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 Ayalist 9月の日記(後半)

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9月16日 

 GIALLOが先週発売になりましたね。
 本格ミステリ大賞授賞式の模様が載っています。乾杯の音頭をとっている綾辻さんのお写真がありました(小さいけど)。

 壁紙はこちらからの頂き物。「風になれ〜みどりのために〜」のイメージで探してきました。本当は自分で写真を撮りたかったんですけど、ここのところお天気悪いし。
 だいたい秋のイメージじゃないですよね(笑)。でもいいの。こういう清々しい背景にしたかったので。

 ランキングのページに「Kappa-One 登龍門」を追加。初めての公募は先月末が締め切りだったんですね。どんな作品が集まったことやら、楽しみです。

9月17日

 本日、森博嗣さんの『臨機応答・変問自在2』(集英社新書)発売。
 前作より分厚いような。ネット上で募集していた質問がぎっしり詰まっています。あなたの投稿は採用されましたか?
 ふっふっふ、mihoroさんの質問、載ってます(^^)。これ、掲載されると本送ってもらえるんだよね?(イマイチうろ覚え)
 本が届くかもしれないので、買わずにしばらく待ってみましょう。

 対談&エッセイの項、更新。記念館にも秘かに「殺っちゃんバッジ」の画像がアップされているみたい。

 年末の「新本格ミステリフェスティバル」関西公演、「土日だったらぜったい行く〜」と云っていた私でしたが、どうも参加は無理そうです。
 あまりに年末すぎました。それに、いざとなるとやはり神戸は遠いです。身内に病人がいて、泊まりで家をあけるのは気が引けるというのもありますし。
 参加予定の皆さん、相部屋を決める際には、そういうわけですので私は数に入れないでおいてね。もしかしたら、土壇場で参加できることになるかもしれないけど、今の所は‥。
 イベント自体の魅力もさることながら、関西在住のAyalist常連さんにお会いしたかったんですけどね。来年こそやってみたいなあ、関西オフ。

9月18日

 いただきものを2点、ギャラリー別館にアップ。ひとつはひばら涙さんのサイト3周年記念イラスト。るいさんは、イラストだけでなく小説も執筆。オリキャラたちが活き活きしていますね。
 もうひとつはかえるさんにいただいた写真。お店の中にも殺っちゃんがいたら、コワイね(笑)。

 昨日紹介した『臨機応答・変問自在2』、なんとひいろさんともっぺさんも質問採用されたそうです。でもって、ひいろさん(神奈川)は14日、ともっぺさん(兵庫)は17日に本が送られてきたんだそうな。
 どうした栃木!? 田舎だからか? 今日届くのか??(どきどき)

 それにしても、この本全部でいくつの質問が載っているのでしょうか。採用者全員に本を無料配付なんて、出版社太っ腹〜!(ひいろさんも同じことを書いていらっしゃいましたね)

 J-ミステリ倶楽部が更新されています(サイン会の時、しおり配ってましたっけ。「いりません」って突っ返してやろうかとも思ったけど(おいおい)、大人気ないので素直にもらってきました)。
 九州朝日放送「本の気持ちです」に綾辻さんの写真がアップされています(トップ→ラジオ番組表→本の気持ちです→出演者烈伝)。おちゃめな綾辻さん(^^)。
 対談&エッセイの項にも書き足しておきました。

9月19日

 図書館に予約していた『最後の記憶』が今頃手元に届きました。えーと‥。
 私はいったい何番目だったんだろう(行きつけの図書館では、何人待ちなのかわからないんですよね。まあ、すぐ順番回ってくるから気にしてないってのもありますが)。
 折角だから、また読もっと。でも、ついでにと他の本も4冊も借りてきちゃって(1人5冊まで借りられるのです。貧乏性なので、つい借りられるだけ借りちゃうんだよねー)全部読み終わるのか、不安(笑)。

 各地サイン会の様子は、ともっぺさんのHPの「特集・イベント等」(京都)や伊吹律さんのHPの「取調室」(福岡)で読めます。皆さん、舞い上がってる様子が良くわかる〜(^^)。
 それにしても東京のサイン会は、出版関係者がすごく多かったらしいですね。注目度、高いんだなあ。

