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4月16日
J-ミステリ倶楽部に関してこんなページが。ふうん、こんな画面で読めるのか。
それはさておき。
有料サイトなんだから、勝手に情報持ち出しちゃまずいよね(お金払って見てる人は怒るだろう)。でも、どこまでが規約の制限する範囲なのか。
お二人の書かれたものは著作権が当然適用されるんだろうけど、新刊の発売日なんかの情報についてはどうなのか分からなかったので、事務局に問い合わせていました。で、昨日その回答がいただけました。
以下、注意事項です。事務局からいただいた回答をもとに書きました。ちょっと長いですが、読んでね。
J-ミステリ倶楽部のコンテンツ(ドキュメント、データ、画像、映像、音声など)の著作権は、製作会社電通テックまたは著作権を有する第三者(綾辻行人、有栖川有栖、白峰良介など)に帰属します。製作会社または著作権者の承諾がない限り、閲覧目的以外にはダウンロードあるいは複製することは禁じられています。
いかなる形態であっても、本サービス上のコンテンツを無断で以下の目的に使用することは法律で禁じられており、違反者は、民事上および刑事上責任を負い、起訴されることがあります。
1 ウェブサイトなどに複製、掲載すること。
2 改ざんまたは改変すること。
3 放送すること。
4 出版物等に使用、掲載すること。
5 以上に準ずる行為。
コンテンツ内に掲載されている全て(先生方のエッセイはもちろん、新刊本や記事掲載雑誌の発売日などの情報も)が著作権の対象となります。しかしながら、全ての情報に関して厳密な意味での規制をかけ、ユーザーの交流を妨げることを意図しているわけではありません。信義則に反せず、また当サイト並びに作家の方々の権利を侵害しない程度においては、問題はありません。
具体的には、J-ミステリ倶楽部内の情報に関しては、他のメディアで既にリリースされているものについては、フリーのHP上で公開しても問題はありません。
しかし、J-ミステリ倶楽部が提供する対談やエッセイなどが転載あるいは引用、もしくは要約され誰もが見ることができるフリーなHPに載せられた場合、当サービスあるいは作家の方々の権利を侵害する行為であると認められる可能性はあります。
J-ミステリ倶楽部のコンテンツは、しばらくの間はJ-PHONEユーザーのみに提供されますが、いずれは携帯端末だけではなく、他の媒体でお楽しみ頂ける機会もあるかもしれません。
要するに。
J-ミステリ倶楽部の情報を、そのまま掲示板などに書くことは規約に反するので気を付けて下さい。
ただ、例えば『最後の記憶』の発売日がJ-ミステリ倶楽部に掲載されたとして。
角川書店に問い合わせて確認が取れたら、それは他メディアも入手できる情報なわけだから、公にしてもいいのでしょうね、きっと(ほんとか?)。
雑誌に書いてある情報はサイトで流しても問題にならないのにね、とか(厳密にはまずいのかも)。
MLも規約の対象になるのかな、とか(あえて訊かないでおこう(笑))。
新刊の発売日なんかの情報は、より多くの人に早く知らせたほうがお二方のためになるんじゃないか、とか。
他愛なくないじゃん(誰に向かって云っているのだ)とか、いろいろ思わないでもないですが‥ま、いっか。
「いずれは携帯端末だけではなく、他の媒体で‥」というのは嬉しいですね。J-PHONEユーザーでなくても、しばらく待てば読めるというのであれば、待ちますよ、私は(ええ、待つのは慣れてますとも(笑))。
綾辻さんの場合、単行本未収録の雑文はいずれ『アヤツジ・ユキト1996-20??』に収録される予定があるわけですしね(講談社、よろしくお願いしますよ!)。ただ、問題は語り下ろしの「アヤツジ打ち明け話」。何らかの形でエッセイ集に収録してほしいものです(祈)。
4月17日
『最後の記憶』連載完結!
「書き終えられた」というのは知っていたのですが、実際に「最終回」という文字を目にすると、嬉しいというか感慨深いというか‥。
KADOKAWAミステリを手に思わず顔がゆるんでしまう私を、レジのお姉さんはどう思ったかな(笑)。
ここ半年あまり、雑誌は買っても本文の方は読んでいなかったんですよね。
さあ、最初から最後まで通しで読むぞ〜。
4月18日どうしてそんなに分かりやすいかなあ(^^)。利用されてなんぼではありますが。
昨日は浩子さんのアルバム「翼」が発売!
