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 Ayalist 11月の日記(前半)

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11月1日

 御器所さんの問題、第37問
「私は200着近い洋服を持っていて、1/3が赤、1/4が黒、1/5が白、1/7が緑、1/9がまだらなの。さて、正確には全部で何着かしら?……あ、1箇所、数字を間違えちゃった。でも、解けるわよね」

[答]5つのうち4つの数の公倍数が200に一番近いものは‥
3、4、5、7の公倍数 → 420  3、4、5、9の公倍数 → 180
3、4、7、9の公倍数 → 252  3、5、7、9の公倍数 → 315
4、5、7、9の公倍数 → 1260 ということで、180着(ほんとかな?)

11月2日

 朝起きたら、胸が痛いです。打撲の痛さ。
 どーゆー寝かたをしてたんだ、私? それとも夜中に何かあったのか??

 今月の綾辻さん。
 15日にIN・POCKET。18日に『贈る物語』(光文社)。この『贈る物語』は全3巻で、綾辻さん・瀬名秀明さん・宮辺みゆきさんが編者をつとめるアンソロジーです。
「MYSTERY編」(綾辻)「WONDER編」(瀬名)「TERROR編」(宮部)3冊セット(箱入り)で買うと、お3方の鼎談が読めるブックレットがついてくるとか。

 個人の嗜好で300冊を選びアンケートを募っていた「このミステリは読んではる?」の集計結果に関するレポートがとっても面白かったので、リンクしておきます(全部読むと長いけど)。
「これはもっともっと読まれていいはずだ〜!」って思うお気に入りの本って、確かにありますよね。

 今日の読売新聞に「読書週間 世論調査」の結果が出ていました(こちら)。この1ヶ月本を読まなかった人が54%、寂しい数字ではありますが、昔と違って本以外の娯楽(テレビ・ビデオ・ゲーム・ネットなどなど)がたくさんある今の時代、仕方がない気もしますね。
「大きな活字の本を増やしてほしい」が要望のトップ。若い人にはピンとこないかもしれませんが、高齢者には切実な問題でしょう。30代後半の私も、最近やたらと眼が疲れるんですよ。この問題は他人事ではなくなってきつつあります。
 昔の文庫のように活字の小さいもの、好きなんですけどね(だから講談社文庫の字面はイマイチ好きくない)。

 ミステリフェスティバル、入金後のキャンセルは出来ないんだって。ううむ。

11月3日

 連休、いかがお過ごしですか。
 当方は相変わらずたいした予定もなく、お金もなく(笑)。

 中学の家庭科の時間以来二十数年ぶりに、棒針で帽子を編みました(ただのゴム編みですが)。結構指が覚えているもんですね、なんとか完成。
 長女さんに「私にも編んで。」と云われて、気を良くしている単純な私。

 三谷幸喜『オンリー・ミー 私だけを』(幻冬舎文庫)読了。
 脚本家・三谷幸喜さんのエッセイ集。ほとんどが「とらば〜ゆ」に連載されたもので、1編が文庫3ページほどの短さ。すらすらと読めちゃいます。
 照れ屋のくせに出たがり。人に好かれたい気持ちが人一倍強く、つい大風呂敷を広げて自分の首を絞め、結局出来なくてあちこちに迷惑をかけてしまう‥読んでてなんか嫌〜な感じがしたのは、何のことはない、自分とそっくりだから(苦笑)。
 一方、三谷さんと私の「笑いのズレ」がどこにあったのかも少し分かりました。三谷さんは、抜き差しならない状況に追い込まれた人間がしでかすことを「面白い」と感じる人。でも私は「ハラハラ」や「イライラ」を感じてしまうんですよね。
 第3章の「大演劇論」が特に面白かったです。

11月4日

 今邑彩『よもつひらさか』(集英社文庫)読了。
 初めて読む作家さん。タイトルと装幀に惚れました(こういう第一印象って、わりと当たるんですよね)。かつてメフィストの書評でも褒められていたし、つい最近青猫さんの日記でも取り上げられていたし。ホラー短編集です。
 ホラーですが、ミステリの要素も十二分にあります。いやはや、怖かったです。構えて読めば結末の予想もつかないことはないのですが(もうちょっと意外性があると、もっと好きになったかも)。絶望感で終わる類いのお話がいいですね。満喫しました。

 山本ニューミュージックさんの「サイコ工場」と相互リンク。漫画家・矢口順一(谷口トモオ)さんのファンページですが、児嶋都さんに関する項目もあります。ご本人は最近綾辻さんの小説にハマっているご様子。これからもよろしくお願いいたします。