 おお、日販の書籍ランキングで『最後の記憶』第5位!(9/17付) 嬉しい嬉しい(^^)。

◆◇◆

 日朝問題が取りざたされていますが、こういうことは一朝一夕には解決しないでしょう。拉致問題にしても、「死亡」と発表された人の詳細はこれから徐々に解明していけばいいのではないかと思うんだけど、違うかな?
 一日やそこらで「良かった」「悪かった」って判断できる問題ではないと私は思います。
 ネットワークが発達して、情報がリアルタイムで入ってくるようになって。確かに即決を要する場合もあるけど、時間をかけてじっくり取り組むことが必要な場合もあるでしょう。物事って、何でもすぐに結果が出るとは限らないもの。
 すぐに結果が出ないと、簡単に諦めてしまう‥ほら、あなたも身に覚えありませんか?「涓滴(けんてき)岩を穿つ」の精神も、忘れないでほしいものだと思います。

9月20日

 えーん、『臨機応答・変問自在2』が届きません。私は「ハズレ」なのでしょうか?(全員もらえるはずなのですが)あんまり配達が遅れると、知らずに買っちゃう人が増えちゃうぞ。集英社にメールで問い合わせてみようかな。

 ともっぺさんに教わった本格ミステリファン度調査、なかなか面白いね、これ。
 先日発売された原書房の『本格ミステリ・クロニクル300』(どうでもいいけどこの本、表紙の印刷のニオイで頭が痛い)に取り上げられた300冊のうち、既読の本にチェックして送信すればOK。私は既読65冊でした。少な!(あれ、この間数えた時より1冊増えてる) 投票期間は10/17までだそうです。
 それにしても『すべてがFになる』が今のところ1位なのか。意外。森さんは売れてるんだね〜。あと、上位10冊のうち綾辻さん4冊、京極さん4冊ってのがすごいなあ(もっとも、このクロニクルには森さんの本は5冊しか紹介されていないので、S&Mシリーズの初期の作品なんか、読んだ人多そう)。
『ハサミ男』の6位も、比較的新しい作品だけに少々意外。ネットをやっていない人にアンケートとったら、少し違う結果になるのかもしれないね。

「日本は過去、数十万人もの朝鮮人を「拉致」して、日本へと連れて来た」ほんとそうだよね、大矢さん。そのまま祖国に帰れずに、やむを得ず日本で暮らしている在日朝鮮人に、今の日本人は投石したりしてるのだ(朝鮮人学校は、危険を感じて休校にしたらしい)。
 もちろん、過去の悪かったことはきちんと謝罪しなくてはならないのだけれど(お互いに)、一番大切なのはこれからどうするか、だと思います。同じような顔の民族が暮らしている、お隣の国なんだもん、いつの日か仲良く出来ますように。

 明日は「武垣さんを囲む会」。今月二度目の上京、しかも給料日前。かなり綱渡りな私。

 綾辻惹句にデータ追加。こういうこともあろうかと、ちょくちょくYahoo!オークションを眺めていたのでした(帯付き本の画像を待っていたのよー)。

9月21日

 15周年お祝いメッセージ掲示板、多数のご参加ありがとうございました。
 40件以上の書き込みが。今までにも同様の企画を実施したことがありますが、今回が一番数が多かったです。
 綾辻先生には、先日のサイン会の折に掲示板のことも報告してあるので、ちゃんと読んでいただけると思います。

 綾辻作品との出会いの時期は人それぞれ。入口はみんな違えど、今こうしてひとつの掲示板に、思いを同じくして集うことができて。
 とても嬉しく思います。みなさん、本当にありがとう。

◆◇◆

 話はがらっと変わりますが。
『猫丸先輩の推測』各短編の題名って、他の小説の題名のもじりになっているみたい。ちょっと良くわからないのもあるんだけど、皆さん思い当たるもの、ありますか?

