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 Ayalist 9月の日記(後半)

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9月16日 アナグラムは難しい‥

 背景は「小さな魚」(のつもり)です。フォトショップのフィルターっていろんなことができるのね(もっと活用せい>自分)。

 四季さんも『予知夢』お読みになったんですね。おっ、青猫さんは『本棚探偵の冒険』を。思わぬ偶然続きに、にこにこ。

 喜国雅彦『本棚探偵の冒険』(双葉社)読了。
 今年7月に開店したばかりの書店に置いてあったのが、初回配本分(著者検印付き)だったんですよ。この本、発売時はなかなかお目にかかれなくて、やっと見つけたと思ったら既に初回配本のじゃなかった(涙)。あれから2年近く経っているのにね、運命感じちゃって思わず購入(笑)。
 古本にまつわる爆笑エッセイ。いやー、楽しかったです。文章巧いなあ、喜国さん。古本熱は真似できないけど、装幀を重視する気持ちは良く分かります。豆本、作ってみようかな。あとポケミスマラソンも(笑)(でも、私の知っている書店&古本屋じゃ100冊いくかどうか‥)。

 りほさんの有栖川探偵小説事務所で「有栖川先生作家生活15周年記念企画」を発案中(詳しくはこちら)。ファンの方、参加してみてはいかがでしょうか。
 オリジナルブレンドの香水かあ、格調高いですね。殺っちゃんバッジとはえらい違いだ(笑)。

9月17日 答えは突然やって来る

 御器所さんのアナグラム、ひとつ解けました(わーいわーい)。

「海百合の日、されど月見うどん」→「うみゆりのひされどつきみうどん」→「どうき りゆう れんさ どみの ひみつ」→ 横山秀夫『動機』、宮部みゆき『理由』、真保裕一『連鎖』、恩田陸『ドミノ』、東野圭吾『秘密』。細切れだったのね。

 それではこれから『宇宙の子供』を聴きますので、皆さんまた明日〜。

9月18日 「よその子」に、涙

 今日も引き続き『宇宙の子供』を聴いていますので、皆さんまた明日〜

‥というのは冗談。いろいろ話題を拾ってきました。

 もうだいぶ前からやっていますが、祥伝社と徳間書店のジョイント企画「ノベルス主義!」、対象となっている本の帯に作家さんの直筆メッセージが。菅浩江さん、牧野修さん、鯨統一郎さん、西村京太郎さん‥などなど、一見の価値アリ。

「小説すばる」待ってました、祝!タイガース座談会(笑)。来月発売の11月号に掲載予定、江夏豊さん・逢坂剛さん・北村薫さんという顔合わせです。有栖川さんがいなくて残念、という人は『燃える!タイガースな人々』(小学館文庫)の解説をどうぞ。
 他に「作家100人オールスター大アンケート」という特集も。綾辻さんの名前もあったので、楽しみにしましょう。

 へその緒は、お母さんのへそから出ているわけではないですよ>喜国さん。
(『天国の悪戯』(扶桑社文庫)面白かったです。でもどちらかといえば『傷だらけの天使たち』の方が好きかなあ)。

 本当に死人が出ちゃいましたね>我孫子さん(「e-NOVELSへの道!」参照のこと)。

9月19日 キッカケは〜

 定期購読にしたポンツーンが昨日届きました。
 お目当ての「ミステリーの書き方」、今回の執筆者は逢坂剛さん・野沢尚さん・福井晴敏さん。逢坂さんは「どんでん返し──いかに読者を誤導するか」って魅力的な副題なんだけど、盛大に自作のネタバレをしているため全然読めません。意外と面白かったのが福井晴敏さん。本業の小説の方も読んでみたくなりました。
 来月号(10月号は今月下旬刊行)のラインナップは、阿刀田高さん・我孫子武丸さん・岩井志麻子さん・京極夏彦さん。

 日記過去ログのディレクトリを整理中。ついでに本文も推敲ついでに読んでみたり。もうじきサイト開設3周年を迎えますが、日記の内容はちっとも代り映えしませんね>自分(笑)。

9月20日 ムカデとヘビの絵がカワイイ

 エッセイ&対談の項に『怪奇大盛!!肉子ちゃん2』(マガジン・ファイブ)巻末付録を追加。綾辻さんの直筆ハガキ、かわいー(^^)。おっ、京極さんのもあるぞ。
 肉子ちゃん、相変わらず可愛いなあ。

