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 Ayalist 9月の日記(前半)

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9月1日 久々のヒロコな素材

「クルル・カリル(扉を開けて)」を聴きながら描いたんですけど‥ううん、60点ぐらいの出来だなあ。やっぱりしばらく描いてないとダメだね。

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第10問:ミステリィのタイトルを複数使って、アナグラムを作りました。さて、もとのタイトルは?
 吐血の牛一頭、即日配布の嘘

「とけつのうしいっとうそくじつはいふのうそ」一瞬『時計館の殺人』か!と喜んだのですが、「ん」がないから違いますね。うーむむ‥難しいので答えは後日。

 今月の綾辻さん。
 5日に『新本格謎夜会(ミステリーナイト)』(講談社ノベルス)が発売。綾辻さんの役どころは”監修”です。去年のミステリフェスティバルに行った人も行かなかった人も楽しめる内容になっている‥と思います。
 11日(1日早まった?)発売の「ミステリーズ!」vol.02には、創元推理短編賞の選評が掲載。受賞作も併せて掲載されるのでこれまた楽しみです。

9月2日 リンク追加(明日までには何とか)

 私が最近よく見に行っているミステリ関係のサイトをリンクに追加‥しようと思っただけなのに、いつのまにかページリニューアル作業に突入、泥沼です(笑)、終わりません。明日までには何とか〜。

9月3日 明日はどっちだ

 貫井さんのトークショーがあるそうです(9/02「最新の仕事」より)。応募締め切りは9月4日23:59。急げ!
■ 映画『閉ざされた森』トークショー付試写会50組100名ご招待
 応募締め切り:2003年9月4日(木)23:59
 試写会 日時:9月11日(木)開場 11:30 開映 12:30
     会場:S.P.E.(ソニーピクチャーズエンターテインメント)試写室
        (東京・築地)
     トークショー:12:00〜
     ゲスト:貫井徳郎、小池栄子
 当選者にはメール試写状が届くようです。会員のみの受付ですが会員登録は無料。申し込みはこちらから。

◆◇◆

 リンク作業、終了(ぜいぜい)。テーブルをとっぱらってシンプルにしてみました。今回新たにリンクさせていただいたサイトを以下に列挙しました(順不同)。連絡不要ないしはリンクフリーと書かれたサイトにはお言葉に甘えてご挨拶していませんが、今後ともよろしくお願いいたします。 

政宗九の視点 ここの日記を読むようになってから、モー娘。について詳しくなりました(あれ?)

ミステリ系更新されてますリンク 活用させていただいてます。姉妹編 ミステリ系読書されてますリンクも。

Mystery Laboratory 云わずと知れたミステリ総合情報サイト。日本中がmatsuoさんのパソコンが直るのを待っています。

3946番目の密室 みないでピカチュウの時は、綾辻さん&殺っちゃんバージョンを描いて下さいました。ネタのセンスは抜群。森クジィもいいよ〜(^^)。

流星通信 情報の早さはピカイチ。日記「航海日誌」も楽しませてもらっています。アランジ・アランゾは私もびっくりしたわ(笑)。

有栖川探偵小説事務所 有栖川有栖さんのデータベースサイト。検索機能充実。情報収集の徹底ぶりには頭が下がります。綾辻さんに関してだったら負けないけどね(笑)。

勝手にカルテット 小林泰三さん・田中哲弥さん・田中啓文さん・牧野修さん、4人に関する情報サイト。管理人のケダさんはよくなまもの!日記に登場しますよね。駄洒落の女神様。

かちかち山。「ミステリ系サイト管理人居住地マップ」は私も参加させていただきました。

ケムリズム 舞城王太郎さんのファンサイト。日記が絶品。

エヌ氏調査報告書 法月綸太郎さんのデータ充実。

9月4日 アルゴリズム体操〜(次男くんのお気に入り)