「夜届く」
 これはもう、横溝正史『夜歩く』、またはJ.D.カー『夜歩く』ですよね。

「桜の森の七分咲きの下」
 坂口安吾『桜の森の満開の下』。一瞬、梶井基次郎かとも思ったんだけど、あれは『桜の樹の下には』でした。

「失踪当時の肉球は」
 ヒラリー・ウォー『失踪当時の服装は』(創元推理文庫)

「たわしと真夏とスパイ」
 乙一『夏と花火と私の死体』を彷佛とさせるんだけど‥違うかなあ‥。

「カラスの動物園」
 テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』。87年映画化されました(ポール・ニューマン監督)。

「クリスマスの猫丸」
 これはちょっと平凡すぎて‥。R.D ウィングフィールド『クリスマスのフロスト』(創元推理文庫)ってのがありますが、どんなもんでしょうか。

9月22日

 今月は、エッセイ&対談の項の更新が多いです。今日も記事二つを追加。

 昨日は新宿にて「武垣さんを囲む会」。近々レポをアップしますね。相変わらず「滝沢」は不思議なところでありました(笑)。

 ゆっくり本でも読もうかな。読書の秋ですものね。

9月23日

 Jコレクション刊行記念フォーラム「新世紀SFの想像力」のお知らせです。
 Jコレクションとは、日本人SF作家による新SF叢書(早川書房)。収録作家が一堂に会する豪華なフォーラムですので、興味のある方は申し込んでみては?

 日 時:10月31日(木)18:30〜20:30(18:00開場)
 場 所:紀伊國屋サザンシアター(新宿)
 入場料:無料(要聴講券)
 定 員:400名(応募多数の場合は抽選)

 出 演:北野勇作、小林泰三、佐藤哲也、菅浩江、高野史緒、
     田中啓文、飛浩隆、野尻抱介、林譲治、平谷美樹、牧野修
 特別ゲスト:山田正紀、神林長平

◇申込方法
 官製ハガキに、郵便番号、住所、氏名、電話番号、年齢、職業(学校名)を明記の上、以下の宛先まで申込。応募多数の場合は抽選。

◇申込先
 〒101-0046
 千代田区神田多町2-2 早川書房「JフォーラムW係」

◇締切
 10月15日(火)(当日消印有効)

◆◇◆

 京都新聞(9/22)に綾辻さんのインタビュー記事が載っていたそうです(けんさん、情報ありがとうございます)。さっそくエッセイ&対談の項に追加。

9月24日

 本日「ダリアの日」(だったと思います。実は記憶あやふや)。
『暗黒館の殺人』の連載を読んでいない人(大部分の人がそうだよね)にとっては、何のことやら‥ですね。来年の刊行をお楽しみに。

 本格ミステリファン度調査、『姑獲鳥の夏』と『すべてがFになる』が熾烈な1位争いを繰り広げているようです。『十角館の殺人』は1歩遅れといった感じかな。
 掲示板では、たくさんレスをありがとうございました。結果は簡単にまとめて、近日中に「あんな本こんな本」にアップする予定です。

 ところで、『本格ミステリ・クロニクル300』を眺めていると、あれもこれも読みたくなって困ります(笑)。私の場合、未読の作品はもちろん、未挑戦の作家さんの何と多いことか。食わず嫌いはいけませんね。

 相変わらず外では「キチキチ‥」とショウリョウバッタの飛ぶ音が(庭の手入れをサボっているからだという声も(草ぼーぼー))。

 先日のオフ会レポ、簡単ですが書けました。

9月25日

 今朝、外の気温は11度だったそうです。
 そろそろ鉢植えを家の中に入れなくちゃ、とダンナが朝云ってました。

 どちらかというと暑いより寒い方が好きだし、秋に生まれたせいもあってか、この季節は好きです。
 好きなんですけど、体調には要注意。特に気圧が下がったり急に冷え込んだりすると、持病(喘息)がてきめんに悪くなるので、そろそろと抜き足差し足‥って感じで日々暮らしています(なんじゃそりゃ(笑))。
 大人になると、おおっぴらに寝込めないからねー。自分の看病も自分でしないといけないし(これ、結構辛い)。健康が一番。お金もかからないし(笑)。

