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 Ayalist 7月の日記(前半)

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7月1日 大森望さん、第2氏誕生、おめでとうございます!

 太田忠司さんの日記に推理作家協会賞贈呈式の模様が。暗黒館は「手直し作業続行中」のようです。9月に刊行するには、いつ頃までに改稿を終わらせればいいのかな。
 2500枚の大作。「でも、うちには3500枚書いた人(『屍鬼』の小野さんのこと)がいますから」って話がまた出てました。綾辻さんに長く元気で書き続けてもらうには、何にもまして小野不由美さんに元気でいてもらわなくっちゃいけませんね(笑)。ゴールは目の前、頑張れ綾辻さん!

 昨日「雨が降りませんが‥」なんてのんきなことを書いてしまいましたが、静岡は記録的な集中豪雨で大変だったそうで。栃木県内でも大風(竜巻き?)の被害が。日本は広い‥。

7月2日 7月の綾辻さん。

今の時点で特記事項はありませんが、講談社のメルマガは今後要チェックですね。サイン会とか愛蔵版とか、情報が入り次第こちらでお知らせします。綾辻先生の近況の項も随時更新しているので、たまにしか見に来られないという方は、そちらでまとめて情報をどうぞ。

 ポンツーンの連載「ミステリーの書き方」は1年経ってもまだ続く? 北方謙三さんがトリかと思ったら、来月号の予告が載ってたのでびっくり。えーん、定期購読してた1年が終わっちゃったよ、栃木じゃこの手のPR誌は書店に置いてないので(置いてあったらタダでもらえるのにね、くそう)、さてこれからどうしよう。

 レンタルカウンタ不調(泣)、結局ジオ備え付けカウンタに戻しました。サイト開設当初に使ってたタイプだ、懐かし〜。

7月2日(その2)

 森博嗣さんネット名刺交換会の名刺が届きました。イラストじゃなくて写真かあ。裏面には『星の玉子さま』の広告も。どのくらいの応募数だったのでしょうか、スタッフの方々、ご苦労さまでした。ありがとうございました。

7月3日 講談社のメルマガより、『暗黒館の殺人 愛蔵版』情報を。

 愛蔵版の内容は、ノベルス版の『暗黒館の殺人』をハードカバー上製本にしたもの(中身は通常のノベルス版と同じ)と、雑誌連載時の喜国雅彦さんの挿絵と対談をつけた別冊と、合わせて3冊の豪華箱入り。基本的に予約制で、重版はしません。7月刊行の講談社ノベルスに案内が入っているそうです。
 ただし、この愛蔵版を買っちゃうとサイン会には参加できないかも?(ノベルス版と両方買うよ、って人は問題ありませんが)このあたりの詳しいことは、調べますので暫しお待ちを。

 おーちよーこさんのはてな。作家さんのお名前が出てくるんじゃないかと、時々覗いています(特撮関係は私にはどーでもいー(笑))。

 近鉄・オリックス問題。野球の話も私にはどーでもいーんですが、端から見てても全く不思議なのは、こういうゴタゴタをどうしてシーズン中にやるかなあってこと。選手らがかわいそう。

 日記の背景は「夕焼けリンゴ」。最近よく『水玉時間』を聴いています。どれも名曲じゃあ(^^)。

 大味な冒険譚かと思いきや、小さなエピソードが後々のストーリーにちゃんと絡んでくるのが嬉しい『ファインディング ニモ』。CGで描かれた海の画像も、ため息ものです。日本語吹き替えも上手いじゃん。これはおススメ。

7月4日

 ♪ セプテンバ〜、ラララララララ〜、私もシノダさん同様「夏を飛ばして一刻も早く秋カモォォン!!」な気分。さあ、明日は7月の講談社ノベルスを探す旅路じゃ!(栃木の書店にはまだ並んでないかも)

