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 Ayalist 12月の日記(前半)

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12月1日

 昨日は、ドラマ『子盗り』なんぞを観てました(サントリーミステリー大賞受賞作)。

 今月の綾辻さん。
 9日に「このミステリーがすごい! 2003年版」(宝島社)が発売。同時期に「2003年本格ミステリ・ベスト10」(原書房)も。来年の予定が書かれているハズです。『暗黒館の殺人』の次は、何が?(期待)
 13日は「IN・POCKET」が発売。16〜18日は大阪にて『B』上映(「バースデー・プレゼント」映画化。綾辻さんもちらっと出演されてます)。そして、28・29日はいよいよ「新本格ミステリフェスティバル」関西公演。

 背景はクリスマス仕様。「タケマル」トナカイも久々に登場(^^)。

12月2日

『子盗り』のドラマが終わった後、流れた次週予告は『おとり捜査官』でした。これはもしかして、あの山田正紀さんの?
 ワインが出て来るのは最終巻(5巻)だったはずだけど‥ちなみに私は「1」が一番好き。

 親本を持っているくせに、鴨ちゃん(鴨志田穣:西原理恵子さんのダンナさん)の解説に惚れてつい文庫まで買っちゃいましたよ、『鳥頭紀行 ジャングル編』(角川文庫)(<「なまもの!」の企画「20世紀の10冊」で投票したほど、大好きな本です)。
 読みやすさでは圧倒的に親本(スターツ出版)に軍配。文庫では肝心のサイバラ漫画が縮小されすぎだと思うな。でも、親本にない写真もいくつか載っていたし、この解説はすごくいいよお。サイバラさんはもともと凄い人だと分かってたけど、鴨ちゃんも、さすがだわ。なんか感動。

 ↓これ、な〜んだ? 直径5mmほどの黒い球で、白いハートの模様があります。かわいいでしょ(^^)。

「どうせ私は行けないもん、ふん」と思っていたので、告知が遅れました(おいおい)。森博嗣さんの講演会、申し込み受付中です。森ぱふぇでの先行受付は既に終了した模様。

 森博嗣 講演会「ミステリィから学ぶ 発想と着想のスパン」
  日時:2003年2月1日(土) 13:00〜16:00(開場は12:00)
  場所:京都光華女子大学 光風館
      京都市右京区西京極葛野(かどの)
  定員:700名(事前予約制) 当日券も若干あり

 あ、浮遊工作室も大幅にリニューアルされてる〜(のんたくん、大活躍!)。

12月2日(その2)

『本格一筋六十年 想い出の鮎川哲也』の発売は今月20日に延びたようです(情報元:東京創元社)。遅らせたのは誰?(<意地悪 mihoroさん(笑)) 99人の追悼文は原稿到着順に掲載されているそうな。

 先週末下ろしたお金が見当たらず、部屋中を捜索したところ、古新聞の間から封筒に入った万札5枚を発見。古紙回収は5日後、危うく今月も一文無しになるところでした。冷や汗滝のごとし。

12月3日

 昨日の写真の答えは「風船かずらの種」です。
 5月頃まいて朝顔の要領で育てると、緑の風船のような袋状の実をつけるんですって。来年が楽しみ。送って下さったじゅんぼさん、どうもありがとう(^^)。
 私からじゅんぼさんへは、こんなお返しを。

 写真だと分かりにくいですが、この形から「玉ずさ(結び文)」と呼ばれているのだそうです。風流ですね。さて、何の種でしょう?

