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10月16日
見ている人には何ら関係ない話ですが‥HPの整理に翻弄されています。
結局すべてのページに手を入れることになりそうです(開設当初に書いた文章なんか、かなり恥ずかしい)。始めたら最後、やめられない止まらない(かっぱえびせんですか(笑))。
そういえば、かっぱえびせんが発売されたのは私が生まれた年だったような。ロングセラーのお菓子ですね。
やっと「創元推理21」を買いに行けました。綾辻さんの選評が載っています。受賞作、読むのが楽しみ。
今年6月に法が改正されたとかで、車の免許は誕生日が過ぎても1ヶ月は有効なんだって。その代わり、更新の際の講習は前より長かった(無違反なら30分、過去5年に軽微な違反一回だと1時間(私はこれでした)、それ以上違反があると講習2時間)。
とりあえず手続きが終わってほっ。次回は忘れないようにしないとな。
10月17日
秋の学祭シーズン。講演会の情報が続々と(関西はいいなあ)。
■ 有栖川有栖 講演会
日 時:11月9日(土) 開場13:30 開演14:00
場 所:同志社大学
今出川校地新町キャンパス尋真館40番教室
詳しくは、こちらを。
■ 法月綸太郎 講演会
日 時:11月10日(日) 時間は未定
場 所:大谷大学
詳しくは、こちらを。
両者とも質問を募集しています。詳細はそれぞれのHPでどうぞ。
そういえばノーカット版『密閉教室』は発売延期らしいですね。
■ 森博嗣 講演会「アンチの視点−雑談 ミステリィから建築まで」
日 時:11月23日(土) 開場14:30 開演15:00
(整理券配付予定)
場 所:京都大学 法経5番教室
詳しくは、こちらを。
「話題は、僕が最近建てようとしているガレージのこと、建設中のミニチュア鉄道のこと、その他いろいろランダムに織り交ぜて思いついたままに話したいと思います」
森さんらしいなあ(笑)。
◆◇◆
横溝正史さんのお役者文七捕物暦が徳間文庫から発売。来月7日『蜘蛛の巣屋敷』『比丘尼御殿』の2冊が出ます。
ミナさんが以前春陽文庫から取り寄せたのは「人形佐七シリーズ」でしたっけ?
10月18日
掲示板にも書きましたが、11月18日に『贈る物語』(全3巻・おそらく光文社)いう本が出るようです。人気の作家三氏(綾辻行人・瀬名秀明・宮辺みゆき)が読書の水先案内人として編者をつとめるアンソロジー。
綾辻さんによる「MYSTERY編」には、クイーン「暗黒の館の冒険」、山田風太郎「黄色い下宿人」、ノックス「密室の行者」、連城三紀彦「過去からの声」などが収録されるそうです。
‥という情報は黒田研二さんの日記からいただきました。黒田さんといえば、12月に密室本『闇匣』(やみばこ)が出るそうです。「やみばこ」は読めたけど、北森鴻さんの『闇色のソプラノ』は振り仮名がないと読めなかったぞ(「あんしょくのソプラノ」です)。
第1回文学フリマというのが11月3日に青山ブックセンターで開催されるようです(文学のコミケみたいなものか?)。大塚英志さんの文章を読んでいたら、何だか考えさせられてしまいました。
売れることだけがすべてではないですが、採算が取れなかったら商売続かないし。難しい問題ですね。
京極夏彦『どすこい(安)』(集英社)読了。
これは面白かった!笑った!「でぶがぞろぞろ出てくるばかばかしい話」というのは事前に知っていたのですが、どうしてなかなか凝った構成ではないですか。第一話の作者が第二話の作中人物で、第二話の‥というように、それぞれがつながっているんですよね。こういうのを「メタな構成」っていうのかな。
文章にリズムがあるのがいいですね。一文一文がいたずらに長くない。端的。簡潔。ぽんぽんぽんと言葉が繰り出されてくる感じ(特に擬音がいいよね。「どかんばかぼこ。ベンチ倒壊。」何てシンプルなんだ(笑))。好きだなあ、京極さんの文章。
7話とも、題名はベストセラー作品のパロディーになっていて、元ネタを知っているとより楽しめます。もちろん読んでいなくても充分楽しめますが。
親本では「SPEED」、ノベルスでは「あやや」、さあ、文庫ではどうなるのかな?(笑)題名もきっと変わるんだろうね。文庫版、私の予想は『どすこい(完)』。
10月19日
新本格ミステリフェスティバルの関西公演、詳細が決まったようです。
