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 Ayalist 10月の日記(前半)

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10月1日

 『緋色の囁き』コミックスが発売になりました。
 ミステリの漫画化や映像化は、基本的に受け付けないという方もいらっしゃると思います(実は私も、喜ぶよりは危惧する気持ちの方が大きいです)。
 ただ、Ayalistは「データベース」なので、綾辻さんに関する情報はすべて、管理人の私情を挟むことなく公平に公開していきたいと考えています。
 情報の取捨選択は、サイトを見ているあなた個人におまかせしますので、よろしくどうぞ。

 児嶋都さんによる綾辻作品コミカライズは、綾辻さんご本人が絶賛しているだけあって、とてもよく出来ていると思いました。
 絵柄は好みの分かれるところかもしれませんが、食わず嫌いはもったいないかも。日頃漫画は読まないという皆さんも、機会がありましたらぜひご覧下さいね。

 さてこちらは、発売日も値段もいまだに情報が乱れ飛ぶ(笑)『解剖本』はこんな表紙。『最後の記憶』のポスターやPOPに使われていた写真ですね。

 今月の綾辻さん。
 8日発売の『匣の中の失楽』(双葉文庫)に竹本健治さんとの対談(完全版)が載ります。15日は『どんどん橋、落ちた』(講談社文庫)が発売。
 10・11日はいよいよ「新本格ミステリフェステバル」。参加される皆さん、楽しんできて下さいね(お天気は大丈夫かな。台風が来たりしたら、船上は大変だろうから)。
 5〜11日は下北沢で映画『B』が公開。綾辻さんご本人も出演していらっしゃるという「バースデイ・プレゼント」が上映されます。お楽しみに(詳しくは、こちら)。
 10日は「創元推理21秋号」が発売。創元推理短編賞の選評及び作品が掲載される予定です(選考委員は綾辻さん、有栖川有栖さん、加納朋子さん)。

◆◇◆

 次は、森博嗣さんの絵本発売及び原画展のお知らせです。

■ 絵本『猫の建築家』(佐久間真人画)光文社から10月発行の予定。
 [原画展その1]
  日時:10月18日(金)〜11月17日(日)
  会場:ジュンク堂書店池袋本店3階
  
 [原画展その2]
  日時:10月23日(水)〜27日(日)
  会場:画廊ボザール・ミュー(銀座)
   佐久間氏に会いたい場合はこちらが良いでしょう、とのことです。

■ 絵本『悪戯王子と猫の物語』(ささきすばる画)講談社から10月発行の予定。
 [原画展]
  日時:10月16日(水)〜10月31日(木)
  会場:ブックファースト渋谷店5階
   この書店で購入すると、特製のポストカードがもらえるそうです。

◆◇◆

 最後は浩子さんのお知らせ。
 10月・11月に、NHK「みんなのうた」で久しぶりに浩子さんの新曲が流れます。タイトルは「そっくりハウス」。
 放送日時:月・水・金 総合テレビ  9:55〜
      火・木   総合テレビ  15:55〜
      日     総合テレビ  11:25〜
      土・日   ラジオ第2放送。
 23日発売の新譜も楽しみです。コンサートは今年はちょっと行けそうもないかな‥。

10月2日

 悔しかったこと、その1。
『臨機応答・変問自在2』を買いました、自腹で
 自分の質問が載っていると分かった時点で、てっきり本をもらえると信じていただけに大変に悔しい。
 でも、本自体はとても面白かったので、ま、いっか。

 悔しかったこと、その2。
 J-ミステリ倶楽部で「有栖川有栖書き下ろし ショートミステリ劇場」がスタート(火村シリーズらしい)。
 今まで有栖さんのコンテンツは、あまり気にしていなかったのだけれど(すみません)、今回のショートミステリは読んでみたいです。
 頼むから短編集に収録して下さい。

 大極宮だって、インターネットできない人たちのためにと、著作に挟み込みチラシを入れたり文庫を出版したりしているじゃないですか。
 J-ミステリ倶楽部もそれを見習ってほしいよね(有料のコンテンツだからダメなんだろうか?なんだかなあ)。

 というわけで、綾辻ニュースにJ-ミステリ倶楽部の更新を追加。それから、漫画版『緋色の囁き』巻末の対談部分について、対談&エッセイの項に書きました。
 あと、Yahoo!オークションで『本格ミステリー館にて』の帯付き画像を見つけたので、綾辻惹句に追加。ただこれ、一部字が読めないんですよ。「大●に、芳醇に、魅惑的に、」の●の部分。分かる人いるかなあ?

