか)、深作監督もいたけど、たけしさんがいなかったのは、残念。

3月10日

 いい天気。また花粉復活かな。

 昨日書いた『プレゼント』、中公文庫になっているのですが、単行本と同じ表紙なのでしょうか? いえ、単行本の装幀の絵が、なかなか不気味でいい感じだったので。

 お陰さまで、来週にはカウンタが15000を突破しそうな雰囲気。皆さまありがとうございます。
 そろそろキリ番記念企画をやりましょうか。単純に15000では芸がないので、そうだなあ、15641(また半端な数(笑)。一応「ひとごろしぃ〜」の語呂合わせということで)になったらやろうかな。何をやるかは‥お楽しみ(あんまり大したことではないけど‥)。

 読書、いよいよ海外ミステリに挑戦(いつ読み終わることやら‥)。

3月11日

「マンガばっかり読んでないで」
「人殺しの話ばっかり読んでないで、少しはまともなものを読みなさい」
 何度親に云われたことか‥ははは。
 読みたいものを、読む。誰に迷惑かけてるわけじゃなし、いいじゃんねえ。

 子供たちの部屋があまりに汚いので、朝から怒りまくって、押し入れから何から徹底的に片付けてやりました。普段は思いっきりずぼらな私ですが、時々何かに憑かれたようにこうなります。お陰で今は部屋スッキリ。この状態がずっと続けばいいんですけど、なかなかそうはいかないところが‥うーむ。

 仕事がたまっているので、今夜は頑張ります(昨晩は体調悪くて早々と寝ちゃったもので‥でもしっかり夜中の一時に目が覚めて、掲示板にレスをつけてました。もう習慣ですね(笑))。

3月12日

 ニョロニョロを見に行こう!!‥って、何かと思ったら。
 これ、前に「天才テレビくん」っでやってたやつだな。
 かんじきで行く「地球探検ギャオ」ってのも、なんか凄そう(笑)。

 今年は雪が多かったですね(まだ冬が終わってないよ〜って地域も多いでしょうが)。量的にはそれほどではなかったにしろ、回数が多かったです。

 今日は卒園式なので、次男くんは休園日でした。
 来週末からは、子供たちも春休み。なのにダンナはその期間海外出張が決定。どっひゃ〜。

3月13日

 昨日「今年は雪が多い」って云った舌の根も乾かぬうちに(笑)、栃木は昨晩も降りました、雪。朝雨戸を開けたら、銀世界、びっくり。
 雨と違って雪は音がしないから、気がつきませんでした。

 乙一さんの『しあわせは子猫のかたち』(『失踪HOLIDAY』(角川スニーカー文庫)に収められている短編)を読みました。あと、小説すばるに載っていた短編『神の言葉』も。
 両方とも買ったのは2ヶ月くらい前ですけど、まだ読んでいなかったのでした。お弁当の好きなおかずは最後までとっておく質のmihoroです。
 この二つに登場する主人公が偶然にも良く似た性質なんですね、人と接するのが苦手という。でも、取る行動は全く逆。話の雰囲気も全然違う。
 前者は期待通りの物語でした。意外にも(!)ミステリ的な部分もあるし。ところが後者は、いい意味で裏切られる展開。ラストも予想していた着地点と違ってて、でも、面白かったよ。

 ところで、DVD予約の特典で「綾辻さん、いっぱいサインするの大変だろうな」って話になった時思ったこと。乙一さんは楽だろうな、サイン(笑)。

 サイト仮オープンから明日で半年。これだけ長いこと日記が続いたのは、私の人生で初めてのことだったりします(いつも三日坊主。云っただけ坊主のことも多々あり)。我ながらびっくり。

3月14日

 中公文庫の『プレゼント』は単行本とは全然違う表紙でした。若竹七海さんの文庫は杉田比呂美さんのイラストが多いですね。絵としてはほのぼのしてて好きだけど、これ内容はもっと毒があるような。

 掲示板で挙がってた『新・本格推理』も買ってきました。本格推理を読むだけでなく書いてみたい方は、二階堂黎人さんの書かれた部分は必読ですね。
 このサイトにいらしてる方の中には、小説(ミステリ)を書いてみたいって方も結構多いんじゃないかな。小説家になりたいってほどではなくても、それこそ「死ぬまでに一冊でも‥」って感じで。実際に「メフィスト賞に応募したことがある」って方、いらっしゃいましたよ。わあ、すごーい!って思いました。書きたいって思って、実際に書き出してはみても、なかなか最後まで書くって難しいですよね。
 山口雅也さんが小説家を志す人に向けておっしゃってましたっけ。「まずは、最後まで書くことだ」って。トリックやプロットをいくら思いついても、小説として完成しないことには始まらないって。当たり前のことなんだけど、すごく印象に残る言葉でした。

3月15日

 私の眼は「綾辻行人」という活字に対して、ものすごく感度がいいです(笑)。
 ネットをやる前は、綾辻さんに関する情報ってなっかなか入ってこなくて(綾辻さんがあんまり小説を書いていない時期だったせいもあるんだけど)。本屋で眼を皿のようにして探し回るくらいしか術がなかったんですよ。そのせいでしょうか。
 「綾辻行人」だけじゃなくて、「柄谷行人」とか「死刑執行人」とかにも反応しちゃうのは我ながらバカだなあって思いますけど(笑)。「行人」しか合ってないじゃん‥。

 今日本屋で、伊集院静さんの『アホー鳥が行く』という本を見かけまして。最薔薇(おいおい、なんつー変換じゃ(笑))‥じゃなくて西原理恵子さんが絵を書いておられるので、早速絵の部分だけ立ち読み(ははは)。
 そしたら、本文なんか全然読んでないのに(大失礼)、眼の端にぴっとひっかかるものが。まさか‥と思いつつページを戻してみると、おおっ、書かれていたんですね、伊集院さんが綾辻さんのことを! ほんの2、3行なんですけどね。
 綾辻さんは必ずいつでも真摯な姿勢で打たれるので、とても勉強になります‥だって(うわあい)。何を? もちろん麻雀を(笑)。とかく斜に構える輩も多い中、遊びだからこそ正面きって取り組むべきで、みたいなことが書かれていたようです。
 ふふふ。思わぬ拾い物をした気分。

 本日は雑誌やら文庫やら、いろいろ買い込んでまいりましたが、それについては明日書きますね。

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