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 Ayalist 7月の日記(前半)

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7月1日 100人の綾辻行人

 相変わらずよしさんの日記(6/30)は面白いなあ。「100人の森博嗣」「100人の京極夏彦」ときたらやっぱり「100人の綾辻行人」だよね。
 きっと、7月からのタバコの値上げに頭を痛め、かといって禁煙する気はさらさらなく、ホラー映画のDVDを買い漁り、講演会をやったりミステリの贈賞式パーティーに出席したり選考委員としてミステリ文学賞の応募作を読んだり‥
 あれ?小説を書いてる綾辻行人は?(ちゃんと居ますってば)

 今月の綾辻さん。
 15日はIN・POCKET発売日。でも6月の綾辻さんは鬼のように忙しかったので、もしかしたら暗黒館はお休みだったりして? 17日発売の小説すばるにはホラーに関するエッセイが掲載。25日は『安楽椅子探偵とUFOの夜』DVDがいよいよ発売に!放送時は関西ローカルだったので、まだ観ていない全国のファンの皆さま、お楽しみに〜。

 背景は『マトリックス リローデッド』公開記念(観てないけど)、100人のエージェント・スミスならぬ100人の殺っちゃんです(そんなにいないぞ)。
 レポは半分くらい書けたかな。ぜい。

7月2〜3日 レポ書いてました

 書けた書けた書けた〜、あとは野となれ山となれ、さあ寝よっと‥あれ、もう朝!?

 メール下さった方々、レスは後ほど。遅くなってすみません。

7月4日 ♪ 悲〜しくて 悲しくて〜

 夕方、突然映画『シコふんじゃった。』が観たくなりました(ほんとに突然やな〜(笑))。

 言葉は難しいですね。気持ちがうまく伝わらないこともあるし、特に「書く」という行為は跡が残るせいで、思いもかけない展開になったりします。
 もっと上手に書けるようになりたいなあ。

 明日から留守します。掲示板のレスは6日以降になります。

7月5日 お休み

7月6日 ただいまあ

 昨日は、長男くんの「十三参り」で茨城の村松山虚空蔵堂へ(本当は春に行くものらしいのですが、母の入院などいろいろあったもので)。長男くんも干支がひとまわり、すっかり大きくなりました‥見た目は。中身ももう少し成長してくれるといいのですが、まあ私の子だからこんなもんか(笑)。

 日本推理作家協会編『推理作家になりたくて』(文藝春秋)、以前の日記の記述に誤りがありました、すみません。高木彬光さんじゃなくて志水辰夫さんでした。
 全六巻の内容が分かりましたのでご報告を(敬称略)。
第1巻「匠」阿刀田高・佐野洋・柴田よしき・志水辰夫・乃南アサ・宮部みゆき
第2巻「影」逢坂剛・大沢在昌・北方謙三・黒川博行・真保裕一
第3巻「迷」岩井志麻子・恩田陸・篠田節子・高村薫・馳星周・山田風太郎・山田正紀
第4巻「謀」赤川次郎・高橋克彦・夏樹静子・西村京太郎・森村誠一・松本清張
第5巻「鍵」泡坂妻夫・北村薫・北森鴻・山口雅也・鮎川哲也・東野圭吾
第6巻「謎」有栖川有栖・折原一・加納朋子・都筑道夫・法月綸太郎・横溝正史
 綾辻さんの名前はなかったです(この時点で興味激減)。

 本格ミステリ・マスターズは、二階堂黎人さんの『猪苗代マジック』が今月26日発売予定。その次は笠井潔さんの『魔』が9月。
 我孫子さんの作品は「順調に滞っている」そうなので(笑)。でも、インタビューは既に終わったみたい。

「ダ・ヴィンチ」8月号の『安楽椅子探偵とUFOの夜』広告ページ(P56)に原作者からのメッセージが掲載。特典に登場するゲスト解答者はミステリ作家2名にマジシャンに編集者だそうです。誰かな誰かな。
 来月号は京極さんの大特集。乙一さんが修行僧みたい〜(でもTシャツ姿の修行僧なんていませんね(笑))。

7月7日 雨ざんざん

 これじゃあ、ひこ星と織り姫は逢えませんね。

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第2問:中国語に翻訳されたミステリィのタイトル(日本の小説ですが、タイトルは英語)。さて、邦題は?
 越界
 これは検索したら分かっちゃいました。桐野夏生さんの『OUT』ですね。 

 礼子さんへ。昨日本屋で素敵な本を見つけました。その名も『きんぎょ』、ご存知でしょうか? お値段は高いんですけど‥(3800円!)。

7月8日 うっとうしい背景だなあ(笑)