 昨日発売の『三人のゴーストハンター』(集英社文庫)はとってもお得! もともと単行本では「あ」の我孫子さんが、チュンソフト版では「た」の田中さんがあとがきを書いていらしたんですよね。今回の文庫版は「ま」の牧野さんが登場‥だけではなくて、三人のあとがきをまとめて収録。これは嬉しい。

 乙一さんの「手を握る泥棒の物語」が映像化決定(詳しくはこちら。情報元:乙一FAN!)ブロードバンド映画って、ネット上で見られる映画かな。
 助演女優オーディションを行うそうです。応募期間は、9/16〜10/13。

9月21日 あなたをそばに感じると 私の体は満ちてくる

 淡くて儚いけど少し元気に。浩子さんの「神様」を聴いている私の気分はこんな色>背景

◆◇◆

 本棚(ミステリ専用)の大整理を始めました。
 今までは文庫本専用のプラスチック製の箱に入れてスチール棚に並べていたのですが、それでは収まりきらなくなりまして。
 喜国さんのように「本棚を作る!」とまではいきませんが、本の高さに合わせて棚をセッティングし直し、それによって新たに出現した上部スペースに別の棚を設置。
 昔は読み終わった本は古本屋に売っちゃってたんだよね。なので手元にあるミステリ本のほとんどは、ここ3年で買い漁ったもの(主にBOOK OFF)。数百冊ってとこでしょうか。
 未読本の山。老後の楽しみ(私は黒柳徹子か)。ちなみに配置はほぼ著者アイウエオ順。

 綾辻専用棚はこれとは別にあります(棚1段で終わっちゃうんだけど(^^;))。あと綾辻さんの文庫は、いつでも読めるようパソコンの横に置いてあります。
 ところで今回うわ〜と思ったのが、「ほとんど読んでいない超美品、IN・POCKET43冊」(笑)。『暗黒館の殺人』の連載が始まって3年半、綾辻さんのいいつけ(?)を守って本文読まずにいるのですが、気が付いたらもう43冊にもなるんだなあ。200円×43=8600円。暗黒館の本が3セット買える値段かも(笑)。
 50冊になる前に連載は終わるのでしょうか、微妙なとこですね。

9月22日 台風一過、澄み切った青空(in 栃木)

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第13問:ミステリィのタイトルを複数使って、アナグラムを作りました。さて、もとのタイトルは?
 後妻ユリの死。恐竜接近か?

 先週の問題もまだ解けずじまいなんだけどな。困った困った。

 急に寒くなっちゃいましたね〜。台風が近づいて気圧が下がると体調が悪くなる私。グレアムのお腹の傷みたい(笑)。

9月23日 

 今日の日記は「ミステリーズ!」vol.1・2 に掲載された泡坂妻夫『蚊取湖殺人事件』のネタバレをしています。不都合を感じる方は読まないで下さい。

 解答編は尊重しつつも、自分の解答のどこが間違いだったのかわからなくって。賢明なる読者の皆さま、教えてやって下さい〜(やっぱり「ヒネらないのも、テクのうち」ってことなのかな?)。

 mihoroさんの解答(以下ドラッグ)→ 包帯の切り口から分かるように、犯行に使われた包帯は長沼の手首の包帯ではなく、慶子に使われた後の包帯であった。
 ところで、小田桐が釣りをしていた痕跡が犯行現場近くから見つかった。実は本当の犯行現場は湖の東側で、夜中に気温が上がって融けて割れた氷が嵐の風によって屍体を乗せたまま西に運ばれたのだ。よって小田桐と梅田看護婦のアリバイはなくなる。
 犯人は犯行時に、慶子に使われた後の包帯を持っていた者ということになる。梅田看護婦は慶子の処置をした後包帯をポケットに入れたが、この時は仕事中だったからポケットとは当然白衣のポケットであろう。白衣を着たまま民謡を習いに出かけるとは考えにくいから、白衣は病院に置いてあったのではないか。するとポケットの包帯を手にすることができるのは病院に残っていた小田桐ということになる。
 従って、小田桐が犯人。
 事件後小田桐は軟膏の名前を云い間違え「どちらも同じようなものだ」などと云っている。前日は軟膏を取り違えた梅田看護婦をたしなめていたのに、である。事件後の小田桐の心の動揺がしのばれる。

 お彼岸の中日、お墓参りに行ってきました。ススキが風になびいてキレイ。秋だなあ。

9月24日 低空飛行〜(菱沼さんみたい(笑))