 柴田よしきさんの日記(12/02)を読みました。イギリスやアメリカの図書館では、作家の知的所有権への配慮がきちんとなされているのだとか。貸出数が作家の収入につながるイギリスの方式には私も賛成。でも「図書館のせいでどんどん貧乏になる作家」とおっしゃられてもなあ。
 前にも書いたけど、図書館を頻繁に利用する人は月に何冊も読む読書家の人が多くって、そういう人に文句を云うよりも、買いも借りもしない人に本を読んでもらう努力をした方がいいと私は思います。もちろん、作家さんは良い作品を創り出すことに集中、売る努力は出版社の人たちにしてほしいな。

 貫井徳郎さんのデビュー作『慟哭』(創元推理文庫)の増売が話題に(情報元:政宗九の視点の日記(12/02))。良い作品がきちんと評価されるのは嬉しいですね。
 貫井さんの日記(9/13)によれば、『慟哭』は創元のプチ『白い犬とワルツを』と云われているのだとか。書店員さんの手製のPOP広告が売れ出したきっかけなんだって。貫井さん自身も実際に書店をまわって、そのことを先の日記に書かれています。
 私が書店員だったら、もう一年365日「綾辻フェア」(笑)。

 西澤保彦さんが11月23日〜30日の日記に書かれていた「己れの「本格観」」については、また後日。

12月3日(その2)

 御器所さんの問題、【ミステリィしりとり2】。?に入るミステリィは何でしょう。●は漢字、○はひらがな、△はカタカナ。
  そらとぶうま (空飛ぶ馬)
→ ?    (△△△△○●)
→ まるたのたか(マルタの鷹)
 わ、分かった!『マークスの山』!(森さん、これ読んだことあるんだろうか)

 mewさんに教えていただいた「絶対ミステリーが好き!2」(ぶんか社)、本屋さんでパラパラと見てきました。密室が出てくる国内ミステリーが紹介されています。綾辻作品は『人形館の殺人』が取り上げられていましたが、ううむ、密室を期待してこの作品をいきなり読んじゃったら‥。
『人形館の殺人』未読の人は、ぜひぜひ『十角館の殺人』『水車館の殺人』『迷路館の殺人』を読んでからにしてね。その方がより楽しめますよ。
 巻末にはカーや横溝正史の特集もありました。そうそう、京極さんのインタビューは面白かった。読書に対する姿勢に共感。

12月4日

『最後の記憶』書評リンクを作ってみました。興味のある方は、どうぞ(Books あんな本こんな本のコーナーにあります)。

 昨日の写真の答えは「からすうり」。女の子って、道端の花とか実をよく摘んでくるんですよね。で、ひとしきり遊んだ後は庭に放っておくので、次の年に生えてきちゃうわけ(笑)。このからすうりも長女さんの仕業。去年は実がひとつしかならなかったんだけど、今年はわさわさ茂って朱色の実をたくさん付けました。
 花がレースみたいでとてもキレイ。夜に咲くのでなおさら幻想的です。
 ちなみに、一昨日の風船かずらはこんな草

 西澤保彦さんの11月23日〜30日の日記、お読みになった方もいるかと思います。「己の本格観」というのは人それぞれ、微妙に違うのでしょうね。特に作家さんのそれは、ひとりひとり、じっくり訊いてみたい気がします。
「論理の飛躍による詭弁」これがわたしの考えるところの本格ミステリの骨格である‥について思うところは、後日コラムに書く予定。

 こんなページを発見。これは読売新聞に掲載された記事ですね。

12月5日

 marie claireの次はヴァンサンカンですか、意外なところに出没する綾辻さん。
 先月28日に発売された「ヴァンサンカン」1月号(アシェット婦人画報社)に、綾辻さんのインタビューが掲載されています。しかしこの雑誌、重いのなんのって、立ち読みするのに苦労しました(笑)。
 婦人画報社、友だちが以前勤めていたところだわ。今は集英社にいるけど。

 最初に「少年少女ミステリー図書館」(講談社)の名を目にしたのは、mewさんの航海日誌でした。篠田真由美さんの日記によると、この企画、シリーズタイトルに少年少女と書くと児童書売り場に置かれてしまうので、「かつて子供だった大人と子供のための ミステリーランド」という名称になったそうです(ここにも記事が)。来年7月(だいぶ先やなあ)の初回配本は島田荘司さん、有栖川有栖さん、小野不由美さん、殊能将之さん。なかなか魅力的なメンバーではありませんか。ちなみに殊能さんはすでに入稿済みらしいです。お料理だけじゃなくて、ちゃんとお仕事してたのね(大失礼)。