「ダ・ヴィンチ」8月号P130(漫画『舞姫』の少し後)に載っている加納朋子さんの短編「悪運」、良かったです〜。
 加納さんといえば、初の長編『コッペリア』(講談社)、たしか昨日発売でしたね。

 昨日の夜は「僕とあなたの生きる道〜ONE DAY〜」を観てました。秀雄さんとお母さん、二人のシーンは良かったなあ。
 ドラマの終わった直後に思いがけず身内の死を体験したもので、平静な気持ちで再び観ることができるか不安だったのですが、思いきってDVD-BOXを買ったんですよ(これと先月の京都行きとで、へそくりすってんてん(笑))。やっぱりいいです。主人公が普通な人なだけに余計心にしみてきます。
 DVD、特典がすごいです。メイキングもビデオ日記も予告編もミニ写真集も、ラジオドラマCDもちゃんとついて。視聴者がBBS上でお願いしたことがほとんど実現しています。夢みたい。

 だめもとでも、やれることをやってみましょう。そう思ってひっそりこんなことを始めました。

7月9日 いいかげんにカルタを(笑)

 忘れてるわけじゃないんですけど、すっかり殺っちゃんの更新が止まっててすみません。始めてから3ヶ月、いくらなんでも進めなければ‥。

「止まる」で思い出しました。長男くんが初めて書けるようになった字が「止まれ」でした。彼、標識フリークだったんですよね。厚紙と綿棒でよく標識のミニチュアを自作してましたっけ。

「標識」といえば、うちの近所の道路で標識設置の工事中。標識とか信号って、近くで見るとばかでかいですよね。

「ばかでかい」といえば東京タワー(笑)。先月、生まれて初めて昇りました。買ってきたお土産は「鉛筆削り」、ほら、Yumingの歌にありましたよね。私ってば少女趣味〜。

7月10日 今日って「納豆の日」だったりして

 やっぱりそうでした(笑)↑納豆の日。

 来月の講談社文庫はお盆休み前の8日に発売。ということは、IN・POCKETもその日に発売ですね。暗黒館の連載はあと何回続くのかな。
 双子の姉妹のニュースを見て、暗黒館の「あの姉妹」に思いを馳せた人もいらしたのでは?(結局手術による分離の夢は叶わなかったとか。無念。)

 ニュースといえば、長崎の事件。11歳と5歳の男の子の母としては、被害者加害者両方のことを考えてしまいます。うちの子たちは大丈夫なのか、世の中は大丈夫なのか。

 一昨日始めたこれみすらぼさんがトピックスで取り上げて下さいました。有栖川さんファンの りほさんもALICE In MysteryLandの掲示板で紹介して下さったし、他にもあったら嬉しいな。皆さんありがとうございます。

7月11日 今日は浩子さんの話題

 ミステリの話題じゃなくってゴメンね。

 きゃああ、谷山浩子さんの新譜が9月17日発売!『宇宙の子供』です。
 収録曲は以下の通り。
1. よその子 いきなりツボです、この曲名
2. きみはたんぽぽ たんぽぽ、好きだなあ
3. 意味なしアリス 意味なし、と聞くと犀川助教授を連想
 (Sound Schedule 大石昌良氏コーラス参加曲)
4. わたしは淋しい水でできてる 「冷たい水の中をきみと歩いていく」を連想
 (幻想図書館Vol.2「不思議の国のアリス」書き下ろし曲)
5. あそびにいこうよ! 崎谷健次郎さん、「ガラスの巨人」は名曲!
 (曲:崎谷健次郎、岩男潤子さんのアルバム「kimochi」提供曲)
6. 卵 『少年・卵』を連想
7. ここにいるよ 「kimochi」が聴きたくなりました。探してみよう
 (曲:岩男潤子、岩男潤子さんのアルバム「kimochi」詞提供曲)
8. 空に吊されたあやつり人形 もう、ツボにはまりまくりな題名
9. 花野<Instrumental>(ラジオドラマ「神様」挿入曲)聴けばきっと思い出す
10. 神様(ラジオドラマ「神様」主題歌)これ、すっごくいい曲だったなあ(^^)
11. 沙羅双樹 自然がテーマの壮大な歌系(何それ)かしら

 コンサートも10月にあるんですよね。なんとか行きた〜い!

■ 谷山浩子コンサート・ 猫森集会2003
日 時:10月2〜5、7〜10日 開場18:30 開演19:00
場 所:全労済ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区代々木2-12-10 全労済会館)
料 金:6,500円(全席指定・税込)
出演者:谷山浩子、石井AQ
共演者
10月2日(木)・3日(金) Aプログラム 板倉 文(Guitar、元チャクラ)
10月4日(土)・5日(日) Bプログラム IMEHA(Guitar Trio)
10月7日(火)・8日(水) Cプログラム 斎藤ネコ(Violin)オールリクエスト
10月9日(木)・10日(金) Dプログラム 渡辺 等(Bass,etc.)