10月2日(その2)

 台風一過、関東は素晴らしい青空。北の方は、まだ大変なのでしょうか。

 昨日は、夕方『緋色の囁き』を買いに車で出かけたものの、帰る頃になって暴風雨が激化。お店を出たら、雨が真横から降っていて、大いにビビりました。
 道路も川のようで、水陸両用車に乗っている気分。吹きつける風雨のため前もロクに見えず、このまま遭難するかと思いました。いやすごかった。

 夜中の12時に外を見たら、すでに星が出ていました。台風はものすごいスピードで通り抜けていったようですね。

 最近、大森さんのHPの日記は更新がマメで嬉しい。
 このミス大賞が決定したようですね。この賞が今後ミステリ界でどのような位置付けになるのかわかりませんが、行く末を見守りたいと思います。

 大賞 金賞 浅倉卓弥『四日間の奇蹟』
    銀賞 東山魚良『タード・オン・ザ・ラン』
 優秀賞   ティ エン『沈むさかな』

10月3日

 倉知淳『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート (東京創元社)読了。
 5編から成る短編集。いずれも猫丸先輩が活躍します。
 いやあ、楽しい楽しい。殺人はひとつもなし、他愛ない日常の謎系の物語なのですが、ちゃーんと伏線が張ってあって、猫丸先輩の「解答」を聞くと、なるほどと思わさせられます。でも、物語の核は謎解きじゃなくて、ちょっと視点を変えると物事はこんなにも違って見えるものなのか、って部分なのではないかな。
「猫の日の事件」のクライマックスシーンは、ひっくり返って笑っちゃいました。「たたかえ、よりきり仮面」の活き活きしたところも大好き。

 久々にバナーなんぞ作ってみたり。殺っちゃんはいませんが、リンク先の皆さま、よろしかったらお持ち帰り下さいませ。

 

◆◇◆

 縁あって、とある大学の先生とお知り合いになりました。
 所属されているのは「生涯教育計画論研究室」。大の綾辻ファンでいらして、情報メディア論なる授業で『安楽椅子探偵』を教材に使ったのだそうです。犯人当てたら「優」、でも生徒40名は全員不正解。その代わり出席率はほぼ100%だったとか(笑)。
 いいなあ、そういう授業、受けてみたいなあ。でも、トリック見破れなくて単位落としたりして(苦笑)。

◆◇◆

 10月10日、法月綸太郎さんの『ノーカット版 密閉教室』」(講談社)が発売になるそうです。デビュー作のノーカット版って‥どんなのかな?(10年前に読んだきりなので、内容うすぼんやりとしか覚えていないや(汗))。

10月4日

 Yahoo!ブックス 注目の作家に綾辻さんのインタビューがあります(十さん、情報ありがとうございます)

 えーと、背景は「学びの雨」のつもりなのですが‥知らない方には何のこっちゃですね(毎回ですかすみません)。
 いい曲です。それはもう、泣きたくなるくらい。

「寡作四天王」というのを、どこかの日記で目にしたことがあります。
 そこで挙がっていたお名前は「綾辻行人・倉知淳・法月綸太郎・依井貴裕」だったかな。まあなあ、確かになあ、でもたくさん書けばいいってもんじゃないと思うけど。
 本格ミステリ・マスターズの挟み込みチラシを読んだ人なら、笠井さんの「50冊100冊書いたって何十年後には数冊しか残らないとすれば、最初から残る作品を10年に1作書けばいいんじゃない」という力強いお言葉を覚えていますよね(笑)。

「綾辻さんは赤のスニーカーを何足もってるか」という問題が河内実加さんのHPで出題(?)されていました(賞品はありませんが)。詳しくは河内さんの日記(9/09)をどうぞ(コンバースじゃなくて、リーガルらしいですよ、河内さん)。

 本格ミステリ・マスターズ、及びミステリー・リーグ、近刊予定が続々と。

10月4日(その2)

