←前の日記  次の日記→     日記index

 Ayalist 1月の日記(後半)

Home 

1月16日 食玩ってこれの事ですか。うわ、リアルだなあ。

 もしもヒトにしっぽがあったなら。
「しっぽを使った遠隔殺人!」(どんな長さや)とか、「殺人鬼は獲物を逆さに吊るし、彼のしっぽを先から1cmずつ細切れに‥ほとばしる悲鳴!」とか考えているおバカな私(笑)。BGMは「しっぽのきもち」でした。
 今月は珍しくIN・POCKETが書店で平積みになってたなあ。『暗黒館の殺人』完結まであと何回?

 直木賞を江國香織さん・京極夏彦さんお二人が受賞。でも芥川賞を若い女性二人が受賞したせいで、マスコミはそちらに向きっぱなし。作者の年齢とか性別とか、そういうのに興味のある人が多いみたいね。直木賞お二人のインタビューは?むむ〜。
 あ、又一の鈴、応募しなくっちゃ。

 ダ・ヴィンチの我孫子さんの文章を読んで初めて「食は広州にあり」という言葉があるのを知りました。「食は応酬にあり」の元ネタが分かってスッキリ。でも、無学な自分にシロナガスガックリ(まだ云ってる(笑))。

1月17日 人をバカにする人はキライっちゃ。一生懸命やっちょる人のこと、バカにする人は好かん。

 トップの言葉(紡木たく『瞬きもせず』より)は、今の私の気持ちそのもの。読むたびムッとさせられるサイトがあって、昨日久〜しぶりに覗いてみたけど、やっぱりがっかり。どんなに人気があっても、こういうこと書く人とはお友達になれないわ。
 最近感動したサイトは、ミステリ系ではありませんが「Recollections」。漫画家・紡木たくさんのファンサイトです。視覚的効果も内容も素晴しい。フラッシュ多用でちょっと重いけど、彼女の漫画がお好きな方にはオススメです。山口県、行ってみたいな。

 小林泰三『玩具修理者』(角川ホラー文庫)読了。
「活字中毒者乃部屋」marikunさんのオススメ作家、小林泰三さん。第2回ホラー小説大賞短編賞を受賞したデビュー作を読んでみました(「玩具修理者」「酔歩する男」の2編が収められています)。表題作、これは好きですね〜。ラストの趣向はあってもなくてもいいんじゃないかって思えるほど、途中の描写が素晴しい。「酔歩する男」は、SFっぽいというか理系っぽいというか‥でも、解説の井上雅彦さんのおっしゃるように”眩暈”感は十二分に味わえました。ミステリとして評判の高い『密室・殺人』もそのうち読んでみようかな。
 ところで、この『玩具修理者』は映画化もされたんですね。私がこの本を新刊書店で買った翌日にブックオフに2冊も並んでいるのを見て、一瞬「しまった!」と思ったのですが(笑)、表紙が全然違いました、目玉みたいなCG絵。私の買ったのは映画にちなんだ表紙だったようで、わーいこっちの方で良かったわ。本の装幀、結構重視するmihoroさんです。
 映画公開に合わせた表紙はわりと好きなんですけど、『嗤う伊右衛門』は例外。断然、前の張り子の方がいいです。

1月18日 冬の空に野焼きの煙がたなびいて、ほんの少し暖かな午後。

 受験生は大変な時期ですね。本人も家族の人も、体調を崩さないよう頑張って乗り切ってください。

 IN・POCKETで始まった恩田陸さんの連載エッセイ「『恐怖の報酬』日記」が面白いです。硬質な文章、好きだな。飛行機は綾辻さんもメチャメチャお嫌いなんですよね、私は全然平気だけど。

 PA・PA・PA‥日記の背景は「ガラスの子馬」(のつもり)。

1月18日(その2)

「あ、須磨さんだー」「今度は鷲尾くんだー」「サンチョパンサの店長だー」子供たちがはしゃいでおります。「新選組!」は「HR」の同窓会か?(笑)今泉くん‥じゃなかった、西村雅彦は今回も出ないのかね。
 そうそう、「新組」だとばかり思っていたら「」なのか。殊能さん、間違ってますよーと思った私がバカでした。
(追記:ネット上で「第2回は今一つ盛り上がりに欠けた」というような感想をいくつか見かけましたが、人を斬ることにものすごく抵抗を感じる主人公、それを1回分使ってきちんと描いたところに三谷さんらしさを感じて、私はむしろ好印象を持ちました。)