申し込み、問い合わせは25日の10:00から。
いいなあ、行きたいなあ‥向こうから来てくんないかな(無理です)。
綾辻行人キャンペーン連動プレゼント、締め切りは今月末です。応募券2枚から応募できますので、皆さまお忘れなきよう。
そっか、みんな年賀状の残りで(笑)。考えることは同じですね。
懸賞やら公募やら、一時期凝ってあちこちにハガキを出していた時期がありましたが、出せば出すほど得体のしれない勧誘やアンケート調査の電話も増えるんだよね。ハガキを出した先の企業から電話が来るのなら分からないでもないのですが、まったく知らない団体から、だもんね。
個人情報、だだ漏れなんだろうな。そういうハガキを出さなくなったら、電話もぴたりと止みました。
10月20日
河内実加さんの日記で内山安二さんの訃報に接し、呆然(9月2日のことだったそうで)。67歳って‥若すぎます。
小学生の頃、学研の「〜年の科学」という雑誌を購読していて、内山さんの科学マンガ、毎月楽しみにしていたんですよね。「ミコちゃんと五匹のなかま」とか「炭九とドーナルノ・ダン」(ちょっと題名あやふや)とか。ほのぼのしていて、笑えて、ためになって。うう、懐かしいなあ、豚のトテトン。
あの単純な絵と単純な笑いは、私の殺っちゃん絵の原点かもしれません。ご冥福をお祈りいたします。
10月17日で締め切られた本格ミステリファン度調査について、「あんな本こんな本」にまとめてみました。掲示板での書き込みの結果も合わせてお楽しみ下さい。
それから、だいぶ日にちが経ってしまいましたが、「『匣の中の失楽』竹本さんとの対談」「『髑髏島の惨劇』帯の推薦文」「新本格ミステリフェスティバル東京公演」「創元推理短編賞
選評」について、エッセイ&対談の項に書きました。
10月21日
トップページの言葉、『エイリアン通り』を読んだことのない人は分からないかもしれませんが、北朝鮮の一連のニュースを見ていて、ふと思い出したんですよね。甘いと云われればそれまでですが。
サイト内の整理、ほぼ終了。
いやはや、疲れました。目がショボショボしています(単に年のせい?)。トップ以外のページはほとんどURLが変わってしまったので、お気に入りに入れていた人はリンク切れにご注意下さい。
ジオの容量は12MBまでなのですが、整理したお陰で半分以上が空き状態に。これは嬉しい。
2年もやっていると、ファイルの数もやたらと増えていてびっくりです。ファイル名を見ただけでは、とっさに中身を思い出せないものも(苦笑)。削除したり別サーバーに移動したりして、3/4ほどに縮小。
「綾辻の秋」も一段落したし、サイトの整理もとりあえず終わったし。ここらでちょっとひと休みしますか。
10月21日(その2)
笹沢左保さん、死去。
『木枯し紋次郎』の作者だったとは知りませんでした(同じように思った人多いんじゃないかな)。著作は恥ずかしながら未読ですが、お名前は私ですら良く知っているほど。刊行された単行本約380冊!?
すっごいですね。享年71歳。ご冥福をお祈りいたします。
先月の鮎川さんといい、訃報が続きます。寂しいことです。
東京創元社のHPに、鮎川哲也賞授賞式のレポートが(応接室にあります)。短編賞に関する綾辻さんのコメントは載っていました。
それから、安田ママさんの5/27の日記には横溝正史ミステリ大賞授賞式の模様が書いてあって(以下引用)
横溝正史の息子さんが、乾杯の音頭をとってくださったのですが、ここで語られた父親の思い出がなかなかよかったです。殴られてばかりだったとか、酔っ払って「江戸川乱歩のばっかやろー!負けるもんかー!」と近所じゅうに聞こえるような大声でどなって泣いたりしてたとか。まさに愛憎入り混じり、という感じだったそうな。
すごいなー、このエピソードは。
10月22日
以前日記(6月12日)で予想した通り、祥伝社400円文庫の競作が1冊にまとまって、ノベルス形態で発売になりました。今月半ばに出た『絶海』(祥伝社ノン・ノベル)が、それ。著者は恩田陸さん、歌野晶午さん、西澤保彦さん、近藤史恵さん。
ということは当然『まほろ市の四季(仮)』もいずれ1冊にまとまるわけですね。私は文庫4冊とも買っちゃったから、ノベルスは買わないと思うけど(ちょっと損した気分)。
御器所さんの問題、第36問。
今日の0時から今までの時間の1/4と今から今夜24時までの時間の半分を足すと、ちょうど今の時刻になるのよ。さて、今、何時何分?