 倉知淳『過ぎ行く風はみどり色』(東京創元社)読了。
 読み終わった後、思わず拍手。読後感、とっても良かったです。
 解説で法月綸太郎さんが「カー、カー」云ってるのが面白いです(こうやって書くとカラスみたいですね(笑))。魅力的な不可能犯罪とその「ありゃま」な真相、この辺りがカーっぽいのかな(カーは2作しか読んだことがないので良く分からない)。その前に明かされる「あるトリック」には本当にびっくり。前を読み返してみると、なるほど、上手く書いてあるなあと感心しました。
 倉知さんは『青銅ランプの呪』がお好きだそうなので、それはぜひ読んでみたいな。

◆◇◆

 ともっぺさんの掲示板で、著作権のこと(講談社問題?)が話題に上っていたので、それに関してひとこと(というには長いけど)。
 当サイトのトップページで、小説(や漫画)の一節を紹介していますが、これについては「引用」の範疇にあるという認識のもと、堂々と行っています(ただし、歌詞は法が厳しいらしいので、原則として紹介しないようにしています。本当は載せたいんだけどね)。
 以前e-NOVELS事務局からいただいた回答を転載します。

「二次使用についてですが、著作権法により、ある程度の文章を、出典元を明らかにして引用することは認められていますので、節度を守った方法であれば、著者も文句は言えません。ご自分の文章であるかのように書いたり、あまりにも大量の文章を丸々書き写したり、というのは「引用」の範囲を越えてしまうということだけご注意下さい。」

 読書感想は、読んでつまらなかったら書かない、というのがモットーです(とはいえ、どんな作品でも、探せばひとつや二つくらい美点はあるもんです)。理由は(私ごときの感想を参考にしている人は少ないとは思いますが)、否定的な感想を読んで、その本を読むのを止めてしまう人がいたら、その人にも作者にも出版社にも申し訳ないから。それから、ネット上で公開するということは、その作品のファンや(万が一にも)著者が読む可能性もあるから。この2点です。

 著作権の問題は難しいので、今はこういうスタンスでやっていますが、今後変わる可能性は大いにあり得ます。常に周囲に気を配り、自分の発言には責任を持てるよう、微調整を繰り返しながらやっていこうと思っています。

◆◇◆

 栃木では今日、『解剖本』が大型書店で店頭に並び始めました。
 普段、雑誌の小さいコラムですら「わーい」と喜んでいる私ですから、まるまる一冊綾辻さんというのは‥なんか照れちゃいますね(なんでだ)。
 なかなか読みでがありそうな本なので、これからじっくり‥。

10月5日

★『綾辻行人ミステリ作家徹底解剖』これから読む方に2つほどご注意を★

1.「綾辻行人、自作を語る」の対談の中で「『殺人鬼 II 』は前作のネタバレをしていないので『II』から読むのもお勧め」とありますが、実は『II』の冒頭に前作のネタバレ記述があるので、やはり順番に読んだほうが賢明です。
2. 麻耶雄嵩氏の寄稿エッセイは、『迷路館の殺人』未読の人は後回しにしたほうがいいかと。

 刊行から10年も経つと既にスタンダードと化してつい、ネタも周知の事実という気がしてしまうのでしょうか>麻耶雄嵩さん。
 角川編集の人も気づいてあげればいいのに。もう。

 ただ今『最後の記憶』『緋色の囁き』『解剖本』の感想書いてます。今日中にアップできるかな?

10月5日(その2)

 今日中、何とか間に合いました。感想の項に3作アップ。
 明日は幼稚園の運動会、これが終わると一息つけるかな。

10月6日

 我孫子武丸・田中啓文・牧野修『三日月島奇譚』(チュンソフト)読了。
 三者三様、作風バラバラ(笑)。我孫子さんはホラーとミステリがかった青春小説風、牧野さんは聞き取り調査資料風、田中さんはゲームブック風(しかもシルエット付き(笑))。
 現実と虚構の境目が分からなくなるような妙なリアリティのある牧野作品が怖かったです。田中さんは、相変わらずの駄洒落炸裂(わっはっは)。この二人に挟まれると、我孫子さんのがフツーに見えちゃいますね。
 ところで知ってます? e-NOVELS掲示板で『三日月島奇譚』サイン本プレゼントの企画があったことを(既に終了)。企画以前に購入済みだった私は申し込まなかったのですが、たいそう倍率が低かったようで‥こんなことなら応募しておくんだったと、ちょっぴり後悔。

 サイン本といえば。
 大矢さんの情報によると、丸善名古屋栄店には「泡坂妻夫・北村薫・有栖川有栖・貫井徳郎・宮部みゆき各氏のサイン本(いずれも創元推理文庫)」が文庫のコーナーにあるそうです。わーすっごい豪華。名古屋の皆さん、いいないいな。

 風邪が流行っているようです。気温の上がり下がりが激しいせいでしょうか。皆さん、お気を付け下さい。

10月7日

 青猫さんのHPで教えていただいた天野可淡展!うわ、これは行きたいぞ!

