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 Ayalist 8月の日記(前半)

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8月1日 梅雨明けは?

 トップページは「夏の夜空」をイメージしたのですが、ちと暑苦しいですかね。

 講談社の叢書「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」、発売になっているようです。値段は高い(2,000円)けど、装幀が凝っていて素敵な本みたい(まだ本屋ではお目にかかっていないけど)。そういえば私が子供の頃は、児童書もみんな函に入ってたっけ。
 小野不由美さんの『くらのかみ』はぜひ読んでみたいです。

 ほんとは旅行にいく予定でしたが、長女さんと次男くんが熱を出し、義父とダンナと長男くんだけが行くことに。ここのところ忙しかったので、行けなくなって実はホッとしてます。

8月2日 蒸し暑い‥

 新本格ミステリフェスティバルの記念本、題名は『新本格謎夜会(仮)』だそうです(情報元:太田さんの日記)。インタビュー、トークショーの他にパネル写真も載るんですね。終了後に撮ったという「SMAPのノリでいった写真」も楽しみ(笑)。

 ダンナから珍しくメールが届きました。携帯で撮った茨城の花火大会の画像だそうで。こんなに小さいんだけど(笑)、心遣いが嬉しい(^^)。

8月3日 人のふり見て我がふり直せ

 ミステリーランドの装幀、正確に云うと「函」じゃないですね。函は行き止まりだけど、これは出口がある、みたいな(見ていない人には分かりにくい表現ですみません、あ、スリップケースって云うのかな?)。
 とりあえず実物は見ました。まだ買ってませんが‥ええと、高い本はなるべく「L書店」で買うことにしているんですよね、ポイントがたまるメンバーズカードがあるから(税抜き100円お買い上げごとに1ポイント加算。本だけじゃなく写真の現像代にもポイントがつくので、せっせと利用してためてます。ふふふ)。

くらのかみ』の絵を描いている村上勉さん、村上さんと云えばコロボックル、ですよね(^^)。佐藤さとるさんのコロボックルシリーズは大好き。特に好きなのは『豆つぶほどの小さないぬ』。前にも日記で書いたかもしれませんが、この本の終盤には「あっ、そうだったのか!」と思わせられる部分があって、そこが特にいいんですよね〜。あと、続巻を読むとクリノヒコとクルミノヒメの関係がちゃんと進展していることもわかるし。細かい部分がきちんと描写されているから、ファンタジーでもリアリティーが感じられるのだ、と何かの評で読んだ記憶があります。そのとおりだと思います。

8月4日 自転車で走って走って、無駄に疲れた一日でした

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第6問:中国語に翻訳された、ある有名なミステリィのタイトル。邦題は?
 手電筒
ヒント:新本格の短編
 日本語はすぐに想像ついたんですけど、その短編を誰が書いたのか、未読なのでとっさにはわかりませんでした‥法月綸太郎「懐中電灯」

 L書店では、「ミステリーランド」は児童書の棚に平積みになっていました。私ってば、ミステリの新刊書コーナーを探していたから、今まで見つけられなかったのね。
 この夏休み、読書感想文用の本を探している親子がたくさん、ミステリーランドを買ってくれるといいなあと思いました。

8月5日 AM0:15、まだ今日は始まったばかり(笑)

 楽志さんの「天使の階段」7/30の日記に「『暗黒館の殺人』の危険」という項目が。いいなあ、京都って。栃木じゃそんな偶然、絶対あり得ないもん(そこに反応しておるのか>自分)。

8月5日(その2) すんごい雷雨の中、運転してました。マジ怖かった

 最近ビーズアクセサリー作りに凝ってます(わあ、主婦らしい趣味かも(笑))。で、いきなり3作目にしてオリジナルのチョーカーに挑戦したのですが‥
 ♪せまる〜 ‥それはショッカー
 Yasさんが段ボール箱に詰めて片付けた‥それは『ジョーカー』(たぶん)。
 ブルース・リーとダース・ベイダーが二人並んで「チョースーカー
‥ううむ、まだまだですね。いえね、大矢さんの企画「阪神が優勝すればミステリが売れる」の結果を読んで、もっとダジャレに精進しなくては!と思ったですよ(別に思わなくてもよかったのかな)。