あちこちCDショップ廻って、ようやく入手。今回は壮大だなあ。
「ゆりかごの歌」という歌があるのですが、癒し系の歌かと思いきや、歌詞に「人は人を殺せる」というフレーズが10回も繰り返されるなんて、誰が予想したでしょう(笑)。
「翼」発売記念のインストアイベントが。5/6神戸(ジョーシン)、5/11秋葉原(石丸ソフトワン)、5/30銀座(山野楽器)。詳しくは浩子さんのHPを。
浩子さん関連でもうひとつ。朗読と歌で綴るお芝居仕立てのコンサート「幻想図書館」、vol.2は不思議の国のアリスです。東京グローブ座で7/5、6、7の3日間。
関西方面での追加公演も、前回の時のようにあるといいですね。
◆◇◆
『最後の記憶』読了。読み終わってしばらく何も手につきませんでした。おお、こういう話だったのかとしばし呆然。
『眼球綺譚』の表題作のような味わいの長編ホラーです。館シリーズとはだいぶ趣が違いますが、本になったらぜひぜひ読んでみて下さいね。
ああ、ついに綾辻さんの新作が読めたよー、嬉しいよお(^^)。
でも、毎月15日には必ず誌上で「綾辻行人」という名を見られたのが、来月からはなくなっちゃうんだな。「今月の決意」も見られないし。それはちょっと悲しい‥。
4月19日届いていれば、まあいっか。
「翼」のどの曲聴いても『最後の記憶』が思い出されて‥。
パブロフの犬状態のmihoroです(笑)。
「新本格ミステリフェスティバル」はディナーショーではないと思うのですが‥>殊能さん(笑)。「トークなんかやめて、ひとりずつ歌を歌った方が、客は喜ぶんじゃ」って、殊能さんこそ出演されたらいいのに。
そういえば本格ミステリ大賞、2年連続候補になっているんですよね、殊能さんって。すごいかも。
あ、図書館の本、読まなきゃ。貸出期限大幅に過ぎてるぞ(汗)、督促が来ないうちに‥。本格ミステリ大賞候補作、未読はあと2作です。『ミステリ・オペラ』という大作が待ち構えているんだよね。ううむ。
大作といえば、「読むのに重くて大変だ」と評判の『オイディプス症候群』、先日初めて実物を見ました。この見取り図は‥やっぱり小野不由美さんが書いていらっしゃるのね(^^)。
私は笠井潔さんの本は一冊も読んだことがないので(『ミネルヴァ〜』も途中で挫折してるし(苦笑))、まずは『バイバイ、エンジェル』から読もうと思っています。『哲学者の密室』も創元推理文庫から分厚〜い一冊になって出てたっけ。『薔薇の女』はYAKATAでずいぶん苦しめられた思い出が‥って、それはゲームの話でしょうが(笑)。
4月20日
接続パスワードはあってるのに、利用者と見なしてくれなくて、なかなかネットに繋げません。何なんだ‥??
トップページ、絵にあわせて色も変えてみました。菜の花畑っぽいかな?
私の家の近所には、菜の花畑もれんげ畑もあります。もうじき田植えも始まるでしょう、新緑がまぶしいこの季節。
街路樹の花水木も紅白の花を咲かせています。しかし「花水木」って、字面は綺麗だけど音はイマイチだなあ(笑)。
ツツジも咲き始めました。ツツジの鮮やかな色を目にすると、有栖川さんの『ジュリエットの悲鳴』の中のある短編を思い出しますね。
4月21日
有栖川さんは、プロ野球中継を心置きなく見るために『マレー鉄道の謎』の脱稿を頑張ったって、ほんとですか(笑)。
じゃあ、阪神の好調が続くと原稿もバリバリ書けるのかな?それとも、野球に心奪われて仕事がお留守になるのか‥どっちでしょうか。
ギャラリーと殺っちゃん工房大改装‥といっても、ディレクトリを増やしたりリンクを増やしたり、といった作業なので、どこが変わったのか分からないかも(笑)。少しでも見やすくなっているといいのですが。