日時:10/12(土)〜27(日) 14:00〜19:00
会場:Maria Croche 台東区元浅草1-8-11 銀線ビルB1

 天野可淡さん、講談社版囁きシリーズの表紙でお馴染みの人形作家です。作家ご自身が亡くなられたこと、人形がすでに様々な人の元に四散していることなどから、一堂に会しての展示は難しいと云われていたんですよね。
 実物、ぜひ見てみたいです。

 ダ・ヴィンチ11月号は、新潟紀行のページに乙一さん登場。編集部が薦める「プラチナ本」には『GOTH』が選ばれていました。
 乙一さん、『解剖本』にも素敵な文章を寄せられていましたね。

『解剖本』といえば、愛読者カード(挟み込みのハガキ)に「今後「ミステリ作家徹底解剖」で取り上げてほしい作家名は?」なんて設問がありましたね。やっぱり、同様の作家本が今後出版されるんだな(予想通り)。

『解剖本』でもうひとつ。意外と面白かった綾辻さんとV6岡田くんとの対談でした(ごめん、角川だからこういう人選になったのかなと、あまり期待していなかったの)。岡田くんの「絶対解いてやる」「この人頭がいいな。クソッ」「悔しいけど、尊敬してしまいます」ってあたり、すっごく共感、というか、私と同じだ〜(笑)。安楽椅子探偵の時なんか特にそう思いますよ。
 で、今日のトップページはあんな言葉に。「いつか」という日は永遠に来ないとは思いますが‥。

10月8日

 そっくりハウス、ご覧になりました?>浩子ファンの皆さん。
 とっても覚えやすい歌で、カワイイけれどやっぱりホラー。イラスト(それとも人形?)も雰囲気あっていいですね。
 みんなのうた 10・11月号テキストに浩子さんのインタビューが載っていました(カラーページ)。

 森博嗣『臨機応答・変問自在2』(集英社新書)読了。
 ネットで募集した質問に森助教授が答えてくれる、シリーズ第2弾(第1弾は授業の一環として行ったもので、多少意味合いが異なりますが)。
 質問が採用されたら、この本をもらえるはずだったのですが。
 mihoroさん、2つも質問が載っているのに、見事に集英社から無視されました。ああ悔しい。運が悪いにも程があります。
 で、結局自腹で買いました(って話は前に書きましたよね)。

 森さんがまえがきに書かれている通りの感想を持ちました。すなわち「前書に比べると面白くない(といっても、充分楽しめましたが)」「シャープさが足りない」云々。
 質問者側に余計な雑念が多いのが原因でしょう。本に載るかもしれないとか、どうせなら森さんを唸らせるようないい質問をしてやろうとか。「自然な疑問というよりは、自分をアピールするニュアンスが感じられる」‥自分を振り返ってみると全くその通りなので、返す言葉がありません。
 質疑応答部分より、まえがきで一番笑ったかも。

 森さんの鋭い回答が、相変わらず冴えてます。真面目に、正直に、時々かわして。そこが最大の読みどころでしょう。
 それにしても、すべての質問(1500以上!)に目を通したというのですから、やっぱすごいわ。時間の使い方が上手なんでしょうね。

10月9日

 らぴさんご質問の件について。
 日記のページの下の方に「Easter Egg」が3つ並んでいます。真ん中のEggをクリックするとコラムのページに飛びますので、たくさんの項目の中から「おニューなサイト」という項目をクリック。そうすると、新サイトについて分かる仕組みになっています(ややこしくてすみません‥)。
 作家ごとのページを作って著書リストなどを載せている書評サイト、よく見かけますよね。別サイトと云っても、ああいう著者別リストのようなものですから。よろしくどうぞ。

