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 Ayalist 4月の日記(前半)

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4月1日

 すねの傷は昨日ようやく抜糸。これで病院ともおさらば、バンザ〜イ‥のはずが、傷の上部(ドレーン管が飛び出していた部分)がまだ穴開いてます。膿出てます。でも治療費もったいないので、自宅にて気力で直すことにしました。どうなる私の足(4/01の日記ですので、ご心配なく(笑))。

『100人の森博嗣』のまえがきが、あちこちで話題になっているようですね。
 もしも世界が100人のmihoroだったら、100人みんな綾辻さんの本を読んでいることでしょう(著書100冊もないじゃん、というツッコミは置いといて(笑))。

 4月の綾辻さん。
『暗黒館の殺人』がいよいよ佳境、ばりばり書いていらっしゃるようです(何の根拠もありませんが、そんな気がします)。中旬に出る「KADOKAWAミステリ」5月号には横溝正史ミステリ大賞の選評が載る予定。でも今回は該当作なしですので、辛口の選評かもしれませんね(辛口はいつもじゃん、というご指摘ごもっとも)。

◆◇◆

『森博嗣の浮遊研究室』『100人の森博嗣』刊行記念 森博嗣さん名刺交換会‥については以前書きましたね(3月10日の日記参照)。当日は先着順。整理券と自分の名刺を忘れずに。

 第13回鮎川哲也賞が決定。受賞作は森谷明子『異本・源氏 藤式部の書き侍りける物語』。今秋刊行の予定だそうです。

4月2日

 一昨日はSMAP×SMAPを久しぶりに見ました(最後だけ)。槇原敬之さんってデカいのね〜(びっくり)そして歌が上手いねえ<歌手だから当然か。
 SMAPの中では一番歌が上手いキムタクと「世界に一つだけの花」をハモった部分、歌の一番ではマッキーが主旋律、二番ではキムタクが主旋律をとったのですが、キムタクはハモるとき3度上の旋律をただなぞっただけだったのに対して、マッキーの高音のフレーズのなんときれいなこと、さすがでした。

 ところで、このサイト内では作家さんに「さん」という敬称を使っています(「先生」は本人を前にした時だけ使ってます)。ふと「作家はさん付けなのに芸能人は呼び捨てっていうのもおかしいな」と思いまして、この日記冒頭では「さん」付けしてみました。

「世界に一つだけの花」は業界久しぶりのミリオン達成だそうで(買ってませんが)。でも「No.1になれなくてもいい」というフレーズ、実はあんまり好きじゃありません。なんか最初から諦めちゃってるみたいで。結果はどうであれ、なにかをやっている過程では「No.1になってやる」くらいの気概がなくてはね。

 6日まで更新はお休みです、あしからず。

4月3〜5日 オヤスミ。

4月6日 「ころも」じゃなかった

 ただいまです。昨日の風雨には参りました(神奈川に居ました)。お花見を企画していた人は残念でしたね。

 留守をしている間にカウンタが15万ヒットを突破。皆さま、ありがとうございます。
 Ayalistの場合は「虎の威を借る狐(虎が綾辻さんで狐は管理人)」なんですけど、それでもやっぱり沢山の方に見ていただけるのは素直に嬉しいです。これからもどうぞよろしく。

 ところで、今の今まで「虎のを借る狐」だと思っていた私。着ぐるみですか(笑)。

4月7日 ちなみに下条アトムさんの誕生日は1946年11月26日

 すみませ〜ん、予定表、今月中旬の曜日と日付けが一部間違っていました。「あれ?」って思った人がいたら、ゴメンなさい。

 メフィスト賞受賞作が今月も発売(詳しくはこちらを)。講談社ノベルス4月のラインナップを見ても、相変わらずメフィスト賞出身者が頑張っているようですね。

■『猫田一金五郎の冒険』刊行記念 とり・みきさんサイン会
  日時 4月26日(土) 14:00〜
  場所 東京・神保町 書泉ブックマート
  問い合わせ 03-3294-0011 ※要 整理券

 メフィストに掲載されていた↑この漫画、だいぶ前から単行本化の噂は聞いていましたが、ようやく出ます。京極夏彦さんとの幻の合作漫画「美容院坂の罪作りの馬」も完全収録だそうです。うわあ、濃そうだなあ(笑)。