◆◇◆

 我孫子武丸・牧野修・田中啓文『三人のゴーストハンター』(集英社)読了。
 ユニット「あ・た・ま」の競作。3人が4編ずつ担当、計12編(最後の3編はマルチエンディングという趣向になっている)が「た・ま・あ」の順に収められています。
 つい最近、チュンソフトからはソフトカバーの廉価版が出ましたね。この2冊、内容は同じですが、あとがきを集英社版は我孫子さん(面白い)、チュンソフト版は田中さん(これまた面白い)が書かれています。
 大矢さんの日記でご覧になった人もいるかと思いますが、後者には田中哲弥さんの紹介文が引用されていて、これまた絶品なんだ。

「田中・牧野・我孫子というローテーションで話が進んでいくため、常に流れは、アホ→きれい→かしこ→アホ→きれい→かしこ、となって、それぞれの作風と他の作風が互いに引き立て合っているのがおもしろい。(中略)笑いもあれば恐怖も感動もあり、謎解きの爽快感もあってこれ以上なにがいる」

 前置きが長くなりましたが、簡単に感想を。
 田中さんの小説は初めて読みました。「そうか、「アホ」か」と気を抜いて何気なく読み始めたら‥とんでもない! いや、そりゃアホな駄洒落ももちろんあるのですが、File 1 なんて思わず本を顔から遠ざけちゃいましたもん、臭ってきそうで(笑)。
 この迫力ある筆致はすごいと思いました。人物も活き活きしてるし。例えば三者に共通するキャラが登場するのですが、田中さんが描く小百合が一番よかったな。
 とにかく楽しかった。勢いがありましたね。

 牧野さんは、唯一読んだのが「インキュバス言語」(『エロティシズム12幻想』収録)だったもんで(笑)、「ほんまに「きれい」なんかいな」と半信半疑で読み始めたのですが‥本当にキレイでした。
 妄想の虫とががたくさん出てくるんだけど、文字で表されたそれはとても幻想的。映像にしたら単なる下手物になってしまいそうなのに。小説ってすごいな。小説家ってすごいな、と感心してしまいました。

 我孫子さんは、主人公・山県の設定が我孫子さんらしくていいですね。なんたって、ゴーストハンターなのに、徹底したリアリストで霊的なものの存在を全く信じていないのですから。
 ただ、山県のある部分については事前に予測がつきましたし、破天荒さがない分、他の二者に比べて少し大人しい感じがしました。

◆◇◆

 そうそう、昨日は10時過ぎで私は見るのを諦めたけど、巨人、12回裏にサヨナラ負けだってね。甲子園で負けて胴上げ。なんつーか、これもドラマですね。
 ナースのお仕事2時間スペシャルは、その後放送されたのでしょうか(笑)。そういえば昔、夜中の1時過ぎに「正義は勝つ」かなんかの本放送をやっててびっくりしたことがあったっけ。あの時も優勝絡みの試合中継があったのかな、忘れちゃったけど。

9月26日

 トップページの言葉を、病を押して『バトル・ロワイアル II 』のメガホンを取る深作欣二監督に捧げます。良い作品が出来ますように!

 映画といえば、先日終わった「濱マイク」、結局3、4作しか見られませんでしたが。
 あれほどCMが邪魔だと思ったことはないですね(笑)。内容が映画的だから余計そう思ったんだろうな。
 石井聰亙監督の回が良かったなー、カットバックがばっちりキマってて。最終回の「B」役の人(歌手?)もハマってましたね。マイクの永瀬くんはもちろん、脇の面々も個性的で良かった。唯一、妹がウェットすぎて鼻についたけど。
 窪塚くんが出た回を見逃したのが残念。あの回はナンちゃんが映画と同じ役で出演していたってのもあって、見たかったな。
 何というか、お金や手間暇かけて作った遊び心満載のものは、やっぱ違いますね。娯楽って、あんまり合理的すぎてもつまらない気がします。