 こちらは本業、あちらは副業、とはいえやる以上は完璧を目指したくなってしまうお莫迦な私。
 著書リストは、ネットの本屋さんを検索すれば書名も発行年もすぐわかるので問題なし。今後の予定も、綾辻さんに関する情報収集をしていると一緒に入ってくるので、これも何とかなるかな、と。
 問題は「小説以外のお仕事」なんですよね。えー、こんな本の解説書いてたんだーなんて、新たな発見があってびっくりです。
 今日は古本屋でダ・ヴィンチのバックナンバー買っちゃったし(我孫子さんの書庫が紹介されている号です)。本棚整理術、これは発売中に立ち読みしたっけ(おい)。お、十二国記の特集があるぞ、乙一さんは相変わらず優しい文章を書くなあ。わ、古処さんのインタビューも。いけにえ本は『スカイ・クロラ』じゃん、わあ(最初っから買えばよかったのに>自分(笑))。

 双葉文庫今月の新刊、近隣の書店ではさっぱり見かけません。8日発売というのはホント?(ホントのようです。屍蝋を買いたいのですが‥)。

10月10日

 本日「新本格ミステリフェスティバル」東京公演1日目。
 お船の上はいかなることに‥殺っちゃんが大暴れしてたら怖いでしょうね。逃げ場ないし。

『匣の中の失楽』と『髑髏島の惨劇』、あまりの分厚さにおののく私。こんなに読めるかしら‥。

10月11日

 横溝正史ミステリ大賞、テレビ東京賞を受賞した『逃げ口上』が、16日(水)に放映されます。主演はいかりや長介。
 子どもの頃、毎週土曜は「8時だよ!全員集合」を楽しんでいた世代の私。ドリフの長さんをドラマで初めて観たのは、賀来千香子主演「検事 若浦葉子」だったでしょうか。渋い演技に感心させられた覚えが。
 今やすっかり名俳優ですね。

◆◇◆

 今年で5回目「ウイスキー&ミステリー」。

日 時:11月14日(木)18:30開場 19:00開演
会 場:品川インターシティホール(東京都港区港南2-15-4)
入場料:無料(要申込)
招待人員:500名(応募多数の場合抽選)
申込締切:10月17日(木)
申込方法:公式サイトより
公式サイト⇒http://www.mainichi.co.jp/info/mystery/2002/ticket.html

ゲスト:逢坂剛、北方謙三、大沢在昌、山田正紀、桐野夏生、我孫子武丸

 そういえば「〜への道」にこの話題が出ていましたっけ。我孫子さんは「飲む酒がないと料理酒にまで手をのばす」お酒好きらしいです。

◆◇◆

 ノーベル賞のニュースは嬉しかったですね。もっとも人が選ぶ賞ですから、受賞しない人の中にも評価されるべき仕事をしている人はいっぱいいるんだろうけど。
 それにしても子どもたちの理系離れが憂慮されている昨今。この技術水準を保つだけの頭脳は今後の日本で育つのでしょうか?ちょっと心配。

◆◇◆

 10月スタートのドラマを観ました。ひとつは「HR」。三谷さんのドラマは1話完結型が好きだな。これ、ビデオに録って2度観ると、セリフを喋っていない俳優さんたちも後ろでしっかり演技をしているのが分かって、余計に面白いです。
 もうひとつは「アルジャーノンに花束を」。原作は未読ですが、実はうちの次男くんも発達が遅くて、赤んぼの頃から病院通いをしているもので、個人的にひとごとではないお話。
 知的障害者を差別したり排除したりというのは言語道断ですが、必要以上に美化するのも疑問です。彼らに罪はないにせよ、実際問題足手纏いになったり意図せずとも相手に危害を加えてしまったりということはあるわけだから。
 何というか、いいところも悪いところも全部ひっくるめて許容できる社会になるといいですね。小学校も、少子化で教室が余っているのなら、障害者も健常者も一緒の場所で学べるようにすればいいのに。子どもは適応が早いから、小さいうちから「目が見えなかったり歩けなかったり、いろんな人がいるのは当たり前」って思って育つと、大人になった時全然違うんじゃないかな。
 無知が一番よくないことだと思います。

