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 Ayalist 5月の日記(前半)

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5月1日

 知らない人には「何だこりゃ」の背景ですね(笑)。
 浩子さんの「パタパタ」、真夜中にパタパタ走っている可愛いイメージだと思いこんでいたのですが、じっくり歌詞を聴いたらめちゃめちゃ切ない曲でした。詞よりメロディーがまず頭に入ってくるので、こういう勘違いを時々します(笑)。

 昨日書き忘れたのですが『鏡の中は日曜日』、舞台が鎌倉の浄明寺にある「梵貝荘」というお館なんですよ。まあなんとタイムリー、オフ会で行ったあの辺りではないですか!
 ずっと疑問だったのですが、地名は「浄明寺」なのに、そこにあるお寺の名は「浄妙寺」。これは、お寺の名前そのままだと畏れ多いということで、町の名前は一文字変えたのだそうな。
 昨年の7月は確かに殺人的に暑かったなあ‥と、懐かしく思い出したりもして。

◆◇◆

 5月の綾辻さん。

 15日(水)はIN・POCKETの発売日。『暗黒館の殺人』連載第24回。まるまる2年になるわけですねー。
『最後の記憶』の連載は終わったし(単行本にまとめる作業が残っているけど)、暗黒館に全力投球できますね、綾辻さん。どんな結末が待ち構えていることやら、楽しみだ〜(うう、早く読みたいぞ)。

 新本格ミステリフェスティバル、5月下旬が募集開始の予定。それまでには関西公演の詳細も明らかになるでしょう(土日の開催になりますように(祈)。どきどき)。
 ところでここの告知ページ、いつのまにか綾辻さんのお写真が『どんどん橋、落ちた』ノベルス版の著者近影から、同書単行本の近影(モノクロ)に差し換えられているのは、何故?

 本格ミステリ大賞の予定は、以下の通り。
  5月 7日(火) 本選投票締め切り(当日消印有効)
  5月17日(金) 公開開票式
  6月22日(土) 定期総会と授賞パーティー
 開票式の結果は、二階堂さんのHP貫井さんのHPで早々に明らかになるのではないでしょうか。お楽しみに。

5月2日

 角川文庫の横溝正史生誕百年フェアが始まりました。本の脇にビヨンと立ってるPOP広告、欲しいなあ(笑)。
 発売中の新装幀文庫6冊、それぞれの帯に推薦の言葉が。おお、現代の錚々たる面々が勢ぞろいって感じですね。
『本陣殺人事件』綾辻さん。
『犬神家の一族』有栖川有栖さん。
『白と黒』恩田陸さん。
『獄門島』北村薫さん。
『悪魔の手鞠唄』内田康夫さん。
『女王蜂』鈴木光司さん。
 新装幀も実物を見ると、白と黒を基調にした大胆なデザインで、なかなかいいセンス‥と思ったら、大路浩実さんの作なのですね。納得(大路さんの装幀、好きなんです)。
 エッセイの項に書き足しておきました。

 乙一『暗いところで待ち合わせ』(幻冬舎文庫)読了。
 ひとり暮らしをしている目の見えない女性の家に、警察に追われる男が密かに隠れ潜んで‥。この設定だけを聞くと、ヘップバーンの『暗くなるまで待って』のようなサスペンスを想像するかもしれませんが、「せつなさの達人」乙一さんの手にかかるとこういう物語になってしまうのですね。
 胸が暖かくなったり涙ぐんだり、かと思うとびっくりしたり。特に後半は、このような展開になるとは思いませんでした。
「ひとりで生きていけるというのは、嘘だった」この言葉が頭から離れません。題名の「待ち合わせ」というのもポイントかな。

 J-ミステリ倶楽部、更新。アヤツジ打ち明け話第2回は「ウルトラQ体験」だそうです。ニュースの項に書き足しておきました。
 あとコラムに「ファンとマニア」を書きました。

