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 Ayalist 6月の日記(前半)

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6月1日

 ものすごく好きなものがあるって、幸せなことだと思います。
 どんな時でも、しっかり心を支えてくれるから。

 ここ二日くらい、谷山浩子さんのアルバム「歪んだ王国」エンドレス状態。本は『どんどん橋、落ちた』を読み始めました。

 中西智明さんの『消失!』(講談社ノベルス)読了。
 もう10年以上前に出版された本です。中西さんは、京大ミス研出身の方。確かマジックもやられるんじゃなかったかな? 二作目以降は‥出ているんでしょうか、よく分かりません。
 トリッキーな作品とは聞いていたのですが、なるほど、そうきましたか。なんとなく予想できた部分もあったものの、あるところは「わっ!」と驚かされました。ただ、もう一回読み直さないと、本当にフェアかどうかよくわからないなあ。

 書き忘れましたが、6日発売のダ・ヴィンチ7月号で、安楽椅子探偵のDVDについての特集記事があります。綾辻さんのコメントなども、あるといいなあ。

 殺っちゃん工房のカレンダー、更新。


 ちょっとお休み(ネット落ち)させていただきました。ただいまです。

 6月の綾辻さん。月半ばの『暗黒館』と『最後の記憶』。今月こそ、両方掲載されるかな?(先々月は『暗黒館』が、先月は『最後の記憶』が休載だったので)
 23日は本格ミステリ大賞の授賞式が。倉知さんの衣装にも注目しましょう(笑)。それに先駆けて、15日頃発売の「GIALLO」(光文社)で選評などが読めるのではないかと思います。

6月2日

「エキサイティングで歴史的な選考会だった」とは、有栖川さんの談。本格ミステリ大賞の選考会は、なかなかの混戦で面白かった(貫井さんの日記にもありました)ということが、朝日新聞のコラムに書かれていました(とむこさん、教えて下さってありがとう)。
 こんな手作りの文学賞がもっとほしい‥と本文は結ばれていました。出版社が企画した商業目的の賞じゃなくて、もっと純粋な、本格ミステリというジャンル発展のための賞だもんね。

 安楽椅子探偵倶楽部で、先月行われたサイン会・トークショーの模様、近日公開予定だそうです。お楽しみに!

 東京創元社のHPを見ていたら、「有栖川有栖先生サイン会スナップ集」なるページが。『双頭の悪魔』文庫化記念のサイン会は、なんと、全国10ケ所であったそうな(す、すごすぎる‥)。
 サイン会全国ツアーって、実際にあったんですね(でも、開催地は名古屋、神戸、大阪、東京、福岡の五ケ所。大阪・福岡が二ケ所ずつ、東京にいたっては四ケ所の書店で行ったそうです。有栖川さん、一日二ケ所という強行軍もあったようで。ご苦労さまでした)。
 北村薫さんのサイン会も五ケ所で開催されたみたいだし。すごいぞ、東京創元社。

 ミステリとは全然関係ない話。昨晩たまたま車の中で聴いていたFMで(THE ALFEEの坂崎さんの番組でしたが)「アルパ」という楽器を初めて知りました。小型のハープみたいのなのかな。中南米(パラグアイ?)の民族楽器らしいです。
 ゲストはアルパ奏者の上松美香さん。若干18歳。トークを聴いていると、アイドル歌手のごとく(?)ニコニコ元気の良い女の子であります。
 番組で生演奏を聴きました。ハープより少し高音の、澄んだ音色です(私はチターに似ていると思いました)。坂崎さんのアコギとセッションも。曲目はビートルズの「LET IT BE」。
 弾き終わった後彼女は云いました「これ、今初めて弾きました」。‥えっ、即興だったんですか、それは凄い! 思わず感動してしまいました。

 コラムの項、書きました。読書に関することなど‥。
 また、ギャラリー別館には、ちかさんからいただいた絵のパロディなんぞも‥。

6月3日

 毎年刊行の年鑑『ザ・ベストミステリーズ 2001』が、講談社から6/20 頃発売されます。
 本体価格で3200 円。620ページの二段組。日本推理作家協会が自信を持ってお薦めする、至上最強の短編20本(だそうです。メルマガにそうありました)。
ラインナップは、以下の通り。