問合先:フリップサイド(03-3470-9999)一般発売は8月9日(土)から

◆◇◆

 リンク先変更。さえさんのHPが「海賊船 Wild Leaf 号の冒険」と新たに生まれ変わりました。かわいいキャラは健在です。

7月12日 ばりばり

 貫井徳郎さんの「長く孤独な誘拐」がドラマ化され、21日放映予定だったのですが、長崎の事件の影響で番組差し換えになったそうで。楽しみにしていた人も多かったでしょう、残念です。

7月13日 ようやく2冊読めました

 法月綸太郎『法月綸太郎の功績』(講談社ノベルス)読了。
 本格ミステリ大賞の選評でこの短編集を「傑作は一つだけ」と評した方がおられましたが、何でじゃ!と思わず拳を振り上げたくなるほど粒揃いの作品集でした。仮説がぱたん、ぱたんと論理的に突き崩されていって、最後の最後に真相が姿を表す、その過程がたまらなくいいです。
 ところで、本を選ぶ観点って人それぞれだと思うんですよね。ジャンルで選ぶ人、書評頼りの人、売れ行きで選ぶ人、本の形態で選ぶ人、‥etc. 私の場合は「作家」かな。
 で、本書の場合、既刊のアンソロジーに収録済みの短編がほとんどなんですよね。アンソロジーって、いろんな作家さんの作品が一冊で楽しめてお得だと今までは思ってたんですけど、ひとりの作家さんの作品集としてまとめて読んだ方が自分の性には合ってるみたい。そういう意味では『「Y」の悲劇』や『「ABC」殺人事件』より『〜の功績』を先に読んで正解だったかもしれません。

7月14日 ネット的に書くと「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」(笑)

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第3問:中国語に翻訳されたある有名なミステリィのタイトルです。さて、邦題は?
 紅色殺人耳語
ヒント:1988年の作品
 ふっふっふ、来ましたね〜、綾辻行人『緋色の囁き』

◆◇◆

 みすらぼで紹介されていた Anonymous Bookstore「推理小説のエッセンス 第4回」にこんな問題が。

【問題】
 
容疑者が3人いる。被害者の死亡推定時刻の間、Aは会社の会議に出ており、Bは同僚と一緒に他県に出張中で、Cはアパートに一人でいたと証言した。A〜Cの中で犯人は誰か?
【解き方】
・死亡推定時刻の間に現場に居られない人間は犯人ではない。
・Aは会議に出ていたので現場に来られなったのは確実である。
・Bは同僚と一緒に居たのでこちらも現場に来られなったのは確実である。
・よって、残るはCしかありえない。
【答え】 C

 これは「論理的な解き方」の例題なのですが、すんごいひねくれて考えると、いろんな解答例が。あなたはいくつ思いつきますか?
【mihoroさんのヘンな解答(笑)】
 問題には事件の起こった場所や殺害方法が書かれていないので、勝手に想像しちゃいましょう。
・犯人はA。事件は会議室で起こったのだった(例えば、お茶に毒が仕込んであったとか)。「現場で起きてるんじゃなかったのか!?」<青島くん。
・犯人はB。遠隔操作で被害者を殺害(例えば「古畑任三郎」で福山雅治が使った方法とか)。
・犯人はB。現場が他県で被害者はその同僚だった(そんな〜(笑))。
・犯人はC以外。死亡推定時刻の間Cは確かにアパートに一人でいたが、部屋には新聞の集金人、なま楽の本を届けに来たペリカン便の配達人、宗教の勧誘‥とひっきりなしに訪問者がいて、いずれもCのアリバイを証言した。
・ホンマの正解は「問題文の条件だけでは犯人を特定できない」だと思うけどなあ。

7月15日 40ページも、ばりばりばり

『暗黒館の殺人』、好調連載中! IN・POCKET7月号は貫井徳郎さんのインタビュー記事や、有栖川有栖さんの「もうひとつのあとがき」なども載っています。

『幽霊刑事』文庫は表紙が変わってしまいました(すごくがっかり)。もっとも、ノベルス化、文庫化の際には表紙が変わるケースのほうが多いですよね。文庫は解説もついてなかったし、私はノベルスを買おうかな。
 有栖川さんといえば、e-NOVELSに満を持して登場! 次回更新時(7/29)から連載がスタートします。ファンの方、お楽しみに。
 雑誌「小説現代」との連係企画「e-ROTICA」、識者による書評のページでは毎回ネット界ミステリのつわものたちが読みごたえのある文章を披露してくれます。前回桐野夏生さんの時は大矢さんでしたね。皆さんさすがだ。

 

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