9月27日

 鮎川哲也さんが亡くなられたという突然のニュースに、絶句。

 日頃親しんでいる作家さんの、さらに上にいらっしゃる大先生、という存在でした。著作は恥ずかしながら『黒いトランク』一冊しか読んではいないのですが。
『十角館の殺人』文庫の巻末に暖かい賛辞を寄せられていた鮎川さん。でもその頃は、文庫版『人形館の殺人』の太田忠司さんの解説にもあるように「古典的地位を確立した作品でさえ、容易には読めなくなっている」時代でありました。太田さんは続けて「鮎川哲也の『黒いトランク』や泡坂妻夫の『乱れからくり』が本屋に置かれていないなんて、この国の文化はなんと不毛なのでしょうか」と書いていらして、私はそこで初めて『黒いトランク』という名作の題名を目にしたのでした。
 新本格15年。本格の隆盛は(ちょっといびつな形かもしれないけれど)続き、新人の輩出だけでなく古典の復刊という嬉しい現象をも生み出してくれました。鮎川さんの作品も、ここ1、2年、光文社や東京創元社から次々と文庫という形で刊行され、書店に並ぶようになりました。本当に嬉しいことだと思います。そして、いつまでも続いてほしいものだと思います。
 作家としてだけでなく、新人の育成という面に置いても功績の大きかった方ではないでしょうか。鮎川哲也賞を受賞して、あるいはそれに投稿した作品をきっかけとしてデビューした作家さん、私が読んだことのある方だけでも、芦辺拓さん、加納朋子さん、近藤史恵さん、北森鴻さん、西澤保彦さん、二階堂黎人さん、貫井徳郎さん‥こんなにいらっしゃいます。それ以前にも、例えば有栖川有栖さんも鮎川さんの推輓を受けてデビューしたのだと記憶しています。
 ここ20年ほどは長編の執筆はされていなかったようですが、本格ミステリ界の支えとなっていた人が逝ってしまった、そんな気がしてとても寂しいです。ご冥福を心よりお祈りいたします。

 江戸川乱歩さんが亡くなられた時は、私はまだ赤ん坊でした。夢中になって少年探偵団シリーズを読んでいた小学生の頃も、それを書いた作家さんにまではとても考えが回らなかったです。子供だったから。
 横溝正史さんは、映画のCMに出演していらしたお元気な頃をよく覚えています。でも、著作は読んではいなかったので、亡くなられた時も「映画の犬神家の原作者が亡くなった」くらいにしか思わなかったんでしょうね、さほど記憶にありません。
 そうそう、掲示板には「自分が実際読んでいた作家の訃報に接するのって初めて」って書きましたが、お一人忘れていました。星新一さん(ミステリ作家ではないので、とっさに頭に浮かばなかった)。あの時もショックでした。享年71歳という、比較的お若かったことも相まって、星さんの新しい作品がもう二度と読めないのかと考えただけで涙が出てきました。お名前の通り、SFという夜空の大きな星が消えて真っ暗になってしまって、私を乗せたロケットはもうどっちへ進んだらいいか分からない、暗闇に取り残されてしまったような気がしたものです。

 人はいつかは死ぬものですが、この世の別れは、やはり辛いですね。

 11月16日に鎌倉市内でお別れの会が開かれるのだそうです。一般読者でも参列できるのかな? 詳細が分かりましたらお知らせします。
 鎌倉。鮎川哲也さんがいらっしゃらなかったら、鎌倉オフ会の企画もあり得なかったんだなあ‥。

◆◇◆

 話変わって。
 京都の花園大学でシンポジウムがあるそうです。

「シンポジウム ミステリーの魅力」
 日 時:2002年10月26日(土)13:00〜
 出演者:芦辺拓、有栖川有栖、日下三蔵、小森健太朗
 場 所:花園大学 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1 075-811-5181(代)
 問い合わせ先:企画広報室 HPはこちら
 入場無料

