←前の日記  次の日記→     日記index

 Ayalist 6月の日記(後半)

Home 

6月16日 GIALLOの裏表紙が怖い(笑)。

 土曜日から左手首が痛くて、何かと不便。筋を違えたんだと思うんですけど(寝違えみたいな痛さだから)、原因が全く思いつかないのよねー。6月前半、あんな不気味な日記の背景にしちゃったせいかな、なんてちらっと思いました。え、歳のせい?それもあるかも(がっくり)。

6月17日 有栖川有栖さんトークショーのお知らせ(情報元:有栖川探偵小説事務所

 内 容:「推理作家有栖川有栖 推理小説の愉しみ」
     参加者との対話を通じて講師自身の生き様を学ぶ
 日 時:7月30日(金)19:00〜20:30
 場 所:大阪府立文化情報センター さいかくホール
     大阪市中央区大手前3-1-43 大阪府新別館北館1F
     TEL 06-4790-8511
 備 考:定員100名 参加費500円
 申 込:往復ハガキにて。締切は7/12 詳細はこちらをどうぞ。

 22日発売の「オール読物」7月号に、歌野晶午さんと綾辻さんの対談「ぼくたちが青春を捧げた本格ミステリ」が掲載されます。7月号は第57回推理作家協会賞の特集号。選評や受賞者のコメント、短編賞受賞作(伊坂幸太郎さんの「死神の精度」)も掲載されます。お楽しみに。

 20日の試験に向けて、漢字の勉強をする毎日。本を借りる目的以外で図書館に通うのは久しぶりだなあ。
 しかし。「爽やか」という文字を見ればさだまさしの「雨やどり」が、「峰打ち」という文字を見れば暴れん坊将軍のテーマ曲が鳴り響く私の頭っていったい(笑)。

6月18日「幽」は買いました。綾辻さんの作品は連作短編、ということは次号も載るのかな。

「喝采」という文字を見て、瞬間ちあきなおみになりきってしまったmihoroです(相変わらずそんなことを)。趣味でやってますから勉強も楽しい楽しい。でも範囲膨大。新しい漢字を覚えると前に覚えたのが抜けていく、私の頭は心太(笑)。

 日本推理作家協会の協会報、最新号には朱川湊人さんの自己紹介文が載っていました。最近精力的に短編を発表されてますよね。本になるのが楽しみだなあ。

6月19日 明日の午後、試験です。ま、次回もっと頑張りましょうということで(笑)。

6月20日 大沢在昌さん&宮部みゆきさんサイン会のお知らせ(情報元:ミステリー’z)。

 宮部みゆき『ICO−霧の城−』(講談社)&大沢在昌『パンドラ・アイランド』(徳間書店)の刊行を記念して、同時刻にサイン会が開催されます。両者の整理券は別々に配布とのこと。
 日 時:6月24日(木) 17:30〜18:30
 場 所:八重洲ブックセンター
 問合せ:03-3281-1811
 備 考:整理券は先着150名。6月21日より配布

 試験(漢字検定、準1級)、終わりました。200点満点で合格ラインは正解8割なのですが、自己採点の結果は131点。ううむ、まだまだですね。
 長男くん・長女さんは8級(小学校3・4年生レベル)を受験し、2人とも合格した模様(自己採点ですけど)。まあ、実際の学級より下のレベルですから、当然の結果ではありますが、良かった良かった。次回は7級に挑戦しようね。

 エッセイの項著書リストの項、更新。
 本格って面白いね。「端正な」「一切無駄のない」という形容が褒め言葉になる一方、「過剰さ」「異形」「歪んだ」なんて評価の仕方もあるわけで。

6月21日 日記の背景は「森へおいで」。

 政宗さんのところで今年も「2004年インターネットで選ぶ本格ミステリ短編ベスト」の投票が始まりました。『本格ミステリ04』を読んでその中からベストの短編を選ぶという企画。締切は8月1日(日)24:00、まだ先ですので、これから読んでも充分間に合いますよ。

