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 Ayalist 1月の日記(後半)

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1月16日

 ちょっと寒々しい背景だけど、まあいいか(最初は水色だったのね。でも途中から黄色に変えたの)。しましま、好きなのです(私はサーニンか)。

 色の部屋を更新。自然に根ざした日本の色名はいいですねえ。
 今月、小学館文庫から『JIS規格「物体色の色名」日本の269色』という本が出ました。人間は700万〜800万もの色を見分ける眼と脳を持っているのだとか。もちろん、その色数だけの色名があるわけではありませんが、様々な色の名前を知っていることは、特に実生活に役立たなくても、心が豊かになる気がします。

 綾辻さんの今年の決意は「少なくとも一作は新作長編を刊行」「細かいことでくよくよしない」「行く時は怯まずに行く」だそうです。前向きでいいですね。もう、どんどん行っちゃって下さい。おー!

1月17日

 やっぱり寒々しいので、背景、黄色に変更(ははは)。

 古新聞を整理しようと見返していたら、元旦付で「本格ミステリ・マスターズ」の広告が(汗)。ぜんぜん気付かなかったわ。

 霧越邸の部屋にデータ追加中。近日中には完成するかと。あと「感想」の項も今冬中には完成させます(あと4つ、かな。何とか間に合うだろう)。
 今『鳴風荘事件』再読中。やっぱり面白い〜(^^)。『殺人方程式 III 』もいつの日か読みたいです。待ってます>綾辻先生。

1月18日

 やっと晴れた。洗濯物が乾いて嬉しい(^^)。
 雨が続くと乾燥機が欲しくなるんだけど、晴れるとすぐに忘れるんだよね(笑)。

◆◇◆

 東京近郊の皆さま、世田谷文学館で「江戸川乱歩と横溝正史・大藪春彦・仁木悦子」という企画展を開催しています(1/12(土)〜4/14(日))。
 これは、横溝正史生誕百年に際し、初公開となる収蔵品(江戸川乱歩から横溝にあてた書簡など)を中心に、乱歩と交流のあった世田谷ゆかりの作家、横溝正史・大藪春彦・仁木悦子を紹介するというもの。
 詳しくはこちらを。

 それにしても江戸川乱歩という人は凄いなあ。貼雑年譜といい、去年発見された書簡の写しといい、「記録する」ということに対しての執念が感じられます。
 また、自身で探偵小説を書くだけでなく、若い作家を育てたり、子供向きの小説も書いたり(私もミステリとの出会いは「少年探偵団」だったからなあ)‥、幅広い活躍ぶりも凄いですね。
「いつ死んでもいいけれど、自分が死んだ後の探偵小説に、どんなに新しいトリックがあらわれるかと思うと、心配で死ねない」と乱歩は云ったとか。ううむ、本当にミステリが好きだったんだなあ。

◆◇◆

 一方、「乱歩も読んでませんから」とさらりとおっしゃっていた森博嗣さん(笑)。ともっぺさんが掲示板でお知らせ下さった通り、『続・臨機応答・変問自在』の質問募集、今月末が締め切りです。詳しくはこちらを。
 ずーーっと考えているんだけどね、いい質問はないかって。でもなかなか森助教授を唸らせそうな質問は思い浮かばないや(唸らせたいのか!何と大それた>自分)。

1月19日

 侍魂一周年!‥って、まだ一年なのか(びっくり)。カウンタ「60054919」だったぞ。もうじき一億いっちゃうじゃん。すげー。

 サイト開設当初に自分が書いた文章を読んだら、うわ、ひどいなあ(笑‥ってる場合ではないぞ)。「ですます調」と「‥だ調」が入り乱れてるし。
 今日はとりあえず「音楽」の項を手直ししました。「綾辻ファンにすすめる浩子さんの曲」の項には「HIROKO TANIYAMA ’90s」についても、追加。
「館」のサントラが出るのはいつの日か‥(でも、待ちますよ。いつまでも〜)。

