Home
2月1日
ひゃあ、自己満足の背景、その1(その2以降もあるということか?)。谷山浩子さんの「悪魔の絵本の歌」(のつもり)です。わくわく悪魔のえ・ほ・ん・に♪
(「殺っちゃん工房」にも置いておきます。もし欲しいという奇特な方がいらしたら、そちらからどうぞ)
昨日紹介した第2回本格ミステリ大賞、会員の投票の締切りは5月7日、公開開票は5月17日(金)の予定。楽しみですね。
発表までに候補作を読んで、大賞の行方を自分で予想してみるってのも、いいかも。
横溝正史ミステリ大賞(選考委員:綾辻行人・内田康夫・北村薫・板東眞砂子)も、候補作4作が決まったようです。最終選考は2月28日に行われる予定。
先月29日は、日本推理作家協会の新年会が開催された模様。今年は、参加者が多くて大盛況だったそうです(by
野間美由紀さん)。どなたかのHPで詳細がアップされないかな‥(と思って、つらつら探していたら、柴田よしきさんの日記(1/31)に綾辻さんのお名前が)。
2月2日
2月の綾辻さん。
6日(水)に「ミステリーDX」3月号(角川書店)が発売予定。児嶋都さん作画による『緋色の囁き』後編が掲載されます。原作者が「ひたすら楽しみ」とおっしゃっていた今回の漫画化、後編はいかなる出来映えでしょうか、乞うご期待。
IN・POCKET、KADOKAWAミステリ共に15日(金)発売。『最後の記憶』はそろそろ佳境という段階のようです。『暗黒館の殺人』は、来月で連載丸2年になるのですね(うわ)。3年目に突入か、早いなあ。
今月28日に行われる「横溝正史ミステリ大賞」最終選考の結果は、来月発売のKADOKAWAミステリ4月号で発表されると思います。選評が読めるのはさらに一ケ月後の5月号かな。
そういえば、昨年はこの授賞式にご招待なんて企画がありましたっけ。今年はどうなんだろうね。
「安楽椅子探偵とUFOの夜」のオンエアもいよいよ来月。関西朝日放送のHPは要チェック。関西の方は「TELEPAL」という雑誌も見てみて。もしかしたら紹介記事が載るやもしれません。
文藝春秋80周年記念企画の「本格ミステリ・マスターズ」(綾辻さんが編纂委員のお一人)。まだ主だった動きはないと思いますが、第1回配本は島田荘司さんだという説も。
2月3日
栃木県南部も積雪‥という天気予報を裏切って、しとしと雨降り。
「でも、雨ってきらいじゃない。みんなはいやってゆーけど」
(紡木たく『瞬きもせず』より)
◆◇◆
「本、買ってます?借りてます?」
掲示板に沢山の書き込み、ありがとうございました(あ、まだまだこれから書いてもらっても、いいですよ〜)。
図書館や古本屋を利用している方も多くて、私としては嬉しかったというか、ほっとしたというか(笑)。こんたまるさんが「働いていないと、ちょっと買うのも抵抗あります」っておっしゃっていたの、同じ主婦としてすごく気持ち分かります。
とある作家の方のHPの日記で「図書館問題」というのを目にしたのがきっかけでした。
図書館で借りられてしまうと、小説家には一銭の印税も入ってこない(これは古本屋でも同じですね)。本が売れることで生計を立てている作家の身としては、読者に無邪気に「借りました」と云われても、正直あまり嬉しくない、困る‥というような内容だったのですが。
「読みました」だけでは、喜んでもらえないのでしょうか。
