←前の日記  次の日記→     日記index

 Ayalist 4月の日記(後半)

Home 

4月16日(その1) 春の 終わりの‥

 第56回日本推理作家協会賞の候補作は4/09の日記に書きましたが、短編部門の候補作も挙げておきましょう。
〈短編部門候補作〉
伊坂幸太郎「チルドレン」(小説現代11月号)
乙一   「犬」    (「GOTH」(角川書店))
笹本稜平 「犬も歩けば」(小説宝石5月号)
本多孝好 「WISH」   (小説すばる2月号)
舞城王太郎「ピコーン!」(「熊の場所」(講談社))

 協会報4月号、リレーエッセイは藤子不二雄(A)さん。「ドーン!」の作者は会員だったのですね。でもって次回に指名されたのが瀬名秀明さん。瀬名さんは大の藤子不二雄ファンだから、きっと喜んでいるんだろうな。

 背景は浩子さんの「たんぽぽ」。大好きな歌なだけに、描くのが難しかったです。

4月16日(その2) 東京創元社 メルマガより

 6月、季刊誌「ミステリーズ!」がいよいよ創刊。
 目次が東京創元社HPにありますが、これは面白そうですよ。北村薫さんの『ニッポン硬貨の謎 ──エラリー・クイーン最後の事件』、有栖川有栖さんの江神&アリス シリーズ待望の新作、芦辺拓さんの森江春策もの、黒崎緑さんのしゃべくり探偵シリーズ、懸賞付犯人当て小説は泡坂妻夫さん、連載は荻原浩さん、井上雅彦さん、鯨統一郎さん、菅浩江さん、書評に野間美由紀さんや若竹七海さんの名前があるのも嬉しいな。
 でも一番楽しみなのは「綾辻行人 読切エッセイ」かな(えへへ)。

 鮎川哲也さんの三番館シリーズ、今月より創元推理文庫で刊行が始まりました(まだ実物見られないんですけど(涙))。今後の刊行予定は以下の通り。
 第一集『太鼓叩きはなぜ笑う』(既刊 5編収録)
 第二集『サムソンの犯罪』(5月下旬発売 7編収録)
 第三集『ブロンズの使者』
 第四集『材木座の殺人』
 第五集『クイーンの色紙』
 第六集『モーツァルトの子守歌』

 毎年この時期に刊行される『本格ミステリこれがベストだ! 2003』は今月下旬発売予定。特集は「本格って何よ?」ですって。笠井潔さんを初めとするお馴染み探偵小説研究会の面々はもちろんのこと、西尾維新さん、石持浅海さん、北山猛邦さんら新人のお名前も。円堂都司昭さんによる「活字倶楽部」編集部インタビューも興味あるなあ。

4月16日(その3) びっくり

 KADOKAWAミステリ休刊の報にびっくり(HPは続くそうです)。法月さんが『生首〜』を何が何でも終わらせなければならなかった理由が分かりました。
 発売中の5月号には、第23回横溝正史ミステリ大賞の選評が掲載されています(HPにも載ってます)。

4月16日(その4) どこまで続く今日の日記(笑)

 昨日夜にアップした分は、本来なら「15日の日記」とすべきだったんですけど、壁紙やら「4月の日記(後半)」のページ&リンクを作った後にいろいろニュースを拾っちゃったもんで、こんなふうになってしまいました。
‥って、別にどうでもいい話ですね、すみません。

 創元推理短編賞は『ミステリーズ!』短編賞と名称が変わるそうです。選考委員は今まで通り、綾辻さん、有栖川さん、加納朋子さん。

 森博嗣さんは幻冬舎との話し合いを再開したらしく(浮遊工作室の近況より)。
 何があったのか外野からは全く分かりませんが、出版社側の言い分を述べる場がないのは少々アンフェアな気がしました。森さんの場合、自分の感情抜きに事実のみを読者へ伝えていたので、比較的好感が持てましたが。
 自分のサイトを持っている作家さんの中には、編集者や出版社への不満を書く方がいらっしゃいます。それ自体は悪いことと思いませんが、出版社側にも事情や言い分はあると思うし、一方の話だけを鵜呑みにして物事を判断するのはよくない、双方の話を聞いてみたいと私は思うのです(聞いたところでどうすることもできませんが)。
 以前某社編集者とメールのやり取りをした時に、あまりのプロ意識の無さに「編集者ってこの程度なの?」と愕然としたことがありましたが、まあそれはそれとして。

 所詮Ayalistは私設個人サイト、私は一読者にすぎません。奢っちゃいけませんが、それでも自分なりのプロ意識は持ってます。持ってますとも。

4月17日 はじめまして

 新年度を迎え、掲示板にも初めましての人がちらほら。春ですね(^^)。
 今週と来週は家庭訪問があるので、家の中が綺麗です(いつもは?)。子供が3人いると先生も日替わりで3人いらっしゃるので、忙しや忙しや。

