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3月16日 季節外れではありますが、背景は「カイの迷宮」です。
【名探偵度チェック:7(あれ、8じゃないの?)】(御器所千種さん)
ようやく死体の身元が割れました。あなたと被害者の関係は?
A 同じマンションの下の階の人 B 同じ通勤電車を利用していた
C あなたの婚約者の元恋人 D あなたの同業者
自分の場合は、真面目に考えると「一軒家に住んでいる」「勤めに出ていない」「そもそも近くに電車の線が走っていない」「婚約していない、っつーか、既婚」よって答えはDですね。同業者なのにどうしてなかなか身元が分からなかったかというと、被害者は、とあるサイトの管理人で、私はハンドルは知ってるけど顔を知らなかった、とこういうわけです。
森博嗣さんが今取材を受けてるNHKの番組ってこれですね、「熱中時間 忙中“趣味”あり」(情報元:ここ)。放映日は4月17日21:00〜22:00(うわ、BS2は11日22:45〜23:45でした。すみませんっ!)。BShiとBS2両方でやるようです。家の敷地に機関車が走る光景、長男くんに見せたら喜ぶだろうな。
なまもの!日記の「プロジェクトTAX」、切実さがにじみ出ていますね(笑)。でも、よしだまさしさんの「箱の中の宇陀児〜♪」があまりにも衝撃的だったので、それと比べちゃうと一歩及ばず、かな。
3月16日(その2)
推理作家協会の今月の協会報に「推理小説・二〇〇三年」という西上心太さんの文章が載っているのですが、これが誤字が多くてツッコミどころ満載。失礼を承知で、あえてネタにしてみました。
私がざっと読んで気づいただけでも、殊能将之『子供の王様』(子どもの王様、が正しい表記。まあこれは間違える人多いけど)、有栖川有栖『虹果ての村』(これはちょっとムッとしました。正しくは『虹果て村の秘密』)、西澤保彦『神のロジック人のマジック』(ううむ、惜しい。『神のロジック、人間のマジック』が正しい表記)、黒田研二『サイレント・クレーマー』(ここまで間違うと全然別の本だよ(笑)、『クレイジー・クレーマー』ですってば)。文章はともかく、書名の間違いはマズいでしょう。
人の振り見て我が振り直せ。ネットを甘く見てはいけません、ややもすれば本の部数よりよっぽど数多くの人の目に触れるものですからね。
3月17日
大森さんの日記にてMYSCON5のレポを読んでたら、「鶏の大量死から、鶏のあいだで本格ミステリがブームになる」というフレースがツボにハマってもう(笑・笑・笑)。飛べないと思われていた鶏が実は飛んでアリバイトリック成立、とか、「卵が先か、鶏が先か」という魅力的な謎を論理的に解いてみせるぞ、とか。どんなミステリじゃそれは(笑)。だいたい鶏の小説は何語で書かれているのでしょうか、コケコッ語<不発でした。
あと、森博嗣さん『四季』の感想も。「頭の中で積み残してあった疑問点とか違和感が《四季》でどんどん解消してゆくのは爽快でした。シリーズ全作読んでる人へのご褒美みたいな」うわあそれは楽しみだぞ(^^)。「しかしこれ、賞の候補にはしにくいよねえ。30冊近く読まなきゃいけないもんなあ」私まだ8冊しか読んでません、気が遠くなりそうです(笑)。
3月17日(その2)
いやあ、これは予告編を作ってくださいと云わんばかりの、キーワードの抜き出しやすい作品でした、『黄昏の囁き』。どうぞご覧ください。
3月18日
懸賞付き犯人当て、意外に皆さん控えめというか、解答を送らないものなのですね。一昨年e-NOVELSで行った企画も、ダウンロード数は1000を超えてたのに、実際に解答を送った人は5%にも満たなかった記憶が。