「買って読んでくれる人を100とすると、
買わずに読んでくれた人は80、
買っても読んでくれない人は20、
買わずに読まない人は0、だいたいこの比率で嬉しいです」
こんなふうに書かれていた作家の方もいましたけどね(ただし専業作家ではない)。
本が売れない → 次の仕事が来ない → 失業‥となってしまうのでは、読者としても困るのですが。
でも私は、どの本を読むか、買うか借りるか、いずれも自分で決めます(当たり前のことなんだけどね)。そしてこの場(HP上)で「読んでね」とか「買ってね」とか、他人に強要するつもりもありません(例え綾辻さんの本であっても)。
読んだっていいじゃん。読まなくたっていいじゃん。
買ったっていいじゃん。借りたっていいじゃん。
人にはそれぞれの事情や考えがあるのですから。
本を読まなくたって、生きてはいけます。
でも私は、本を読む。心の糧となるものだから。
一冊の本が人生を変えることだってある。
作者が死んだ後も、連綿と読み継がれ、新たな読者を獲得していく本だってある。
売れる売れないは一時のこと、もっと長い目で見てほしい。
人の心をこれだけ豊かにする作品を、たったひとりで創り出すなんて。
作家って、素晴らしい職業だと思います。
2月4日
昨日の日記は長いなあ(笑)。最初からコラムに書けば良かったですね(ちょっと説明の足りない部分もあったので、書き直して載せてます)。
先週末、一泊で温泉に行ったのですが。
ダンナが「なーんか身体がだるいなあ。4回も温泉に入ったのがいけなかったのかな」などとぬかすので、「この前(去年の暮れ)行った時、『5回も入ったらかえって湯疲れした、失敗した〜』って云ってたじゃない!学びなさいよ」とつっこんだら、「だから1回減らした」だって(笑)。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
7日のトップランナー、楽しみですね。京極さん、収録では3時間ぐらい喋りっぱなしだったとか。45分番組なのに(笑)。
深夜にノーカット版を放送希望>NHK。
京極さんといえば、今月(2/25)『巷説百物語』のノベルス版が出ます。C★NOVELS(中央公論新社)なんだけど、『嗤う伊右衛門』みたいな表紙だったら‥文庫化を待つか。
最近のBGMは「HIROKO TANIYAMA ’80s」。18 曲も入って2500円(税抜)、お買得だよねえ。シングルバージョンの「てんぷら★さんらいず」は、いにしえのオールナイトニッポンを思い出して、わくわくしちゃいます。
有栖川さんのサイン会があるそうです。
新作『作家の犯行現場』(2/15発売・メディアファクトリー)の発売を記念して。ダ・ヴィンチの連載「ミステリーツアー」が一冊にまとまったのですね。『霧越邸殺人事件』の舞台、霧越湖のモデルとなった長野県白駒池も出てきます。
(いいなあ、有栖さんは。本がいっぱい出て‥)
日 時:2月23日(土) 14:00〜
場 所:ジュンク堂池袋店
問合せ:03-5956-6111
あれえ、今日の日記も長いぞ(笑)。話題がやたら重なる時と、何にも書くことがない時と、ギャップが大きいなあ。
2月5日
立春を過ぎ、暦の上ではもう「春」です。
♪ 夏も近づく「八十八夜」や「二百十日」は、立春を起点に数えるということ、ご存じでした?