 もひとつちなみに、ドラえもんの誕生日は2112年9月3日。109年後ですか。この頃には私も「本格」について心置きなく語れるようになっていることでしょう(笑)。<何のこっちゃという人は2003年2月13日の日記を参照のこと。

4月8日 花祭り

 日本人って、キリストの誕生日には大騒ぎ、でもお釈迦さまの誕生日には特に何もしませんね。本日「灌仏会」。

「真夜中の王国03」(BS2)に東野圭吾さんが出演。放映日時は4月9日(水)23:00〜23:45です。この番組には以前有栖川さんや乙一さんも出演、でもまだ一度も観たことがないんだなあ。

 西原理恵子さんの『ぼくんち』がついに映画化、4月12日(土)公開決定! どうして栃木でやってくれないの〜(泣)。
 おお、1冊にまとまったコミック『ぼくんち〈全〉』(定価577円)が同日小学館より発売、これは買うぞ! 実は3巻あるうち最初の1巻しか読んでないもんで(おいおい)。立ち読みしてて泣きそうになった漫画は『南くんの恋人』『ホットロード』そしてこの『ぼくんち』でした(ちゃんと買いなさいよ)。

4月9日 誕生日おめでとう>妹へ

 第56回日本推理作家協会賞ノミネート作品が決まりました。(情報元:浅暮魂

浅暮三文『石の中の蜘蛛』(集英社)
有栖川有栖『マレー鉄道の謎』(講談社)
内海文三『ハルビン・カフェ』(角川書店)
小川勝己『撓田村事件』(新潮社)
津原泰水『少年トレチア』(講談社)

 賞の発表は5月23日。本格ミステリ大賞の候補作とはだいぶ顔ぶれが違います。しかし、有栖川さんがまだ受賞していなかったことが、すっっごく意外。

 先週の御器所さんの問題【ミステリィしりとり18】
△はカタカナ、○はひらがな、●は漢字。
  みのぎゅう(美濃牛)
→ ?(△△△△△△△●○●●△△)
→ すべてがえふになる(すべてがFになる)
 これは『ウッドストック行き最終バス』かな。

 そして今週の問題は「ここまでの答を並べてみたら、ほら……。わかった?」
 では、1回目から並べてみましょうか。
我孫子武丸 殺戮にいたる病
高村薫   マークスの山
土屋隆夫  危険な童話
笠井潔   薔薇の女
中井英夫  虚無への供物
黒田研二  硝子細工のマトリョーシカ
舞城王太郎 煙か土か食い物
筒井康隆  富豪刑事
レイモンド・チャンドラー さらば愛しき女よ
松本清張  砂の器
牧野修   リアルヘヴンへようこそ
J・D・カー 皇帝のかぎ煙草入れ
貫井徳郎  神のふたつの貌
東野圭吾  探偵ガリレオ
戸板康二  グリーン車の子供
アイザック・アシモフ 黒後家蜘蛛の会
ビル・プロンジーニ&バリー・N・マルツ 裁くのは誰だ?
コリン・デクスター ウッドストック行き最終バス

 は〜ん、書名の最後の一文字を並べると「いまわなつかのじよわそれおおもいだす(今は夏、彼女はそれを思い出す)」となりますね。
(これを考えていて今日の更新は遅くなりました(あー疲れた))

4月10日 栃木の桜は今が見頃です

 いろはがるたって、いろんな種類があるんですね。メジャーなのは「江戸」「上方」「尾張」の3種だとか。私が子供の頃に遊んだのは「い:犬も歩けば棒にあたる」でしたが、「一寸先は闇」や「一を聞いて十を知る」、「石の上にも三年」だった人もいることでしょう(かるたで遊んだことなんかない、って人もいるかな)。
 ところで「憎まれっ子世に憚る」、この「はばかる」には「遠慮する」と「はばをきかせる」二つの意味があるんですね。ことわざの意味はもちろん後者です。
「憎まれっ子世にはびこる」だと思ってた人、手を挙げて。はーい‥