11月5日

 ちかさんからいただいた摩天楼夜想曲60000Hit記念の絵をギャラリー別館に。いつもありがとうございます。

 谷山浩子さんのコンサート「猫森集会」が東京で開催中。恒例のコンサートアンケートが浩子さんのHPに次々とアップされていて、「ううう、行きたかったよ〜う」と悔しがりながら読んでいます。そうそう、「てんぷら☆さんらいず」を聴くと「起きなきゃ」って思うよね(笑)。こっそり布団の中でラジオを抱えて聴いていたオールナイトニッポンが懐かしい。
 深夜の定番だったオールナイトニッポンって、今はもうなくなっちゃったのでしょうか。私が聴いてたのは、あの明石家さんまが二部をやってた頃で(まだ売れる前だったんですね)。浩子さんは木曜の二部でした。木曜の一部はたけしさん。「ハイサイおじさん」を聴いても「もうすぐ浩子さんだ、起きなきゃ」って思うかも(笑)。
(何の話?って人のために‥「オールナイトニッポン」というラジオの深夜番組がありまして。月曜から金曜(土曜もだったかな)のAM1:00〜5:00。1:00〜3:00が一部で、3:00〜5:00が二部。パーソナリティーは一部の方がメジャーな人、でも浩子さんは二部ではダントツの人気だったように思います。私が聴き始めた頃は「月曜一部:中島みゆき 水曜一部:タモリ 木曜一部:ビートたけし」が大御所って感じでした。懐かしいなあ)

 トップの枝雀さんの言葉、「落語」を「本格ミステリ」に置き換えても通じるような気がしませんか?

11月6日

 法月綸太郎さんの『ノーカット版 密閉教室』(講談社)、ようやく出たようですね。いったい何が「ノーカット」なのかは、本書のまえがきにその経緯が書かれているようです(私は氷川透さんのHPで知りました)。
 帯のコピーは「長すぎる。もっと簡潔に。といった編集者は果して正しかったか!?」この編集者とはもちろん新本格の仕掛人、宇山さん。

 朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。栃木では朝、霜だけじゃなくて氷もはってます。皆さん、風邪などひかないように。

 J-ミステリ倶楽部、11月1日更新のはずが未だにされていません。もしかして、パソコン用のページだけ置いてきぼりなのかな?

11月6日(その2)

 背景は「まっくら森の歌」(殺っちゃん工房に画像があります)のつもり(最近こういう暗い色彩が多いような‥)。この歌を聴くと『暗黒館の殺人』を思い出す私(最初しか読んでいませんが)。
♪ 昨日は明日、速いは遅い、近くて遠い‥。

「ダ・ヴィンチ」12月号、コミックのページの表紙が児嶋都さんの絵です。わあ、綾辻さんだー(^^)。

11月7日

 昨日紹介した「ダ・ヴィンチ」に続いて、「ミステリーDX」12月号には、児嶋都さんによる新本格ミステリフェスティバル漫画レポが載っています。ディカプリオはいませんでしたか、それは残念(笑)。児嶋さん視点だと、綾辻さんの出番が多くて嬉しいな。あさすずめのことまで描いてある〜。

江戸川乱歩の少年探偵団展」が、東京の弥生美術館で開催中(10月3日(木)〜12月24日(火))。少年探偵団の世界はどのようにヴィジュアル化され人々を魅了したのか?をテーマに、挿絵、映画ポスター、漫画化作品などあらゆる視覚表現を紹介する展示会だそうです。
 私が親しんだポプラ社「少年探偵 江戸川乱歩全集」の挿絵は、柳瀬茂さんによるものでした。ふふふ、実は今日、遠くの図書館まで足を伸ばして『怪奇四十面相』(旧版)を見つけたのよ〜ん(^^)。表紙の黄金髑髏、これよこれ、ぎゃー懐かしい!

 あれれ、昼間見るとこの背景、ただの真っ暗闇みたいだね(まっくら森の歌)。

谷山浩子 そっくりハウス イラスト ソングブック』(ヤマハミュージックメディア)という絵本が発売中。アルバム「そっくりハウス」収録曲に合わせたイラスト、メロディ譜が収められています。イラストは「みんなのうた」放映時と同じなのかしら? 今日本屋さんで探したけど、置いてませんでした。ネットの本屋さんでも見当たらない‥。
 版型はB5版縦。ところで、出版元で総ページ数「3616頁」って紹介されているんだけど、それじゃ辞書だよ(笑)(本当は36頁)。

11月8日

 御器所さんの問題、第38問。
 ONE + TWELVE = THIRTEEN 文字を並べ替えて、別の式を作れる?‥簡単よね。じゃあ、IをEに変えて記号もひとつ足して、別の式を作れるかしら?