5月3日

 今日の日記も長いです。覚悟して下さい(笑)。

「活字倶楽部」2002春号と「ダ・ヴィンチ」6月号に、文藝春秋「本格ミステリ・マスターズ」に関する記事が載っているとの情報を二階堂さんのHPで得たので、早速書店へ(もっとも「ダ・ヴィンチ」は発売前でしたが)。
 8月に3冊刊行(タイトルは(仮)です)。
島田荘司『A MAD TEA PARTY UNDER THE AURORA』
山田正紀『僧正の積木歌』
柄刀一『凍るタナトス』
 かつくらの記者さんは「本格ミステリ作家は遅筆の方が多いけど、ちゃんと刊行していけるのだろうか」と心配したらしいですが、決起集会的パーティーで笠井潔さんが「書かなかった人は罰ゲーム」とコメントしたそうな(笑)。罰ゲームって何でしょう?
 ところで、綾辻さんは書かれるのでしょうか。以前見た執筆予定者の中にお名前がなかったので気になっています。個人的には「綾辻行人のいない本格なんて!」と思うもので(でも編纂委員なんだから、きっと書かれるよね、きっと‥)。

◆◇◆

 唐突ですが、ちょっと言い訳(?)をば。
 以前『最後の記憶』について、掲示板で「本格‥ではないな」って書いたのですが、訂正します。というか、言葉が足りなかったですね。
『最後の記憶』は長編ホラー(と云われているよう)ですが、伏線もあるし意外な結末もある、すなわち私にとってはやっぱり一種の「本格」だったんですよね。
 あんまり先入観を与えてしまうのもなんなので、どうぞ刊行された暁には、ぜひお手に取って読んで下さいませ。そして、感想など聞かせて下さいね(^^)。

◆◇◆

 昨日のコラムは「かつくら」を読む前に書いたものなのですが、今号の森博嗣特集のインタビューの中に大変気になる箇所があったので、それについてまた書きたいと思います(おいおい、GW暇なのか?)。
 題して「「本格ミステリィの危機的状況に関する森助教授の一考察」に関する一考察」(長過ぎ(笑))。森さんの発言は、なるほど一理あるなと思う所もあり、それは私の考えとは違うなーという所もあり。
 森さんのインタビューを読みたい方は「活字倶楽部2002春号」を見てね。先月25日発売なので、まだ書店にあると思います。

◆◇◆

 蛇足ですが、その「かつくら」の中にすっっごく頭にきた箇所があったので、一言吠えさせて〜(笑)。

『腐蝕の街』のことを「オヤジと少年のラブラブっぷりを楽しもう・」なんて紹介の仕方しないでよ! 別にボーイズ・ラブとかに偏見持ってるわけじゃないけど、これはあんまりだ〜(泣)。

5月4日

 なんと! 首都圏では、7日発売の「ダ・ヴィンチ」がもう店頭に並んでいたのですか。mewさん情報ありがとうございました。
『霧越邸殺人事件』が祥伝社ノン・ノベルより6月発売予定だそうです。とっくに文庫化されているものが今頃どうして?という気もしますが、ともあれ新しい本が出るのはとっても嬉しい(^^)。新しいあとがきも読めるしね。
 未読の方はこの機会にぜひぜひお手にとってみて下さいませ〜。

新本格ミステリフェスティバル」の関西公演、かつくらにはしっかり「京都公演」と書かれていましたが、もしかして場所が決まったのでしょうか?
 日程など分かり次第お知らせしますね(ああ、お願いだから土日にして〜)。

 J-ミステリ倶楽部に連載されている綾辻さんの単行本未収録エッセイですが、題名から推察すると、98年に「小説推理」で連載された巻頭エッセイと同じものなのかな(全12回)。
 小説推理って雑誌は、置いていない本屋さんが多くて、当時一生懸命探した覚えが。懐かしく思い出しました。

 新聞の広告に十二国記が載っていました。263万部突破ですって、すごいですね。
 ベストセラーの中には一時期の流行で終わってしまう本もありますが、長きに渡って売れ続けている作品は、やはりそれだけの理由がありますよね。
 BS受信できないのでテレビアニメは見ていないのですが、どんな感じなのかな。

5月5日

 長女さんが「男の子の数だけ鯉のぼりを飾るの?」と訊いてきたので「違うよ」と答えました(実は良く知らない)。
 この辺りの農家では、鯉のぼりが10匹(単位がよくわからない)以上はためいている家も珍しくないです(田舎の風景だなあ)。壮観です。
 我が家はちっこい鯉のぼり(30cmくらいの)を毎年買ってきては毎年子供たちに振り回し遊ばれてズタズタ‥その繰り返しなので、今年はベランダに飾るタイプの大きいものを買おうかなと一念発起、お店へ行ってはみたものの‥
♪(値段が)屋根より高い 鯉のぼり〜(結局買えなかった(涙))
(その昔、じいちゃんばあちゃんはしきりに孫に買ってやりたがっていたのですが、アパートは狭いからという理由で断り、お飾りの代わりにお金をもらったんだよね、確か。我ながらちゃっかりしてるなあ(笑))