 へええ、「僕の生きる道」BBSが本になるんだあ(感心)。
 テレビ局のサイトって、メール送っても投稿しても、とんと反応ないのが常かと思っていましたが(ま、いちいち反応してらんないよね、むちゃくちゃ投稿数多いだろうし)、このサイトはびっくりするくらい視聴者の声をすくい上げてくれたんですよね。番組同様HPも真摯でした。
 ええ、もちろんmihoroさん現在のパソコンの壁紙は「あの樹」です(題字と黒枠は自分で加工して消しちゃったけど)。今年は何とかバイクを復活させて川口市グリーンセンターにも行ってみたいなあ。

4月11日 よんまんえん‥

 第42回日本SF大会「T-con 2003」初日のプログラムに「谷山浩子ファン集会ガラトマ祭り」の文字が!(ガマトラになってますよ>スタッフさん)
 浩子さんはSF大会とも縁が深く、1992年の横浜大会でコンサートを開いたこともあったような(ハマコン、綾辻さんが初めて参加したSF大会でもあったはず)。うろ覚えだったので検索かけたらこんなページ(7/6のところ)がヒット。綾辻さん、火吹いてたんですか?(笑)
 今年は開催地が栃木なんですよ。車で行けちゃう〜、でも参加費四万円。うーん、うーん、ミステリの人の講演もやってくんないかな?

4月12日 決別!

今後、森の著書が同社(幻冬舎)から出ることはありません」(浮遊工作室近況より)
 mewさんがおっしゃっていたのはこのことだったのですね。幻冬舎側の言い訳を聞いてみたいもんです。森博嗣さんの日記は単行本を買っているので、文庫が出なくても別に困らない(文庫版あとがきが面白かったので今までの2冊は買いましたが)けど、水柿助教授はノベルスを買っとこうかな。
 森博嗣さんの名大祭での講演会(6月8日(日)10:00〜12:00)の受付は4月25日から先着順だそうですので、行きたい方はお忘れなく。詳しくはこちら

4月12日(その2) 張り子のある生活(ってどんなだろう)

 大極宮によると、文庫版『巷説百物語』の表紙も荒井良さんの張り子らしいです。うわあい、楽しみ楽しみ(本の出版も、張り子も)。
 ところで、京極さんが「8体目ですね」と書かれているのですが、京極堂シリーズの文庫5冊と『嗤う伊右衛門』以外にもうひとつあるってことですよね。『妖怪馬鹿』(新潮oh!文庫)の表紙がそうなのかな。
「秋には9体目がいらっしゃいます(現在制作中)」。で、その塗仏さん達は「過去最高にキモイ」そうです。「怖くてだれも文庫買ってくれなかったりして」って云われると、なんかすごく期待しちゃうなあ(笑)。

 もしかしたらと手に取った鷺沢萌さんの『酒とサイコロの日々』(新潮文庫)、冒頭のイラストページに綾辻さん(アーヤ)いるいる〜(^^)。でも、ぱらぱらっと読んだ限りでは、本文中のどこに綾辻さんが登場してるか分からなかったよ。

4月12日(その3) どっひゃっひゃ

『妖怪馬鹿』の表紙はやっぱり荒井さんの張り子でした。それはともかく。
 この本、メインは妖怪に関する座談会なんですけど、京極さんの描き下ろし漫画も収録されているんですよね。これがあなた、すごいのなんのって。
 いしいひさいちタッチの水木しげるさんとか(似てる〜)。
 楳図かずおタッチ(すごい迫力)の「おろち」ならぬ「おろか」とか(笑)。
 他にも藤子不二雄タッチ、高橋留美子タッチ、しりあがり寿タッチ、喜国雅彦タッチ‥真似して描いてるといえばそれまでだけど、これだけバラエティーに富んだパロディーがかつてあったでしょうか(あったかもしれないけど、少なくとも私は知らない)。
 京極さんの描いたチビ猫まで‥いやはや、恐れ入りました。

 ネットを巡っていたら「開店初日のブックオフがあんなに混んでいるとは思わなかった」なる記述が。宇都宮西川田店、私も行きましたよ(笑)。レジがめちゃくちゃ混んでいたので本は買わなかったけど。

 本格ミステリ大賞、予選候補作について書き足しました。開票は5月13日(火)、贈呈式は6月14日(土)です。オイディプス強し、と見ましたがどうかな。

4月13日 ペッパァルカーカって、ピッピが作ってた「生姜入りクッキー」のこと?