10月12日

 鮎川哲也『りら荘事件』(講談社文庫)読了。
 初出は何と1956年(原型となる『呪縛再現』に至っては1953年)。今までに大幅な改稿もあったようで、私が読んだのは新稿でした(第8章が「暑い街で」だと新、「由木の出京」だと旧)。講談社文庫版は、それはもう懇切丁寧な新保博久さんの解説がついていて、嬉しかったです。
 登場人物のネーミングに腰がくだけたりもしましたが(笑)、連続殺人! トランプのカード! わくわくしながら読み進みました。鮎川さんはとっても親切で、登場人物をして解決の糸口となる点をすべて教えてくれるのですが、それでもやっぱり真相は分かりませんでした。
 大技一本ではなく、小さいトリックがいくつもいくつも重なりあって事件を形作っている感じ。謎がほどけていく過程は「そうだったのか!」「うわ、そう来たか!」の連続! 面白かったよ〜(^^)。

10月12日(その2)

 本日誕生日、最大の失策。

 免許の更新を忘れていました(どひゃあ)。

 車が運転できないと、栃木に於いてはさながら陸の孤島。クローズドサークル。連続殺人が起きるかも(んなアホな(笑))。

 たくさんのお祝いのお言葉、ありがとうございました。お陰さまでひとつ年を取りました。
 今日は、ダンナは子どもたちを連れてダンナの実家へ。私はひとりのんびり読書三昧(^^)。
 これで元気ならば申し分ないのですが‥ちょっと体調崩して、今週は寝たり起きたりの生活が続いています。健康第一。

◆◇◆

 新本格ミステリフェスティバル、とても楽しいイベントだったようで、良かったですね。とむこさんのHPに早速レポがアップされています。
 他にも二階堂さんのHP太田忠司さんのHP野間美由紀さんのHPの日記に当日の様子が。かなりのハードスケジュールだったようですね。豪華な面々と同じ船の上、皆さんもっとゆっくり楽しみたかったのでは。
 関西公演の申し込みはまだかな。年末参加予定の皆さん、わくわくですね。

10月13日

 今日は『解剖本』のお話。

▼裏表紙上の写真、綾辻さんの右側から出ている手は左手のように見えるのですが‥あれれ?
▼目次と奥付に載っているCTの画像、「アナザヘヴン」みたい〜なんて思っていたのですが、もしかするとこれは綾辻さん本人のものなのか?(だから「解剖」?)
▼1ページと10、11ページの写真はどこで撮ったんだろう。ロケーションが気になります。
▼28、29ページ。後ろの模造紙は、京大ミス研部室の「歴代犯人当て」ですよね。肝心の綾辻さんが参加したと思われる年度の辺りが光っちゃってて読めないのが至極残念。

10月13日(その2)

 関ミス連冬の大会 講演会のお知らせです。

日 時:2002年12月7日(土)開場12:00 開演13:00
会 場:立命館大学衣笠キャンパス
講 師:菅 浩江
料 金:未定
詳細はこちら

『解剖本』写真入りで広告が出ていました(読売新聞)。わあい。

10月14日

 自分で作っておいて云うのもなんですが、この背景はちょっと怖いですね(^^;)。
「草の仮面」new version なんですけど(10月後半)。

 ノベルス版『スカイ・クロラ』の表紙って、こんななのか。これも悪くはないが‥文庫化を待とう、私は(結局単行本を買うことになるかもな)。

 東京創元社、来月の新刊を2冊紹介。
 まず、野崎六助『ミステリを書く!10のステップ』。実践的なミステリ執筆講座だそうです。ちょっと読んでみたいかも。
 もう1冊は『追悼・鮎川哲也(仮)』。「先月逝去された斯界の巨匠を偲んで、各界から寄せられた追悼文、歴代編集担当者による隠れた素顔に迫る座談会、年譜・著作目録、そして初公開を含む鮎川哲也アルバム」という内容。 綾辻さんも文章を寄せられているかもしれません。

◆◇◆

 久々御器所さんの問題(英語の問題文だった期間があって、その時は問題の意味を理解する段階でリタイアしてました)。
34問:ある整数Aの数字の並びの前後に、同じ1桁の整数Xを加えて、XAXと並べたとき、その数がAのちょうど29倍になりました。Aは何桁かはわかりません。さて、Aはいくつでしょう?
35問:末尾の4を頭に移動させたら、もとの数の4倍になる整数はな〜に?
 以下、ドラッグしてどうぞ。
34問:例えばAが1ケタだとしたら、
 29A=100X+10A+X
 19A=101X
 同様に、Aが2ケタなら19A=1001X、Aが3ケタなら19A=10001X‥となる。
 すなわち、A=(1(00‥0)1・X)/19
 1(00‥0)1が19の倍数となる数は1000000001。A=52631579・X
(でもこれ、Xが1の時しか成り立たないぞ。Xが2以上になっちゃうと、Aが8ケタじゃなくなっちゃうからなんだけど‥いいのかな? 一応 A=52631579