 笠井潔『サマー・アポカリプス』(創元推理文庫)ようやく読了。
 二度殺された死体、黙示録の見立て、密室殺人、カタリ派の秘宝‥魅力的な謎の数々がひとつ残らず解明される終盤は圧巻。伏線は意外とあからさまに提示されていたんですね。でも、一番「おおっ」と思ったのは、カケルが積極的に事件解明に関わろうとしなかった動機が明らかになった時、でした。
 酷暑のパリの描写が心に残りました。笠井さんの文章、好きだなあ。

9月5日 ややこしや〜(引き続き教育テレビネタ)

『新本格謎夜会』発売。買う際の悲しい顛末はコラムに書きましたのでどうぞ。
 著作リスト及び感想の項も更新。こういう本が出ちゃうと、自分の拙いレポはもう不必要という気もしますが‥

9月6日 ゴルゴを描いてて更新遅くなりました

 ケダさんが「勝手にカルテット」でアルゴリズム体操に反応して下さいました。うわあい。
 それでは私も‥アルゴリズム体操 → ゴルゴ、リズム体操
(『あら氷詰め、痛そう』も描いてみました)

◆◇◆

 大極宮に「第2回自作朗読会」のお知らせが。「いっさいの転載不可」と書いてありましたので、詳細は大極宮を見てね(でも、日程だけは予定表に書かせていただきます)。京極さんの「『嗤う伊右衛門』最終章朗読」は、もんのすごく聴きたい〜!

 最近作家さんのサイトの日記に、やれ転載不可だのリンクは要連絡だの書いてあるのを見かけますが、だったら最初っからトップページに明記すればいいのに。

9月7日「お母さん、身体に絵の描いてある人がお風呂に入ってた」(塩原の露天風呂にて)

「ポンツーン」という幻冬舎のPR誌があります。栃木の書店ではまったく見かけることのないこの雑誌(一部書店しか置いていないそうな)で8月号から「ミステリーの書き方」という連載が始まりました(情報元:二階堂さんの日記)。気にはなっていたのですが、10月号のラインナップに我孫子さんが入っていることを知り(情報元:航海日誌)、幻冬舎に問い合わせた結果、定期購読することにしました(1冊200円、年間2000円(税、送料込み))。
 雑誌の目次はここで分かるかな。ちなみに「ミステリーの書き方」の単行本は来年秋頃の刊行予定だそうです(日本推理作家協会の協力企画なんですね。もっと協会のHPで宣伝すればいいのに)。綾辻さんも登場してくれるといいな。

 辻真先さんのHPが(情報元:太田さん)。なかなか面白そうです。

「ミステリーズ!」オジサン・ピンバッジの申し込みは10日消印有効です。忘れないようにしなくっちゃ。

 ところで『新本格謎夜会』の中のトークショーレポ〈神戸編〉は、前半組後半組の内容をあわせたものなのかな? 結構聴いた話が多いんだけど、ところどころ覚えのない箇所が。これは後半組で出た話題なのか、はてさて私が忘れているだけなのか?(他の先生はともかく(おいおい)、綾辻さんのおっしゃったことは聴き逃さないよう頑張ったつもりだったのですが‥)

9月8日 クイズの秋

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第11問:ミステリィのタイトルを複数使って、アナグラムを作りました。さて、もとのタイトルは?
 海百合の日、されど月見うどん
「うみゆりのひされどつきみうどん」これも難しくて一晩じゃ解らないぞ。

先週の問題「とけつのうしいっとうそくじつはいふのうそ」、うわあ、今解けました。ばんざーいばんざーい。「いつつのとけい しっそうとうじのふくそうは」→ 鮎川哲也『五つの時計』・ヒラリー・ウォー『失踪当時の服装は』

9月8日(その2) 読書の秋

 講談社文庫のフェア「真夏のミステリーズ」、今年は9月中旬から「史上最強のミステリーズ」という名称で行われるようですね。賞品、キャラクターものだけじゃなくて、作家さんにまつわるプレゼントもあればいいのにな。