 ネットって、こういう風に情報が入ってくるから素晴しい!
 らいーるさんから教えていただきました。綾辻さんが篠原美也子さんのライブにゲスト出演します。

■ ワンマンイベント「篠原美也子的秋の夜長」
 日時:9/29(月) 18:00 開場/18:30 開演
 場所:渋谷 TAKE OFF 7  
    前売 3,000円(税込・ドリンク別)
    当日 4,000円(税込・ドリンク別)
 問い合わせ:フリップサイド 03-3470-9999
 ゲスト:綾辻行人
 詳しくは篠原美也子さんHP「ROOM493」をどうぞ。いいなあ、聴きに行きたいなあ。平日じゃなかったらなあ(ため息)。
 それにしても綾辻さん、先週の乱歩賞授賞式に引き続き上京することになるのかな。お忙しいですね。『暗黒館の殺人』の締切は‥(大丈夫なんでしょう、きっと)。

◆◇◆

 データベースは生半可な気持ちじゃ出来ないわな、と苔丸さんが奮闘しているようです(笑)。細かいミスをいくつも発見、慌てて直しました。検索エンジンに登録されたので、がんばらなくっちゃ。
 e-NOVELSと「小説現代」の連動企画〈eRotica〉がいよいよ最終回。我孫子さんの「危険な遊び」は思ったより官能部分は少なめ。余裕で立ち読みできました(おい!)。

9月24日(その2) 低気圧ガール♪(girlというには年齢が‥)

 月曜は以前から楽しみにしていた「小槍の上でのアルプス一万尺」を見忘れ、火曜はこれまたビデオに録って永久保存板にしようと意気込んでいた「ピンポン」を見忘れ。
 mihoroさん暗いです。なんでこんなに忘れるかなあ。脳のしわがなくなってツルツルになってきてるのかな(笑)。

 つるつるって云ったらキングの『デッド・ゾーン』を思い出しました。懐かしい。映画もなかなか良かったよね。

 データベースを作っている者泣かせなのが、地方限定の発行物と出版社のPR誌。このPR誌って、都心部の大きい書店にしか置いてないのよね(タダで配っているからなお悔しい(笑))。注文しても「在庫はありません」って断られちゃうし。
 今読みたいのは文藝春秋の「本の話」。笠井さんと歌野さんの対談、我孫子さんによる『魔』の書評が載っているそうな。がるる。本格ミステリ・マスターズの特集なら、HPに転載してくれるといいのにな。

9月25日 ♪ 雨に〜濡れながら〜

 先日テレビで見た三善英史はパッとしなかったなあ。城みちるはちゃんとイルカに乗った少年してたのに。人生いろいろ。

 雨の中本や雑誌を探してうろうろ。収穫なし。こんな日もあるさ(ため息)。

9月26日 明日運動会なんですけど

 明日は何とか天気がもちますように。小学校の運動会、毎回雨に祟られるんだもん。

 年始に「『暗黒館の殺人』はダリアの日(9/24)に発売になる」という予想をたてたのですが、外れてしまいましたね。
 来年のダリアの日までには何とかなるけど♪それだけじゃしょうがない♪ 鍋にぶちこんで(すみません、「意味なしアリス」を聴きながら書いてたら混線しました(笑))。

 鮎川哲也さん一周忌コンサートが10/03に新宿で開催されます(既に応募締切は過ぎていますが)。あれから1年経つんですね。
 今年はしんどい。本当にしんどい。それでも「♪強い心を 僕は持ちたい」、「よその子」聴きながら頑張ります。

9月27日 栃木の私はその時寝ていましたが

「マグニチュード8」とニュースで聞いてびっくり。北海道の皆さん、十勝沖地震の被害は大丈夫でしょうか。
 関東地方も近々大きい地震があるとのウワサが。うちのドジョウはここのところ大人しくしてますが、どうなることやら。来るなら来い(うそ、来なくていいです)。

 NOVAウサギの最近のCMを見るとるいさんを思い出します(女の子の絵が似てるからかな?)。

9月28日 天高く

 関東は運動会日和でした。キレイな秋空。

 江坂遊『あやしい遊園地』(講談社文庫)読了。解説が星新一さん(^^)。
 江坂さんはショートショートを精力的に書いていらっしゃる作家さん。ショートショート冬の時代と云われている昨今、貴重な存在です。井上雅彦さん監修のアンソロジーなどによく顔を出していらっしゃいます。本書もショートショート集。
 時に関西弁を交えた柔らかな語り口が魅力です。予想と少しずれたところに着地するのもいい感じ。「ホラーハウス」なる章に収められた、ゾッとさせられる作品が特に気に入りました。終盤の「秋」の味わい深さも心に残りましたね。
 ところで江坂さんは自身の作品にナンバーを付けていらして、1998年の時点で既に400番台でした。今はいくつまで数字が伸びているのでしょうか。