35問:2ケタの場合 4X=(X−4)/10+4×10 39X=(100−1)・4
    3ケタの場合 4X=(X−4)/10+4×100 39X=(1000−1)・4
 (99‥)/39が整数になるのは6ケタの時。
 39X=(1000000−1)・4 X=102564

 HPの整理を始めました(主にディレクトリの新設)。
 ページによってはURLが変わるところも。一時的にリンク切れになる部分もあるかもしれませんが、ご容赦を。

10月14日(その2)

 たった一夜の夢。

 昨夜、月下美人が咲きました。
 夜8時過ぎに開花が始まります(写真は9時頃)。この後さらに花弁と蕚(がく)が後ろに反り返り、えもいわれぬ芳香が辺りにただよいます。
 ご存じの方も多いかと思いますが、花の命はわずか数時間ほど。朝起きる頃にはすっかりしおれて、うなだれています。
 大きさは手の平くらい。綺麗ですよ。ちなみに育てるのはいたって簡単。虫もほとんどつかないし、寒さにだけ気を付ければ大丈夫。

 今朝アップした「御器所さんの問題」の解答、1(00‥0)1なんて幼稚な書き方だったと後になって気づきました。でも、n乗ってパソコンでどうやって書けばいいの?

34問:Aがnケタの時、A=(10の(n+1)乗+1)/19・X
(10の(n+1)乗+1)が19の倍数となるのはn=8。
(10の(8+1)乗+1)=1000000001 A=52631579・X
 A=52631579

35問:Xがnケタの時、X=(10のn乗−1)/39・4
(10のn乗−1)が39の倍数になるのはn=6。
 39X=(1000000−1)・4 X=102564

『どんどん橋、落ちた』の文庫がもう売っていました。早!
 あとがきには各作品に関する綾辻さんの自己解題も。篠原美也子さんの解説も素敵です。
 巻末の著作リストが増えましたね。『解剖本』は関連書籍に、児嶋都さんの漫画化書籍は共著に加えられています。
 こちらの著書リストにもデータを追加。

10月15日

 リンクをしても著作権侵害になるのだろうか?たぶんなるんだろうな‥ということで、今日だけこそっとリンク。
 谷山浩子さんの「猫が行く」、元々は大島弓子さんの『綿の国星』チビ猫のイメージで作られた曲なのですが、ほよよ、これってまるで猫丸先輩(倉知淳さんの探偵キャラ)の歌みたいじゃないか〜!(気づいて、ひとりで盛り上がっている私。)

 ここのところ日記の更新がマメで、いかに3連休ヒマだったかがバレバレですね(笑)‥というか、身体の調子が悪くて出歩けなかったわけなんだけど。
 ようやく体調上向きに。よしよしこの調子、とりあえず今日は免許の更新に行こう(おいおい、免許の有効期限は12日で切れているのだぞ、隣街の警察署までどうやって行くのじゃ?(笑))。

 e-NOVELS、次回からくろけんさん登場だそうです。特集も復活させてほしいなあ。

 メフィスト賞作家ファン度調査、151冊中17冊でした。相変わらず少ないですが、「よ〜し、いつの日か151冊、読んだるでえ〜」とかは全っ然思わないですね。さしあたって読みたいと思うのは森博嗣さん、舞城王太郎さん、霧舎巧さんくらいかな。
 そういえば、本格ミステリ・クロニクル300に『占星術殺人事件』はどうして入っていないの?と云ってた人がいましたが(実は私も一瞬思いました(笑))、ただ単に1987年以前の作品だから、ですよね。300冊はあくまでも1987〜2002年の15年間に刊行された作品。それ以前に出版された本格ミステリだって沢山あります。国内だけじゃなく、海外にも。
 リストは目安にはするけれど、それに縛られることなく、読みたい本を読んでいこうと思います。当たり前のことですが。

 

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