 森博嗣『今はもうない』(講談社文庫)読了。
 ノベルス刊行時の帯の惹句が「結末は決して人に語らないで下さい」でした(ちょっとあやふやですが)。さぞかしびっくりの結末なんだろうなと思って読んでいたら‥なるほど、びっくりもありましたがそれだけの意味じゃなかったんですね、大いに納得。小説の大部分が笹木という人の書いた文章、という設定なので、途中は冗長な感も否めませんでしたが、読後感はよかったです。
 未読の方へ。この本を読む前にS&Mシリーズを順を追って読んでおくことをお勧めします。

 乙一さんが撮った映画、観てみたいなあ(小生物語で本名公開(?)してるから、別にここに書いてもいいよね‥)。

9月9日 秋と云うには残暑厳しく

 今日は暑かったなあ。8月中涼しくて動き回れなかった反動でしょうか、この残暑を待ってました!とばかりに、ショウリョウバッタが庭のあっちでもこっちでもキチキチキチ。私が森吾のお母さんだったら今頃大変なことに(笑)。

 あんな本こんな本更新しました。今回は「怖い本特集」。書き込みが集中したのが、綾辻さんの『殺人鬼』と小野不由美さんの『屍鬼』。ご夫婦揃って仲のよろしいことで(^^)。
 書名をクリックするとネットの本屋さんに飛べるようにしてみました。皆さん、掲示板でのご協力ありがとうございました。また近々企画、やりましょうね。

 堀江梨穂さんの有栖川探偵小説事務所と相互リンク。有栖川さんのデータベースサイトです。情報の充実度はすごいですよ。検索機能もとっても便利。
 りほさん、うっかりメールに書き忘れてしまいましたが、『閉ざされた森』のテレビスポットは見られたのかな? 映画の公式サイトで見られる予告編には森村誠一さんと貫井徳郎さんのコメントしか出てきませんでしたね。googleで検索したら、劇場で見られる予告編だと有栖川さんのコメントも登場する模様。映画のパンフには載っているのでしょうか。そういえば『バトル・ロワイアル』のパンフにも有栖川さんの推薦文、載ってたっけ。

 7軒本屋をまわりましたが「ファウスト」ないです。編集さんがいっくらリキ入れても、本屋に置いてないんじゃしょうがないじゃんねえ。

9月10日 アルゴリズム更新〜

‥じゃなかった、行進〜(体操は知ってたけど、行進は今日初めて見ました。並んでやってこそ威力(?)を発揮するのね、面白かった)。

 津原泰水『蘆屋家の崩壊』(集英社文庫)読了。
 伯爵と猿渡(モデルは井上雅彦さんと津原さん本人なのかな?)が遭遇する怪奇譚8編。文庫にして300ページ足らずの分量なのですが、これは濃い。お腹いっぱい。
 怖さと可笑しさ双方を満喫、特に可笑しさは個人的にツボで、何度となく声をあげて笑ってしまいました。あり得ないシチュエーションの話ばかりなのに、あたかも自分が体験したかのごとくずっしり身にこたえる感覚。これは、解説で皆川博子さんがおっしゃるように「体験したことのない読者も、明瞭にその感覚を理解し、共通認識を持ちうる」津原さんの巧さなのでしょう。特に「水牛群」の冒頭「インク罎」の例えは絶品。

9月11日 暑さがぶり返したら月下美人が、ばかすかつぼみを付け始めました

「ファウスト」なければ「ミステリーズ!」もない、栃木の書店はないないづくしないづくし〜チャカポコチャカポコ(こういうフレーズ『パタリロ!』にあったよね)。
 前者はともかく、「ミステリーズ!」は置いてほしいよなあ。近所の本屋でパラパラッと読めると嬉しいんだけど(おいおい)。
 どこの書店でも、平積みになっているのはほんの一握りの決まった本。だから余計に売れる本とそうでない本の格差が開いてしまうのではないかと。