 オリジナルチョーカー、長さが足りなくて、首輪にしか見えません(涙)。
 ちなみに長女さんも次々と作品を作っておりましたが、ビーズを入れた皿を床に放置したまま遊びに出かけるもんで、次男くんやダンナに蹴飛ばされてビーズ四散、長女さん激怒‥その繰り返しで、早くも熱が冷めてきたようです。やれやれ。

8月6日 

 すみません、先日の日記に書き間違いが。松本楽志さんのHP、正しくは「天使の階段」です。「天国の階段」じゃLed Zeppelinだよね、いやあれは「天国への階段」か。ややこしい‥。

 小野不由美『くらのかみ』(講談社・ミステリーランド)読了。
 本の内容紹介見て「読みた〜い!」と思ったんですよね。私が新刊、それも単行本を購入するなんて、極めて珍しいことなのです(笑)。
 座敷童子は誰なのか、後継ぎ候補を狙う犯人は誰なのか、謎を追って子どもたちが活躍します。大人や子ども、それぞれの立場の人々の心情を見事に描き分ける手腕は、さすが小野さん。ミステリ好きにはもちろん、子どもたちにもぜひ読んでほしいと思わせる、質の高い作品でした。

 本格ミステリの叢書ってわけじゃないですけど、「ミステリーランド」のページを作りました(ダ・ヴィンチ9月号にも特集記事が)。ところであの装幀、ここでは「函入り」「スリップケース(slip-case)」という表現を使っていますが、「函」なのか「箱」なのか、slip-case(辞書によると「本を保護するための紙箱。ブックケース」)なのかsleeve(辞書によると「レコードのカバー。ジャケット」)なのか。どちらが適当なのかご存知の方がいらっしゃいましたらご教示下さいませ。

8月6日(その2) 日経エンタテインメント!9月号
         「ミステリーで億万長者になる方法」

 新聞広告を見た時は「お、この記事はチェックだな」と思ったのですが、みゅうさん曰く「特にこれといったものでもありません。なんかいいことしか書いてないですし(8/04 航海日誌より)」、太田忠司さんに至っては「嘘つき。金返せ(8/04 日記より)」。で、興味半減。でも書店に山積みになっていたので、乙一さんのインタビュー記事だけでも読んでみようとぱらぱらと‥

 おっ、綾辻さんも「ベストセラー作家」のひとりとして紹介されてるじゃん!(カラー写真付きで)

 しかし、それよりもっと驚いたのは‥

 いったいいくつ新人賞の選考委員、兼任してるんですか、綾辻さん!

「ミステリーズ!」短編賞、横溝正史ミステリ大賞、それに江戸川乱歩賞が加わったのは知ってたんですけど、ホラーサスペンス大賞まで! これは初耳でした。
 創作を志す人にとっては嬉しいかもね。最終選考に残れば、綾辻さんに読んでもらえるんだもん(そしてスッパリと切り捨てられたりして(笑)綾辻さんって選評厳しいからなあ)。

◆◇◆

 本格ミステリ作家クラブのHP、アンソロジーの項に有栖川さんの序文だけでなく、目次も並記されるようになったんですね。収録短編のリストが見られた方がいいのになと常々思っていたので、これは嬉しい。
 有栖川さんと云えば、ダ・ヴィンチ9月号のe-NOVELSのページにおもろい文章書かれてましたねー。パワフルなボウリング、ちょっと見てみたいぞ(笑)。

8月7日 スナネズミは元気ですが

 タブレットのマウスが完全に壊れ(涙)、絵を描く時にだけ使っていたペン型の方を終日使っています。が、ついあちこちに置いてしまって探すとこから始めなきゃならない、不便〜。

 昨日紹介したホラーサスペンス大賞、第5回の応募要項がこちらにありました。綾辻さんのコメントも載っています。

8月8日 台風接近

 本日、講談社文庫発売日。IN・POCKET8月号を買いました。うう、『暗黒館の殺人』は見ちゃダメ見ちゃダメ‥(解決部分に差しかかっているから)。
 そういえば、京極さんの『陰摩羅鬼の瑕』(講談社ノベルス)が平積みになっていました。このあたり(栃木の田舎)の書店で講談社ノベルスが発売日にお目見えするなんて異例のこと。なんでも出版社側が、全国の書店で一斉に並ぶよう配慮したらしいです。『暗黒館の殺人』の時もぜひぜひ同様の配慮をお願いしたいものです(『陰摩羅鬼の瑕』なんて前作からたかだか5年でしょ、『暗黒館の殺人』は来年出るとしたら、前作から12年ぶりってことになるわけですから。桁が違うよ桁が<そんなことで威張ってどうする)。
 京極堂シリーズの次回作は『邪魅の雫』だそうです。