 ひいろさんのHPの企画モノ「かえるくんを探せ」、今回も結局分かりませんでした(あの仕掛けは良く考えたなあ、と感心) 。大矢さんとこのクイズは、気がついたら締切り過ぎてたし‥ああ。
 こういうクイズや犯人当て、一度でいいからばしっと正解してみたいものです。安楽椅子探偵も、無理と分かっていても、やっぱり賞金目指してリアルタイムで挑戦したいです。関西ばっかり、ずるいよなあ。

4月17日(その2) チョビだチョビだ〜

 きゃあああ、チョビが生きて走ってる〜、ミケがヒヨちゃんがスナネズミが、きゃあ〜‥と騒いでいたら一時間終わってしまいました(笑)。ドラマ『動物のお医者さん』、漫画のまんまでしたね。でも原作を知らない人が見たら、少々ストーリー展開がぎくしゃくしてると感じたかも。ドラマならではの脚色もあっていいんじゃないかと思いました。
 漆原教授はあんなにニコやかな人じゃないんだけどなー、小夜ちゃんはちょっとケバすぎ、あと「こいつぜんぜん違うじゃん」と思ったのが清原くん(笑)。他のキャラはかなりハマってましたね。二階堂くんなんか、だんだんそのものズバリに見えてきたから不思議〜。
 ところで、ドラマの裏話(チョビ役のハスキー犬オーディションの模様とか)を、ぜひぜひ佐々木倫子さんに漫画化してほしいな。

「最近読んだおススメ本」書き込みありがとうございます(しまった書き損ねた、という人は、これからでも是非どうぞ)。「あんな本こんな本」の項にまとめました。いろんな本があって楽しいな(^^)。

4月18日 ぶりぶりざえも〜ん

 子どもに一番見せたくないテレビ番組は「クレヨンしんちゃん」というアンケート結果に憤慨。だいだい、調査元の「日本PTA全国協議会」ってあたりが、思いっきりうさん臭いです(そうか?)。
 我が家では家族そろって見てますよ。長男くんの「しんちゃん喋り」は、そりゃもう上手いもんです(というか、すでにその喋りが地になりつつある(笑))。あのアニメは「家族愛」が根底にあるんです。しんちゃんの「お尻」に惑わされてはいけません(笑)。
 むしろ、アンパンマンやサザエさんみたいに、「子供を教育してやろう」という態度が見え見えなアニメ(原作はそんなんじゃないのに)の方がよっぽど鼻につくけどなあ、私は。

4月18日(その2) 赤球3個 白球3個

 宇都宮、本日の最高気温28度。夏じゃん。

 相変わらずの早とちりで、おバカをさらけ出してしまったmihoroさんでしたが、今晩はじっくり「確率の問題」に挑みます。ともっぺさん、期待しないで待っててくだされ。
 しかしさすがに高校の問題は難しいですね(はるか昔のことなんで、すっかり忘れてるし)。中学入試、算数の難問・奇問とかだったら、よく趣味で解いたりしてましたが。

 自慢じゃありませんが読むのが遅い私です。とあるミステリ(文庫本450ページ)なんか、1年かかってまだ読み終わらないという(ちゅどーん)。2/3くらい読んだところで忙しくなって中断し、また最初っから読み始まって読者への挑戦の手前までたどり着き、なんとか犯人当ててやろうとまた気になる箇所をチェックしながら読んでいる‥これだけ堪能すれば逆に作者も嬉しかろう、みたいな(そうでしょうか?)。
 面白くないわけじゃないんですよっ(力説)。むしろ私の場合、面白くない本だとさーっと流して読んじゃうんで、読み終わるのが早いです。
『サマー・アポカリプス』も読み始めて1ヶ月くらい経ちましたが、ちょうど半ばくらいでしょうか。途中で少し間があいちゃったんで、又最初に戻って2回目を読んでます。先はもちろん気になりますが、それよりもずーっとこのまま物語にひたっていたいって感じです。笠井さんの文章大好き。なので読むのがますます遅くなる‥。

 このサイトの訪問者は読書家の人が多いでしょうから、きっとびっくりしてるでしょうね。世の中にはいろ〜んな人がいるんですよ。

4月19日 今日も暑い

 ともっぺさんの問題、何とか解けたのはいいのですが‥
 漸化式って何?特性方程式?なんじゃそりゃ。
 辛うじて「等比数列」は思い出しましたが、本当に私は大学しかも理工学部を卒業した人間なのでしょうか。もしかしたら大学合格も夢だったのかもしれません

 吉祥寺にミステリ小説書店『TRICK+TRAP』がオープン(情報元:エキサイト ブックス/本のニュース)。ちょっと行ってみたいかも(でも洋書ばかりなのかしら?)。