 気がつけば学園祭シーズンなんですね。ミステリ関連の講演会も多いこの時期、情報が入り次第お知らせします。

9月28日

 ♪ 大きなのっぽの阿部寛 おじいさんもデカい〜
‥というネタがその昔「ぴあ」のはみ出しにありましたっけ。
 それはともかく、「大きな古時計」は大好きな歌なので、平井堅さんのヒットは嬉しい。チャカ(と昆虫採集)が歌ってるバージョンはCD持ってます。

 本格ミステリファン度調査で熾烈な3位争いが繰り広げられています。
『十角館の殺人』×『魍魎の匣』。先日から順位がくるくる入れ替わったり並んだり。今朝の段階では十角館が単独3位でした(ガンバレ〜)。
 しかし、有効投票:175,359件、『十角館の殺人』の得票数 2,002票。ということは、173357人は十角館を読んでいないということなのか?ほんとに??

 朝から雨で今日の運動会は延期です。明日のお天気はどうかな。

9月29日

 小学校の運動会は無事終わりました。今年は雨が降らなくて、良かったです。
 あとは来週の幼稚園の運動会か‥(ぜい)。

 10月下旬、二見書房より友清哲編『新人作家養成講座(仮)』という本が出ます。「戸梶圭太、乙一など10人の作家にインタビュー、デビューに至る秘話など公開」とあります。ちょっと楽しみ(^^)。

 あっという間に9月が終わっちゃいますね。漫画版『緋色の囁き』や『解剖本』の出る10月まであとわずか。ところで後者、1400円、1500円、1600円と諸説乱れ飛んでおりますが、実際はいくらなんでしょうか。発売日は5日でいいのかな?(8日という説も。もうどれが本当か分からん)サイバラ漫画も1ページ載るそうですから期待しよっと(^^)。
『どんどん橋、落ちた』の文庫も出ますね。装幀はまた北見さんなのでしょうか。新しいあとがきが楽しみです。

 明日は『まほろ市の殺人』4作家競作色紙プレゼント応募締め切り日(当日消印有効)。すっかり忘れていました。やべー。
 応募券を切り取ろうと本を取り出してきたところ、ついつい『まほろ市の殺人 夏』を再読。ああ、やっぱりいいな、これ。大好き。

 しまった、もうじきサイト2周年だ。これまた忘れていました。あんなことやこんなことをしている場合じゃないんだけど‥。
 結局『臨機応答 変問自在 2』の本は届かないし、メールの返事も来ないし、「悔しいから集英社の本はしばらく買うのを止めようか」なんて思ったものの加納さんの新刊を買っちゃったし(笑)。
 サイン会参加で今年の運はもう全部使い果たしちゃったのかなー、自分。

9月30日

 貫井さんのHPがもしかしたら年内で閉まるかも、だそうです(日記より)。うーん、もしそうなったら残念ですが、その分小説の執筆が進むのなら、致し方ないか。
 小説家には、思う存分小説を書いてほしいですものね。本業が最優先。
 あ、でも、本格ミステリ作家クラブのHPはぜひぜひ立ち上げてほしいです。データの打ち込みとかの雑用、お手伝いの口があったら喜んで志願するんだけどなー(タイピングは遅いけどね)。

◆◇◆

 小説の題名って、重要ですよね。
 私の中での最近のヒットは、牧野修さんの『だからドロシー帰っておいで』。なんか読んでみたいと思わせるものがあります。
 題名がいいとよく云われるのは森博嗣さんですが、私にとっては最先端すぎて「?」なものも(笑)。『封印再度 WHO INSIDE』は「よく考え付いたな」と思いましたが、それは左脳で「なるほど」と理解している感じ。もっと直感的に、右脳で「これいい!」ってのとは違うんですよね。どうも森さんとは、感覚が微妙にズレているみたいです(頭の出来が違うってのもあるな、きっと)。
 綾辻さんの小説の題名はシンプルだけど、シリーズ物として並ぶといい感じですね。館シリーズ、暗黒館の次は『奇面館の殺人』だと思うのですが、あと2作はどんな館なんでしょうか? ひとつは予測しているものがあるのですが、最終作は謎だなあ。以前綾辻さんに訊いたら「ナイショ!」とあっさりかわされてしまいましたが‥。

 

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