 うう、文字の問題はちょっと苦手。でもわかったぞ(以下ドラッグして読んでね)。

 ELEVEN + TWO = THIRTEEN
 ONE + TWELVE = THREE + TEN

 この問題って森さんが作ってるの? だとしたら凄いな。

 J-ミステリ倶楽部 PCページがようやく更新(メールで催促した私)。どうでもいいけど、いちいち「PC版だけではなく、携帯版のJ-ミステリ倶楽部もぜひご覧下さい」って宣伝しなくていいですよ、事務局の人。できるもんならとっくにやってますってば

11月9日

 栃木県内のとある廃ホテル、廃墟好きの間では有名なスポットらしいです。杉並木の中を車で走っていると、いきなり西側にぬっと現れるんだよね。かなり不気味。
 前にも書きましたが、最近、廃墟が秘かなブームのようです。本屋の店頭でも写真集が目立つところに置かれていました。
 ネットで廃墟関連のサイトへ行くと、心霊スポット巡りと微妙にリンクしていて、ますます不気味(笑)。

 今度は幻冬舎がミステリのコミック雑誌を創刊(ブルータスよ、お前もか)。ミステリーBst(ビィストリート)という名前で、加納朋子さんの『ささら さや』、森博嗣さんの『冷たい密室と博士たち』、山口雅也さんの『キッド・ピストルズの妄想』などの漫画化作品が掲載されているようです(隔月発売)。
 ミステリのコミック雑誌、どんどん増えてきましたね。漫画もいいけど、まずは原作の小説を読んでほしいな、ミステリは特に。

 bk1のコンテンツとして、東雅夫さんの「怪奇幻想ブックストア」が開店。綾辻さんの『最後の記憶』が「おすすめ」にちゃんと入ってて嬉しいな(書評も読めます)。ダ・ヴィンチとの連動企画「1990〜2001年ホラー小説ベスト10」(+裏ベスト)もあります。1990年ベスト1は『殺人鬼』ですって。殺っちゃんガッツポーズ!
 東さんの著書『ホラー小説時評1990-2001』にも、綾辻さんの作品が複数取り上げられていましたっけ(『殺人鬼』『眼球綺譚』『フリークス』などなど)。

 大森望さんの日記に谷山浩子さんのコンサート話が(いいないいな)。歌詞集『ねこの森には帰れない』(新潮文庫)は、大森さんが編集者時代にいちばん燃えてつくった本なのだそうです。それだけリキの入ってた本なのに、今では品切れ(というか絶版)、悲しいなあ。
 ところで、浩子さんと大森さんにこうしたつながりがあったお陰で、浩子さん著『猫森集会』文庫解説を綾辻さんが書くことになったんだよね。大森さんがいらっしゃらなかったら、私と綾辻さんとの出会いも違ったものになっていたかも‥。

11月10日

あんな本こんな本」に、掲示板での書き込みをまとめました。「秋のオススメ本」と「今邑彩さん特集」の2本。

 ホラー・アンソロジー『悪夢制御装置』(角川スニーカー文庫)読了。
 スニーカーミステリ倶楽部のアンソロジー、今回はミステリではなくホラーです。執筆陣は、篠田真由美さん・岡本賢一さん・瀬川ことびさん・乙一さんの4人。
 圧倒的な重さで迫ってきたのは、乙一さんの「階段」。読んでいて息苦しくなるほどでした。読了後、アンソロジーの題名を思い出して大いに納得。なるほど、まさに悪夢だわ。
 もうひとり、期待して読んだのが岡本賢一さん。異形コレクション『チャイルド』収録の「サトル」が好きだったんですよね。今回もシチュエーションこそ違うものの、ラストシーンはあの「サトル」に通じるものがあって、同じ著者による物語なんだなあと頷きながら読みました(あちらはお父さん、こちらはお母さんですが)。

 それから、エドワード・ゴーリーの本を2冊読みました。『ウエスト・ウイング』と『敬虔な幼子』(柴田元幸訳・河出書房新社)。
 気に入ったのは『ウエスト〜』。ミステリ好きの人にはぜひ読んでほしい‥と云っても、文章はないんですよね。絵だけ。なのにミステリの短編集を読んだような味わいがあります。
 ゴーリー好きには『エドワード・ゴーリーの世界』なんて本も出ているようですね(こちらはまだお目にかかったことがないのですが)。