「ミステリーズ!」の犯人当て、第2回の応募数は28編。私みたいに解答に全く自信がなくても「ええい、とりあえず送っちゃえ〜」なヤマ師は珍しいのか(笑)。第3回は気づいた時には締切を過ぎていたので(泣)、次回は頑張ってみよっと。ううむ、クロスワードの方はちゃっちゃと解けちゃうんだけどなあ。
昨日はうっすら汗ばむほどの陽気でしたが、今日はどんより曇っています。梅の花びらがはらはらと。クロッカスも各色咲きそろいました。ご近所の庭ではクリスマスローズが咲いています。この花、四季さんの日記で写真は見たことあったけど、実物見たのは今年が初めて。クリスマスローズ、サーニンが買った花なので思い入れがあるのです(^^)。
京大ミステリ研のページ「蒼鴉城別館」URL変更だそうです。Web担当の方、わざわざご連絡いただき、ありがとうございました。
3月19日
有栖川有栖さん&中山市朗さん(放送作家。現代版百物語『新耳袋』の著者)トークショーのお知らせ。(情報元:有栖川探偵小説事務所)
タイトル:大阪復興物語(東京への文化の一極集中が進む現況を憂い、「大阪をクリエイターの集まる場所にしたい」をスローガンに、日本文化発祥の地・四天王寺でお二人が語り合います)
日 時 :2004年04月10日(土)18:00開場 18:30開演
場 所 :四天王寺内太子殿
料 金 :前売1200円 当日1500円
(電話で予約(取り置き)し当日支払う形式だと前売料金に)
問合せ :作劇舎 06-6264-1009
今日は長男くんの卒業式。前日学校から渡されたお便りに「幼児は同伴不可」と書かれていて、次男くんを連れていく予定だった私は愕然。昨日の今日じゃ次男くんをよそに預けることもままならず、うえ〜ん。ダンナが午前中仕事休んで出席してくれたから、長男くんに寂しい思いはさせずにすんだけど、結局私は体育館の外から次男くんを抱っこして証書授与を見てました。親なのに。そういうことはもっと早く連絡してよね、学校(ぶつぶつ)。
3月19日(その2)
大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』(パルコ出版局)が発売になりました。おふたりのトークショーを4月1日(エイプリルフールですか(笑))、青山でやりますよ。詳細はこちら。
『文学賞メッタ斬り!』刊行記念 大森望さん×豊崎由美さんトークショウ&サイン会
日 時:2004年4月1日(木)19:00〜21:00
場 所: 青山ブックセンター本店カルチャーサロン
問合せ: 03-5485-5511
備 考: 定員120名・要電話予約 入場料500円(税込・当日精算)
サイン会に参加希望の人はABC各店または当日会場にて『文学賞メッタ斬り!』購入のこと。
他にも「文学賞メッタ斬り!フォーラム」とか「文学賞メッタ斬り!公式サイト」(はてなダイアリーに宣伝FLASHにアンケートに、なんなんだこの充実度は)とか、すんごい精力的だなあ。
3月20日
うわ、大矢さんの日記で知りました。森博嗣さんのTV出演、BS2での放送は17日じゃなくて4月11日22:45〜23:45でした。番組名は「熱中時間 忙中“趣味”あり」です。すみませんすみません。
3月21日
このミスだか本ミスだか忘れましたが、今後の予定欄に「新本格書き下ろしミステリー・シリーズ(小学館とe-NOVELS)、監修は有栖川有栖さん・佳多山大地さん・二階堂黎人さん」というのがありました。その時は「ふ〜ん」と読み流してしまったのですが、二階堂さんの「企画進行中」ページに予定執筆者が。わあ、綾辻さんが入ってる〜(^^)。2004年春からスタートということなので、もうじき詳細が分かるのかな?楽しみです。(ちなみに執筆予定者:浅暮三文/芦辺拓/綾辻行人/大山誠一郎/加賀美雅之/笠井潔/霞流一/黒田研二/小森健太朗/鳥飼否宇/二階堂黎人/貫井徳郎/林泰広/光原百合/山田正紀/他)
