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 Ayalist 7月の日記(前半)

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7月1日

 暑い暑い暑い暑い‥。

 7月の綾辻さん。13日(の金曜日)は「IN・POCKET」の発売日。それともう一つ、同じ日に発売の「週刊小説」(実業之日本社)の特集が「新本格ミステリーの肖像」。綾辻さんは「いま注目の名探偵」というアンケートの回答を寄せられているようです。
 16日は「KADOKAWAミステリ」の発売日。

 5日は本格ミステリ作家クラブ編集の『本格ミステリ01』が講談社ノベルスから出ますね。どんな作品が収められているのでしょうか。楽しみです。

 ひと月ほど前に「サイト運営って、走って行く汽車を遠くから眺めるのに似てるかな」って書いたのですが、「借り物競走の観客」にも似ている気がしました。その心は‥って、まあ、いろいろありまして。
 物思いにふける夏の夜でありました。

7月2日

 復刊ドットコムの谷山浩子特集! 興味ある方はぜひ、覗いてみて下さい〜。
 ああ、『悲しみの時計少女』が読みたい!(今図書館から借りてきてるんだけど)

 突如! 表紙を変えたくなりまして(笑)。
 カウンタの横の白抜きハート()は、ここの日記にリンクしてます。日記から、その日の更新箇所に飛べるようにもしておきますんで、活用して下さい。
 もちろん、表紙をスクロールして、各項目から飛ぶのもOKです。
 掲示板への直リンクは、ちょっと場所を変えました。

 ご意見ありましたら何なりとおっしゃって下さいね。

 ああもう外は明るい‥。

7月3日

 今日も、中島みゆきの音楽と田口トモロヲの語りに胸を打たれ‥って、いえいえ、内容も素晴らしいんですよ、NHKの「プロジェクトX」。
 人生、いろんなドラマがありますね。そして、「自分の人生の中では、誰もが皆主人公」なのであります。

 お陰さまで、30000Hit 達成! 皆さま、ありがとうございます〜(感涙)。
 記念企画をただいま製作中。暫しお待ちを。

 やっと、読み終わりました、京極夏彦さんの『巷説百物語』。これは面白かった! 私は今の所「京極堂シリーズ」よりもこっちの方が好き。
 御行の又一、山猫廻しのおぎん、考物の百介、事触れの治平。彼らが様々な仕掛けをほどこし、悪行を暴く‥とまあ、「必殺」に似ていなくもないのですが、あちらは金子を貰って悪者を闇討ちにするというワンパターン(時代劇の場合はそれで面白いのですが)。京極さんに云わせれば「現代的な見方をすれば、単なる報復殺人、頼んだ方も殺人教唆。小説では通用しない」のだそうです。さすが、そうおっしゃるだけあって、良くぞここまで思いつくなと感心するほど、バラエティに富んだ短編集となっています。
 事が終わって、仕掛けの本筋を知らずに手伝わされた百介に、又一らがからくりを説明します。そこで読者にも物語の全貌が見えてくる。そうした部分はあたかもミステリの「謎解き」のようです。「舞首」なんかは特に「良く出来てるなあ」と感心させられました。
『続巷説百物語』は、さらにキャラクターが際立っているとか。ふふふ、楽しみです。

 綾辻ニュースに一件追加。

7月4日

 頭がくたくただあ(笑)。いかに物事を論理的に考える能力に欠けているか、思い知らされてます。考えたこと、思ったことを言葉で相手に100%伝えるっていうのも、難しいですね。でもこうやって毎日何かしら書いていると、少しは上達するのかな、文章も。
 サイト立ち上げ当初に書いた文章読むと「何云いたいんだかよくわかんないぞ、おい」って冷や汗物です。ちょっとずつ手直ししていこうかな(工事中の部屋はどうするんじゃい)。

 それにしても毎日暑いです。梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか。
 mihoroさん、この7月は『2000年の本格ミステリを読もう』月間。さあ、何冊読めるかな。