 あと「美術」の項も色など手直し。児嶋都さんの『緋色の囁き』漫画化についても書き足しました。

 でもって、霧越邸の部屋も、完成(^^)。興味のある方は、どうぞ。

1月20日

 昔読んだ時の記憶を辿るのではなく、改めて読み直してから「感想」を書こう。
‥そう最初に決めたので、完成にえらく時間がかかっている「感想」の項です。『霧越邸殺人事件』と『鳴風荘事件』『安楽椅子探偵の聖夜』について、書き足しました(あと、おまけも)。

◆◇◆

「本格に関しては、それなりの読書体験と、何よりも謎と機知と論理の物語に対する「愛情」を持った方でなければ、評価は不可能です」これは北村薫さんのお言葉。
 それなりの読書体験、かあ。
 愛情は山のようにあるけど、読書体験はたいそう貧弱なmihoroです。
 綾辻さんも「現代作家の作品をより良く理解するためには古典を押さえておく必要がある」とおっしゃっていたし。
 ある方に「ロクにミステリも読んでいない人に、本格を語る資格はない。まして、そんな人がミステリ作家のファンサイトの管理人なんて」(細かい表現は違ったけど、まあそんなようなこと)と名指しで批判されたこともあるし。

 ミステリは好きです。
 いろんな作品を読むのも楽しいです。でも、時々「これを読んでいる暇があるんだったら、綾辻さんの本を再読する方がいいな」と思うのも事実。
 なんせ読むのが遅いし。でも、巷の「速読術」とかを試してみる気は全く無し。ただノルマを果たすだけの読書はしたくない。ゆっくり味わって読みたいのです。

 そんな風だと、過去の古典も読みたいし最近の作品も読みたいし‥なんて、絶対無理だよね。

 ミステリ通には物足りないサイトだと思います。掲示板でいただく情報に助けられることもしばしばです。
 それでもいいかな、とは思ってますけど。というか、今のところこれが精一杯。
 HPなんてそれこそ星の数ほどありますから。みんな、自分に合ったサイトを見つけてくれればいいんじゃないかと思います。

 綾辻さん個人のデータベースとしては結構頑張っているよな、という自負はあります(人の助けを借りてではありますが)。
‥多少は自分で自分を誉めてやらないとね(笑)。

 亀の歩みでもいい、少しずつ前進していけばいいのかな。

1月21日(その1)

 昨日の日記の続き(掲示板のレスも兼ねて)。

 世の中いろんな人がいます。
 でもって、「あたしのHPなんだから、あたしの思ったことを書いて何が悪い?」というスタンスの人、意外と多いんですよね。
 云いたいことも云えないようでは、HPを開いた意味がないと思いますか?
 でも不特定多数を相手に発信しているということは、忘れてはいけないと思います。仲いい同志で部室で雑談しているのとは、似ているようでもかなり違うんだよね、実は。

 そんなふうに私は思うのですが、そう思わない人もいるわけで。いろんな価値観の中で上手くやっていかなきゃならないのがネットの難しいところかも。
(これは実生活でも同じなのですが、ネット上だと何故か遠慮がなくなる人や、無責任に逃げちゃう人がいるので、難しいです‥)

「読みたいものを読んで、楽しければいい」確かにそうです。
 でもサイト開設当初から、
「自分がもっとミステリを沢山読んでいる人だったら、このHPも、さらに楽しいものになったろうに」
という思いがありました。批判されたからじゃなくてね。
 今でもそれは変わりません。
(だからAyalistは「ファンサイト」じゃなくて「データベース」なのです。ファンとして語るには、ミステリの読書体験というバッググラウンドが貧弱なので。でもデータを集めることだったら私にもできると思ってね)

 あと「本格」というジャンルが、一種独特なんだよね。
「これを読まずして、本格を語るなかれ」とは有栖川さんがおっしゃっていたフレーズだけど、そういう部分が確かにあります。
 評論家でもないし、プロの作家になろうとしているわけでもない。
 でもきっと、読まないよりは、読んでる方がいいのだろうな、と。