いかりや長介さんの訃報に大ショック。つい先日「恋人はスナイパー」の予告編でお姿を見たばかりだったのに。ご冥福をお祈りいたします。
3月21日(その2) 菅浩江『アイ・アム』(祥伝社文庫)読了。
菅さんの『永遠の森』文庫発売を待っている間のウォーミングアップとして1冊読んでみました。今までには『エロティシズム12幻想』の中の短編「和服継承」(これ、文章が艶かしくて好き)しか読んだことなかったんですよね。
介護用ロボット「ミキ」がたどる自分探しの軌跡。ミキの正体そのものより、ミキの作られた理由に「ほう」と思いました。ミキが出会う患者たちのエピソードはなかなかリアルだけど、全体的にあっさり味というか、もっと切実さが欲しかったな。ラストの一文はいいですね。
3月22日
【名探偵度チェック:8】参考人として同行を求められました。さて、どうする?(御器所千種さん)
A とりあえず弁護士に連絡 B 逆に情報を聞き出してやろう
C ひとまず逃げて善後策を…… D とりあえずカツ丼を注文
そりゃあなた、Dでしょう(笑)。しかし、同行を求められた時点で頼むのは、早すぎるのでは? 取調室に行ってからだよね、普通。
ハルウララの馬券は当たらない、当たらないから交通安全のお守りに、だって(^^)。夕方つい高知競馬の中継を見てしまいました。ところで「春うらら」というと田山雅充さんの名曲を思い出します。
ドリフは「国語・算数・理科・社会」って回がなぜか好きでした。聖歌隊も楽しかった覚えが。私が一生懸命見てたのって、志村けんが入る前、荒井注の時代ですから古いよね(笑)。
3月23日
近所のスーパーで、会社帰りと思しきスーツ姿のお父さんが、小さい娘に「今日は”凛ちゃんの日”だよ」と云ってました。そうか家族で「僕と彼女と彼女の生きる道」見てるのか(^^)。でも放送は夜10時から、娘さんには遅すぎる時間なのでは?
本日付の「e-NOVELSへの道!第166回」で我孫子さんが凛ちゃん(美山加恋ちゃん)を絶賛。ポロポロ泣く芝居も良かったけど、酔いつぶれた父を若い女性が送ってきたのにカチンときて、翌朝「坪井さんにも迷惑かけたんだから、謝らないと」と背中越しに云い放つシーンが圧巻でした。小さいながらも女優だ〜、と思ったです。
たまたま昨日「FNSがんばった大賞」のラスト(だけ)を見たんですよ。大賞に選ばれた彼女を嬉しそうに見つめる父親役のツヨシくん、そのツヨシくんの頼りなさげな司会をはらはら見守る共演者の東幹久、って構図がほのぼのとして面白かったです。
で、ドラマも今日が最終回。これから見ます。
本の持つ勢いに負けてつい(?)買ってしまった『文学賞メッタ斬り!』。ミステリはおろか、他のジャンルの小説なんてからっきし読んでいない私は、大森さんと豊崎さんの物云いの面白さを楽しみますか。
3月24日
長女さんも明日から春休み。もうぜんぜん、本読む時間なんか取れないっす(涙)。‥とか云いつつ、西原理恵子『毎日かあさん
カニ母編』(毎日新聞社)読了。サイバラさんの家庭漫画、これはいいっ。だけど表紙は厚いしページも少ない。うう、もっとたくさん読みたいよお。
3月25日
Ayalist常連さんによる京都ガイド、始まり始まり〜(掲示板より抜粋)。忙しい時ほど、こういう「別に今やらなくても」な作業に逃避したくなるんですよ(笑)。
【哲学の道】銀閣寺橋から南へ、琵琶湖疏水の支流に沿って上り、若王子町に至るまでの全長1.6キロの散策路。桜の季節は素晴しい。豆腐料理の有名な南禅寺、『綾辻行人
ミステリ作家徹底解剖』P10・11の水路閣もこの近く。大豊神社の狛鼠ってこれかな。和風モビールのお店「風の館」は今もありました!(なんとまあ「館」つながり(笑))。余呉湖(は滋賀県ですが)が出てきたのって手塚治虫『三つ目がとおる』?