津原泰水監修『エロティシズム12幻想』(講談社文庫)読了。
 官能小説は人一倍興味はあるものの(おいおい)、いざ読んでみると好き嫌いがはっきり分かれます。どちらかというと、同性(女性)の著者の作品の方が抵抗ないかな。ダメなものは「げんなり」という感じですね。
 このアンソロジーは執筆者が豪華(名前を挙げると、敬称略で牧野修、有栖川有栖、菅浩江、我孫子武丸、皆川ゆか、新津きよみ、南智子、竹本健治、津原泰水、森奈津子、北原尚彦、京極夏彦)。内容も濃いです。全部読んだらどっと疲れました(笑)。
 お目当ての我孫子さんは、内容はアケスケだけれど(笑)、女の子一人称の語り口の上手さはさすが。菅さんの和服の描写のなんと美しく艶かしいこと。津原さんは改行がまったくないのに何でこんなに読みやすいんだろう(謎)。南さんや森さんの作品もわりと好み。
 で、実は一番驚かされたのが、有栖川さん。内容的にはきれいごと過ぎるきらいもあるんだけど、文章の美しさに酔いました。

 津原さん監修のアンソロジー、先月『血の12幻想』が、今月『十二宮12幻想』が講談社文庫から刊行。これらも機会があったら読んでみようかな。

5月6日

 今年もやります、角川。横溝正史ミステリ大賞授賞式に無料ご招待!
 平日なのがネックですが、近郊にお住まいの方はこの機会にぜひ。こんなチャンス、滅多にないですからね。抽選ですけど、去年は知りあいが当たって参加したようです。
 応募締め切りは5月7日(火)23:59。詳細及び申し込みはKADOKAWAミステリのHPより、どうぞ。
 ちなみに授賞式概要は以下の通り。
正式名:第22回横溝正史ミステリ大賞授賞式
日 時:2002年5月27日(月)17:30開場 18:00開催〜20:00終了
場 所:東京會舘(東京都千代田区丸の内)

◆◇◆

「最近読むペースが早いね。どしたの?」「仕事が来ないんでヒマなのよ」
 喜んでいいのやら悲しんでいいのやら(笑)。

アンソロジー『殺人鬼の放課後』(角川スニーカー文庫)読了。
 スニーカー・ミステリ倶楽部のアンソロジー第2弾。豪華な執筆陣に目がいって、つい題名が「殺人鬼〜」だということを忘れて読み始めちゃいました(笑)。
恩田陸「水晶の夜、翡翠の朝」落ち着いて読み直すとちょっと「?」な部分もあるのですが、ガラスのように鋭利な透明感が心地よかったです。謎解きも魅力的。
小林泰三「攫われて」残虐だけど、奇妙な味わい。
新津きよみ「還ってきた少女」そつなくまとめたなという印象。
乙一「SEVEN ROOMS」設定からして異様。最初から最後まで目が離せない、著者ならではの物語です。私はこれが一番好き。

◆◇◆

 もうじき発売の講談社ノベルス書影が二階堂さんのHPの日記にありました。
『本格ミステリ02』今年の表紙は赤ですか。去年は青でしたね、じゃあ来年は緑かな(それじゃ安楽椅子探偵DVDと同じだって(笑))。なにやらめちゃめちゃ分厚いですね。収録作が分かり次第こちらでもお知らせします。
 この本、2001年に発表された短編のベスト・セレクションなのですが、できれば短編は作家個人の短編集に収録されている形で読みたい自分は、買おうかどうしようか迷うところであります。小説の短編以外にも評論やその年の総括なんかも掲載されるので、魅力的なんだけどね。
 ところでこの書影、講談社ノベルス新刊5冊のうちある1冊がほとんど写っていないのは偶然?それとも故意?(深読みし過ぎでしょうか(笑))