 トップの言葉、この漫画を読んだことのない人には「何のことやら」ですね。大掃除を始めるべく物をひっぱり出したはいいが、いつまで経っても収拾の気配が見えない我が家の惨状、さながらサーニンの部屋状態(笑)。

12月6日

 今日の朝刊、文春文庫の広告にこんな一文が。
「宝島社「このミステリーがすごい!2003年版」国内ベスト1の著者の文庫」
 ということで、巷の噂どおり、このミス1位は横山秀夫さんのようです。

 mewさんに教えていただいた『J'sミステリーズ KING & QUEEN』(荒地出版社)、栃木の本屋では「水曜日の新刊」の棚に並んでいました。一昨日配本だったんだね。日本は広いな大きいな。
 広義のミステリー、本格に限らずハードボイルドの作家まで広く網羅した本。もちろん綾辻作品の紹介も載っています。

 某作家さん、絵、上手すぎです。編集さんが写真と思うのも当然です。しかもあの犬をたった2時間半で描かれたんですか。
「天は二物を与えず」という諺は真っ赤な嘘だということが身にしみて分かりました。凡人はただただ脱力するばかりなり。

 今日は「ダ・ヴィンチ」の発売日。年末は恒例の「BOOK OF THE YEAR」です。『最後の記憶』は11位にランクイン!(うわあ!)そしてミステリー&エンターテインメント部門では、堂々の第4位!!(すんごく嬉しい)作家部門でも6位でした。
 綾辻さんと瀬名秀明さんの対談もありました。先月発売された『贈る物語』についてです。宮部みゆきさんがいらっしゃらないのが残念ですが、ブックレットを読めなかった人はこちらの対談をどうぞ。
 それからそれから。P90に「2003 本格ミステリ・ベスト10」の表紙が載っているんだけど、そこに「綾辻行人 インタヴュー」の文字が!来週あたり発売ですよね、きっと。わくわくです。

12月7日

 今月行われる「講談社ノベルス創刊20周年記念 密室本&メフィスト賞作家フェア」、店頭用POPは、12月までに密室本を発表した16人のメフィスト賞作家による寄せ書きだそうです(情報元:黒田研二さんの日記)。これは見てみたいです(というか、欲しい〜)。
 来年1月には、第27回メフィスト賞受賞作、生垣真太郎さんの『フレームアウト(仮)』も出版されます。また単行本? 来週発売の「メフィスト」を見れば分かるかな。

 今月のダ・ヴィンチ、解体全書NEOに鮎川哲也さんが。有栖川さんの特別寄稿を読むと『白樺荘事件』の他にも幻と終わった作品がいくつかあるようで、とても残念です。ところで、出版芸術社というところから、来年2月に『三番館の全事件 1〜4(全集)』が発売されるとか。全36編ということは、連作短編集なのでしょうね。これはちょっと読んでみたいです。

12月8日

「このミス」早いところではもう店頭に並んでるようですね。さあ、レシートの活躍する季節です(分かる人だけ笑って下さい)。

 図書館354件へのアンケート(とても354件も読み切れませんが)とか、馳星周さんのコラム「また、図書館」とか(情報元:Mystery Laboratory)‥図書館問題、「素人は口を挟むな」と云われそうですが、思ったことをちょこっと。
 著作権を尊重したい、でも著者にお金を払う財源がないと云うのなら、刊行後半年間は貸出はしない、古書店でも買い取らない、ってことにすればよいのではないでしょうか。なにか問題ありますか?本は生ものじゃないんだから、半年後に読んだって全然オッケーじゃないの?(ただ話題についていきたいがためにベストセラーを読みたいって人は困るかもしれませんが、そういう人は買えばいいんだし)
‥ええと、いろいろ他の方面にも悪態をつきたくなってきたので、この辺で切り上げましょう。