 ここのところご無沙汰だったミステリー・リーグは9月に新刊2冊が出る模様(山田正紀さん・鳥飼否宇さん)。本格ミステリ・マスターズも9月に笠井さんの新作が。上記のそれぞれの項、手直ししました。

 先日紹介した「日経エンタテインメント!」の記事、全体的にピントがずれている感が否めないんですけど、一番唖然とした部分は「歌手やスポーツ選手になるには特別な才能が必要だし一定の年齢制限もある。でもミステリー作家ならどうだろう。文章を書くことさえできれば誰でも挑戦する資格はある」。
 ‥なんかすごーく腹立ったんですけど(そりゃ挑戦だけならできるかもしれないけど‥)。

◆◇◆

 更新が遅れたついでに、いろいろ書いちゃおっと。
(ほぼ)毎日日記を更新していると、書くネタが尽きてきます(笑)。こちとら平々凡々な主婦ですから、ミステリに関する話題なんてそうは見つからないし、本もたいして読んでないから感想だって書けないし(威張れません)。
 で、「そうそう、このあいだネットで見かけたあれについて書こう」なんて思いついたはいいものの、情報元が思い出せないってことがしばしばあるわけです。年ですかね(苦笑)。
 今回悩んだのが『間取りの手帖』(リトル・モア)。どなたかの日記に「これは面白い」って紹介されていたのですが、それが誰だったかがなかなか思い出せない。作家さんか漫画家さんの日記だったよなあ、女性だったよなあ、私が普段読んでる日記っていうと‥(それぞれの日記の過去ログを読みながら)ううむ、野間美由紀さんじゃないし、河内実加さんでもない(この時点では書かれてなかった、8/10の日記に登場)、柴田よしきさんでもない‥ううむううむ。
 検索かけてやっと判明。大極宮の宮部みゆきさん!(週刊大極宮第112号)そうかそうだったのか、謎は解けたぜ!(自分が忘れてただけじゃん)
 検索ついでに思わぬ発見が。あの巽昌章さんもe-NOVELSでこの本について書評を書いておられたのです(週刊書評 第181回)。

 前置きが長くなりましたが、佐藤和歌子『間取りの手帖』(リトル・モア)読了。
「この薄さで1000円もするのか!」と一度は躊躇しましたが(笑)、やっぱり買っちゃった。実在する様々な部屋の間取りを羅列しただけの本なんですけど、そのコメントが秀逸。思わず笑っちゃいます。綾辻ファンとしては、やはり「033 水車系」に反応(笑)。
(あとから気付きましたが、カバーがえらく凝ってます。このせいで値段が高かったのかも)

8月9日 台風通過

間取りの手帖』に関する、素朴な疑問。
1.カバーに印刷された各物件に付けられた点数は何?
2.どうして栞の紐が2本もついてるの?

8月10日 台風一過の青空(暑い〜)

 もうすぐお盆休みですね。ダンナは早々と昨日から休暇に入りましたが、今年は母の新盆に当たるので、旅行どころじゃありません。忙しくなりそう。
 お盆って、亡くなった方が帰ってくるんですよね。本当に目に見えて帰ってきてくれると嬉しいんですけど。

 ろくに本なんて読まない長男くんが『ミニチュア庭園鉄道』をちまちまと読んでます。ふっふっふ、母の策略にはまったな(^^)。

8月11日 クイズ三昧

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第7問:中国語に翻訳された、ある有名なミステリィのタイトルです。さて、邦題は?
  無底深淵
ヒント:乱歩賞受賞作
 これは簡単ですね、池井戸潤『果つる底なき』

この花、なぁ〜んだ?】(mihoroさんの問題)
 我が家の垣根にはびこっています。夜に咲くんですよ。レースみたいで綺麗。(答えは「からすうり」)