5月7日

 今朝がた、ジオシティーズのサーバーが落ちていたようです。来て下さった皆さん、どうもすみませんでした。
 で、サーバーの情報を探してYahooのページを見ていたら「かまいたちの夜、ドラマ化」という文字が目に飛び込んできました。うわあ。7月18日の続編「かまいたちの夜2〜監獄島のわらべ唄〜」発売に合わせて7月3日放送予定とか。楽しみだなあ。
 でもちょっと気になることが。ストーリーの設定はゲーム通りでもいいけど、結末は?まさかばらさないよね? できればドラマオリジナルのネタにしてほしいですね。ラストが「大阪編」だったら笑えますが(それじゃ2時間話が持たない)。
 それにしても、綾辻さんのエッセイ集に「初回出荷本数60万本で、小説界の常識とは優にひと桁違う」と書かれていましたが、あれから7年。94年の発売から現在までに何と125万本の売り上げ、公式ファンブックも15万3千部だって。す、すごいなあ。

 ゲームの売り上げで「かまいたち御殿」まで建てた我孫子さんですが、本業の小説もついに来月10日発売に!祥伝社文庫(400円文庫という中編専門のレーベル)の競作です。これは楽しみ。
 有栖川有栖『まほろ市警察署 冬(仮)』
 麻耶雄嵩 『まほろ市警察署 秋(仮)』
 倉知淳  『まほろ市警察署 春(仮)』
 我孫子武丸『まほろ市警察署 夏(仮)』
(文庫新刊のお知らせにこの順番で載っていたんですよね。50音順じゃないし、なんだろ、脱稿順?(まさか))
 我孫子さんもだけど、麻耶さんの新刊も久しぶりなのではないでしょうか。倉知さんだって『壷中の天国』以来かも。有栖川さんが一番着実に本を出されてますね。週末はサイン会だし。
 そうそう、『マレー鉄道の謎』は「目張り密室」のお話なんですってね。また目張りですか(笑)。今春は目張り続きだなあ。

 ダ・ヴィンチ6月号、読みました。詳細は明日。

5月8日

 法月さんの新刊『法月綸太郎の功績』(講談社ノベルス)の発売は来月に延びたようです。ファンの方はあと一ヶ月待ちましょう(u_u。)。
 で、来月は密室本も2冊出版予定。そのうちの1冊は殊能さんの新刊『樒/桎』。この漢字、読めますか?(答えは(しきみ/むろ))

 A社で文庫にまでなった本が、B社で新たにノベルスになったり文庫になったり。読者にとっては嬉しいような‥ちょっと複雑かもね(笑)。買おうかどうしようか迷いません?
 今月の角川文庫の新刊にも、該当するものがいくつか。宮部みゆきさん『今夜は眠れない』、北村薫さん『冬のオペラ』、歌野晶午さん『ガラス張りの誘拐』‥もしかして加筆や訂正されてるのかな? あ、解説は別の方が書いたものに差し換えられているかもしれませんね。
 岡嶋二人さんの作品も、講談社以外から文庫で出版されたものが随時、お色直しして講談社文庫に仲間入りしています。6月には『殺人!ザ・東京ドーム』が出ます。これ、題名はちょっとベタですが、内容はサイコっぽくて好きな作品でした。

 他社でのお色直し、綾辻さん関しては私は素直に嬉しいです。どんな形にしろ、綾辻さんの新しい本が出るのは嬉しい〜(^^)。
 祥伝社と徳間書店がノベルス活性化のために合同フェアを企画、その第1弾が来月6月に開催されます。で、ラインナップの中の1冊が『霧越邸殺人事件』。どんな装幀になるのかな。単行本や文庫同様、見取り図かな。どなたかイラストかCGで美麗に霧越邸を再現してくれないかな(ひそかに希望)。

 一方こちらは他社ではなく自社でのお色直しですけど、先日紹介した新版『本陣殺人事件』、帯に惹かれて結局買っちゃいました(笑)。変わったのは装幀だけだったようですね。解説でも新たに付け加えられたのかと期待したんですけど、少々残念。

 まだまだ今回のダ・ヴィンチにはお知らせしたい情報が。続きは明日。

5月9日

 今日の日記も長くてすみません‥。

 本格ミステリ・マスターズについての記事がダ・ヴィンチに載っていました。「作家たちが自ら企画した新レーベル」というのが嬉しいですね。決起集会パーティーの写真も(でも小さすぎてよく分からない〜)。
 書き手の選別から執筆依頼、企画内容、装幀まで、作家主導型であることが最大の特徴。それぞれの作品には、評論家の手による作家論や年賦も収録されます。本年8月に3冊、以後は隔月2冊程度(2002年12月と2003年1月は連続で)約2年にわたって刊行される予定。装幀は京極夏彦さんが所属しているデザイン事務所FISCOが担当。
 綾辻さんについては「作品執筆は未定」となっていました。うう‥でも、未定ってことはまだ可能性はあるってことですよね。希望はつなごう。
 で、執筆予定者の名前が綾辻さん以外に30名‥あれ、二階堂さんのHPでは33名分の名前が上がっていたんだけど、3名はどこに消えたのだ?