【清水寺】世界遺産だったんだ、へえ。「清水の舞台から飛びおりたつもりで」という言葉で有名な舞台造りは壮観。
【八つ橋】京都の代表的な銘菓。米粉に砂糖と桂皮末(ニッキ)、きな粉を加え薄く延ばし、短冊に切り焼きあげた和菓子。細い瓦せんべいみたいのが「八つ橋」なんですね。生の皮だけのお菓子は「生八つ橋」。ただしこの二つ、原材料は同じでも配合の割合は微妙に違うそうです。八つ橋というと、京都に行くまでは、あん入り三角形のものしか知りませんでした。清水寺の近くで私が試食を食べまくったのは「元祖 八つ橋」というお店かも(笑)。
【志ば久】京漬物のお店。大原・三千院に向かう道沿いにあります(ここでも試食を食べまくった私(笑))。mihoroさんは「朝霧」や「柿漬いなかたくわん」「柚子の里」がお気に入り。
【加茂みたらし茶屋】みたらし団子、美味しいです。下鴨神社前。
【鶴屋吉信の柚餅】ううむ、美味しそうだ。全国有名百貨店に直売店があるそうです(約80店)。あなたの街でも買えるかな。
【神馬堂のやきもち】上賀茂神社近く。食べてみたいなあ。
【一和(いちわ)のあぶり餅】今宮神社前。あぶり餅を食べると悪疫にかからないと伝えられているそうな。
【知恩院】HPの「春の行事」の項にあった”ミッドナイト念仏”ってのが気になります(笑)。
【三十三間堂】正式名称は蓮華王院。本堂内陣の柱の間が33あるので三十三間堂と呼ばれています。千一体の千手観音像の中には必ず、自分と似た顔の一体があるという云い伝え(?)が。風神雷神像、二十八部衆像も迫力あり。
【広隆寺】切手にもなった弥勒菩薩半跏思惟像、品があって素晴しい(えっ、15円と600円?昔の50円切手は「中宮寺(奈良にあります)弥勒菩薩半跏思惟像」だったのか。私が高校の時に見たのはどっちだ??)。
【大文字山】送り火だけでなく登ることもできる大文字山。京都の街を一望できるそうです。大文字焼といえば人形館ですよね(^^)。
【京都嵐山オルゴール館】栃木(那須)にもオルゴールの博物館があるよ、行ったことないけど。嵐山の豆腐料理屋って「葵」かな。天竜寺はこんなところ。
【京都定期観光バス】半日コース、早まわりコ−ス、一日コ−スなど、いろいろ。観光シーズンの街中は渋滞しそうだなあ。
【京都タワー】綾辻さんのお気に入りスポット(笑)。「仕事でちょくちょく東京へ行くんですが、京都へ帰ってくるとほっとする、その象徴が京都タワーです。昔はみっともない塔を建てたもんだなあと思ったんですが、不思議とですね、新幹線から京都タワーが見えると「ああ、帰って来たんだな」とほっとするという。登ったことは一回しかありませんが、京都タワー。よろしく(笑)」(KBS京都「京都の50人」(ラジオ番組)より) 宿泊もできるようです。えっ、結婚式も!