・五條瑛  『上陸』      ・横山秀夫『赤い名刺』
・福井晴敏 『五年目の夜』   ・北川歩美『風の誘い』
・泡坂妻夫 『百魔術』     ・金城一紀『サバイバー』
・宮部みゆき『時雨鬼』     ・首藤瓜於『事故係生稲昇太の多感』
・真保裕一 『卒業写真』    ・三枝洋 『ミンミン・パラダイス』
・北森鴻  『邪宗仏』     ・香納諒一『不良の木』
・若竹七海 『バベル島』    ・翔田寛 『奈落闇恋乃道行』
・馳星周  『死神』      ・草上仁 『サージャリ・マシン』
・法月倫太郎『中国蝸牛の謎』  ・高野史緒『錠前屋』
・辻真先  『オホーツク心中』 ・山本一力『端午のとうふ 黄表紙掛取り帖』

 本格ミステリ作家クラブ編集のアンソロジー『本格ミステリ01』は、講談社ノベルスから7月刊行予定。私はこちらの方に興味あり。

6月4日

 昨日、なんとブラジルの方と夕食をご一緒しました。ダンナがブラジルへ出張した時、むこうで一緒に仕事をした方で、今回は彼の方が来日。日系三世で片言の日本語はOKなので、コミュニケーションは問題なし。
 うちの子たちは「折り紙」を持参し、いろいろ折ってはプレゼントしていました。ブラジルも折り紙の本はあるそうですが(日系人多いし)、やはりめずらしいらしく、喜んで下さいました。
 ここで私が「悪魔」でも折れば、一気に日本の株が上がったのかもしれませんが(笑)。

 綾辻さんの嫌いな朝日新聞(笑)に、「新古書店ショック」という題の記事が載っていました(6/3・4)。
 新古書店とは、いわゆる「BOOK OFF」などのことですが、本を研磨機で磨き、綺麗な状態で売る点、買い値が本の内容より新しさ・美しさに優先される点が従来の古書店と異なります。

 現行の著作権法では、著作物が一度公衆に譲渡されれば利益を回収したとみなされるので、リサイクルで読まれても作家や漫画家の収入には結びつきません。
 そういえば、昔貸レコード屋(ごめん、古い話題で)ができてしばらくした頃も、著作権の事が問題になりました。結局、新作は発売と同時にはレンタルを行わないとか、新作はレンタル料金を100円高くするとかの措置が取られるようになって現在に至ります。
 本についても、いずれ変わるかもしれませんね。少々値段が上がっても、著作権料という名目だったら私は構わないけどなあ。

 長い目で見ると、本が安く手に入るということによって若い世代の読書人口が増えれば、活字文化の浸透・発展につながるから、いいことですよね。
 一方、新刊本を万引きして新古書店に売りつけるという、とんでもない輩もいるようで。こういう本好きの風上にも置けない奴は、バシバシ取り締まってほしいものです。

 先日掲示板でお知らせいただいた、綾辻さん、有栖川さん、そして加納朋子さんが選考委員を務める「創元推理短編賞」の結果発表及び選評は、「創元推理22」なる本(文庫の大きさ)に掲載。9月下旬発売予定です。

6月5日

 昨日、月がぼんやり赤かったので、天気が崩れる前ぶれかなあと思ったのですが、昼間はなんとか降られずにすみました。うちの子たちの通う小学校は昨日、幼稚園は今日、プール開きです。

 昨日テレビで、史上最年少で七大陸の最高峰を制した登山家、石川直樹さん(まだ大学生)を拝見。山頂で書いた日記を、その場で送信して自分のHPにアップっていうのが今風だなと思いました。ネットは便利なツールです。
 最近、ネットやメル友に関連した犯罪がニュースで取り上げられ、とかく悪者扱いされがちなインターネットですが、ちょっと待て。問題なのは「ツール」ではなく、それを使う「人」でしょう。冷静に考えれば明らかですよね。

 とはいえ、単なる「道具」に思いっきり影響されてしまう‥人間って弱いです。
「パソコンにはまってる人って、ちょっとしたことでも面倒がるんだよね」とうちのダンナがこぼしていたことがあります。ショートカットの鬼になるのも結構ですが、手間ひまかけなきゃいけないことも世の中にはあるのです(特に人間関係)。
 余りにも短絡的、刹那的な人に出会うと「おいおい、大丈夫かよ」って思います。機械に頼って、自分にとって面倒な部分を切り捨ててるうちに、大切なものまでなくしてしまってはいませんか?