 あ、野間美由紀さんのHPで、ドクロTシャツを着た綾辻さんが見られますよ(推理作家協会賞の授賞式、先月28日だったんですね)。

7月5日

 それにしても『火蛾』 の装幀は素晴らしい(中身は今読んでます。思ったよりも読みやすいけど‥)。北見隆さんの装幀だったのか、なるほど。北見さんは『どんどん橋、落ちた』を作られた方です。

 十年ひと昔とはよく云いますが、二十年となるとかなり長い期間‥って感じてたんですけど、1980年って聞いて「え、ついこの間じゃん」と思ってしまう私って‥(笑)。
『奇術探偵曾我佳城全集』冒頭の作品、初出が1980年なんです。1980年というと、私はたぶんごっちゃんと同じ年(うわ)。
 まだ本文は読んでいないのですが、あとがきがなかなか素敵。でもこの本、表紙の紋様が黒と白のモノトーン調なんですけど、記憶にあったのは、なんか臙脂色っぽい色調だったような‥もしかして箱付きだったのかな?
 作者の泡坂妻夫さんって、もともとは家業の紋章上絵師のお仕事をされていて、ご自身の本の装幀にもその技術が活かされています。恩田陸さんの『MAZE』の表紙も泡坂さんでしたね。
 アマチュア・マジシャンとしても一流の方。1976年『DL2号機事件』が幻影城新人賞佳作に入選したのが作家としてのデビューで、当時既に43歳だったんですね。それからのご活躍は皆さんご承知の通りです。

7月6日

 読書は『凶笑面』に突入。蓮丈那智に国枝桃子の姿がダブるのは、私だけでしょうか。

 古泉迦十さんの『火蛾』 読了。
 12世紀の中東、イスラム教の世界が舞台。といっても、イスラム教の事など何にも知らない私でもそれなりに読めました。さくさくと物語は進みます。
「シンプル・イズ・ザ・ベスト」(話が長いと頭がついていかないという説も(汗))の私ですが、今回に限っていえば、物語の世界に浸るためにもっと書き込んでほしかったかな。
 謎を解く鍵がすべて明示されている訳ではありませんが、解決の段はなかなかに惹き付けられました。でも、うーん、もし私が会員だったとして、この作品には投票しないです。すみません。

「ダ・ヴィンチ」8月号が発売になっていました。魔夜峰央さんはバレー(踊る方)を習っているのですか!(びっくり、でも納得) 有栖川さんのミステリー・ツアーで訪れた京都の西洋館はちゃんと拙サイトの「館の部屋」にも網羅しております(ちなみにこちら)。
 本格ミステリ大賞授賞式の模様も、少しですが載っていました。倉知さん、次に狙うのは直木賞ですか(笑)、頑張って下さいませ。作品・評論両部門とも受賞作に投票したのは霞流一さんお一人だったらしいです(だいたい、両部門とも投票した人って、めちゃめちゃ少ない)。でもインタビューした人へ。「両方当てた‥」って、別に投票者は予想屋じゃないんですから(笑)、両方「当てた」のがそんなに偉いんか?

 都鞠竜華さんのサイト「論理の心臓」と相互リンクしました。

「ごった日記」が更新されている〜(50日ぶりぐらいか)、嬉しい〜。

7月7日

 七夕です。星に願いを‥。

 昨日書き忘れましたが、「ダ・ヴィンチ」に泡坂妻夫さんの記事が載っていました(解体全書neo)。冒頭の「竹でできたコンパス」の話からして、面白かったです。職人さんってカッコいいなあ。

 突然ですが、問題でーす。
 問・次の三つの「ライオンハート」を正しい表記に直せ。

  小泉内閣メールマガジン「ライオンハート
  恩田陸「ライオンハート
  SMAP「ライオンハート

 何にも見ないで三問正解だったら、すごい(のか?)。
 要は、平仮名で書くか、カタカナで書くかなんですけどね。三つとも違うんですよ、ご存じでした?