昨日角川書店から速達が。何ごとかと思ったら、野性時代の編集部からでした。先日のオークション(綾辻さんのリストウォッチ)、私の出したハガキは締め切り日の翌日届いたのだそうです。田舎暮しはこれだから(苦笑)。でもまあ、こちらの問い合わせにきちんと返答いただけて子細が分かったから良かったです。落札した人はきっと喜んでいるでしょうし、私は来月トークショーに参加できるんだから、それで良しとしなくちゃね(^^)。
トップの言葉にもあるように、「しあわせは自分の手に持てる範囲で」。欲張っちゃあいけません。
3月26日
ミステリーランド4月の配本は、森博嗣『探偵伯爵と僕』、西澤保彦『いつか、ふたりは二匹』、高田崇史『鬼神伝 神の巻』です。今度の背表紙は何色かな。
ミステリーランドのあとがきを一冊の単行本にまとめて(その際には小野不由美さんや島田荘司さんのエッセイも付け加えて)出版するという企画は、どうでしょう? 作家さんの子どもの頃のお話がいっぱいつまった本。私だったらきっと買っちゃうよん。
行きつけの書店に「直木賞コーナー」が出来ていて、江國さんと京極さんの本がズラリ。洋泉社のムック本 京極夏彦『巷説百物語』の世界は、なかなか読みでがありそうです。執筆者も多田克己さん、千街晶之さんなどなど。小説だけでなく、ドラマや映画、アニメのことまで総括的に取り上げられていました。この版型のムック本というと、ここ半年ほどの間に別冊宝島で、僕たちの好きな宮部みゆきとか僕たちの好きな京極夏彦とか高村薫の本とかいろいろ(森博嗣さんも4月発売予定)出ていますが、うーん、最初の二つはぱらぱらと見たけど、あまりそそられなかったなあ。
「季刊エス」という雑誌(なのか?)に球体関節人形の特集が。吉田良さんのお人形は、一度生で見てみたいですねー。
「太陽にほえろ!」は中・高生の頃、毎週真剣に見ていたので、長さんこと下川辰平さんの訃報は寂しいかぎり。
日本推理作家協会編『推理作家になりたくて』は、第五巻 鍵 まで刊行されたようですが、このシリーズ、あんまりネット上で話題になっていないみたい。私が知らないだけかな。
3月27日 上野動物園に行ってきました。桜がキレイだったよ〜。
大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』(PARCO出版)読了。「文学賞は、作家のためにある(読者のためにあるのではない)」ってことが、よーく分かりました(笑)。商売抜きには語れない部分があることも。ROUND4の選考委員萌え(?)話には大爆笑。読者だけでなく、選考委員にちゃんと読んでもらうためには、ぶ厚い作品は不利のようです(笑)。
とにかく本に勢いがあります。めちゃ貶されている本ですら何だか読みたくなってしまう、このパワーはなんなんだ(笑)。4月1日のトークショーのレポが楽しみです(自分は行けないので残念)。
綾辻さん、今月の締切は無事乗り切ったかな。いよいよ、ゴール間近かな。
3月28日
第24回横溝正史ミステリ大賞の選評が、今店頭で配布中の「本の旅人」5月号(角川のPR誌)に掲載されていると思うのですが、見た人いますか?(来月発売でした、すみません) 田舎の書店はこの手のPR誌を置いてくれないので、つまんないです。KADOKAWA MYSTERY EXPRESS
に掲載してくれるといいんだけどな。ちなみに選評は、来月発売の「野性時代」5月号にも掲載されます。第24回の受賞者って、前回綾辻さんが「最も好印象を受けた」『夕暮れ密室』を書いた人だったんですね。
貫井さんが「ぼくの新刊の推薦文を書いてくれる人はかなり意外な人です。予想してみてください」とおっしゃっていた『さよならの代わりに』(幻冬舎)を発見。この帯は、柴崎コウ効果みたいのを狙っているとか?
3月29日【名探偵度チェック:9】(御器所千種さん)
真犯人を追いつめたあなた。さて、謎解きの舞台は?
A 警察にそっと耳打ち B 全員集めて、さてみなさん
C 断崖絶壁の上 D 手記を残して失踪
やはり本格ミステリの王道は、Bでしょう(この名探偵度チェックが本格ミステリだなんて、誰も云ってませんが(笑))。滔々と自分の推理を披露するも、そのアラを指摘されておおいに落ち込む‥って、私はナディアか?(笑)
それはそうと、宝島社の森博嗣本は4月発売です。前の日記で「5月発売」なんて思い違いを書いちゃってゴメンなさい。
来月17日、親戚の法事が入ってしまいました。大ショック、何でこの日に(涙)。私自身は出席しなくてもいい法事なんだけど、留守中子どもたちをどうするか。ただ今考え中です。京都がこっちに来てくれればいいのに(無理です)。
3月29日(その2) 乙一『失はれる物語』(角川書店)読了。
この装幀はすばらしい。再録の5篇(「マリアの指」以外)については、読んでいる時、心の中がところどころ涙でにじんで、まさしく表紙の絵そのものでした。書き下ろしの「マリアの指」は、ミステリ的にすごく計算して書かれていると感じました。特にプロローグとエピローグの繋がりが巧いな。
ところで、カバー裏に印刷された楽譜は誰の作曲したものなのでしょうか。ピアノで弾いてみましたが(子どもの頃はイヤイヤ習ってたピアノでしたが、思わぬところで役に立ちました(笑))、綺麗だけど聞き慣れないメロディーだったなあ。
ポンツーン4月号が届きました。今月の「ミステリーの書き方」は大沢在昌さん(インタビュー)、桐野夏生さん(談)、横山秀夫さんです。来月は宮部みゆきさんのインタビュー。おひとりだけということは、分量が多いのかな?