1月19日

「No.1よりオンリーワン」それってマジになる前に諦めモード入ってない? 人間、一生に一度くらい(いや二度でも三度でもいいんだけど)死にもの狂いで物事に打ち込んでみるのも悪くないよ。
‥ということを、映画『ピンポン』(面白かった。ちかさんの横顔過去ログを思わず探しちゃったよ。漫画も読んでみたい)を見て、感じました。これって、ドラマ『ビギナー』で登場人物たちが必死に試験勉強する姿見た時も感じたなあ。エンジンは、たまに思いっきり回してやらないと錆び付くそうで。
▼ Junk Landで「2003 GooBoo本格ベスト(国内篇)」ロードショー開始。ネット上のミステリサイトでよく名前を見かけた本が、当然のごとく上位に来ていますね。
▼ 映画『玩具修理者』も見ました。ホラーというよりはファンタジーになっていたけど、映像は綺麗だったな。映像特典(DVDの)に原作者の小林泰三さんが登場してました。

1月20日

 長男くんのクラスは昨日18人も欠席だったそうです。でも学級閉鎖になりませんでした。なんで?
 インフルエンザが流行ってきたようです。皆さんもお気を付けて。
 仕事仕事仕事仕事‥しばらく忙しいので潜伏してます、ぶくぶく。

1月21日

【このミステリィ、なぁ〜んだ?】(御器所さんの問題
第30問:さて最後のアナグラム。
 タフなタケシに、手、そっくりだぞ
○これまでのアナグラムの最初の文字だけ拾って並べ替えると、ある文章になります。
○え?一文字余った回があったって? それは本が出てからのお楽しみ……。
 宿題、たまってます。まあいいや、いずれ考えよう(本科紆余庭内死<「本買う予定ないし」と入力したら、こんな中国語みたいなフレーズに変換してくれてありがとう、ことえりさん(笑)。本とは『浮遊研究室』第3弾のことね。問題の解答が載っています。3月発売だそうです)。

1月22日

 私は家で内職をしているのですが、仕事仕事仕事‥のはずが、仕事「ピンポン」仕事「ピンポン」仕事「ピンポン」(笑)。BGMならぬBGシネマですね。それにしてもこのDVD、映画1本観るより安く入手したので、なんかちょっと申し訳ない。
 本は『まだまだ2分間ミステリ』をのんびり楽しんでいます。

 夕方から夜にかけて、掲示板に入れないことがままあるようです。時間をずらせば大丈夫みたい、すみません。

1月23日

 とある漫画のヒトコマに「しらべはアマリリス」と書いてあって、ずっと”たぶんこんなメロディーだったと思うんだけど、イマイチ自信がない”状態だったのが、ひょんなことから曲名もメロディーもはっきり判明(経緯については、あえて書くまい(笑)、ARATAくんありがとう)。ところが今度は、もともと何の漫画に書いてあったのかがどうしても思い出せない〜うぬ〜。
 別にどうでもいいことなんですけど、思い当たる節のあった方はぜひ教えてくださいませ。活字じゃなくて手書きの文字だった気がするんだよね、サイバラさんの本かしら。

 昨日なにげにテレビを付けたら「白い巨塔」をやっていました。カルテ改竄って‥手間を惜しまず一枚まるまる書き直せよ、修正液じゃ後から手を入れたのがバレバレじゃん(笑)。
 財前といえばやっぱ田宮二郎だよなあ。ドラマ終盤の演技は子供の目にも鬼気迫るものがありました。その後たいして間をおかずに猟銃自殺したんだよね、夕方のニュースでそれを知ってびっくりしたのはよく覚えてます。

1月24日 やることがいっぱいで煮え煮えです。なんだかな。

「活字倶楽部」2004年冬号に”人気作家64人大アンケート”が載っています。もちろん綾辻さんの回答も。我孫子さんの「ある女優さん」というのは宮崎あおいさんですね。

1月25日 エッセイ&対談の項に「活字倶楽部」記事について書きました。

 政宗九さんの日常系日記(1/24「本サイト40万アクセス」)を読んで、考えさせられました。「アクセス数を減らそう」「一応ミステリをメインに謳っているサイトなのに、ミステリとは無関係な話ばかり書いていて、そういう形の「毎日更新」でアクセスが増えることに少し申し訳ない気持ちがあった」のあたりが特に。
 Ayalistの場合、「ミステリ作家ファンサイトなのに、管理人がちっともミステリに詳しくない」のは今に始まったことではないし、それならばせめて、ミステリ初心者や新刊をぽんぽん買う余裕のない人にも居心地の良いサイトになるよう、心掛けているつもりです。つもりなんですけど‥ううむ、モチベーションを保ち続けるのは難しいですね。
 アクセス数はやっぱり気になります。単純に、増えれば嬉しいし、減れば「何が悪かったんだろう?」と悩みます。でもTカウンタがばんばんまわったのは掲示板が荒れた時(安楽椅子探偵放映時のことでした)Uそれが現実。管理人の日々の努力なんて誤差の範囲なのかもしれません。はあ。
 人間誰しも気持ちに波があります。それでも人様にお見せできるレベルのものを毎日書ける人っているんですよね。森博嗣さんはすごいや。