 第1回配本には、監修者4人(綾辻さん、笠井さん、北村さん、二階堂さん)による座談会の模様が折り込みで入る予定とか。
 刊行予定、ここでもう一度書いておきますね(作品タイトルはいずれも仮題です)。
 第1回配本(8月)
  島田荘司『A MAD TEA PARTY UNDER THE AURORA』
  山田正紀『僧正の積木歌』
  柄刀一『凍るタナトス』
 それ以降
  芦辺拓『紅楼夢の殺人』
  我孫子武丸『(タイトル未定)』
  笠井潔『(タイトル未定)』
  柴田よしき『(タイトル未定)』
  北村薫『わたしのベッキー』
  加納朋子『虹の家のアリス』
  折原一『(タイトル未定)』

◆◇◆

 アンティークドールの展覧会が東京で開催されています。なんと、天野可淡さん恋月姫の人形も!(天野可淡さんは、講談社文庫の囁きシリーズの表紙を飾るあの人形を作った方。恋月姫は、最近では貫井徳郎さんの『神のふたつの貌』の表紙に使われていましたね。今回どの人形が見られるのかは不明ですが、2体ずつ展示されているらしい)。

『トゥーランドット姫の斧』〜人形屋佐吉コレクションズ1978-2002
 会 期:4月27日(土)〜 5月20日(月) 14:00〜19:00
 会 場:マリアクローチェ 東京都台東区元浅草1-8-11 銀線ビルB1F
     (都営大江戸線 新御徒町駅下車A4出口より2分)
 入場料:ワンドリンク制 1000円
 問い合わせ先:マリアクローチェ 03-5828-3075

 こちらにレポが。あいにく可淡ドールは写っていないようです。

 人形つながりでもうひとつ。吉田良さんの新しい写真集が先月発売になりました(ここのinformationのページで画像が見られます。隙間から目玉が‥)。
『吉田良 人形作品集 〜ARTICULATED DOLL〜解体人形』
 発行/エディシオントレヴィル 発売/河出書房新社
 4500円ですか‥ちょっと高くて手が出ないなあ。

 画像は無理でも、バナーならもらって来れるのだった、ふふふ。
 上の本文中でもリンクしましたが。左が恋月姫のHP「Chateau de Lune」、右が吉田良さんのHP「DOLL SPACE PYGMALION」です。

  

5月10日

 光文社文庫のベストミステリー選集、以前ノベルスで出たものの文庫化だったんですね(ちょっとがっかり)。でも「特別料理」はやっぱり名作だなあ。

◆◇◆

『本格ミステリ02』(講談社ノベルス)が発売になりました。小説の収録作品のご紹介を。
(レシートの紙大活躍!(笑)>ともっぺさん)

有栖川有栖 「不在の証明」
折原一   「北斗星の密室」
霞流一   「わらう公家」
倉阪鬼一郎 「鳥雲に」
柄刀一   「人の降る確率」
若竹七海  「交換炒飯」
鯨統一郎  「「別れても好きな人」見立て殺人」
西澤保彦  「通りすがりの改造人間」
芦辺拓   「フレンチ警部と雷鳴の城」
倉知淳   「闇ニ笑フ」
菅浩江   「英雄と皇帝」
伊井圭   「通り雨」
大倉崇裕  「やさしい死神」
麻耶雄嵩  「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
物集高音  「坂ヲ跳ネ往ク髑髏」
山田正紀  「麺とスープと殺人と」
加納朋子  「ひよこ色の天使」
河内実加  「消えた裁縫道具」(原作:二階堂黎人)