12月8日(その2)

「このミス」発表。ランキングにデータを追加しました。結果については、何も云いますまい。だって10冊のうち1冊しか読んでないんだもん(それも去年刊行された本だし‥)。

12月9日

 御器所さんの問題【ミステリィしりとり3】(●は漢字、○はひらがな)
  わいのひげき (Yの悲劇)
→ ?      (●●○●●)
→ わたしがころしたしょうじょ(私が殺した少女)
 えーと、『危険な童話』かな。

 雪だ雪だ〜♪といっても、たかだか10数センチの積雪なのですが、子供たちは大はしゃぎ、次男くんの幼稚園は休園になっちゃって、私は予定が狂ってぐんにゃり。車にチェーンをはかせようと奮闘したけど、どうにもダメでした。明日の朝出かけなくちゃならないんだけど、どうしよう‥。

12月10日

「メフィスト」が発売になっていました。「2003本格ミステリ・ベスト10」はまだ見つからず(くすん)。

 来年2月14日、『ダ・ヴィンチスペシャルエディション 解体全書neo』『ミステリー・ダ・ヴィンチ』(いずれもメディアファクトリー、A4版 1200円)という本が発売に(情報元:銀河通信)。前者の内容は分かります(作家の生い立ち&ロングインタビュー、ダ・ヴィンチ連載中)が、後者はどんな本なのでしょう、ちょっと楽しみ。

 横溝正史さんの『人形佐七捕物帳 新装版』が来月発売。これは以前、春陽文庫から取り寄せしたんでしたっけ?>ミナさん。
 鮎川哲也さんの著作もあちらこちらの出版社から文庫の形で復刊、嬉しいことです。お待ちかねの『本格一筋六十年 想い出の鮎川哲也』(東京創元社)、東京創元社HPでは20日発売、ダ・ヴィンチでは19日発売となっていましたが‥。

 東京創元社といえば、メールマガジンが来年よりスタート。「新刊・近刊案内」と「ホームページの更新案内」の月二回発行の予定です。申し込みはmmg@tsogen.co.jpへどうぞ。

 もうひとつ東京創元社つながりで柄澤齊さん。デビュー作『ロンド』がこのミス8位にランクインしていましたが、もともとは版画家で、その作品は栃木県立美術館に常設展示されているらしく(ってことは、栃木の方なのでしょうか?)。うわあ、一度見に行ってみようかな。『ロンド』本の実物は今日初めて見ました。すんごい分厚い本だけど、なんか面白そう。

「殺っちゃん工房」のURLが変更になります。
新)http://mihoro.zero-city.com/index.html
旧)http://www.zero-city.com/mihoro/index.html

12月11〜14日 ハードディスク、クラッシュ。バックアップを取っておかなかったもので、大打撃。

12月15日

 あー、せーせーした。(と日記には書いておこう)

 ハードディスクが壊れました。修理だと5万円、交換だと1万円と云われたので、迷わず新しいディスクに交換。お陰で13GBから40GBに容量アップしちゃいました(40が一番下のグレードなんだって。2年でこうも変わるものなのか)。
 HPに関しては、データがサーバー上に残っているので、少しずつコピーしながら手元のファイルをそろえていきます。とりあえず、更新の頻繁なページだけは再開できそう。

 どなたか分かる方がいらしたら、教えて下さい。当方iMacなのですが、Web上から画像データをダウンロードすると「PictureViewer 書類」になって、これがサムネイル表示のせいかとても重い。普通のアイコン表示にするか、ダウンロードしてPhotoshop 書類になるように設定を変えることはできないものでしょうか。

 asahi.comに『贈る物語』の紹介ページが(情報元:みすらぼ)。

 

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