 本日の大河ドラマ、自らの出自をいやがおうにも自覚させられる近藤勇。見ごたえありました。野際陽子の「言わずもがな」も良かったな。沢口靖子はいつの間にあんな自然な芝居ができるようになったのだ、知らなかったぞ。

1月26日 第4回本格ミステリ大賞に関する今後の予定を、予定表に追加。

 森博嗣の浮遊研究室は「鳳凰編」がスタート。御器所さんの問題も内容が変わりました。
【名探偵度チェック:1】帰宅したら、なぜかあなたの部屋に見知らぬ人物の死体が! さあ、どうする?
 A:警察に通報する。B:身元がわかるものを探す。C:逃げる。D:ノコギリを買ってくる。
 無難なところでAかな。「第一発見者を疑え」という信念を持った刑事さんに出会わないことを祈りましょう。

1月27日 すっかり忘れ去られていた殺っちゃんがそろそろ帰って来るかも。

 寒中見舞いは、小寒と大寒の間に出すものだとラジオでいってました。大寒を過ぎた今となっては、ううむ、時期を逸してしまったか。
 落書き部屋「みほろさんの日常」始めました。

1月28日 第4回本格ミステリ大賞候補作が決定しました。(情報元:みか日記

[小説部門]
 赫い月照 谺健二(講談社)
 くらのかみ 小野不由美(講談社)
 七度狐 大倉崇裕(東京創元社)
 スイス時計の謎 有栖川有栖(講談社)
 葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午(文藝春秋)
[評論・研究部門]
 越境する本格ミステリ 小山正・日下三蔵(扶桑社)
 世界の果てのカレイドスコープ 野崎六助(原書房)
 中国ミステリー探訪 井波律子(NHK出版)
 ミステリイは誘う 春日直樹(講談社)
 水面の星座 水底の宝石 千街晶之(光文社)
[特別賞]
 宇山日出臣(講談社)
 戸川安宣(東京創元社)

1月29日 ミステリ叢書関係は随時更新しています。

【本格ミステリ大賞】第4回本格ミステリ大賞の候補作決定。公開開票式は5月13日です。
【ミステリー・リーグ】 HPが今月半ばにリニューアル、モノトーンの渋い見た目になりました。1月の谺健二さんの新刊、ダ・ヴィンチには『イレム・ロウ』という題名で広告がうたれていましたが、結局『星の牢獄』になったんですね。来月は歌野さん、その後も津原さんや笠井さんの新作が控えています。
【本格ミステリ・マスターズ】久々、3月に近藤史恵さんの新作が出る模様。予告からかれこれ1年経つ芦辺さんの『紅楼夢の殺人』はどうなっているのかな。そして、我孫子さんの新刊は‥。
【ミステリーランド】今月のラインナップは、太田忠司『黄金蝶ひとり』、高田崇史『鬼神伝 鬼の巻』、竹本健治『闇のなかの赤い馬』。今年の後半、綾辻さんのも出るのでしょうか、楽しみ。
【ミステリ・フロンティア】来月の米澤穂信『さよなら妖精』、サイン本が買えるといいな。
【ミステリーの書き方】一昨日「ポンツーン」が届きました。「ミステリーの書き方」、来月は乙一さんと折原一さんです。

1月30日

 今月発売のミステリーランドは3冊とも「わたしが子供だったころ」と題したあとがきがついているとのこと(情報元:くろけんさん)。初回配本の『くらのかみ』にはなかったのに。うう、小野さんの重版分にあとがきを付けてくれたら、もう1冊買ってもいいぞ、講談社。
▼「白い巨塔」のミッチー(及川光博)はたしか敏腕弁護士の役です>殊能さん。昔たまたま聞いていたラジオ番組にゲストで出ていて、己のポジションをきちんと理解しているクレバーさが好印象でした。うちのダンナも、瀬戸朝香と共演していたNHKのドラマの中での彼を結構気に入っていたっけ。

1月31日 今日の夕飯は牛丼を食べに行きます。食べ納め(ってわけじゃないけど)。

『巷説百物語』シリーズの単行本カバー裏、あの趣向が初版特典だったとは知りませんでした(情報元:政宗九の視点)。

 青色ダイオード発明者に200億円──業績をお金で評価するのは正しいことだと森博嗣さんがよく書いてたっけ、とニュースを見ながら思い浮かべていました。

 

←前の日記  次の日記→     日記index
SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