 別冊宝島で『僕の好きな〜』ってシリーズが出ていますね。『僕の好きな宮部みゆき』の執筆者を見たら、ネットで見知った名前がいくつも。6へぇ〜。

9月12日 眩しいほどの満月

 3年前の秋、ネットを通じて知り合った人たちと、日本のあちらこちらで同時に満月を眺めたことを思い出します。思い出は、宝。みんな元気にしてるといいな。

◆◇◆

 同じ本を見ても、買う気が起こらない日と無性に買いたくなる日とがあります。普段は思いっきり財布の紐の固い私ですが、年に2、3回、たがが外れるんでしょうかね(笑)。で、本日は気持ちよ〜く散財。懐具合に関係なくそういう気分になるので、本日の夕飯のおかずはどうしましょう困ったぞ。

真鍋博・星新一『真鍋博のプラネタリウム』(新潮文庫)読了。
 こういう本があったことすら知りませんでした、BOOK OFFでの掘り出し物。
 真鍋さんによる星さんの作品の挿絵を集めた本。星さんのショートショートのさわりも楽しめます。星さんのまえがきと真鍋さんのあとがきに心が暖かくなりました。そして何より、白と黒のコントラストが絶妙なシャープな絵は、星作品にぴったり。

9月13日 眩しいほどの満月

 ミステリー・リーグの執筆者予定が新刊の挟み込みチラシにあったので、サイトのデータを更新。以前の予定よりメンバーが増えていますね。綾辻さんは入ってないけど(残念)。

 ちょっと出かけてきます。

9月14日 連休〜?

 連休つったって子供たちも休みじゃ意味ねーよ、私だけお休みにして〜(無理無理無理)。

 東野圭吾『探偵ガリレオ』(文春文庫)読了。
 帯の言葉は「刑事は奇怪な事件を抱えて天才物理学者の扉を叩く」。物理学者・湯川学が探偵役を務める連作短編集なのですが、‥天才?これっくらい大学の先生だったら普通じゃないの?(笑)
「自分は理系は苦手」と頭っから思い込んじゃってる人(本好きには多そう)は、物理とか科学とか聞いただけで構えちゃうのでしょうかね。うーん、京極堂の蘊蓄を苦もなく読めちゃう頭脳があるなら、この本に書いてあることくらい何てことないんじゃないかなあ、と理工学部出身の私は勿体なく思ってしまうのですが。
 ともあれ、工学的技術や装置をミステリに結び付けるところがすごいと思いました。でも一番印象に残ったのは、1話目のあるミスディレクション。冒頭の伏線を見破れなかったのは悔しかったな。
 余談ですが、佐野史郎は確かにぴったり。ドラマ化するなら、草薙刑事を湯川の後輩って設定にして若い俳優さんにやらせたらいいかも、なんて想像しながら読んでました。

9月15日 笠井さんと乙一さんの対談、読みました

 阪神優勝おめでとう。

 殊能さんの日記(memo)にあった”プレストン・スタージェス監督『パームビーチ・ストーリー』(1942)”ってどんなんじゃ?
 気になって調べてみた(何故気になったかは情報元を見れば分かります)ら、こんなの(ボロクソ)こんなの(褒めてる)こんなの(ネタバレかも)が。
 あの人のあの作品みたいなネタかしら(多くは語らず)。

 東野圭吾『予知夢』(文春文庫)読了。
 物理学者・湯川が登場する連作短編集第2弾、なんですけど‥あれ?「オカルトめいた謎を論理的に解決する」という話が大部分で、「科学的に」の比重は第1作より少ないような。これだと探偵役が物理学者である必然性はあるのかな?
 ところで、小説のある部分について、私は「この作品でこれをやったら蛇足でしかない」と思ったのですが、他所のサイトの書評を見たら、同じ箇所をすごく褒めてる人もいて。本当に読書の感想って人それぞれなんだなあと、つくづく思いました。

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第12問:ミステリィのタイトルを複数使って、アナグラムを作りました。さて、もとのタイトルは?
「飾らないスネが魅力。妻のルーズは失敗」と連れ、無視

「かざらないすねがみりょくつまのるーずはしっぱいとつれむし」うーむむむ、今週も分からないぞ、困ったな。

 

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