 ミステリー’zメルマガの中の1コーナー「こんな作家もいかがです?」に、谷山浩子さんが取り上げられていて、びっくり。嬉しいな。『悲しみの時計少女』は綾辻さんの推薦文付き、mihoroさんからもおススメです。絶版なのが残念ですが。

 台風が猛威をふるっているようです。学生さんは学校が休みになるから嬉しいようですね(笑)、私も昔はそうでした。栃木も、夕方から風雨が強くなってきました。
 夜、蒸し暑くて寝苦しいですけど、体調を崩さないように気を付けてね。

6月21日(その2)

 今日の午後、こちらのミスでサイトが閲覧できない状態にありました、お詫びいたします。たまたまその時間にアクセスしてくれた方々、ゴメンなさい。懲りずにまた来てね。

6月22日

 今日は「オール読物」と「小説現代」をゲット。仕事が鬼忙しいので、詳しいことはまた後日。えーん。

6月23日

 難読名字、いろいろあるんですねえ。意味にひとひねりある物が面白いな。「鷹がいないから小鳥が遊べる」なんてまさに目から鱗、へぇ〜へぇ〜へぇ〜(ボタン連呼)。「四月朔日(わたぬき)」は「綿抜き」、「八月一日(ほづみ)」は「穂摘み」から来てるんでしょうね。
 難読ではありませんが、親戚に「大纒(おおまとい)」さんがいます。習字で名前書く時、画数多くて大変そう(笑)。大学の先輩の「粟飯原」さんは、みんなから「くりごはん」って呼ばれてたっけ(笑)。

「小説現代」7月号は、第50回江戸川乱歩賞の選評掲載。選考委員は綾辻さん、井上夢人さん、逢坂剛さん、真保裕一さん、乃南アサさん。綾辻さん以外の方の評には、「ミステリ」という単語が全く出てこないの(あ、乃南さんは1回「ミステリー」って出てきてたけど)。「小説」という単語は繰り返し出てくるんだけどね。江戸川乱歩賞なのにこれでいいの?と、ちょっと思いました。

 ちぇっ、めざましテレビ朝の占いは当たらなかったか。ええと、ミステリ・フロンティアKappa-Oneの項、更新しました。新刊出てますよ〜。

6月24日

 エッセイ&対談の項に、乱歩賞選評と歌野晶午さんとの対談について、書きました。歌野さんが焚き付けられた作品って、『×××××』とか?違うかな。
「オール読物」7月号は日本推理作家協会賞発表号でもあります。受賞者のコメント、選評、伊坂幸太郎さんの受賞作「死神の精度」が載っています。

 難読苗字が掲示板でたいそう盛り上がっております。白状しますけどJDCさんの苗字、漢字だけパッと見せられたら読めませんでした、私(メールのアカウントで分かったの)。本名「綾辻さん」は実際にいらっしゃるんでしょうかね。こういうのってググっても本名かハンドルか判別できないからなあ。「語源が面白い」というのはまったくその通り。漢検は四字熟語も出題されるのでたくさん覚えましたが、語源となってる中国の故事が面白いのなんのって。感心したり、はたまたゲラゲラ笑ったり、いや楽しかったなあ。
 mihoroさんの苗字はとってもポピュラーなんですけど、スカパーのCMであややは歌ってくれてないんだよね。ちょっと残念。
 ところで姓名の「名」の方は、使える漢字が制限されている(常用漢字+人名漢字)ので、小説や漫画に登場する名前の中には「けっ、こんな名前は実際には付けられないんだよ〜ん」っていうのが結構あります。

6月25日

『姑獲鳥の夏』映画化とか『陽気なギャングが地球を回す』映画化とか、ネットを漂っているといろんなニュースが入ってきます。
 福井晴敏さんの作品も立て続けに映画化されますよね(『終戦のローレライ』『亡国のイージス』)。もともと著者は映像を意識して書いていらっしゃるんじゃなかったでしたっけ?福井さんは映画がとってもお好きで、マンションの1室まるまるをすんごいプライベートシアターに改造して楽しんでいると、以前『書斎曼陀羅』で読みました。