 お気楽極楽の管理人ですが、それなりに考える時もあるのです。こう見えても(笑)。

 ところで、「ザ・スニーカー」の記事の中で綾辻さんが「(古典を押さえておく)必要がある、という云い方が堅苦しければ、その方が何倍も楽しめるから、と云い換えましょうか」とおっしゃっていて。
 もちろんこれはスニーカー読者(まだミステリ初心者の若い人々)に対しての言葉なんだろうけど、こういう前向きな表現は、私にとっても、とても嬉しかったです。

1月21日(その2)

 今日付の読売新聞教育面に、「ALBUM私の先生」という題で、北村薫さんのインタビュー記事が載っていました。高校の頃の恩師についてのお話。
 学問に対する真摯な姿勢。ほんと、人間幾つになっても学ぶことは沢山あります。

 新聞といえば、去年の暮れだったか今年に入ってからだったか、司馬遼太郎賞を受賞した宮部みゆきさんの記事が載っていたことも(読売新聞の「顔」というコラムだったと思います)。
 記事の最後に、宮部さんのプロフィールが簡単に記してあって、「わあ、宮部さん、もう41歳なのかあ」とびっくりしたんだけど、良く考えてみたら綾辻さんと同年同月同日生まれなんですものね。同い年であたりまえ(笑)。

 神楽坂さんからの情報(ありがとうございます)。2月7日、NHK総合の「トップランナー」に京極夏彦さんが出演します。
 京極さん、今までに2回テレビで見たことあります。2000年9月(確かその頃)のニュースステーション(久米さんがお休みだったのでイマイチ物足りなかった)、あと1996年春の「ソリトンB(トップランナーの前身番組)」。後者はホラー特集で、綾辻さんの『眼球綺譚』の表紙もちらっと映ってましたっけ。
 あ、トップランナーの司会って田辺誠一さんでしたよね。映画で御行の又市やった彼だよね。どんな話が聴けるのかな(わくわく)。

◆◇◆

 トップページ、間違い発見(笑)。直しておきました(殺っちゃん絵の題名がね‥)。

1月22日

 第40回SF大会の手書きの祝辞、綾辻ニュースに追加しておきました(今まで忘れていました)。BLUEさん、情報ありがとうございました。

 ただ今深夜0時。仕事山積み、咳はいまだに止まらない、なのに「漂流楽団」のCDをBGMに『殺人鬼』を読みふけっていていいのか私(笑)。
 殺っちゃん、のんびり矢なんか射ってる場合じゃないです。斧よ斧! やっぱり本家は凄いね。身体が震えるよ、何度読んでも。
 本当にこの「言霊」はただものじゃないです。綾辻先生、来年こそ『殺人鬼 III 』を!(この間『殺人方程式 III 』が読みたいって云ったばかりじゃない(笑))

 綾辻つながりの項を修正しようと思ったら、あらあら全面的に書き直しになっちゃった(^^;)。お色直しが出来上がるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

1月23日

 家の近所の交差点が工事中。出かける時大渋滞に巻き込まれたので、「帰りは別ルートにしよう」と思ったのに、結局忘れて同じ道を引き返して来て、また大渋滞に巻き込まれたお莫迦な私(ふう‥)。

◆◇◆

『殺人鬼』に冠せられたキャッチコピー「史上初の新本格スプラッタ・ホラー」。
 えーと、スプラッタ・ホラーは分かりますが、ここにまで「新本格」を付けなくてもいいのではないかと(笑)。
 でも、「伏線」もあるし「意外な結末」もあるし。そういう意味では本格なのかもね。

1月24日

 赤い風船は「見果てぬ夢」か‥。
 ところで、「喫茶店で紅茶を注文したけど、えんえんと待たされて」という夢は、夢判断するとどういう深層心理の表れなのかな(妙に鮮明な夢を見たもので‥)。

◆◇◆

「たぬきさん たぬきさん あそぼじゃないか♪」

 スタジオジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』を、最近になって初めて見ました(長女さんが風邪で寝込んでいる時「ぽんぽこが見たい」と宣ったので、調達して来たのです。すでに何度もテレビで放送されているけど、今まで一度も見たことなかったのでした)。ほのぼのと、でも何だか無性に切な〜くなる映画でしたが、それはともかく。