♪ ファイルを捨てまくる ゴミ箱カラにする もう戻せない(谷山浩子「ダイエット」)

 ネパールが大変なことになっています。浩子ファン&『黄昏の囁き』を読んだばかりの私としては、複雑な思いです。早く国内が安定するといいですね。

6月6日

 6月6日に雨ざーざー降ってきて 三角定規にひび入って コッペパン2つ豆3つ あんパン2つ下さいな あっという間にかわいいコックさん(^^)♪
 東北の一部を除いて、全国的に梅雨入りだそうです。そう云えば、6月6日はダミアンの誕生日でもあるなあ。
 空はどんよりだけど、しばらく連絡がとれなかった友人からメールをもらって、心は晴れ晴れのmihoroです。

 昨日の日記に書いた石川直樹さんのHP、番組ではURLを紹介していなかったので、検索で調べました。で、ヒットした一件目にアクセスしようとしたら、「ただいまアクセスが集中して繋がりにくくなっております」とのメッセージが。テレビの影響は大きいなあと、時間をおいてもう一回トライしてみたところ、なんとそのHPは、同姓同名の別人のものでした(笑)。
 突然のアクセス数の増加に、もう一人の石川さんはさぞやびっくりしたことでしょう。

 自分と同じHNの人がいるか、調べたことありますか?「みほろ」さんは何人かいました。
「アヤリスト」も、あるアニメのキャラだか声優さんだかのファンの呼び名に使われているらしいです。あ、ちなみに、綾辻ファンのことは「アヤツジスト」って云うんですよね。「Ayalist」は綾辻ファンって意味じゃなくて、辻さんのお仕事データのリストって意味で名付けました。
‥はい。安易なネーミングです。

 本日発売のダ・ヴィンチ、予想通り「安楽椅子探偵、原作者の思惑」なるエッセイが掲載。それについてはこちらをどうぞ。

6月7日

 サッカー、日本決勝進出。すごいじゃん。

 掲示板でも話題になっていた、京極夏彦さん。
『続巷説百物語』に続いて、徳間書店より待望の『ルー=ガルー』が6月下旬発売予定です。3年ぶりの書き下ろし長編。
『陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)』(京極堂シリーズ)はまだ先なんだろうなあ。もしかしたら『百器徒然袋─風』が先に出るのかも。

 やっと見つけた、乙一さんの新刊『きみにしか聞こえない』(角川スニーカー文庫)。帯には「せつなさの達人・乙一、22歳の到達点!」とありました。確かに切ない、でもあったかいんだよね、乙一さんの作品は。読むのが楽しみです。
 そうそう、綾辻さんの『黄昏の囁き』と小野不由美さんの『黄昏の岸 暁の天』(両方とも講談社文庫)が、平積みで仲良く並べられていました。なんか、にこにこ。

 感想の項、『どんどん橋、落ちた』について書きました。ここのところ、もっぱら綾辻作品再読中。

6月8日

 人食い人3人と宣教師3人が川に行き当たりました。川には2人乗りの船が1そうしかありません。人食い人の人数が宣教師の数を上回ると、宣教師は殺されてしまいます。さて、どういう順序で渡ればいいでしょう?

 答えはこれでいいのでしょうか、礼子さん?(ちょっとズルして、他でヒントを見てしまった‥)

 人食いといえば、月刊ホラーMという雑誌(ぶんか社)に児嶋都さんの『食人鬼』という漫画が掲載されています。
 ラストが凄いです。もう、笑っちゃうくらい凄いです。
 やっぱ、人の肉は「喰え」だよねー、殺っちゃん(笑)。

 乙一さんの『きみにしか聞こえない』読了。
「Calling You」「傷 一KIZ/KIDS一」「華歌」三編から成る作品集。
 読み終わった後、思わず本を抱きしめていました。もう‥言葉になりません。素晴らしい。
 この若さ(22歳)でこれだけの物語を紡ぎ出せるとは‥今後彼はどこまで成長するのでしょう。ますます楽しみです。