ついでに【日本語を学ぼう】(苔丸さんの問題)、お暇な方はぜひどうぞ。

◆◇◆

 江本勝『結晶物語 水が教えてくれたこと』(サンマーク文庫)読了。
「水に声をかけたり、音楽を聴かせたり、文字を見せたりすると、凍らせた時それぞれ独特の結晶ができる。綺麗な言葉をかければ綺麗な結晶ができ、汚い言葉をかけたり無視したりすると、結晶は形をなさない」なんて、にわかには信じられませんが、数々の結晶の顕微鏡写真がそれを物語ってくれます(実験の条件の差や実験者の思い込みも多少は影響しているんじゃないかと、素人は思ってしまいますが)。「すべての物は波動を持つ」という考え方は理解はできますが、その波動の正体と結晶化に与える影響のメカニズムの説明がすっぽり抜けてしまっているので、なんだか宗教じみた印象を与えてしまうのかも。
 でも、もしもこれが本当なら、自分の言葉にもっと責任を持たなければいけませんね。と同時に可能性も広がります。人を活かすも殺すも言葉次第、ぜひ活かす方向に言葉を使いたいものです。
 結晶の写真は家では見られませんが、ご飯やミカンの実験なら簡単にできそう。実際に自分の目で見ないと納得しないというのは理系人間の性ですね(笑)。

8月12日 ミステリ系更新されてますリンク

 に登録されるのが夢です‥なんて云ったらスリッパが飛んできそう(笑)。

 ミステリ作家の名前を(勝手に)冠したサイトでこれだけ「ミステリ系」と見なされないサイトも珍しいんじゃないかと(綾辻さんゴメンなさい)、ある意味開き直っております。これが私の生きる道(ふんっ)。

 長くサイトを運営していると、アクセス数だけがすべてじゃないってことがイヤというほど分かってくるものですが、それでもやっぱりちょっとは気になるもので。先日は知人のページがここの3倍近くもアクセス数があることを知り、思わず啄木になってしまいました(笑)。「働けど働けど わが暮らし楽にならざり じっと手を見る」

 これから約一週間ほど、更新が不定期になります。どうぞよろしく。

◆◇◆

 ぼけうさこさんのHPと相互リンク。作業が遅くなってゴメンなさいね。とても元気な絵を描かれるぼけうさこさん、そのパワーにあやかりたいです。殺っちゃんも「よろしく」と申しております。

 こちらの都合により、頂き物のコーナー、ギャラリー別館を閉じることとあいなりました。今までたくさんの贈り物、ありがとうございました。特にるいさんちかさんには最大級の感謝を(るいさん、先日の暑中見舞い、飾れなくてゴメンなさいね)。頂戴したイラストは、個人的に大切な宝物として保管してあります。

◆◇◆

 e-NOVELSがメルマガ発行(登録はこちらから)。編集者は早見裕司さん。更新情報の他にここでしか読めないリレーエッセイもあるそうで、楽しみです。

8月13日 うそおっ!

 いや〜、これは気付かなかったぞ。

角川ホラー文庫10周年記念フェア
角川ホラービデオ館』(DVD 2003年5月21日発売)
 LINE-UP 1 絶叫屋敷へようこそ篇
 LINE-UP 2 大どんでん返しのからくり絵巻篇
 LINE-UP 3 危険な香りの女たち篇

 LINE-UP 3「危険な香りの女たち篇」に、綾辻さんの「再生」のドラマ化作品が収録されています。で、早速見ました(^^)。原作の完成度がむちゃくちゃの高いので、ドラマに対する目はつい厳しくなりがちな私。「もう少しここをこうすれば‥」という部分もなきにしもあらずでしたが、結構忠実な映像化だったのではないでしょうか。由伊役のつぐみが良かったな。

8月14日 疲れてまーす

 ぼーっとネットを回っていて見つけたページ「中国語編」。
(ブラウザによっては文字化けして見られないかも、ゴメン)

 足りないよ ── 綾行人
 もうひと息 ── 綾十行人
 行き過ぎた ── 綾迂行人
 ありゃりゃ ── 綾過行人

 検索結果。ここから書影がたくさん見られます。
 書評もいろいろ。読む気になれば、何となく意味がわかるような‥。

 なんでこんなものが‥「鈍鈍橋地形圖」。

8月15日 疲れてるんなら寝りゃあいいのに>自分(笑)

 二階堂さんの日記(8/12)や柴田よしきさんの日記(8/12)に「転載お断り」の記述が。そうかそれでヘッドラインがアクセス不能になっちゃったのね(多分)。
 リンクや引用はいいけど転載はダメ‥なんか分かったような分からないような。

 しまった明日(もう今日です)は運転しなくちゃならないんだった‥もう寝なきゃ(AM2:00)。

 

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