「あんたがたどこさ」の歌が映画に出て来るのを受けて(?)、長男くんと「あんどこ(伊藤家の食卓でやってたやつ)」で対決(笑)。
 その時気付いたんですけど、我が家の子供たち「あんたがたどこさ」は歌えるけど、「かごめかごめ」や「通りゃんせ」は歌えなかったです。うわ、ちょっとショック。
(親が教えてないんだから、しょうがないよという声も)
 ま、今時の子供、もうそんな遊びはしないんでしょうがね。こりゃ「花いちもんめ」も「あぶくたった」も知らないんだろうな。
 うちの子の場合「だるまさんころんだ」は、やってましたね。「郵便屋さん、お入んなさい」やかくれんぼ、缶蹴りも。近くの林での「秘密基地作り」はいまだにやってます(笑)。
 これが都会の子供だと「ゲーム」一辺倒になるのかな。良かった、田舎で(笑)。

◆◇◆

 色の部屋にいくつか追加しました。

1月25日

 本日「活字倶楽部」2002年冬号発売。
「人気作家47人 大アンケート」綾辻さん、載っております(記事についてはこちらにも書きました)。

 今年印象に残った本は『妄想の花園』(楳図かずお)、『本棚探偵の冒険』(喜国雅彦)。映像作品は70年代物がマイ・ブームだとか。『スティング』『太陽を盗んだ男』『悪魔のようなあいつ』の名が挙がっておりました。
『最後の記憶』は、あと何回かで完結、秋までには本にまとまりそう。『暗黒館の殺人』は「いいかげん嫌になってきたので、残りは誰かに書いてもらうことに」って、おいこら(笑)。「‥なんてわけにももちろんいかないので、納得のいくまで粛々と書き進め」るそうです(ほっ)。
 安楽椅子探偵の放送日時が決定。「これは楽しみですね」とおっしゃっています。
 [出題編]3/08(金)深夜1:24〜
 [解決編]3/15(金)深夜1:54〜
 児嶋都さんの『緋色の囁き』の漫画化についても「ひたすら楽しみ」。あと、『緋色〜』映画化中止のことも最後に触れられていました。残念ですが、またの機会があることを祈りましょう。

 今回のかつくら、恩田陸さんや乙一さんのインタビュー記事が載っていたのも嬉しかったな。それから、3ヶ月後に出る「春号」は「森博嗣特集」だって。おお。
 あと、裏表紙には「『十二国記』TVアニメ化決定」の広告が! NHK BSにて2002年4月より放送予定ですって(うちでは見られないけど、とほほ)。評判が良ければNHK総合で再放送する可能性もあるしね。お楽しみに。

1月26日

 昨日の日記に書いた「十二国記」のTVアニメ。講談社のページに最新情報が今後掲載されるようです。興味のある方は、どうぞ。

 あと「かつくら」に載ってた情報もう一つ。
 IN・POCKETを読んでいる人にはお馴染みの「書斎曼荼羅 本と闘う人々」。東京創元社から来月初めに単行本化されます(1・2巻)。東京創元社のHPの「近刊の棚」にも本の紹介があります。
 『暗黒館の殺人』の連載が始まった2年前、「IN・POCKET、買ってはいるけど『暗黒館〜』以外は読んでない(他の執筆者の方々、すみません)。でも「本と闘う人々」は面白いよね」って意見が多かったんだよね(笑)。人気のシリーズでした。
 どういう内容かというと‥イラストレーターの磯田和一さんが、作家や評論家の書斎を実際に訪問、取材して、それを細かに綴ったイラスト・レポ。京極さんや井上夢人さん、有栖川さんや喜国さん(綾辻さんの回がなかったのは、残念)などなど、34人が登場。皆さん蔵書量がハンパじゃないです。壁一面、天井まで本がびっしり、それだけでは足りずに廊下やトイレや果ては下駄箱まで(笑)本、本、本‥。
 単行本はオールカラーだそうです。でも、もともと連載時が文庫サイズだったんだから、文庫で出ればいいのにな。