11月11日

 一昨日は有栖川さん、昨日は法月さんの講演会でした。出席された皆さん、いかかでしたか? 有栖川さんは次回の安楽椅子探偵のこととか、云ってませんでしたか??
 地元の綾辻さんもきっと聴きに行かれたんでしょうね。いいなあ、関西のミステリファンは‥。

 背景は「しっぽのきもち」(殺っちゃん工房に画像があります)。みんなのうたのアニメは見たことないんですよね。私の中では、女の子が好きな人の後をちょこちょこついて行くイメージなのですが。
 みんなのうたといえば、浩子さんのイラストソングブック、未だ見つからず。本屋さんより、楽器やさんの楽譜の本棚を探した方がいいのかな?

 昨日、新本格ミステリフェスティバルの夢を見ました。なぜか子連れで参加してい私は、ヒントをもらうために最初に出題される簡単な設問にすら正解できず、早々に敗退(不吉な夢じゃ〜)。
 あーあ、夢と知っていれば、あーんなこととかこーんなこととか、もっと大胆に振る舞ったのに(笑)。ホテルの外(屋外)では、モジモジ君みたいな格好の小学生が大勢でスピードスケートの練習をしていて、「神戸って寒いのね」と夢の中の私は感心していました。寝ていた部屋が寒かったのでしょうか(笑)。

11月12日

 御器所さんの問題、第39問。「隣の講座のK先生は、今年の誕生日、年の始めから数えた日数に自分の年齢をかけると11111になることに気づきました。さて、K先生の誕生日は何月何日で、何歳になったのでしょう? 」
 答:11111÷41=271 9月28日で41歳。←もしかしたら別解があるかもしれませんが、面倒くさいのでやりません(笑)。それにしても森さん、素数好きなんですね。

◆◇◆

 西澤保彦さんのサイン会があります(大都市では初、だそうです)。新刊『ファンタズム』(講談社ノベルス)刊行記念。

   日 時:2002年12月7日(土) 15:00〜
   場 所:書泉グランデ
       東京都千代田区神田神保町1-3-2
       TEL 03-3295-0011

『ファンタズム』サイン本の引換券(整理券)は22日(金)より、以下の3店舗で代金と引き換えに配付される予定。

書泉グランデ、書泉ブックマート(神保町)、書泉タワー (秋葉原)

 サイン会当日本が手渡され、西澤さんがサインをするという方式です。もちろん、引換券なしで当日店内で購入しても大丈夫。なお、基本的にサインは新刊のみ。

 ところで、サイン会を開催する書店以外(系列店鋪ではあるようですが)でも整理券が配付されるというのは、珍しいですよね。そして、サイン会当日にならないと本が見られないというのも。西澤さんの日記によると、かなり大変な状況のようです。無事に本ができますように‥。

11月12日(その2)

 西澤さんのサイン会に続いて、島田荘司さんサイン会のお知らせです(今朝の朝刊に載っていました)。

『吉敷竹史の肖像』(カッパ・ノベルス 11月18日発売)刊行記念
  日 時:11月23日(土)16:00〜17:00
  場 所:武蔵野市 JR吉祥寺駅ビルロンロン1F「花火の広場」
  問い合わせ:弘栄堂書店 0422-22-1031
 整理券は18日(月)15:00から配付予定だそうです。

11月12日(その3)

 e-NOVELS が「作家情報掲示板」を新設。新刊、イベントetc.気になる作家の最新情報はこちらで!とのことですが、要するに、今までトップページに載せていた作家さんごとの新着情報を掲示板方式にしたのですね。
 今のところe-NOVELS事務局(って我孫子さんのこと?)による書き込みのみなので、これだと頻繁な更新は望めないかも。作家さんご本人が率先して宣伝に使って下さると、どこよりも早く情報が見られて嬉しいんですけどね。

11月13日

 こんなにコロコロ背景が変わって、いったいどうしたんですか私(笑)。
殺っちゃん工房に画像があります。「地上の星座」)

 え〜、私ごときの絵や素材に「創作」なんて言葉を使うのはおこがましい気もするのですが、創作の神様が空から降りてくる瞬間というのは確かにあって。
 自分の中から湧き出てくるというより、全く別のところから降りてくるんですよね、発想が。あとはそれを見える形に表せばいいだけなので、すっごい楽。
 殺っちゃん絵も、そういう時は一晩に5枚も6枚も描けちゃいます。で、今月はどうやら「ヒロコな素材」が空から降りてくる月らしいです。