 最後の河内さんの作品は漫画です。ストーリーはオリジナルだとか。

 今年は単行本未収録作品が並んだようですね。ただし、近いうちに著者の短編集に収録、刊行予定というものも多いみたい。

◆◇◆

 双葉文庫創刊20周年記念キャンペーン!
‥といっても、双葉文庫って近所だと置いてない本屋さんもあったりして(^^;)。あまり部数の多い文庫ではないようですが。
 ダ・ヴィンチで「5月から12月までに刊行される双葉文庫のうち、希望の月に発売されるすべての文庫を、各月3名、計24名にプレゼント」という企画をやってます。ハガキ1枚あれば応募できます。詳細は6月号P184を見てね。
「すべて」はいらないよなあ‥なんて、失礼なことを思っていたら、双葉社の方では「双葉文庫創刊20周年を記念して、4000名様に図書券(2000円分)を抽選でプレゼント(詳しくはこちら)」というのをやっていました。応募券3枚が必要なんだけど、商品は図書券の方がいいなあ、私は。

 双葉文庫、10月に我孫子武丸さんの『屍蝋の街』が出るのが分かって、とっても嬉しいです(待ってたんだよねえ、これ)。お、同じ月に竹本健治さんの『匣の中の失楽』も出ますね。
 竹本さんといえば、6月に『ウロボロスの偽書』が講談社文庫から出ます(確か上下巻)。

5月11日  今どこにいるの?

 ここのところ、書くことが山のようにあったので、アップするのが遅くなりました。GW、こんなところへ行ってきました。

 話題沸騰の「かまいたちの夜」。おお、こんな本が発売になるのですか。

■『かまいたちの夜 完全攻略本』6月28日発売予定 1000円(税別) 160P
 これまで公開されなかったピンクのしおり、金のしおり、そして最大の謎「陰謀篇」以降に至るまでを完全攻略! SF版、PS版、J-PHONEやGBA版全てに対応、7月発売予定の「かまいたちの夜2」の情報も。
 参加クリエーターの紹介はもちろん、関連書籍、マキシ・シングル、ドラマCD、サウンドラックCD等の関連商品も徹底解説。

■『かまいたちの夜2 公式ファンブック』7月下旬発売予定 価格未定
「かまいたちの夜2」の世界観を綴った本。設定資料や参加クリエーターのインタビュー、攻略情報、オリジナルコミックを掲載。

■『かまいたちの夜2 種田陽平ART WORK BOOK』(仮)7月下旬発売予定 価格未定
「かまいたちの夜2」の美術監督である種田陽平氏の設定画を集めた画集。原画とCGグラフィックの対比や、スペシャルインタビューも含め、種田氏の描く「かまいたちの夜2」の世界を深く紹介。

■『かまいたちの夜2 小説版』(仮)夏頃発売予定 価格未定
「かまいたちの夜2」のシナリオを担当した我孫子武丸氏、田中啓文氏、牧野修氏、3名の作家陣によるオリジナルストーリー。短編小説や、絵本的な展開も織り交ぜ、もう一つの「かまいたちの夜2」の世界にご案内。

■『あなただけのかまいたちの夜』2002年 年末発売予定 価格未定
 ユーザーから小説を公募し、厳選して一冊の本にまとめたもの。
 応募は「完全攻略本」「公式ファンブック」「かまいたちの夜2」公式サイトそれぞれで行う予定。

「かまいたちの夜2」の脚本は、我孫子さんひとりじゃなかったのか! ゴーストハンターのメンバー3人でゲームの仕事をやっていたのは知ってたんだけど、それが「かまいたち」だったとは。ぜんぜん知りませんでした、びっくり(早く気づけよ>自分)。

 かまいたちサイトもリニューアル。ああ、買っちゃおうかなあ、PS2。迷ってます。
(この夏は「かまいたちの夜2」に、『緋色の囁き』コミックスに、『最後の記憶』も‥待ち遠しすぎる! でもって秋は新本格ミステリフェスティバルが‥)

5月12日

 今日、テレビ朝日系で『アナザヘヴン』を放送します。
 ほんのちらっとですが、綾辻さんと京極さんが出演します(テレビコメンテーター役)。わりと最初の方だと思ったなあ。お見逃しなく(^^)。
 飯田譲治さんの作品は、悪役が綺麗でカッコいい。