 トップは、『悪夢が嗤う瞬間』(勁文社文庫)の序文(太田忠司さんが書いている)に引用されている都筑道夫さんの言葉。星新一さんのショートショートで育った私は、この分野に特別の愛着があります。

9月29日 振替休日で小学校休み

 3、4年前の記事ですけど、綾辻さんのインタビューがこちらで読めます。最後の「プライベートな面での夢」は叶ったのではないでしょうか。

 ひばら涙さんのHP「」が移転しました。9月で4周年を迎えられた大先輩サイト。そうだ、Ayalistは明後日3周年を迎えるんだった(何の企画も考えていない‥だいたいかるたはどうなったんだ?)。
 今年の殺っちゃんは季刊誌GIALLO並みですね、3ヶ月に1回の登場(サボりすぎ)。

 森博嗣さんの日記第5弾『数奇にして有限の良い終末を』(幻冬舎)の表紙は萩尾望都さんだそうです。そりゃあ(にこにこ)でしょう(笑)。萩尾さんが描く森さん、楽しみだな。

 最近金離れが良すぎるmihoroさん。日本の経済回復に微々たる貢献?(物を消費しなければ景気が良くならないって仕組みは、考え直さなくちゃいけないと思いますけどね。だってこのままいくと環境は破壊されるばっかり。皆の意識が変わって、物を処分したりリサイクルしたりすることがビジネスになればいいんだな、きっと)。
 昨日の衝動買い(アニメの『名探偵ホームズ』DVD-BOX 30,000円 →19,500円)。いーんだもーん、何度も何度も見て元を取ってやる〜。

 笠井さんの『魔』(文藝春秋)は私立探偵飛鳥井物だそうで。シリーズ最初から読んだ方がいいのかな。
 巻末のインタビューを読んで惚れ惚れ。キャリアにあぐらをかくでなく、かと云って若者に迎合するでなく、あくまで理知的に現状を分析し若い世代にアプローチを試みるその姿勢。文句ばっかり云ってる人とは大違い。笠井さんカッコいい〜。
「今」の人に受け入れられなければ生き残れない、というのはきっと、小説の世界も漫才の世界も同じなんですね(殊能さんの日記を読んで、そう思いました)。

9月29日(その2) 篠原美也子さんのライブ、どうでしたか?

 有栖川有栖『幽霊刑事』(講談社ノベルス)読了。
 先日文庫化されましたが、表紙の装幀が単行本の時と変わってしまっていたので、ノベルス版を購入(ノベルスは単行本と同じく大路浩実さんの装幀)。題名の通り、殺されて幽霊になってしまった刑事が事件に挑む異色ミステリです。
 帯の言葉は「かつてこれほどまでに哀切きわまる「本格」があっただろうか!」。哀切なんて書いてあったから情感豊かにラブストーリーが語られるのかと思いきや、全然違いましたね(笑)。物語のトーンはむしろ無骨で滑稽。ベタなお笑い感覚は、関西人・有栖川さんの持ち味のひとつでもあります。
 もっとも終盤、謎が解けていく様は本格ならではの醍醐味。傍点がいっぱいで大満足です。そしてラストシーン。想像通りとはいえ、胸がいっぱいになってしまいました。あのページの使い方は実に効果的ですね。

9月30日 風邪ひいてまんねん

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第14問:ミステリィのタイトルを複数使って、アナグラムを作りました。さて、もとのタイトルは?
 戦時、警察官の人権問い、自殺死
 これは簡単。ようやく「じ」や「ん」のたくさんある問題が登場しましたね(ミステリの題名って「殺人」や「事件」がつくもの、多いでしょ)。でも私はものすごい思い違いをしていたことが判明、すんごい恥ずかしい〜(><)。
「せんじけいさつかんのじんけんといじさつし」→「しせいさつじんじけん とけいかんのさつじん」→ 高木彬光『刺青殺人事件』・綾辻行人『時計館の殺人』
 いれずみさつじんじけんだとばかり‥(恥)。

 ミステリーランド第2回配本のラインナップが決定、発売は10月25日頃。有栖川有栖『虹果て村の秘密』、篠田真由美『魔女の死んだ家』、はやみねかおる『ぼくと未来屋の夏休み』。挿画はどなたが?

 エッセイ&対談その他のお仕事の項、更新。篠原美也子さんライブについて書きました。あ、前者には、書き忘れていた創元推理短編賞選評についても。

 

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