 ただこの神様はたいそうな出無精で(笑)、滅多に降りてきてくれません。だから普段は、ない知恵をしぼって絵を描いたり消したり‥の繰り返し。でも、そうやってこねくり回した挙げ句に出来た作品は、イマイチ気に入らないことが多いんですよね。気に入らないけど「今の自分にはこれが精一杯、まあいっか」の精神でアップしてしまう現状。
 素材の方は、どうしても気に入らないものは時間をおいて描き直してます。「草の仮面」の壁紙なんて、今の形にたどり着くまで何ヶ月かかったことやら。

 頭の中をスキャンして画像が取り込めれば楽なのにな(前にもこんなこと云ってたような)。

◆◇◆

 日本推理作家協会のHPが更新。協会報11月号には、鮎川哲也さんを偲ぶ文章がいくつか掲載されていました。土屋隆夫さんの「戦友の死」が一番心にしみました。土屋さんはまだまだ現役で書き続けていらっしゃるんですもんね、凄いです。
 リレーエッセイ、来月は喜国雅彦さんだ。楽しみ!

 掲示板にも書きましたが、『贈る物語』サイン本だそうです。Amazonで予約先着100冊限定。鼎談ブックレットといい、商売しよるなあ(笑)。まあ、セット購入だと5100円、消費税もばかにならない値段ですから、おまけのひとつやふたつ付けてもらわんと〜(どこの言葉や)。

11月14日

 今日の日記は長いです〜。
 まずは、北村薫さんトークショー開催のお知らせ。

 北村薫×大野隆司 トークショー「書くこと 描くこと」

日 時:11月23日(土) 13:00〜15:00
場 所:光町立図書館 2階 ハイビジョンホール
     千葉県匝瑳郡光町宮川11,917
定 員:150名(申し込みはこちらから)
問合せ:0479-84-3311

 大野隆司さんは版画家(HPはここかな?)。北村さんの『ミステリは万華鏡』(集英社)表紙を手掛けられた方ですね。

◆◇◆

 昨日もここに書いた『贈る物語』(光文社)の収録作品が明らかになりました。以前紹介したのはほんの一部だったようです。

MYSTERY 綾辻行人 編
『暗黒の館の冒険』エラリイ・クイーン(鎌田三平 訳)
『黄色い下宿人』山田風太郎
『秘密の行者』ロナルド・A・ノックス(中村能三 訳)
『妖魔の森の家』ジョン・ディクスン・カー(宇野利泰 訳)
『長方形の部屋』エドワード・D・ホック(木村二郎 訳)
『カニバリズム小論』法月綸太郎
『病人に刃物』泡坂妻夫
『過去からの声』連城三紀彦
『達也が笑う・完全版』鮎川哲也

 ノックスとか妖魔の森とか聞くと、ゲームYAKATAを連想してしまう私(笑)。おおっ、『達也が笑う』の完全版って気になるなあ。ところでこれ『達也が嗤う』って題名でしたよね。ネタ元(Amazon)の誤植でしょうか?
 二階堂さんの日記には「Who? How? Why? What? Challenge!の5部門に分けてあるのが最大の特徴」とありました。

WONDER 瀬名秀明 編
『夏の葬列』山川方夫
『愛の手紙』ジャック・フィニイ(福島正実 訳)
『窓鴉』式 貴士
『雨傘』川端康成
『よけいなものが』井上雅彦
『蟻の行列』北野勇作
『絵の贈り物』福田隆義・画
『雪に願いを』岡崎二郎
『ニュースおじさん』大場 惑
『江戸宙灼熱繰言』いとうせいこう
『鏡地獄』江戸川乱歩(片山健・画)
『托卵』平山夢明
『戦士たち』光瀬 龍
『ひとつの装置』星 新一
『太陽系最後の日』アーサー・C・クラーク(宇野利泰 訳)

 星新一さんの『ひとつの装置』ってどんなのだろ?(題名だけじゃ中身が思い出せないや)『よけいなものが』は星さん編集の『ショートショートの広場』で読みました。『ニュースおじさん』は、もしかして「世にも奇妙な物語」でやってたドラマの原作?(大竹しのぶ主演、ラストが鮮烈ですごく印象に残ってます)
『鏡地獄』は挿絵付きなんですね。