(ギャラリーはまだ作業が途中。何故かファイルが送れなくなっちゃって。明日までには何とか)
さあて、せっせと野良仕事に励むか(なにそれ(笑))。
4月22日
ギャラリー改装何とか終了。リンク切れやファイルが見つかりませんメッセージが出る箇所があるかもしれませんが、おいおい直していきます。ぜいぜい。
もし気づいたことがありましたら、どうぞお知らせ下さいませ。
データベースは見られてなんぼ、踊りはマンボ、秋田の名物きりたんぽ‥って、すみません、これも大矢さんに薦められた『パタリロ!ダジャレ王』(白泉社)を買ってしまったせい‥いやお陰であります(笑)。
『パタリロ!』のコミックス、もう73巻だそうで。文庫も33巻、すごいなあ。半分も読んでないぞ、きっと。本格ファンにもおすすめのパタリロ!(笑) 文庫29巻の解説は有栖川さんでしたしね。
(最近有栖さんの話題が多いなあ。スポーツ紙に「タイガース優勝を推理する」って文章を寄せられていたとか。予想じゃなくて推理ってとこがすごい(笑))。
そうそう、綾辻さんも『動物のお医者さん』(白泉社文庫)の解説(たしか7巻)、書いていらっしゃるんだよね。綾辻さんは猫ぬぐいの話をあげていらしたけど、『動物のお医者さん』で本格というと、ハムテルくんの家の倉庫でクリスマスの飾りを探す話をとっさに連想しました、私は。
作家が解説を書いている漫画と云えば、野間美由紀さんの『パズルゲーム・はいすくーる』(白泉社文庫)。帯にしっかり「本格ミステリ・コミック」と銘打ってありますからね。面白いよ〜。
1巻は西村知美さんと著者との対談が載っていますが、その後の解説は津原泰水さん、二階堂黎人さん(対談)、光原百合さん、早見裕司さん、高野裕美子さん、と皆小説家!
先月6巻が出ましたね。私の好きなオリオン座の話が載ってました。ふふふ。
4月22日
『本格ミステリ これがベストだ!2002』(探偵小説研究会・創元推理文庫)が24日発売予定(いしいひさいちさんの絵が表紙)。去年も『〜2001』というのが出てましたね、そういえば。
探偵小説研究会が選んだ2001年本格ミステリ10作の発表、話題作『ミステリ・オペラ』『黒祠の島』の作品論などバラエティに富んだ会員の評論・コラムを収録。笠井潔さんと巽昌章さんの「本格ミステリ往復書簡2002」も掲載されます。
値段が300円から400円にアップした分、内容もかなり充実したものになったとかならないとか(まだ現物を見ていないので‥)。
最近耳にしたとある歌、その内容が自分の状況とあまりにそっくりでびっくり。
たまたま再読したとある小説、何度も読んだことのある物語だったにもかかわらず、改めて教えられる思いがして。
この時期偶然に出逢ったそれらが、見失っていた自分を取り戻すきっかけになってくれました。
いくつになっても泣いたり落ち込んだり、平常心を保つことの何と難しいことか。でも今はリセットボタンが押されてまっさらになった気分。どうせすぐまた暴走したり固まったりしちゃうんだろうけど(笑)。
「そしてあたしはそれだけでいいと思う。」
まったく、きっかけはちょっとしたことなんだよねー(そうか?)。うろたえちゃう自分が恥ずかしい。
ね、落ち着いたらちゃんといいことあったでしょ?>自分。
4月24日
昨日、自宅の階段から落ちまして(笑)。
ほんの3、4 段ほどだったのですが、踊り場の壁にしたたかに足の指をぶつけました。あと肩と腰も。
しかし、ぶつけたのはその数カ所なのに、全身筋肉痛になるのは何故? 転んだ瞬間って、全身が筋肉痛になるほど緊張するのでしょうか?