 作家以外のお仕事の項、安楽椅子探偵の情報を書き足しました。

1月27日

『殺人鬼』『殺人鬼 II 』の感想、書きました(続けて読んじゃったよ(笑))。

◆◇◆

 ASDLにしませんか、という勧誘の電話が来ました。
 現在、電話回線一本で特に不都合は感じていないし、一日中ネット出来る環境にしちゃうと、さらに家の中が荒むおそれがあるので(笑)、加入は見合わせています。
 一応mihoroさん、本業は主婦です‥。

 画像一枚開くのにも、今の環境だと結構時間がかかります。企業や出版社のページの中には、細かい文字までいちいち画像を使っているものもあって。確かに見映えはするけれど、いつまでたってもトップページの読み込みが終わらなくて、イライラさせられることも多いです。
 イラスト主体のHPならともかく、当サイトは作家のデータベースなので、主要部分の画像は必要最低限に押さえているつもりなのですが(ええーっ!?という声が聞こえる気も(笑))、いかかでしょうか。
 読み込みに時間がかかりすぎとか、ブラウザによってはレイアウトが乱れて読みにくいとか、ご要望がありましたら、いつでもおっしゃって下さいね。できる限り善処しますので。

 リンク先で「イラスト関連のサイト」に分類されているのを見た時は、たいそう複雑な気持ちでした。殺っちゃん、のさばり過ぎかも(笑)。
 でも、絵を描くことは大好き。HPという発表の場を持てることは、とても幸せです。いい時代に生まれました。

1月28日

 ミッドナイトサスペンス、いかかでしたか>美月さん。

 初詣で「家族の健康」と祈ったんだけどなあ。お賽銭10円がまずかったか(笑)。
 皆さんも風邪には気をつけてね(ごほごほ‥)。

 ♪ 戦う そして 食べ〜られ〜る〜(誰に? 殺っちゃんか?)

 ちかさん大プッシュのドラマ「ロング・ラブレター 漂流教室」。原作はご存じ、楳図かずおさん。綾辻さんの「心の師」です。
 設定は小学校→高校と大幅に変わっているものの、今のところ、かなり原作どおりに話が進んでいる模様。私は原作も読んでいないし、ドラマも観ていないのですが‥。
 綾辻さんは観ていらっしゃるのかな?

 感想の項、小説部分は昨日で完成。
 あと、対談集1冊読んだらコンプリートだ(^^)。
‥なーんて、ニコニコしていたら、なんと!

「この掲示板は数日中にアクセスできなくなります。」に、びっくり。
 レンタル先のサーバーの都合だそうです。
 ずーっと落ちずに頑張ってたのにね。仕方ない、移転先を探さねば。

 新しい掲示板は、こちらです。古いのは、こっちね。

1月29日

 土日に降った雨、県北では雪で、しかもかなりの積雪となったようです。
 ま、平野部は、こう暖かいと雪になろうはずもなく(子供たちがっかり)。
 雪深い地方では、まだまだ冬まっただ中なのでしょうが、こちらは梅のつぼみが日に日にふくらむ、そんな陽気です。
(「容器」じゃない、こら「妖気」でもないってば。頑張れことえり)

 森博嗣さんのHPの日記は去年末に終了。代わりに‥という感じで始まっている「森博嗣の浮遊研究室」(今のところ週一回更新)。これが、分量が多くて一度に読むのが大変(笑)。まあ、日記七日分よりは少ないのかもしれませんが。
「続・臨機応答・変問自在」の質問募集、昨日メールを出しました。採用されたら嬉しいな。
 ひとつ、思いついたけどボツにした質問。
「お子さんの運動会、一度も行ったことがなかったそうですが、ご家族から不満の声は上がらなかったのでしょうか? もし不満があったのなら、一回くらい行ってもバチは当たらなかったと思いますが(笑)。
 もしや、お子さんの結婚式にも出席なさらないおつもりでは‥」
(余計なお世話ですと云われそうなので、出すのを止めた(笑))