「サイト内検索」というフォームを設置しようと昨晩格闘してたんですけど、あえなく断念。もう少し勉強して出直してきます。
ちかさんが掲示板に書いてくれた「本にとってはどっちが幸せなんだろう」という一文が、頭から離れません。
「物は、あくまで物。命があるわけでなし、ましてや気持ちなんて」と笑う人もいるでしょうね。でも私には、笑うことの方が不遜に思えます。
「世の中には万年筆を死ぬほど愛している人だっているかもしれない」とは、吉本ばななさんの『キッチン』に出てきたフレーズでした。
◆◇◆
ミステリ以外で暗記するほど繰り返し読んだ本というと、まずはこの『キッチン』と、同じ著者の『白河夜船』、それから江國香織さんの『きらきらひかる』。しょっちゅうお風呂で読んでいたので、ページが波打ってます(笑)。
星新一さんも大好きで、特に初期のショートショートはいいなあ。『ボッコちゃん』とかね。佐藤さとるさんの『豆つぶほどの小さな犬』は、児童文学だけどちょっと本格入ってると思うんだ(ほんとか?)。夏目漱石の『坊っちゃん』も、よく読み返したっけ。文章のリズムがすごく好き。
でも、繰り返し読んだダントツは、やはり『アヤツジ・ユキト1987-1995』でしょうか(すみません、小説じゃなくて‥)。あんまり何度も読んでいるので、どこに何が書いてあるのか、脚注に至るまで覚えてしまっているくらい(笑)。
2月6日
『ミステリを書く!』が文庫化されました(小学館文庫)。
千街晶之さんのインタビュー集です。登場するゲストは、馳星周、柴田よしき、京極夏彦、恩田陸、法月綸太郎、山口雅也、綾辻行人、井上夢人、大沢在昌、笠井潔(敬称略)。豪華なメンバーですよね。
作家とひとくちに云っても、その書き方はまさに十人十色。でも、書くことに対する真摯な姿勢と、プロとしての覚悟は、皆に共通するものです。純粋に読み物としてもとても面白かったですよ。
『ホラーを書く!』もゆくゆくは文庫化されるといいですね。こちらのインタビュアーは東雅夫さん。登場ゲストは、朝松健、飯田譲治、井上雅彦、小野不由美、菊地秀行、小池真理子、篠田節子、瀬名秀明、皆川博子、森真沙子(敬称略)。ね、こちらもわくわくさせられる顔ぶれですよね。
本日、「ミステリーDX」の発売日。
児嶋都さんの漫画版『緋色の囁き』の後編が‥と思いきや、今回は「中編」。なんと、3号にわたる連載になったようです。
早速読みました。ラストのコマの冴子が、すごくいい。いやあ、次号がますます楽しみです。児嶋先生、ガンバレ〜!!
漫画の欄外に、綾辻さんと児嶋さんの一言コメントが載っているのですが、双方ともTVドラマ「漂流教室」(原作は楳図かずおさん)についてのものでした。綾辻さん、「予想外に面白い」とおっしゃっていましたが、ドラマの方はちかさん曰く、4話目あたりから原作から離れつつある感じらしく。
あ、今日放送日でしたね。
2月7日
京極さんファンの方、今日の夜23:00から「トップランナー」(NHK総合)ですよ〜。お忘れなく。
妖怪も秘かなブームなのでしょうか? 子供の玩具菓子に「妖怪根付」やら「妖怪フィギュア」やらあるんですね(なかなかリアルで、見ていてちょっと怖い)。
去年の11月21日の日記に書いた、鎌倉オフ会の話、そろそろ動き始めましょうかね。
実現できるとしたら3月以降になりそうです。Yasさんの掲示板に書き込みしていた方々を中心に、近々メールを出す予定でおります。
他にも「参加したい」という方がおられましたら連絡下さいね。メールでもいいし、掲示板への書き込みでもいいですよ。
2月8日(その1)
昨日の夕方は雷が鳴って、びっくりしました。冬の雷、珍しいですよね。
このところの暖かさのせいで、札幌雪まつりの雪像も融けてしまって大変だとか。