 最近の日記について。
 ぜんぜん本の話題がないですね(笑)。読みかけの本が7冊(!)ほどたまっていますが、読了はいつになるかなあ。でも今年はいい本に沢山めぐり会えそうな予感、日々幸せです。

 最近の日記について、その2。
 わざと細かい説明を省いた記述を心掛けて(?)います。不親切ですみません。でも皆さんミステリファンなんだから、「ん?」と思ったらいろいろ推理してみてね(例えば上に書いた7冊の内訳とか(笑))。伏線はあるといえばあるかも(そんな大層なもんじゃないけど)。

 コラム更新。久々かな。
 綾辻惹句も半年ぶりの更新。『殺人鬼 II 』ノベルス版の帯をようやく見つけました。ふっふっふ。

4月14日 文章に品のある人が好きです

 近くの県道沿いに菜の花畑が。一面の黄色に思わず見とれてしまいました(わき見運転は危ないですよ、mihoroさん)。レンゲはまだかな。

【ミステリィしりとりハイパー:1】(御器所さんの問題
 △はカタカナ、○はひらがな、●は漢字。
  頼子のために → ○○や○○●●○○(1)
         → △△△△●の●  (2)
         → 憎悪の化石
 まず(2)に注目。最後の漢字が「ぞ」で終わる →「謎」シリーズだ → 有栖川さんか太田さんかご本家クイーン →『ブラジル蝶』『ペルシャ猫』『オランダ靴』『ギリシア棺』『アメリカ銃』『チャイナ橙』『スペイン岬』‥うーむ、候補がいっぱいあって決められないぞ。
(1)は冒頭のひらがな5文字「に○や○○」に注目。いろいろ調べてやっと分かりました、都筑道夫『にぎやかな悪霊たち』。ということは(2)はクイーン『チャイナ橙の謎』なんでしょうね。小さい「ャ」なのがちょっと引っかかるけど。

「メフィスト」誌上で新しい漫画の連載が始まったみたい。漫画だったら京極さんに描いてほしいな(でも「絵なんか描いてる暇があったら小説書け」って非難する人がいそうなのでやめておこ)。

 私はそれほど熱心にサイトを巡回しているわけではありませんが、『ミステリアス学園』や『密室ロジック』に関するあれこれを端から見ていて思いました。「がんばれ、作家さん」
 ネットのお陰で、というかネットのせいで、毀誉褒貶の「毀」や「貶」までもが作者の耳にじかに入ってきちゃう時代です。でも、読者ハガキやファンレターでしか反応をつかめなかった昔に比べたら、リアルタイムで読者の生の声を知ることができて嬉しいって一面もあるのかも。

 書評サイトの管理人さんは、基本的には「読みたい本を読み、感じたことを書きたいように書く」これでいいんじゃないでしょうか(ちなみに私自身はこんなふうに考えてやってます)。但し、自分の書いたことには最低限責任を持つ、その覚悟は必要かと。
 あとは「品(ひん)」かな。例え批判めいた内容であっても、品のあるなしで印象は全然違います。これはもう、文章上のテクだけじゃなくて書き手の人間性に関わってくる事柄かもしれませんが。
 別に下ネタが書いてあるわけじゃないのに「下品だな」ってがっかりさせられちゃう書きたい放題の人、たまにいるもんなあ。こういう人に限って高飛車で、自分のしていることに鈍感なんですよね。

 ところで、氷川透さんの「読みはじめてから24時間以内に読了した小説は高く評価する」ってすごい基準ですね。私、24時間以内に1冊読み終えたことってほとんどないんですけど(笑)<単に読むのが遅いから。

4月15日 「ねえねえ、ドラえも〜ん」

 京都の花園大学で、綾辻さん&我孫子さんの講演会があります(こちらに情報が。こびとさん、書き込みありがとうございます)。
 どこでもドアがあったらなあ‥。

■ ミステリー・シンポジウム 公開講演会
 パネラー:綾辻行人 我孫子武丸 司会:岩松正洋
 日時:6月28日(土) 14:00〜
 場所:花園大学(京都)無聖館 5階ホール
 聴講無料・申し込み不要

 

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