7月8日

 昨日の答え。上から順番に「らいおんはーと」「ライオンハート」「らいおんハート」でした(知っててどうなることでもないが、私は「おおっ、そうだったのか」と思いました。前に出たものとダブらないよう、表記を変えたのかな)。

 メルマガで知りましたが、6/29(金)、京都のラジオ番組に綾辻さんがゲストで出演されたそうです。KBS京都『京都の50人』という番組で、放送時間が12:00〜12:30p.m.。色々とインタビューを受けられたようですね。
 もし聴かれた方いらっしゃいましたら、お話聞かせて下さいな(と云っても、平日の昼間じゃあんまりいないだろうな‥)。

 ラジオで思い出しましたが、今月は有栖川さんが出演なさったテレビ番組が見られます。「ダ・ヴィンチ」もちらっと書いてあったかな?
 近鉄沿線を紹介する「真珠の小箱」という番組で、江戸川乱歩誕生の地・三重を訪れるとか。

 毎日放送    7/14 9:45 〜10:00
 中部日本放送  7/14 6:45 〜 7:00
 TBS     7/15 6:15 〜 6:30

 お、東京でも放映されるのですね。見てみようかな(起きてたら‥)。

 今日は、日光方面へドライブ。中禅寺湖より山奥の湯の湖へ。水草を沢山拾ってきて、家の水槽に入れました(笑)。

 殺っちゃん工房のカレンダー、イラスト描くのが間に合わないので、とりあえず小さい方だけにしました。すみません(大きい方は3ヶ月の短命でした)。

 お待たせ〜。ようやく書けました。
「来訪者30000人突破記念企画」はこちらです。

7月9日

 カウンタの値を信じるなら、30000人突破記念の隠しページにたどり着いた方は、少ないながらもちゃんといらっしゃるようです。なかなか見つからなかった方、貴重なお時間を使わせてしまって、申し訳ありません(でも内心しめしめと思っている私)。
 明日、明後日あたりには、記念館のページから直に行けるようにしますので(って、記念館のトップページがこれまた隠しなんですけど(笑))、見てやって下さいまし。

 本格ミステリ作家クラブ編集の『本格ミステリ01』(講談社ノベルス)が店頭に並んでいるようです。真っ青な表紙が綺麗。あの眼球を見て一瞬「京極さんの装幀かな?」って思ったのですが、辰巳四郎さんでしたね。まあ、講談社─本格─とくれば、やっぱり辰巳さんでしょう。
 2000年に発表された短編の他に、評論や活動報告なども載っています。作品の冒頭にそれぞれの著者からのメッセージがあるのも嬉しいです(加納さん、ぜひ「吹雪の山荘」読ませて下さい(笑))。

7月10日

 栃木の日光に「いろは坂」と呼ばれる道路があります。九十九折り(これ、読めます?)の坂道で、上りと下りに分かれているんですが、カーブごとに「い」「ろ」‥って名前がついているんですね。
 一昨日通った時、子供の頃は意味なんて分からずに「いろは」丸暗記したことを思い出しました。

 いろはにほへと(色は匂へど)
 ちりぬるを(散りぬるを)
 わかよたれそ(我が世誰ぞ)
 つねならむ(常ならむ)
 うゐのおくやま(有為の奥山)
 けふこえて(今日越えて)
 あさきゆめみし(浅き夢見じ)
 ゑひもせす(酔ひもせず)

 この歌を7文字ずつに区切って、その末尾の文字をつなげると

 いろはにほへ
 ちりぬるをわ
 よたれそつね
 らむうゐのお
 やまけふこえ
 あさきゆめみ
 ゑひもせ

「とかなくてしす」つまり「咎(とが)無くて死す」。

 冤罪を訴えた囚人の手紙だった‥という説を何かで読んだことあります。
 本当の所は分かりませんが‥。

 それにしても、四十七文字を一回ずつ使って、ちゃんと意味の通る歌に仕上げているんですから、凄いですよね。

 高田崇文さんあたりが既にミステリとして取り上げていらっしゃったりして?(未読なので分からない)

「館の部屋」の中の綾辻行人の「館」の項、少し書き足しました。
 あと「やっちゃんを捜せ!」もヒントを書き足してあります。

7月11日

 関東・甲信越地方、梅雨明けだって。先週‥いや、先月のうちに明けてたんじゃないの?