「TR」の感想なんぞを、つらつらと。
・司会者、もうちょっと喋れば(特に田辺くん)
・「謎めいているけど、親しみやすい」このフレーズ、すっごく気に入った。
・『嗤う伊右衛門』の続編、楽しみ。
(あれの続編をどうやって?という疑問はあるが)
・京極さん、我が家を片付けに来てくれませんか(笑)。
・ろうそくが倒れて、張り子が燃えちゃったらどうしよう、と、どきどき。
・お友達からのメッセージ、誰が出て来るかと、ちょっとどきどき。
(誰を期待?(笑) 実際登場したのは大極宮の面々でしたね)。
2月8日(その2)
あったか〜い。春みたい。
春眠暁を覚えずと申しますが、なんか眠くて眠くて‥(春に限らず、いつもでしょ(笑))。
我が家では、今頃になって「たまごっち」がブーム(笑)。流行っていた頃は、親子ともども見向きもしなかったんですけどね。
世間のブームはとっくに去り、在庫処分も終わったのか、おもちゃ屋さんでも見かけなくなってしまった今になって、近所のスーパーに「オスっち、メスっち」のガシャポンが出現。なんと200円也(たまごっちって定価は1980円だったと思ったが‥)。もちろん、はずれも入っていて、5回に1回くらいしか当たらないようになってるんだけどね。
冬休み中、長女さんが何故か「欲しい」と云い出しまして、ガシャポンに挑戦。
長女さん、2回目でメスっち、ゲット(おお!)。
長男くん、1回目でメスっち、ゲット(すげー!)。
次男くん、1回目でメスっち、ゲット(ラッキー!)。
ここまでは非常にコスト・パフォーマンスが良かったんですけどねえ(笑)。メスっちだけだと3世代くらい進化したところで終わっちゃう(死んじゃう)んですよね。この先に進むには、オスっちで育てたやつと結婚させて、卵を生ませないといけない。
ところがこのガシャポンの機械、外側から見る限り、入っているのはメスっちばかり(くそー、良く考えてるな>メーカー)。
何度か挑戦しましたが、いまだオスっち入手できず。
長女さんは己の交遊の広さを利用して、先週友達からオスっちひとつ、せしめました。長男くん、泣いて悔しがりましたね。
親としては「あんたがオス、あんたがメスを育てて、二人で協力して先に進めばいいじゃない」と思ったし、そう云ったのですが、長女さん、頑として聞き入れません(まったく、頑固な奴。誰に似たんだ>私か(苦笑))。
正規のお店には既に売ってないんですよね(あんなに流行ってたのにー)。となると、中古か。宇都宮近辺のHARD OFFや、玩具やゲームの中古屋などなど、思い当たるところはすべて探したのですが、オスっち、ない。
せめてガシャポンでも‥と思ったのですが、オスっちメスっちのガシャポンは、他所では全く置いてなくって。
ネットで検索もしてみましたが、知らない人とネット上で金銭のやり取りは、できればしたくないしなあ。
そんなこんなで、一ヶ月。一昨日、件のガシャポンの機械に中身が補充されたのですが(毎日チェックしてるのか(笑))、おお、今度はオスっちが入っているではないですか!
昨日は残念ながら定休日。おそらく今日、長男くんは200円握りしめてお店に向かうことでしょう。結果はいかに?(笑)
子供達が学校&幼稚園に行っている間、私が↑世話しているのだ。ああ、めんどくさーい。
2月9日(その1)
「原作は綾辻行人・有栖川有栖というミステリー界の二大巨匠による共作」
(ABC放送の安楽椅子探偵のページより)
「巨匠」だって。すごいですね、綾辻さん。
◆◇◆
乙一さんの近作情報が(ネット上でご本人の書き込みを発見)。
「手を握る泥棒の話」ザ・スニーカー4月号(2/28発売)に掲載
実はあまりせつなくないのです。期待していた人、すみません!