 近所に映画館ができたのは嬉しいんですけど、見たい映画が来なかったり、来ても上映が夜の1回だけだったり(さすがに子供に留守番させて出かけるわけにはいきませんぜ)。私が見たいのって、邦画の単館系やミニシアター系が多いからなあ。最近の作品では『ジョゼと虎と魚たち』『嗤う伊右衛門』『きょうのできごと』『下妻物語』『深呼吸の必要』が見たいです。あ、最初の二つはもうDVDになるのか。あんまりすぐにソフト化されちゃうと、ますます映画人口が減っちゃうんじゃないかなあ。すごく心配。

 次男くんお気に入りの『バイキン2号』‥じゃなくって(笑)、『ファインディング ニモ』DVDを購入。まだ全部は見ていないのですが、フルCGのアニメって、綺麗だけどむちゃむちゃ目が疲れるねえ。

6月26日 うわー、名刺作らなくっちゃ! 忘れてた〜。

 折原一さんのHPで6月30日まで限定公開中の「石田黙の部屋」。謎の画家・石田黙とその絵に取り憑かれた推理作家。読んでてゾクゾクしました。私は『合掌』が特に好きだな。

 ミステリチャンネルで8月放送予定の「安楽椅子探偵」シリーズ。HPには綾辻さんと有栖川さんのお写真が(これは第5弾のイベント時の服装かな)。
「ドラマは視聴者に真犯人とトリックの推理を委ねる出題編と、推理過程を検証する解答編に分かれている。プレゼントが当たるクイズも予定!果たして、あなたはこのトリックを見破れるか?」って書いてあるんだけど、もしかして新作? 今問い合わせてます、しばしお待ちを。

6月27日

 津原さんのところで見かけた「中井英夫さんへのオマージュ本」、具体的な内容が分かりました(情報元:りほさん経由でcakeの日記
『凶鳥の黒影 中井英夫へのオマージュ(仮)』(河出書房新社)
 発売日:2004年9月17日(9月17日は中井さんの誕生日)
 監 修:本多正一 本体予価:2300円前後
 予定執筆者:以下の通り
[短篇]赤江瀑・有栖川有栖・菊地秀行・北森鴻・倉阪鬼一郎・竹本健治・嶽本野ばら・津原泰水・皆川博子・森真沙子・山田正紀
[短篇再録]中井英夫「黄泉戸喫」
[エッセイ]恩田陸・笠井潔・北村薫・長野まゆみ・三浦しをん
 あれー、綾辻さんは入ってないのか、至極残念。

 インク汚れがひどいプリンタに喝を入れながらも、とりあえず名刺を作成して、郵送。期日までに森ぱふぇスタッフ様に届くでしょうか、今度こそ間に合いますように!(もっと早くに出せよ自分)。

 森博嗣さんの新刊『ナ・バ・テア』の装幀にノックダウン。『スカイ・クロラ』が10月に文庫になるので、買うのはそれを待つつもりだったんだけど‥
「『スカイ・クロラ』の文庫版が10月に、また、『ナ・バ・テア』のノベルス版も同じく10月に登場する予定で、いずれもまた鶴田謙二氏にいろいろお願いしています」森博嗣の浮遊工作室より引用)ということは、文庫の表紙はイラスト?写真じゃないのか?
「『ナ・バ・テア』単行本の方は装丁が特殊なので重版がかかりにくいと思います」うわあ、またそういう悩ませるようなことを(笑)。どうしようかなあ、2冊まとめて買っちゃおうかなあ。

 単行本といえば、今さらですけど津原泰水さんの『妖都』『蘆屋家の崩壊』を購入。前者は本の裏表紙に綾辻さん・小野不由美さん・井上雅彦さん・菊地秀行さんの推薦文があるんですよ。すんごい豪華でしょ。後者は著者の跋文(あとがき)が付いています。これ文庫版にはなかったんだよね。やっと読めたよ嬉しいな。