3月30日 3月が終わっちゃいますね、早すぎる〜。
貫井さんの『さよならの代わりに』(幻冬舎)は、以下の書店にサイン本があるそうです(情報元:貫井さんの最新の仕事)。
文教堂書店 溝ノ口駅前店/有隣堂書店 川崎アゼリア店/文教堂書店 新橋店/明正堂書店 アトレ上野店
「お目当ての本を発売日に買ったんだけど、後からサイン本が出てたことを知ってガッカリ」そんな書き込みを時折見かけます。作家さんのHPの日記をチェックするとか、出版社に問い合わせるとか、サイン本が欲しい人は情報収集頑張ってね。ただし、数に限りがありますし、たいていは首都圏の書店だし、そもそもサイン本の情報が流れるのって発売日より後なんだよね(東京創元社以外は)。
『失われる物語』カバー裏の楽譜は、リストの「3つの演奏会用練習曲」第3番「ため息」だそうです。けんさん、教えて下さってありがとう(^^)。mihoroさんは10年ピアノを習いましたが、ちっとも真面目に練習しなかったので、ショパンを弾けるか弾けないかのレベル止まり。リストは、腕が3本あれば人並みに弾けそうな気がしました<『フリークス』ですか(笑)。
3月31日
ありゃ、3月下旬に出た「本の旅人」は4月号でしたか。横溝正史ミステリ大賞の選評が載る5月号は4月27日(火)発売だそうです。最近間違いが多いですね、すみません(あ、柴咲コウも間違ってた‥)。
言い訳がましいですけど、雑誌の「○月号」って表示、発売月とズレるので難しいなあ。例えば、3月中に出た雑誌の中で、ダ・ヴィンチ(6日)や小説すばる(17日)は「4月号」。IN・POCKET(15日頃)は「3月号」。ミステリマガジン(25日)や小説推理(27日)は「5月号」。で、小説推理と同じ27日発売でも本の旅人は「4月号」。どういう法則なんですかこれ。
銀林みのる『鉄塔
武蔵野線』(新潮文庫)読了。『文学賞メッタ斬り!』に登場するこの本、大森さんがめちゃめちゃ褒めてたので読んでみたくなりました。第6回ファンタジーノベル大賞受賞、だけど文庫すら絶版(泣)。ブックオフに感謝。
この本を読むと、あなたも「鉄塔が見える人」になれます(笑)。いやあ、何であんなに大きなものが今まで視界に入らなかったんだろう。文章は決して上手いと思わない(鉄塔の説明も写真がなかったら理解できなかっただろうし)けど、男の子の行動、心理の描き方はどんぴしゃ。第9章も「おおいなるオマケ」って感じで、私は大好き。(「おおいなるオマケ」というのは、『チ・ン・ピ・ラ』(映画監督の川島透さんが、自作の『チ・ン・ピ・ラ』(<大沢たかおじゃなくて柴田恭平主演の方ね)のラストをこう称してました)
ちなみに映画化もされてるんですよね。公開当時から観たかったんだけど、ビデオ屋探しても見つからない、ふえ〜ん。あと、文庫版はラストが大幅に書き改められいるそうで、親本がどうだったのかも気になります。
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