 北森鴻さんの『凶笑面』読了。
 蓮丈那智という民俗学の助教授(女性)が探偵役を務める連作短編集。民俗学とミステリとをリンクさせているところが、とても面白かったです。
 民俗学って、わずかに残された歴史上の「物証」を頼りに、想像と論証によってひとつの仮説を組み立てていく学問で、本格ミステリと共通する部分が多いんですよね(ただ「正解がない」って所は異なるけど)。なので、小説の印象も、オーソドックスな本格ミステリという感じ。
 収録作五作の中では「不帰屋」が最も心に残りました。表題作「凶笑面」も、ラストのオチが印象的。「双死神」は続編につながりそうで、期待大。「邪宗仏」は『本格ミステリ01』にも収録されています。

 ただ、これは個人的な趣味の問題なのですが、探偵役の蓮丈那智の描写が、いかにも「男の人が書いてるな」って部分が幾つかあって、それがイマイチ気に入らない(作者は男性なんだから、当然のことなんだけど)。蓮丈先生というキャラ自体は好きなんだけどね。
 大学の助教授が主人公というと、つい森博嗣さんの「S&Mシリーズ」と比較してしまうのですが、キャラの描き方という点では、森さんの方が私好みでした(単に理系・文系という意味じゃなくて。森さんのキャラは、性別に関係なく、人間として魅力的に描かれていると思うんだ。観察眼の鋭さには畏れ入ります)。
 ま、これはあくまでも好みの問題なので。私と全く逆に感じる方も、いらっしゃると思います。

7月12日

 梅雨明けと同時に、蜩(ひぐらし)が鳴き始めました。あの、涼しげな声で朝夕「かなかなかな‥」と鳴くセミのことです。
 暑いねえ〜。なのでこういう背景はいかがでしょうか。
 え?「桜でんぶのたっぷりかかった山盛りご飯のどこが涼しげなんだ?」‥違いますよ、氷イチゴ‥のつもりなんですけど‥見えませんか?(笑)→7月後半の背景

 小説の中の季節と実際のそれとが合致していると、物語の世界に入り込むのが楽ですね。
 例えば『時計館』を真夏に、『霧越邸』を真冬に。これから読もうという方は季節を狙って読んでみてはいかがでしょうか(高村薫さんの『照柿』を真夏に読むと、暑すぎて死にそうになると聞いたこともありますが(笑))。

 泡坂妻夫さんの『奇術探偵曾我佳城全集』を読んでいます。楽しいです。で、その中の「空中朝顔」、ほんの短い物語なのですが、この季節に読んだことも相まって、とても心に残りました。
 まだ全体の二割も読んでいませんので、本の感想はいずれまた(読了はいつになるやら)。

 明日は「IN・POCKET」と「週刊小説」の発売日。ちょっと両方とも発売日には手に入りそうもないので、内容(後者)についてはいずれ書きます。講談社文庫も明日かな。小野不由美さんの十二国記の新刊(短編集)が出ますね。あ、森さんの文庫も出るのか(『今はもうない』、もったいなくてまだ読んでないんだ‥)。

7月13日

「さ」という字が 「び」という字をおんぶして しんぼう しんぼう

 大林宣彦監督の「さびしんぼう」という映画に、こんな言葉が出てきたのをふと思い出しました。は〜〜っ‥って、落ち込んでる場合じゃないです、仕事山積み(mihoroさんは家で内職の仕事をしています)。
 最近どうにもノルマがこなせず。いかんなあ。

 お馴染み(?)になりました、「13金」の真っ黒トップページです。皆さん今日一日、つつがなくお過ごしになられましたでしょうか。
 そういえば昔、「太陽にほえろ!」でボン刑事が殉職したのも、7/13(金)だったような気がするぞ。

 宇都宮の最高気温、38.2℃。もーだめ。暑すぎ。

7月14日

 雷がごろごろ(まだ遠くですけど)鳴ってますので、急いでアップしちゃおっと。
(ついでにひと雨降ってくれると、涼しくなっていいんだけどなあ)

 我が家にはビデオカメラがありません。
 子供がいるのに何で? と不思議がられます。私の実家に一台あるので、いざとなったら借りられるから‥という理由もあるのですが。
 買おうと思った時期もあったんですけどね。どうしようかなあと逡巡しているうちに、月日が経ってしまいました。