6月28日 昨晩、カウンタのサーバー不調で登録がパー。無料レンタルだから仕方がないか。

 フクさんが、関ミス連黒田研二さん講演会の模様を早速書いていらっしゃいます。「自分の原点は、『越境する本格ミステリ』に登場したような「刑事コロンボ」のようなドラマだとか、ヒッチコックの映画だとか、そういった映像の方かも。」かあ、うんうん。本格畑にもこういう、ミス研出身の猛者ではない作家さんがいらっしゃるのは嬉しいな。
 ふと思ったんですけど、「原点」っていうのは自分で意図して決まるものではないですよね。そういう意味では、幼い頃の出会いってとても大切。綾辻さんの三大原体験は「江戸川乱歩」「楳図かずお」「ウルトラQ」。私は何だろう‥「浜田廣介」「江戸川乱歩」「星新一」「太陽にほえろ!」かな(笑)。

6月28日(その2) ミステリチャンネルから返事が来ました。

「お問い合わせを頂戴した「安楽椅子探偵」は、1999年制作の第1弾より放送してまいります。関西圏以外にお住まいの方から多数のご要望をいただき、通常ならローカル局の特別企画を放送するのは困難なのですが、綾辻行人氏と有栖川有栖氏からのご協力もあってこのたび、CS初放送が可能となりました。」
 ということで、再放送のようですね。テレビ版かDVD版かは分かりませんが。

 そっか、明日は推理作家協会賞贈呈式か。

6月29日 ミステリチャンネル続報。再度の質問に答えていただきました、広報担当の方、ありがとうございます。

「「安楽椅子探偵」はDVD版ではなく放送したものをお届けしますが、テレビ版の「原作者対談」は、イベントに合わせて収録されたため、残念ながら映像は残っていないと聞いております。ですので、完全にご期待通りの放送とはまいりませんが、お楽しみいただければ幸いに存じます。」
 ということで、解決編の後の、ストーリーテラーを交えての講評部分はカットのようですね。出題編の後の「エレガントな解答を」「犯人の名前だけ当てられても、痛くも痒くもない」のあたりは、残っているといいのですが。

 野沢尚さんの訃報にただただ呆然(情報元:みすべす)。鷺沢さんの時もそうでしたけど、こういうニュースは辛いです。著作、1冊も読んでないんですが、それでもショック。

 東京国際ブックフェア2004での京極さんのお話(情報元:みすらぼ)。当たり前のことを当たり前に導入するのに、何と手間暇かかることか。でもそれを実現させた京極さんたちはすごいな。合理的。
 ところで京極さんといえば、「姑獲鳥の夏 映画化」のキーワードで検索して拙サイトに来た人が何十人も!注目度高いですねー。堤真一(京極堂)・永瀬正敏(関口)・阿部寛(榎木津)・宮迫博之(木場)・原田知世(久遠寺涼子・梗子)(ソースはこちら)。シリーズ化するんだと木場修がちょっと‥かな。永瀬正敏のキャスティングには「そうか!その手があったか!」と思わず膝を打ちました。

 相変わらずパソコン周りにはIN・POCKETが堆く積まれていて、『暗黒館の殺人』にひたっている私(笑)ですが、そろそろ他の本も読み始めようかな、と。
 米澤穂信『さよなら妖精』(東京創元社)読了。
 その本を読む前と読んだ後では見える風景が違っている──例えば『鉄塔 武蔵野線』読了後は「鉄塔が見える人」になった私でした(笑)が、この『さよなら妖精』も自分にとってはそういう本でした。「マーヤ」は小説の中の登場人物に過ぎないのに、私にとっては今までに見たニュースやドキュメンタリーの映像よりも、リアルな存在だったのです。泣きました。

6月30日 早いなあ、6月も終わりだよ。『暗黒館の殺人』刊行まであと2ケ月ちょっと!

 母さん、僕の梅雨はどこへ行ったんでしょうね、っていうくらい雨が降りませんが、洗濯物がぱりっと乾くのは嬉しいです。とは云え栃木は雷・夕立が非常に多いので、自転車通学の長男くんはカッパが手放せません。

 長男くん・次男くんの入学祝いにいただいた図書券で、ここぞとばかりミステリーランドを買い漁る私(笑)。ここのところ、館シリーズの再読に始まって、自分にしては読書モードが続いているなあ。今は3冊平行読み(笑)つっても、うち2冊は再読ですが。

 

←前の日記  次の日記→     日記index
SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