答えはこちら→ X/4+(24−X)/2=X X=9.6 午前9時36分
森さんといえば、今月絵本が2冊発売になりました。奥様のすばるさんが絵を描いている『悪戯王子と猫の物語』(講談社)を、今日書店で見かけました。これ、以前メフィストに載ったショートストーリーですね。すばるさんの絵は好きだけど、雑誌掲載時のモノクロの絵の方が好みだったな。
この絵本よりむしろ、小説すばるで連載が始まった「工事中よ、永遠に」が面白かったです。私にとっての森さんは、この「日記系」の文章が一番楽しめるみたい。
光文社から出ている絵本は見つからず。挟み込みのチラシが見たかったのに。
二階堂さんって、もしかして大森さんにケンカ売ってんの?(10/22の日記より。いや別にどうでもいいんだけど)
10月23日
本日、谷山浩子さんの新譜「そっくりハウス」が発売。コンサートも行きたいけれど、今年は無理そう。残念。
年末発売予定の原書房『本格ミステリ・ベスト10』では「あなたが選ぶ2003本格ミステリ・ベスト10」を受け付けています。2001年11月から2002年10月までに刊行されたいわゆる本格ミステリ作品について、1位から5位まで選び、これに10点から6点と点数をふって投票(専用のメールフォームあり)。本誌と同じように、MY
BEST5についてのコメントも添えて。
11月5日23時59分着信まで有効です。あまり期間がないのでお早めに‥って、新刊本をほとんど読んでいない私には縁のない企画ですが。
えー、今調べたら、今年読んだ新刊単行本は『最後の記憶』ただ1冊だけ(わはは)。他は『三日月島奇譚』『猫丸先輩の推測』『まほろ市の殺人』、それからスニーカー文庫のアンソロジー。『僧正の積木歌』は買ったけど、今年中には絶対読めないだろうし。
『最後の記憶』については、自分の中では「本格ミステリの要素は多分に含んでいるけれど、ミステリという枠組みからは微妙にはずれた、どちらかというとホラー寄りの小説」という位置付けなので、投票はしないと思います。
それにしても、今年の1位は何だろう? 探偵小説研究会が選ぶとなると、『オイディプス症候群』とか『法月綸太郎の功績』とかはベスト10に入ってくるんだろうな。本格ミステリ・マスターズの3作品(今月発売のものも含まれるから5作品か)も高い評価を受けそう。『マレー鉄道の謎』の刊行も、待たされただけに嬉しい出来事でしたね。貫井さんの『殺人症候群』は評判いいけど、あれは本格ではないのかな?(未読なのでよく分からない)
わ、貫井さんも天野可淡展に行かれたんですね。赤い襦袢を着た人形とは、『緋色の囁き』の表紙の彼女でしょうか?うわーうわー。
実は私も週末に行く予定。すんごい楽しみ。でも会場にはゴスロリ(Gothic & Lolita)の女の子が多いとか。「華やかな喪服のような格好」って、どんなんだよ〜(笑)。
10月23日(その2)
日本中の本屋は今日「ハリ・ポタ祭り」だったんじゃないかな。
隣市のI書店では「5〜7巻 予約受付中!」と貼紙がしてありました。気が早い(笑)。
ちなみに、まだ1巻も読んでいない私。来月は映画第2弾が公開になるそうです。
小説新潮11月号に、有栖川さんの書かれた鮎川哲也さんへの追悼文が掲載されています。「本を開けば、いつでも鮎川哲也に会える」は、けだし名言。
同号では、恩田陸さんの『夜のピクニック』が連載開始。『六番目の小夜子』『球形の季節』に次ぐ三部作の三作目なるそうで、これも楽しみですね(恩田さん、お仕事し過ぎではないですか。ちょっと心配)。
10月24日
浩子さんの新譜「そっくりハウス」をかけていたら、次男くんが「この曲、知ってる〜」とはしゃぎ出しました。ちっちゃい頃聴いていた「おひるねしましょう」、覚えていたんだね。なんか感激。
今回のアルバムは、NHK「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ」で放送された曲ばかり。小さいお子さんのいらっしゃるお家ではぜひぜひ聴いてみてね。もちろん、大人もぜひぜひ。
ドラマ「HR」が面白いので、コラムを書きました。
10月25日
東川篤哉さんの第2作は『密室に向かって撃て!』(カッパ・ノベルス)。第1作は『密室の鍵貸します』だったんですよね。今後もこのシリーズは続くのでしょうか。つらつらと映画もじりの題名、考えてみました。