4月20日 雨降って地固まる

 暑くなったり寒くなったり‥皆さん、体調には気をつけて下さいね。

 珍しく本の感想を(ミステリは少ないですが)。

西原理恵子『ぼくんち』(小学館)
 この本が傍らにあれば、どんなことがあっても笑って生きてゆける、そう思える凄い本。映画も観てみたいな。

有栖川有栖『スウェーデン館の謎』(講談社文庫)
 トリックにも驚いたけど、何より全編にあふれる叙情的な雰囲気が好き。

谷山浩子『それゆけ!マル廃ゲーマーズ』(角川書店/現在絶版)
 てっきりテレビゲームの話かと思いきや、もっとシンプル(ゲーム機不要)なゲームの紹介。気分は修学旅行のノリ。昔盛り上がった「主犯共犯」を思い出しました。

藤森照信・増田彰久『建築探偵 雨天決行』(朝日文庫)
 建物の数だけドラマがあります。東京駅の歴史は圧巻。

4月21日 「つゆとりワイパー」とちょっと似ている

【ミステリィしりとりハイパー:2】(御器所さんの問題
○はひらがな、●は漢字。
亜愛一郎の転倒 → ●く●●     (1)
        → ●●、●○●○○ (2)
        → スタイルズ荘の怪事件

 さて、(1)が『動く標的』、(2)は『奇想、天を動かす』。10秒で分かっちゃいました。こういう時もあるんだな。

 ちょっとしばらく日記お休みします。ともっぺさん、ちかさん、落ち着いたらまたゆっくりメールしますので、すみません。

4月22〜24日 日記を書くどころじゃありませんでした

4月25日 希望はある、絶対ある

 今月上旬にとある手術をした義母、手術自体は成功したのですが先週肺炎をおこし19日に悪化。21日には意識も朦朧とし、「会わせたい人がいるなら今のうちに」と医者に云われる状態にまでなってしまいました。義父と義兄、うちの主人とがほとんど寝ないで必死に看病。私も日中時間の許す限り病院に詰めています。
 うちの子供たちも、日頃頻繁に会って可愛がってもらっていたおばあちゃんの変わり果てた姿に呆然。父親の泣く姿を初めて見たのもショックだったようです。
 いまだ予断を許さない状態ですが、「もって2日」と云われたのが何とか5日経ちました。本人の気力勝ちだと思いました。肺炎の方もわずかですが回復の兆しが見られるし、心臓がもってくれることを祈るばかり。おかあさんがんばれ。

 病室から大きな樹が見えます。ドラマ「僕の生きる道」に出てきたプロポーズの樹を彷佛とさせるような。風に揺れ、新緑が少しずつ濃くなっていく様を眺めながら、いろんなことを考えています。

 こんな時ですが『本格ミステリこれがベストだ!2003』は買いました。いしいひさいちさんの表紙じゃないんですね、今年は(ちとがっかり)。
 その一方、「TV LIFE」の特集をチェック(安楽椅子探偵ではありませんよ)、「ザ・テレビジョン」ドラマアカデミー賞の結果に「でしょ?」と思わずつぶやいてみたり(笑)。6月27日のDVD発売に向けてささやかな貯金も始めました。そうそう、HPのBBSも本になる予定、これにはmihoroさんの投稿も載るかもしれません、ふふふ。
 話は変わりますが、『安楽椅子探偵とUFOの夜』DVD発売日はまだ決まらないのでしょうかね。

 こんな状態なので、次の日記はいつになることやら(すみません)。GWどころじゃありません。本も読めません。病室で頑張っている母の前では泣けないし、家には子供たちがいるのでその前でも泣けないし、病院に向かう車の中でごうごう泣いたりしています(運転大丈夫なのか?)。
 希望はある、と思いたいです。

4月29日 

【ミステリィしりとりハイパー:3】(御器所さんの問題
○はひらがな、●は漢字、△はカタカナ。
準急「ながら」→ ●●は○○○○○●○   (1)
       → ●●●●は●●△△○●○○(2)
       → 隅の老人の事件簿
 まず(2)に注目しました。漢字と平仮名とカタカナが混在する題名というのはそうはないですよね。で、思いつきました。『郵便配達は二度ベルを鳴らす』
(1)は「ら」で始まる2字の熟語と「ゆ」で終わる言葉(文語調の動詞?)がポイント‥だと思うのですが、うう、わからないや。

■有栖川有栖『スイス時計の謎』(講談社ノベルス)刊行記念サイン会
(情報元:ミステリー’z

日 時:5月11日(日)14:00〜
場 所:ブックファースト 渋谷店
問合せ:03-3770-1023
 整理券は先着200名。5月8日より配布されます。

 メールを下さった方、どうもありがとう。母の病状は一進一退、まだ辛い状況が続いていますが、みんなで頑張っています。

 

←前の日記  次の日記→     日記index
SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