『十二月物語(仮)』(幻冬舎)長編 四月頃刊行
こちらは少しせつないかもしれません。せつなくないかもしれません。警察に追われる男の人が、目の見えない女性の家に、勝手に隠れてしまうという話です。
ちなみに、書き込みの本題は、「角川のミステリアンソロジーの著者紹介のところ、体重を書き間違えました……。10kgほど多めに書いてしまいました。本当は65kgなのに。」でした(笑)。
(あ、現在発売中の小説すばるには「冷たい森の白い家」が掲載されてます)
◆◇◆
♪ ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと‥
浩子さんの「ピエレット」という歌をイメージして背景を‥描いてから気付きました。この格好、ピエレットじゃないじゃん(大汗)。これじゃただの笛吹きだ〜。
(「笛吹き」って歌もあるけど、こういうイメージじゃないしな)
まあ、いっか。殺っちゃん工房の「ヒロコな素材」に追加しておきます。
2月9日(その2)
世の中は三連休の初日、なのでしょうか。
特に予定もなく、古本屋に行ったり、図書館に行ったり。
孤島でゆーーっくり本が読みたいなあ(笑)。
オリンピックの開会式。
「スティングとヨーヨーマの共演」見たさにずるずると視聴。しかし、長い。何となく大味な感じ。アメリカらしいね。
ドロシー・ハミルが聖火ランナーだったんだって?それは見損ねました、残念。
◆◇◆
永田萌さんの画集『たまゆら』(サンリオ)を、入手。
舞台は京都。ある時はあでやかに、またある時はひそやかに佇む着物の妖精。以前から絵は何度も見ていたのだけれど、今回本を手にしたことで、文章もじっくり読むことが出来ました。
‥今の気持ち、上手く言葉にできませんね。泣きたくなるくらい。
私にとって、とても大切な一冊になりました。
2月10日
「参加することに意義がある」という言葉が好きです。
でも、世界で一番になり、なおかつそれを持続している人々‥例えば柔道の田村選手やスピードスケートの清水選手なんかを見ていると、そんな甘いもんじゃないっていう気もしてきます。
一番になるって、凄まじいことなんだなって思います。
『活字倶楽部』2002年冬号の恩田陸さんのインタビュー、これも凄まじかったです(あえて内容は書きませんが)。プロ作家の厳しさが痛いほど。
いえ、私は作家でもなんでもないので、別に複雑に思わなくてもいいんでしょうけど(歯切れの悪い文章ですね〜)。
八重桜の例えもあることですし(わかつきめぐみさんの『So What?』より)、人それぞれですよね。でも、たまにはエンジンも思いっきり回してやらないと、錆びついちゃうってのも事実かな。
2月11日
殺っちゃん工房にアイコン追加。こういう作業は楽しいな。
今週はIN・POCKETとKADOKAWAミステリが発売(15日)。綾辻さんはKADOKAWAの締め切り前でお忙しい頃でしょうね。
来月で『暗黒館の殺人』連載は開始から丸2年が経過。いよいよ3年目に突入です。これほど長い連載になろうとは、誰も(作者も)予想しなかったに違いない(微苦笑)。
綾辻作品の中で最も長い小説になることはもはや明らかですが、内容的にも、今までの館の集大成といった感のある『暗黒館の殺人』です(最初の一年は連載読んでたんだよね。最近は「じっと我慢の子」ですけど)。本の刊行を待ち望んでいる皆さん、お楽しみに〜(今年は無理でも、来年はきっと読めるよ。でも、文庫化を待つって方は、まだまだ先は長いぞ(笑))。
昨年の今日、「談話室滝沢」にてオフ会を開いたのでした。もう一年経つんですね。早いなあ。
2月12日
『作家の犯行現場』(メディアファクトリー)刊行を記念して行われる、有栖川さんサイン会のお知らせは、4日の日記に書きましたが、これと同時期に写真展も開催されるようです。
期 間:2月15日(金)〜 3月7日(木)
場 所:ジュンク堂池袋店 3F
サイン会当日(23日)はサイン入りのポートレートが当たる特典もあるらしい。盛り沢山ですね。
講談社ノベルスの「密室本」、先月は森博嗣さんと高田崇史さん、今月は高里椎奈さんでしたが、今後は
4月 霧舎巧さん、舞城王太郎さん
5月 浦賀和宏さん、秋月涼介さん
らが予定されているそうです。12月までに22名の作品が出揃うとか(本当に?)。ファンの方々、お楽しみに。
ちなみに「密室」と聞いても、それほどワクワクしない私(あれ?)。
「ダ・ヴィンチ」3月号に「ミステリー作家が誘われた地霊への巡礼」という特集記事が載っているのですが、それの「鎌倉」の項に、綾辻さんの『時計館の殺人』が紹介されていました(京極さんの『狂骨の夢』と並んで)。鎌倉に長いこと住まわれていた鮎川哲也さんのお名前も。
ふふふ、「鎌倉オフ会」はタイムリーな企画かも(偶然だってば(笑))。今のところ、4月上旬の開催を予定しています。来月に入りましたら、参加希望者には改めてメールしますね。
2月13日
酒井美紀、坂井真紀、水野真紀、水野美紀 ‥‥ああ、ややこしい。
風邪やインフルエンザが猛威を振るっているようです。うちの子たちの学校も、学級閉鎖の一歩手前。
皆さんは大丈夫ですか? どうぞお気をつけて。
TV Brosという雑誌に、楳図かずおさんのロングインタビューが。「(自作を)映像化するなら、宮崎駿さんにやっていただきたい」ってのがちょっと意外でした(でも、記事を読むと納得)。
2月14日
庵野秀明さん(エヴァンゲリオンの)と、漫画家の安野モヨコさんが結婚!