『紳士は密室がお好き』『密室で朝食を』『昼下がりの密室』『愛と青春の密室』『熱いトタン屋根の密室』『密室より愛をこめて』『密室と嘘とビデオテープ』『密室がいっぱい』『華麗なる密室』‥きりがないのでこのへんで。
往年の名画には洒落た邦題が付いていて結構好きなのですが、最近のものはカタカナばっかり。安易だなあ。
話は戻りますが、『明日に向かって撃て!』は大好きな映画です。あのラストシーンは鮮烈。
北朝鮮関連のニュースを見るたび、やりきれない思いでいっぱいになります。やっと帰ってきたわが子を二度と手放したくない親御さんの気持ちは痛いほど分かるし、一方北朝鮮に残っている子どもたちにも人権はあって、政府が一方的に彼らの将来を決めてしまっていいものかどうか‥とても難しい問題ですね。
10月25日(その2)
殺っちゃん工房が、谷山浩子データベースのリンクの仲間入り。昨日の深夜お願いメールを出したら、もう今日「ニュース」の項にアップしてありました。早! ありがとうございます。
ヒロコな壁紙も18枚目。今回は「そっくりハウス」のつもり、です(11月前半)。
◆◇◆
今年で5回目の「ウィスキー&ミステリートーク」に500名様をご招待! 10月31日(木)到着分まで有効だそうです(締め切り日、伸びたんですね)。応募先は、こちら。
「ウィスキー&ミステリートーク」
日 時:11月14日(木)18:30開場 19:00開演
会 場:品川インターシティホール(東京都港区港南2-15-4)
ゲスト:逢坂剛、北方謙三、大沢在昌、山田正紀、桐野夏生、我孫子武丸
本日「活字倶楽部」発売日。加納朋子さんのロングインタビューを読みふけっておりました(みゅうさん、また載ってましたね)。高村薫さんのピカチュウグッズにちょっとびっくり。
おーちようこさんによる「新本格ミステリフェスティバル」の漫画レポもありました(でも、とむこさんやJDCさんのレポの方が詳しかったけど)。ところで「おーちようこさん」って、『解剖本』のロングインタビュー「夜明けまで」を書かれた大地洋子さんだったんですね、今日初めて気づきました。
来年1月発売の「2003年冬号」には、おそらく恒例の作家アンケートが載るでしょう。これ、毎年楽しみにしているのです。
googleがピカソになってる、何で?
(つい先頃、ピカソが14歳で描いた絵っていうのを見たけど、ハンパじゃない上手さだったです。天才はとんでもなく凄いんだと実感)
10月26日
行ってきました「天野可淡展」。レポは後ほど(帰宅後疲れて寝てしまったので、更新遅れました。泡坂妻夫『泡亭の一夜』(新潮文庫)読了。この感想も明日‥)。
10月27日
あちこちのミステリ系サイトでは今、ロバート・J・ソウヤー『イリーガル・エイリアン』 (ハヤカワ文庫SF)が話題みたい。読んだ人います?
泡坂妻夫『泡亭の一夜』(新潮文庫)読了。
泡坂さんは小説だけでなく奇術の分野でも第一人者。さらには落語や長唄もお好きでお詳しいのですね。この本には泡坂さんの創作落語や人情噺が収められています。なんと幕間では紙上で自作の奇術も公開! まさに寄席にいる気分です(行ったことないけど)。
落語は他愛ない言葉遊びの類いが多いですが、粋で楽しいです。私は寝る前に一編読んで心をほぐして床に就く、というふうに活用していました。人情噺は推理作家ならではの展開も。「中入り」と称して収められたエッセイも味わい深かったです。集団疎開の頃の話は、自分の父に思いを馳せながら読みました(父は泡坂さんと二つ違いで、疎開も経験しています)。
寄席などの娯楽施設がテレビ時代に移行するにつれて潮の引くように消えていく様を「日本には花の散り際も楽しむという伝統がある」と書かれていたのが、とても印象に残りました。ただ懐かしがったり惜しんだりという湿っぽい筆致ではないんですよね。あくまでからっとしていて、これは心に余裕がないとできない芸当。素敵です。
10月28日
何のお知らせもなく更新が滞っている時は、何かのレポを書いていると考えて間違いないです。こちらはパソコンに向かってずーっと文章を書いているので、休んでいるという感覚がないんだよね。
というわけで、天野可淡展のレポ、書けました。著作権の関係でKATAN
DOLLの画像が載せられないので、テキストばっかのレポになってしまいました。すみません。
10月29日
どうしてネットを介して風邪がうつるんだろう?