 今日、テレビ朝日で『月蝕の館殺人事件』の再放送がありました。ビデオに撮っておいたので、今晩久々に見ようかな。

6月9日

 池袋の新文芸座で、ミステリ映画を沢山上映中。『ドグラ・マグラ』が映画館で見られます(オールナイトだけど)。詳しくは、こちら

 ごっちゃんのHP「黒木の本棚」が新規オープンしました。リンク先、訂正しておきました。

 コラムをひとつ。あんまり明るい話ではありませんが‥。うだうだ考えていたら、すっかり夜も更けてしまいました。

「この世に生まれるということは、なんと辛く、そして光に満ちているのだろう」

 昨日紹介した『きみにしか聞こえない』に出てくる一節です。すごく心に残ったので。そうそう、吉本ばななさんの小説にはこんな一節もあったぞ。

「でも、今は、吐きそうなくらいわかる。なぜ、人はこんなにも選べないのか。虫ケラのように負けまくっても、ご飯を作って食べて眠る。愛する人はみんな死んでゆく。それでも生きてゆかなくてはいけない」

6月10日

 今週は色々あるんだ。わーい。

 浩子さんファンにお知らせ! NHK-FMの「青春アドベンチャー」で谷山浩子さん原作のラジオドラマ『悲しみの時計少女』が再放送されます。浩子さん自身も出演。

  6/11(月)〜15(金)第1話〜第5話(22:45〜23:00)
  6/18(月)〜22(金)第6話〜第10話(22:45〜23:00)
  再放送 6/18(月)〜22(金)第1話〜第5話(17:45〜18:00)
      6/25(月)〜29(金)第6話〜第10話(17:45〜18:00)

 15日は「IN・POCKET」「KADOKAWAミステリ」「GIALLO」が発売。2本の連載(今月は両方読めるかな?)の他に、第1回本格ミステリ大賞の選評が読める予定。個人的にこの選評は楽しみです。ふふふ。

 15日発売の津原泰水さんの『妖都』(講談社文庫)は、綾辻行人氏・小野不由美氏 絶賛の新感覚ホラー(講談社のメールマガジンより)。読んでみようかな。

6月11日

「ねえお母さん、何でコイツは犯人が誰かを知ってるのに、最初に云わないの?」
『安楽椅子探偵』解決編を横で見ていた長男くんの感想。うーん、それは「お約束」というやつで‥。
(ちなみに、うちの子たちには、犯人役の黒子が一番ウケていました。)

 Gallery 別館を少々改造しました。ちかさんとマジねこさんの新しい絵もアップ。いつも大変お世話になってます。ありがとうございます。

 掲示板に書いた通り、「こころおきなく。」のテーマは、館シリーズを順番にやってみようと思います。皆様、お気軽に参加してね。

 今日発売の「週刊現代」に、綾辻さんの記事が。名作の背景「文庫と私」というコーナーです。詳細は後日。佐藤さん、情報ありがとうございました。

 次男くん、昨日から風邪でダウン。昨晩は熱が高くてなかなか寝つけなかったけど、今日は大丈夫かな。

6月12日

 mihoroさん、眠いでーす。
 次男くん、明日は幼稚園に行けるだろう(頼むから行ってくれ)。熱も下がってきたしね。今晩はちゃんと泣かずに寝てくれよ、頼むから。

 昨日紹介した「週刊現代」。パラパラと読んでいたら、渡辺淳一さんのエッセイが目に留まりました。
 最近の洋画の題名は横文字(カタカナ)ばかりで、驚くやら呆れるやら。我々は素敵な漢字を持った民族であることを忘れては困るよ、といった内容でした。
 私の学生時代は既にカタカナばかりでしたね。私の母の時代に遡ると、確かに「第三の男」「哀愁」「慕情」などなど、洒落た邦題が多かったです。洋画関係者は、映画の内容と雰囲気をどう日本語で表現するか、心血を注いだのでしょう。
 日本語を大切にしたいっていうところが、私が「色の部屋」で書いたことと同じだなと思いまして。

 映画の邦題で突然思い出したのが「死霊の盆踊り」でした(何故に〜(笑))。B級ホラーだけど、余りのバカバカしさにカルトな人気が高かったと記憶しています。私は見たわけではないんだけどね、ホラー映画大好きの綾辻さんは知ってるかな。

 もうひとつ思い出したこと。「スワロウテイル」を映画館に見に行った時、予告でシュワちゃん主演の「イレイザー」の予告をやってたんですよ。どーんとタイトルが画面に出た時、後ろの席の女子高生がぽつりと一言、

「‥消しゴム?」

 この場合は、邦題ではお客が入らないでしょうけどね(笑)。
(蛇足ですが、この映画のeraser は「消す人」って意味です)