でも、もっと驚いたのは「北之坂柾雪嬢」。『匣庭の偶殺魔』の作者は女の方だったのですか、知りませんでした〜。
以上、大森望さんの日記より。
◆◇◆
鮎川哲也さんの『黒いトランク』を読んでます(面白いよ〜)。
137ページ(創元推理文庫版)まで読んだ時点で、いったん事件を整理して考えてみようと、日時、場所、出来事などの一覧表を作った私。ところが、1ページめくった139ページには、ご親切にも犯行の流れを記した一覧表が載っているではないですか! 何だい、よりにもよって次のページにとは‥しばし脱力(笑)。
ところで、読み始めて最初に「あれ?」と思ったのが、ひらがなの多さ(いや本当に)。「おわる」「うつくしい」「きこえた」‥などなど、動詞や形容詞がひらがなに開かれている部分が多いんですよね。なので余計に読みやすい。
ワープロに頼り過ぎて、つい書けもしない漢字を多用してしまう己を、少々反省。
2月15日
さ〜て、今日は書くことが沢山あるぞ。
綾辻さんの今月の決意は「忍耐と努力」。いよいよ『最後の記憶』の執筆が佳境に‥ということでしょうか。
あと、アルジェントの新作映画『スリープレス』の試写会に行かれたそうな。「感涙もの」と喜んでおられました、良かったですね(そうそう、『サスペリア』観ます!と宣言したくせにまだ観ていない私(汗))。
今月も『暗黒館の殺人』『最後の記憶』双方、ちゃんと載っております。
読みたいよお、でもじっと我慢の子。
◆◇◆
京極さんのエッセイ(珍しい)が、推理作家協会の会報(2月)の中にあります。「書けない」と云いつつ、この面白さは確信犯でしょう(笑)。「卒業論文のような珍妙なもの」って、どんなの?
法月綸太郎さんの評論集『謎解きが終わったら』(講談社文庫)に、『黒猫館の殺人』文庫の解説が載っています。
この評論集に取り上げられている作品、どれも面白そうですね。「天然カー」倉知さんもいいけれど、青猫さんおススメの、山田正紀さんの『女囮捜査官シリーズ』、ますます読んでみたくなったぞ。
有栖川有栖さんの『作家の犯行現場』(メディアファクトリー)は、書き下ろしの小説が2編も載っているんですね。
白駒池(『霧越邸殺人事件』の舞台)の項もちゃんとありましたよ。写真がカラーじゃないのが、残念。
喜国雅彦さんの『本棚探偵の冒険』(双葉社)、実物を初めて見ました(栃木の書店、品揃え悪すぎ)。当然ながら初版本ではなく、著者検印は印刷。
「喜びのあまり宙に浮かぶ山口雅也さん」の絵が最高でした(笑)。あと、我孫子さんの本棚整理の話は、連載時に読んでいなかったので、楽しめました。
しかしこの、本への熱意はただ者じゃない(笑)。
◆◇◆
谷山浩子さんの新譜が、4/17に発売だそうです。タイトルは「翼」。
4月は鎌倉オフの予定もあるし、待ち遠しいな(^^)。
|