一日経った今日も、足は痛いし腰もはれて盛り上がってるし。大丈夫か?>私‥と云いながら、30kgの米袋を持って精米しに行かなきゃならないんだ、これから。えーん。
コラムの読書記録の項を書き換えました。最近本読んでないなあ(綾辻さん以外の)。頑張らなくっちゃなー。
4月25日
掲示板にも書きましたが、ここでももう一度。
「JUNKU 連続トークセッション」というのが毎月行われているらしいのですが(知らなかった)、今月は光文社「Kappa-One 登竜門」の第1回受賞者(石持浅海さん、加賀美雅之さん、林泰広さん、東川篤哉さん)らの講演会が行われるのだそうです。二階堂黎人さんが司会。
詳細は同店まで(ジュンク堂HPはこちら。イベント情報は要チェックですね)。
日 時:5月25日(土) 16:00〜
場 所:ジュンク堂書店池袋本店 4階カフェ
料 金:1000円(ドリンク付)
問合せ:03-5956-6111
備 考:先着40名限定
いや〜懐かしい。去年の5月、綾辻さんと有栖川さんがトークやった場所ですね。
先着40名です。まだ間に合うのでしょうか、希望者は即電話しましょう。
◆◇◆
さすがに米30kgは持てなかったので(車まで運べなかった)、1/3ほどを小袋に詰めて精米してきました(昨日の続き)。
映画『アナザヘヴン』がテレビ朝日系で放映されます(5/12(日)21:00〜)。
綾辻さんと京極さんがテレビコメンテ−ター役で出演(^^)。結構最初の方に出てきますので、お見逃しなく。
4月26日
先日紹介した『本格ミステリ これがベストだ!2002』、評論がぎっしり詰まっていて、なかなか読みでがありそうです。立ち読みには向かない(こらこらこらーっ!)。
来月の講談社ノベルスの新刊は、なかなかの大物ぞろいですね。
サイン会情報でもお知らせしたように、何度も刊行の噂が流れた有栖川有栖さんの『マレー鉄道の謎』が、今度こそ出ます。森博嗣さんの『朽ちる散る落ちる』は予定通りの刊行。
他にも、法月綸太郎さんの『法月綸太郎の功績(仮)』や、本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジー『本格ミステリ02(仮)』が。法月さんの新刊も久しぶりなのでは? 後者は、昨年発表された本格ミステリのベスト短編&評論を集めたもの。昨年の『〜01』は7月発売だったと思いますが、今年は早いんですね。
行きつけのM書店に「今月の文庫新刊」「今月のコミックス新刊」に加えて「今月の新書新刊」の紙が掲示されるようになりました。これからも続くといいのですが。
でも、月半ばにやっと「今月の新刊」が貼り出されたりするので、あんまり役にはたたないかな(笑)。
第2回本格ミステリ大賞、投票の締め切りは5月7日(火)、開票は5月の‥えーといつだったかな、分かり次第お知らせします。
6月14日(金)発売の「GIALLO No.8(2002 SUMMER)」に詳細が掲載されます。結果は開票後すぐ分かるにしても、誌上では会員の選評が読めますからね、これが楽しみ。
4月27日
我が家は今、朝日新聞を購読しているのですが(朝日、読売と交互に契約して、洗剤をせしめてます。結婚してから一度も洗剤買ったことないもん(笑))。
で、今朝の広告。いきなり京極さん、宮部さん、大沢さんの全身写真が載っていて、びっくらしましたねー。SKY PerfecTVに京都チャンネルというのがあるそうで(京都、というのに反応してしまうアヤツジストの性(笑))、こんな番組を放映するそうです。
「大沢在昌・宮部みゆき・京極夏彦 自作朗読会」
4月7日に行われたイベントの模様を京都チャンネルが独占放送。
自作朗読の他、三人が大沢作品の役になり切っての朗読共演など、人気作家の素顔に迫るスペシャルプログラム。
このイベント、「さくら満開原稿まだ会」という名前だったようで(笑)。大極宮にもその内容が簡単に紹介されていました。
しかしこの三人、本業の小説以外にも、自作のドラマ化(新宿鮫)やら映画化(模倣犯)やら狂言やら‥幅広く活躍されてますね。すごいなあ。
◆◇◆
もうひとつ新聞より。
今年は横溝正史生誕百年。角川書店ではこれを記念して、来月上旬からフェアを開催するのですが、本日の新聞広告にもあったので、ひとことだけご紹介を(長くなっちゃうので詳細は明日ね)。
「読んでいない、では済まされない。全人類必読の名作」
そこまでおっしゃいますか、綾辻さん〜。
4月28日
昨日お知らせしたように、横溝正史生誕百年記念フェアが角川書店で開催されます。
■第一弾
金田一耕助ファイルが装い新たに新登場。文庫の装幀が一新されます(私は昔の「絵」の表紙にすっかり慣れ親しんでしまったので、ちょっと違和感)。