いえいえ、そんなハズはないのですが、誰かが「今風邪ひいてます」と書くと、それを読んだ自分まで風邪をひいちゃうことがままあるもんで。
次はこれを読んでいるあなたの番かもしれません。用心してね。げほがほはくしゅん。
軽井沢の「ギャラリー凡」では可淡ドールが見られるそうです。但し、夏期のみ営業。レポに付け加えておきました。
「天野可淡展」で検索して、色々な人の感想を読んできました。自分でも実際に人形を創っている人は、目のつけどころが違いますね。
「指の爪にはピンクのプラスチックが使われていて、細かい作業に感心」‥そこまでは気づきませんでした。そもそも、人形の素材に関しては全く無知な私。髪には人毛が使われていることも多いらしく、ちょっと「ひええ」って思っちゃう素人です。
「人形の保存状態が悪すぎ」‥10年20年経つと傷むのはやむを得ないのかと思ったら、どうもそうでもないらしいです。物にも感情はあって、持ち主が心をこめて接するとちゃんとそれに応えてくれる、私はそんなふうに思っているのですが。
でも、どんな持ち主の元へ行くかはその人形の「運命」で、環境が良くても悪くても人形たちはきっとあるがままを受け止めているんだとも思います。
「可淡の描いた絵があって」‥ええーっ、それは気づきませんでした。
「マリアクローチェの入口でおじぎをしている人形」‥ええーっ、それも気づきませんでした。
「場内暗すぎ」「BGMがジャマ」‥人形そのものに力があるだけに、過剰な演出は必要なかったんじゃないかな。古びていてもいいから、服や人形の肌の「色」をもっと明るいところでちゃんと見たかった。BGMも、あのオルゴールの音色だけで充分。
「あちらこちらに蝋燭が。火事になったら客より人形の救出が優先されそう」‥わはははは、本当にそうかも。
「可淡ドールのグッズがなくて残念」‥綾辻さんの本が置いてあったら、売れただろうに。本を手に取るきっかけは何でもいいと思うんですよね。ミステリに限らず、音楽(谷山浩子さんや篠原美也子さん)だってテレビ(安楽椅子探偵)だって漫画(児嶋都さん)だって。綾辻さんを知るきっかけが表紙の可淡ドールっていう人がいたっていいと思うな。
10月30日
『殊能将之の今日の料理』なんて本が出たら、絶対買っちゃうだろうな(実践するかどうかはわからないけど。だって、あんなに料理に手間ひまかけてらんないもん)。
何のことだか分からない‥という人は、殊能さんのHP「memo」をご覧あれ。創意工夫にあふれたレシピの数々が見られます。
「生活は質素で、作品は冗談好き」まさにぴったりの座右の銘ですね、殊能さん。
鮎川哲也さんの追悼本は『本格一筋60年 想い出の鮎川哲也』という題名らしいです(東京創元社のHPにはまだ載っていませんが)。本格一筋60年‥なんか老舗のお醤油屋さんのキャッチコピーみたいですね。11月29日(金)発売予定。内容は、各界から寄せられた追悼文、座談会などです。
サイトを開いて2年が過ぎましたが、実はいまだに完成を見ないページがあります。いいかげんケリをつけねば‥とぼちぼち作っていますが、どうなることやら。
予告編もいずれ全面的に作り直す予定(あくまで予定ね)。
10月31日
「神保町ブックフェスティバル」が開催されます。菊地秀行さんや重松清さんらのサイン会もある模様。本の得々市、近くだったら行くんだけど‥。
11/2(土)10:30〜18:00
11/3(日)10:00〜18:00
11/4(月)10:00〜18:00
地元の百貨店の催事場で古本市をやっていましたが、あんまり掘り出し物はありませんでした。半額だと「高いな」って思っちゃうのは、BOOK
OFFに慣れてしまったせいでしょうね。
ジャイアンツ日本一。原監督が涙ぐんでました。
原なんてジャイアンツに入団する前から知ってるもんなあ。松坂くんがあやかって名前を付けたという「荒木大輔」が甲子園で活躍してたのもしっかり覚えてるし。自分も年をとったもんだと、変なところで感慨にひたってました(笑)。
おっと、今日は綾辻さんの3冊連動プレゼント企画の締め切り日。皆さん、お忘れなきよう。私は、双葉文庫創刊20周年図書券プレゼントのハガキを今日投函してきました。当たりますように。
応募券を切り取るために本棚から出してきた『屍蝋の街』をついつい読みふけっています(再読)。面白いよーこれ。我孫子さん、近未来という云わば異次元の設定に読者を引っ張りこむのが上手いなあ。3作目の予定もあるそうですから、期待しましょう。
昨日の「HR」はちょっとジーンとする話。三谷作品には共通するアイテムがいろいろとあるようで(ドミソピザとか居酒屋「大自然」とか)、細かいところも面白いみたい。
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