 昨日の「文庫と私」について、こちらにかきました。

6月13日

 浩子さんのラジオドラマ、青春アドベンチャー・アンコール「悲しみの時計少女」。昨日は23:20〜23:35に放送されていました。テーマ曲は「銀河通信」、BGMも浩子さんの曲オンパレード。うわあい。
 原作となった単行本(綾辻さんの推薦文も付いていた)は、現在絶版らしいです。文庫化もされなかったみたいだし。残念だなあ、また読みたい。

 ふと思い立って、著書リストに「今後の執筆・出版予定」を書き足しました。こうやって並べると、今後予定されている作品、いっぱいありますねえ(わくわく)。

 色の部屋に幾つか追加。
 それから『眼球綺譚』の感想、書きました。あなたはどの作品が好きですか?

6月14日

 『バグダッド・カフェ』という映画に使われていた、綺麗な曲がいい。美しい和音で、私を呼んでくれる。

 8日の日記で取り上げた『きみにしか聞こえない』。その文中に出てきた「Calling You」という曲が聴きたくて、ビデオを借りてきました。もともと見たかった映画でもあったので。
 昨晩は子供が寝た後電気を消して、薄暗い中で映画鑑賞。至福のひととき。
 けだるく切ない、いい曲でした(有名な曲だと思う。私でも聴いたことあったから)。映画も良かったです。心が疲れてる時に見るといいかも。
 この『バグダッド・カフェ』、公開は1987年。わ、綾辻さんがデビューした年だね。この時乙一さんは8歳(!)。彼はいつこの映画を見たのかなあ。

 小さい頃読んだ絵本の一場面を背景にしてみました。雨の滴が水たまりに落ちて出来た輪っかが、本物の銀の輪っかになって、それを転がして遊ぶ女の子の話。谷内六郎さんか、谷内こうたさんの絵だったと思います。→6月後半の背景

 明日も雨でしょうか。晴れだったら映画を見に行く予定なのですが。

6月15日

 本日のびっくり。マライヒに子供ができていた。
(最近のパタリロ、読んでいなかったもんで。「男は妊娠なんかしないんだー!」って、バンザイぬいぐるみをバシバシ机に叩き付けてたのに、いつのまに(笑))

 14日、NHKで放映された「光る泥だんご」に釘付け。
 以前、新聞の家庭欄に記事が掲載された時、すっごく興味を持ったんですよね。北村薫さんも別の新聞コラムで「あれはびっくりした」と言及。その泥だんごをテレビで取り上げると知り、ばっちり録画。翌朝子供たちにも見せました(特に長男くんが喜んでいた)。
 見てみて、泥だんごのHPの作品の紹介ってとこ。感動物だよ。

 ただ、番組を見ていてちょっと気になったこと。
 ナレーションで「思い出して下さい、輝かしかった子供の頃を」って云うんですよ。「どうして子供はこんなにもひとつのことに夢中になれるんだろう?」とも。
 そうか、大人ってのは「輝かしくなく」て「ひとつのことに夢中に」なったりしないものなのか(笑)。
 そういう意味では、私はまだまだ子供です。それでもいいやって思ってるけどね‥。

 綾辻さんの今月の決意は「一日一善」だそうです。どーされたんでしょうか(笑)。
 今日はいっぱい本を買いました。『パズルゲーム・はいすくーる』4巻、相変わらずミステリとしても質が高い。『パタリロ!』29巻はとりあえず立ち読み。有栖川さんが解説を書いておられます。
「IN・POCKET」、『暗黒館』はちゃんと載っていますが、mihoroは後のお楽しみ。津原泰水さんの「もうひとつのあとがき・黄昏をあるき続けた」に、綾辻さんに『妖都』を推薦してもらうまでのくだりがあります。でもってその『妖都』、本屋4軒目でようやくゲット。
「KADOKAWAミステリ」は『最後の記憶』。「GIALLO」は本格ミステリ大賞の選評。これについては色々考えたこともあるので、いずれここに書くと思います(その前に、綾辻さんの選評については「エッセイ&対談」の項に書きますね)。我孫子さんの規定文字数オーバーは確信犯だと思うのですが、どうでしょうか。ちなみに我孫子さんの2000年のイチ押しは『少年たちの密室』だそうです。
 倉知さん、新聞沙汰になって、おめでとうございました(笑)。

 五味太郎さんの『大人問題』(講談社文庫)が面白いです。

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