『本陣殺人事件』『犬神家の一族』『白と黒』『獄門島』『悪魔の手鞠唄』『女王蜂』の6冊が4月25日発売。
■第二弾
5月下旬、以下の単行本が発売予定。
▼アンソロジー『金田一耕助へ捧ぐ九つの狂想曲』
赤川次郎、有栖川有栖、小川勝己、北森鴻、栗本薫、柴田よしき、菅浩江、服部まゆみ(なかなか豪華な執筆陣ですよね)
▼ムック『横溝正史に捧ぐ新世紀からの手紙』
▼エッセイ『横溝正史 自伝的随筆集』
■第三弾
角川文庫から『三つ首塔』『八つ墓村』『悪魔が来たりて笛を吹く』『仮面舞踏会』『迷路荘の惨劇』『夜歩く』の新装版6冊が7月下旬発売予定。
昨日も書いたように、綾辻さん曰く「読んでいない、では済まされない。全人類必読の名作」ですからね。未読の方、この機会に読まれてみてはいかがでしょうか。
かくいう私も、読む前はとかく角川映画のイメージ(おどろおどろしい、とか)が先行しちゃってて、なんとなく横溝作品、敬遠してしまっていたんですよね。でも実際読んでみると、文章は平易でとても読みやすいし、事件は陰惨でも書き方に品があるし。探偵もなかなか魅力的。私も二冊しか読んでいないので(おいおい)、今年は頑張ってみようかな。
エッセイの項に上記の推薦文、書き足しました。
4月29日
本日、みどりの日。
♪ 君の為に 僕が生きてゆく は「緑の日々」。
小田和正のベスト盤が出ましたね。オフコース時代は良く聴いたもんです。鈴木さんと一緒にやってた頃のが良かったな、私は。
◆◇◆
いらなくなるって、いいことだよ。
自分のためだけに生きられるから。
世の中は、あなたが幸せじゃないと、幸せになれないのです。
細かい部分はちょっと違うと思いますが、昨日観たNHKスペシャル「奇跡の詩人」の日木流奈くんの言葉です。
自分が必要とされなくなること、今までは恐怖だったんだけど、そっか、こういう考え方もあるんだなー、と。11才の詩人の言葉に救われました。
幸せの青い鳥も、本当はすぐそばにいるんですよね。気がついていないだけ。見えていないだけ。
◆◇◆
久〜しぶりに、綾辻さん以外の本を読みました。
殊能将之『黒い仏』(講談社ノベルス)読了。
世間では賛否両論らしい本書、私はOKでした(全部がこうだと困るかもしれないけど(笑))。なぜ楽しめたか、それは(以下多少ネタバレなので、既読の方だけドラッグして読んでね)現実世界においても一応論理的な解決をしているから、だと思います。伏線もきちんと張ってあるしね。
軽い語り口は相変わらず。よく知らない事柄が引用されてても、気にならずにさくさく読めるのは、前作『美濃牛』と同じでした。
ご本人のHPの『黒い仏』に関するページも、これでやっと読めるぞ、と。サウンドトラックに(ほとんどが知らない曲にもかかわらず)爆笑。だって、ホークスの応援歌が入ってるんだもん(笑)。取材日記も楽しかったですね。
ところで、昨年のバカミス・ベスト10に本書が入っていなかったことに著者は文句をつけておられましたが(殊能さんのことだから、本気かどうかは分からないけど)、どんなもんですかね。バカミスとは思わなかったけどなあ。真面目に遊んでるって印象。
4月30日
昨日の『黒い仏』に続いて、本格ミステリ大賞候補作でもある殊能将之『鏡の中は日曜日』(講談社ノベルス)読了。
何か仕掛けがあるに違いないと構えて読んでいたにもかかわらず、終盤は幾度もびっくりさせられました。フランス語は全然分からないけど、中盤の動機もなかなか。「ぼく」の一人称で語られる第一章の雰囲気、好きだなあ。
ところでこの作品、もちろん単独でも充分に楽しめる立派な本格ミステリなのですが、綾辻さんの館シリーズ既刊6冊を読んだことのある方には、また違った楽しみ方ができるという。
事前にともっぺさんに教えていただいたように、登場人物の名前がどこかで見たことあるような‥殊能さんのHPの「books」の項に、その種明かしがあります(読む前に見ても、大丈夫ですよ)。
参考文献に『十角館の殺人』から『黒猫館の殺人』までの6冊がずらっと掲げてあるし、読んでいてもやたらとひっかかる箇所が(どこがそうかは、実際に読んで確かめてね)。
とはいえ、相手は殊能さんですから一筋縄じゃいかないですねー(笑)。館シリーズに対する好意的なオマージュか、はたまた続編がなかなか出ないことへの挑発か‥綾辻ファンとしては、少々複雑な気持ちでありました。
読書記録に作家別索引を作りました。索引作るほどの量じゃないんですが(笑)。週一冊、年50冊が目標かな(たぶん今年はムリ)。
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