 一番いいのは、自分の目で見て、頭で記憶する、これだと思います。我が子の決定的瞬間とかも、ビデオのファインダー越しだと、意外と記憶に残らないんですよね。
 ただ、脳の容量がもっと大きければ問題ないんだけど、年を取ると悲しいくらいどんどん忘れちゃうからなあ‥。

 ビデオは持ってないけど、代わりに写真は沢山撮ってます。家のアルバムは、かなり充実してます(ここ何年かは、整理してないんだけど(汗))。

 今日は、息子の誕生日プレゼントを買いに入った中古ゲームソフトの店で、YAKATAの攻略本(ティーツー出版)を見つけてしまいました。珍しい!
 綾辻さんと製作の松本慈之さんの対談が載っているのは以前から知っていたのですが。今回よく見たら、オールカラーで、しかも直筆のアンケート回答とかも載っていたんですね。わあ!
 Ayalistのゲームの項、ちょこちょこ書いてはいるのですが、そろそろアップしないとなあ。何とか夏中には‥。

7月15日

 前々からこの日記の中で取り上げていた『本格ミステリ01』(講談社ノベルス)、実はまだ買ってませーん(汗)。
 アンソロジーとして今ばらばらに読んじゃうよりは、各々の著者の単行本に収められた、本来の形で読みたいなと思いまして。

 ラインナップは以下の通りです。
 青字の部分はざっとネットで調べた結果なのですが、違ったらごめんなさい‥。

〈小説〉
有栖川有栖  「紅雨荘殺人事件」
 火村シリーズの短編集(「殺人事件」シリーズ?)、新潮社からじきに出るのかな?
泡坂妻夫   「鳥居の赤兵衛」
太田忠司   「四角い悪夢」
 霞田兄妹シリーズ『ベネチアングラスの謎』(祥伝社NON・NOVEL)に収録。
加納朋子   「子供部屋のアリス」
 『螺旋階段のアリス』(文藝春秋)に収録。
北森鴻    「邪宗仏」
 『凶笑面』(新潮社)に収録。
 日本推理作家協会編『ザ・ベストミステリーズ2001』(講談社)にも収録。

鯨統一郎   「人を知らざることを患う」
柴田よしき  「正太郎と井戸端会議の冒険」
 猫の正太郎シリーズは『ゆきの山荘の惨劇』『消える密室の殺人』(角川文庫)が既刊。
柄刀一    「エッシャー世界(ワールド)」
西澤保彦   「黒の貴婦人」
 お馴染み、匠千暁シリーズ。
法月綸太郎  「中国蝸牛の謎」
 日本推理作家協会編『ザ・ベストミステリーズ2001』(講談社)にも収録。
はやみねかおる「透明人間」
 『少年名探偵 虹北恭助の冒険』(講談社ノベルス)に収録。
松尾由美   「オリエント急行15時40分の謎」
 『バルーン・タウンの手品師』(文藝春秋)に収録。
三雲岳斗   「龍の遺跡と黄金の夏」
 日本SF作家クラブ編『2001』(早川書房)にも収録。

〈評論〉
小森健太朗  「新・現代本格ミステリマップ」
 笠井潔さんの『ミネルヴァの梟は黄泉に飛び立つか?』(早川書房)にも載っています。
円堂都司昭  「POSシステム上に出現した「J」」
鷹城宏「作者を探す12人の登場人物――ミステリのアンダーグラウンド3「木製の王子」論」


 それから。本格ミステリ大賞候補作5作以外に最終候補に上がっていた作品を、自らの覚え書きとして書いておきます。
 これも、今手元に本がないもので、もし著書名違ったらごめんなさい。

有栖川有栖『幽霊刑事』(講談社)
古処誠二 『少年たちの密室』(講談社ノベルス)
柄刀一  『アリア系銀河鉄道』(講談社ノベルス)
西澤保彦 『依存』(幻冬舎)
麻耶雄嵩 『木製の王子』(講談社ノベルス)
芦辺拓  『怪人対名探偵』(講談社ノベルス)

 あちゃ、「幻冬」じゃなくて「幻冬」だったのか。今まで誤記してたかも。ごめんなさい。

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