 今日は、ちょっと遠方のBOOK OFFへ行ってきました。意外と本、回転しているんですね。前見た時はなかった本があったりして、収穫があって嬉しい(^^)。
 さあて、次はどれを読もうかな(私の本棚、未読本があり過ぎて、迷う迷う(笑))。

1月30日

 本格ミステリ大賞、候補作決定のニュース、まだかなあ。
 昨年は今頃発表になっていたのですが、今年は遅いのでしょうか。
(追記:二階堂さんの日記より。28日に予選選考会が開催された模様。候補作は31日以降公になるそうです。)

 我孫子飯店の更新も、まだだなあ(二ケ月止まったまま‥)。
 我孫子さん、お忙しいのでしょうか。新作の執筆で忙しい、という理由でだったら嬉しいけど。
「e-NOVELSへの道!」が毎週読めるから、まあいいか。

『屍鬼』(新潮文庫)、出ましたね。今月は(一)(二)巻。来月28日に残りの(三)(四)(五)巻が刊行予定。
 文庫5冊分の分量があったのか!と、改めてびっくり。でも、面白かったよ。上下二段になってた単行本より文庫の方が読みやすいかもね。
 表紙もいいです。残り3冊はどんな場面が描かれるのかな。

 鮎川さんの『黒いトランク』、私は創元推理文庫の方を買いました。
 光文社文庫版が「初版ヴァージョン」なら、こちらは「綿密な校訂と著者の加筆訂正による決定版(帯より)」ですって。有栖川さん、北村さん、戸川さんの鼎談が巻末にあります。

1月31日

 本格ミステリ大賞の候補作が、以下のように決定いたしました。
 これらの作品が、2001年を代表する本格ミステリと云って、差し支えないでしょう。

[小説部門]
 『鏡の中は日曜日』殊能将之(講談社)
 『グラン・ギニョール城』芦辺拓(原書房)
 『黒祠の島』小野不由美(祥伝社)
 『たったひとつの』斎藤肇(原書房)
 『ミステリ・オペラ』山田正紀(早川書房)

 一応、評論部門も。

[評論・研究部門]
 「中国の箱の謎」鷹城宏(小説推理8月号)
 「ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?」笠井潔(早川書房)
 「乱視読者の帰還」若島正(みすず書房) 
 「論理の蜘蛛の巣の中で」巽昌章(メフィスト1、5、9月号)
 「『妾の罪』における叙述トリックの位相」小森健太朗(創元推理21冬号)
     (候補作アイウエオ順)

◆◇◆

 昨年5月のオープンから、はや9ヶ月。半月毎にテーマを設けて皆さんと語り合ってきた「こころおきなく。」ですが、今度の「殺人方程式シリーズ」でテーマが一巡したことになります(感慨にひたる私‥)。
 2月半ばからは、ゲーム「YAKATA」を取り上げる予定。その後どうするかは‥考え中。

◆◇◆

 生まれ変わるとしたら、次は道端の草花とかがいいなと、かねがね思っておりました。
 雨の日は雨に打たれ、風の日は風に吹かれ、晴れた日は全身に日の光を浴び‥。すべてをあるがままに受け入れて、気ままに静かに、そんなのがいいな。
 誰をも傷つけず、誰にも傷つけられず、ひっそりと、したたかに。長生きなんてしなくていいんです。春に芽を出し、ぐんぐん伸びて花を咲かせて、種を残して秋の終わりには枯れていく、それで充分。

 でも、植物になりたいなんて人、そうはいないだろうと思っていたら、あら、乙一さんがインタビューに答えてこんな発言を。
「実は、あまり人と関わらず、誰もいないところで植物みたいに生きられたらいいなあ‥って。本当にもう、光合成して生きていけたらと思ってるんです。だから今みたいに夜行性じゃダメですね」(『活字倶楽部』2002年冬号より)
 あ、私も夜行性。そうかこれは直さなきゃダメかもな(笑)。
 何だか同志に逢ったみたいな気がして、記事を読んだ時とても嬉しかったのでした。

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