 この映画にとても印象的な役どころで出演する、市川実和子さん。
 今年の初夢に彼女が出てきたんですよ。面識も何もないのに(笑)。
 とあるご夫妻に誘われて、そのお友達なんかと連れ立って彼女のマンションに遊びに行くという設定。市川さんは若い芸術家で、自宅の一室をアトリエ代わりにしてオブジェを色々造っているのね(夢の中で、ですよ。ご本人にそういう趣味があるかどうかは定かではない)。
 そのオブジェが、立体ステンドグラスというか‥高さは背丈より少し上、樹のような形をしていて。幹の部分が黒い鋼で、葉の部分に色とりどりのガラスがはめ込んである、そんな感じで。
 奥の部屋にずらーっと並んでいる彼女の作品を見た私は、色の洪水に感動して床に座り込んでしまう、そんな夢でした。すっごく幸せな気分だったな。
 初夢、と最初に書きましたが、実はこれを見たのは1月4日。今年最初の「起きた時憶えていた夢」だったんですけど、お正月に見た夢じゃないと、正夢にはならないのでしょうかね。

5月13日

 昨日の話。
「ああっ!」と気づいた時は、23:30でした。『アナザヘヴン』、見るのも録画するのも忘れた‥(大ショック)。
 例のシーンはちゃんとカットされずに放映されたのでしょうか?

 なまもの!の問題は分からないし、ひいろさんのかえるも見つからないし‥。
 私ってばミステリ的センスがないんだなあ、と落ち込む今日この頃(単に頭が悪いだけかも)。

『ミステリ・オペラ』ただ今読書中。
 ところで、図書館の順番がまわって来るまでの間、これを読んでました。
山田正紀『神狩り』(ハルキ文庫)
 山田さんのデビュー作です。
 私のセコい頭で想像していた「SF」を遥かに超えるものを見せつけられた感じ。そもそも「神を狩る」なんて発想、どこから出て来るんだろう、すごいや。
 表紙裏のあらすじを読んだ限りでは「ちょっと難しそう、とっつきにくいかな」という印象だったのですが、どうしてなかなか、面白かったです。
 大森望さんの解説も分かりやすくていいですが、山田さんによるあとがきが、飾らなくてカッコいいんだな、これが。
『ミステリ・オペラ』に取りかかる前の、いい助走になりました。

5月14日

『ミステリ・オペラ』まだまだ読書中。

 J-ミステリ倶楽部が13日付で更新されています。綾辻ニュースには、単行本未収録エッセイの今後の掲載予定まで載せちゃいました(J-PHONEユーザーじゃないので、自分じゃ見られないんだけどね(苦笑)。なおこのリストは、佐藤誠さんの作品リストを参考にさせていただきました。ありがとうございました)。

 髪をばっさり切りました。あーさっぱりした。でも何故か、長女さんにはえらく不評。
 昨日、締め切りぎりぎりでなまもの!の問題が解けて、慌ててメール。今回は正解多そうだから当選は無理でしょうけど、とりあえず答えが分かってホッとしました。

 最近気になるもの、クラフト・エヴィング商會。
 活字倶楽部の特集で初めて知りました(本のリストは、こちら)。空想上の物や人を、さもあるがごとく作り出して本にしちゃう、不思議なプロジェクトです。
 特に好きなのが『じつはわたくし、こういうものです』。でも、この本の装幀の紙が画用紙みたいな素材なのね。ナチュラルな感じでいいんだけど、実は汚れやすくて破れやすい(涙)。もうちょっと丈夫な紙だと嬉しいなあ。

 marikunさんから教えていただいたのですが、喜国雅彦さんの『本棚探偵の冒険』初版本(著者検印が印刷でなく実物)、ネットの本屋さんに注文すると運が良ければ入手できるかも、ですって。
 この本の場合は「検印」という差別化があるけど、普通の本の場合、どうして初版本が価値が高いのか、いまだに分からない私です。古書マニアにはなれないな。

5月15日

『ミステリ・オペラ』引き続き読書中(第三部まできたぞ)。17日の開票までに読み終わるか?(かなり微妙)。

 自信満々だったなまもの!の問題(隠しページの日記に掲載)は、見事に外しました(卒倒)。私がたどり着いた答えは、「誤答例」として挙げられていたそのものずばり。
 ははははは‥(かなりショック)。やっぱりセンスがないのかな。

図解付きで解答送ったのに不正解‥ああ恥ずかしい。

 最近気になるもの、その2。早川司寿乃さんのイラスト。
 梨木香歩さんの『からくりからくさ』(新潮文庫)の表紙を描かれているイラストレーター。緑色が基調の、とてもすがすがしいステキな絵。調べてみたら、そうか、谷山浩子さんの「天空歌集」や「カイの迷宮」のジャケットのイラストレーターだったのか。わあい。
 小説の方も読んでみたいな。大矢さんのお薦め本だし。

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