TERROR 宮部みゆき 編
『猿の手』W・W・ジェイコブズ(平井呈一 訳)
『幽霊ハント』H・R・ウェイクフィールド(吉川昌一 訳)
『オレンジは苦悩、ブルーは狂気』デイヴィッド・マレル(浅倉久志 訳)
『人狼』フレデリック・マリヤット(宇野利泰 訳)
『獲物』ピーター・フレミング(吉川昌一 訳)
『虎人のレイ』(『ブレス・オブ・ファイア(3)』より)
『羊飼いの息子』リチャード・ミドルトン(南條竹則 訳)
『のど斬り農場』J・D・べリスフォード(平井呈一 訳)
『デトロイトにゆかりのない車』ジョー・R・ランズデール(野村芳夫 訳)
『橋は別にして』ロバート・L・フィッシュ(伊藤典夫 訳)
『淋しい場所』オーガスト・ダーレス(永井淳 訳)
『なぞ』W・デ・ラ・メア(紀田順一郎 訳)
『変種第二号』フィリップ・K・ディック(友枝康子 訳)
『くじ』シャーリー・ジャクスン(深町眞理子 訳)
『パラダイス・モーテルにて』ジョイス・キャロル・オーツ(小尾美佐 訳)

 ‥すみません、知っている作品がひとつもないや(汗)。

◆◇◆

 先月末『ロミオとロミオは永遠に』(早川書房)が発売になったばかりの恩田陸さん、今月末12月10日には『蛇行する川のほとり 第一部』(中央公論新社のノベルス)が刊行。第一部ってことは、当然続きがあるのでしょうね。今月末は『不安な童話』(新潮文庫)も出るし、12月5日は『ねじの回転』(集英社)なんて予定もあるようだし。
「そんなにお仕事して、恩田さん、お身体は大丈夫ですか??」と心配する声、跡を絶たず(ってこの字でいいのか?辞書には「跡を絶つ」って慣用句しか載ってなかったんだけど‥)。

◆◇◆

 12日の日記でお知らせした2つのサイン会ですが、島田荘司さんは18日15:00頃から、西澤さんは22日から整理券配付だそうです。
 JDCさん、mewさん、情報ありがとうございました。

11月14日(その2)

 すみません!!
 島田荘司さんサイン会の整理券配付は、11月18日(月)からです。今日の日記に「15日」って誤って書いちゃってました。すみません〜(平謝り)。

 こういう時は、他人の間違いを指摘して「ああ、自分だけじゃないよね」って慰めるに限ります(やな性格(笑))。
『本格ミステリ・クロニクル300』に誤植があるそうで。
どすこい(笑)
 内容的には正しいかも(笑)。あ、でも文庫がこういう題になったら、誤植じゃなくて予言になっちゃうね。
 ところでこのクロニクル、様々なミステリ系サイトで指摘されていますが、執筆者「探偵小説研究会」のメンバーをなぜ本の中で紹介しなかったのか、不思議でなりません。本格好きなら周知の事実と、原書房は思われたのでしょうか。

11月15日

 乙一さんの新刊『未来予報 あした、晴れればいい。』(角川スニーカー文庫)が、12月2日(月)発売らしいです。
 なんで「らしい」かというと、角川のHPには情報載っていないんですよね、どうしたことか。でも、乙一FAN!の掲示板で「とりあえず12月2日になればわかる事なので待ちましょう」と書いてた人がいて、そりゃ至極もっともだ、こりゃあ一本取られちゃったな、わっはっは、という気分になった私。
 題名からすると「せつない系」でしょうか。楽しみです。ぜひあとがきも付けて下さい(^^)。
(『悪夢制御装置』では、またまた著者略歴をご自分で書いていらした乙一さん。生前‥って、そりゃそうだけど(笑))

 文庫の新刊といえば、創元推理文庫 来月のラインナップの中に、倉知淳さんの『過ぎ行く風はみどり色』は入っていませんでした。がっかり。今年文庫化の予定があると、昨年末の「私の隠し玉」かなんかに書いてあったと思うのですが、もう今年も終わっちゃいますね。

 今日の背景は‥色を薄くしてしかもひっくり返してみました(11月後半)。ぱっと見読めないなら、歌詞の転載にはあたらないよね(どきどき)。
 初めて聴いた時はてっきりネパール語の歌かと思いました(笑)。私にとっては珍しく画像より言葉が印象に残る歌だったので、こういう背景に。「COTTON COLOR」です。

 

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