◆◇◆

 加納朋子さんの『スペース』冒頭には作者からのコメントがあります。「できましたら『スペース』単体ではなく、『ななつのこ』『魔法飛行』と順番に読んでいただけたらなあ……と。」「このお願いは作者の単なるわがまま、もしくは「冷めないうちに食べてね」という、お母さんの台詞のようなものとして、お心に留め置いていただけましたら幸いです。」
 これに対してフクさんは「悩む。十年以上前に刊行された作品を「冷めないうちに」といわれても……」「二冊を読んだのは五年以上前に一度きり」「おおよそのストーリーは思い出せるものの、細かいところはさすがに記憶から抜け落ちている」「ハードカバー版は本棚の奥底、とても取り出せないあたりにある筈で、どうすべえ……」結局フクさんは文庫二冊を新規購入、速攻二冊読了後、『スペース』を読まれたのでした(6/17の日記より)。
 自分は、作者に「順番に読んでね」と云われたら、わりと素直に「はいはい」と従ってしまうタイプですが、それでもこの「十年以上前に刊行された作品を「冷めないうちに」といわれても」の一節には苦笑、というか納得させられちゃったというか。「館シリーズを読もう!」なんて企画をやってる人間が、こんなことを云っちゃマズイのかもしれませんが(笑)。

 さて、話はまだ続く、というかここからが今日の本題でして(長!)。私も『スペース』を購入、これを読む前段階として、『ななつのこ』『魔法飛行』の再読を始めました。これらの本は3年前に1度読んだっきり(感想はここに)。今回のことがなかったら、今年本棚から取り出すことはなかったと思います。「メイントリックは覚えているけど、他の部分は程よく忘れてて、結構新鮮」ってな感じで楽しく読んでいる最中です。
 でも一方で「よっぽどのことがない限り再読しない、今の自分の状況はどうよ」と、しみじみ思ってしまったんですよね。面白いって思っても、1回読んだらそれでお終い、それってすっごくもったいないんじゃないかなあって。いかにも本を「消費してる」って感じ。
「限られた時間の中で、同じ本を二度読むよりは新しい本を読みたい」「ミステリは一度読んでトリックが分かっちゃったら、それでおしまい」そういう面があるのも分かります、というか、自分もそうです。でも何かの機会に再読するのも、いいんじゃないでしょうか。こういうのを「愛読」って云うのかな。

「新刊で購入したけど積みっぱなし」「古本屋で購入したけど、気に入って何度も繰り返し読んでいる」馳星周さんはどちらの読者が好きだろう?(意地悪な質問ですね(笑))

7月5日

 ミステリとは全然関係ないんですが、「米長邦雄永世棋聖の対局形式サイン会」なんじゃこりゃ(笑)。興味のある方は7月10日午後6時、紀伊國屋書店新宿本店へGO。すごいな、将棋を指しながらサインをするのか。

 図書館問題研究会HP。いきなり「イラク派兵法に反対するアピール」とあったのにはびっくり(図書館と関係あるのか?)。さらっと読んだ印象は、利用者の権利と行政のことばかり。本を書いて作って売って生計を立てている人の権利のことが、ごっそり抜け落ちているのは何故だ。

 綾辻限定公募ガイド、最新の募集要綱に改めました。綾辻さんはいずれの文学賞も選考委員続投。作家志望の方々、張り切って応募してくださいね。

7月5日(やっぱりなかった)

 講談社ノベルス今月の新刊、栃木ではいつお目にかかれることやら(くすん)。今日は蒸し暑いですねえ。

7月6日 すでに情報がネット上を駆け巡っております。

『暗黒館の殺人 愛蔵版』(仮)予約受付が始まりました。完全受注生産、予価6,195円 (税込)、予約締切 8月20日(金)、9月下旬発送予定。
 この愛蔵版、予約した人しか買えない完全受注生産制ですが、早い者勝ちではないので、締切に間に合えば入手できます、大丈夫。
(この件に関して、早々にメールをくださったyouさん、ありがとうございました。何故かメールのレスがが戻ってきちゃって送れなかったので、ここでお礼を。)
 ノベルス版と愛蔵版、サイン会の動向を睨んでどちらを買うか迷っていらっしゃる方は、ただ今講談社に問い合わせている最中なので、もちょっと待っててね。(サイン会って、その会場となる書店で対象の本を買わないと予約券がもらえないってのが通例。愛蔵版もサイン会の対象にならないのかと、一応訊いてみるだけ訊いてみようと‥多分無理だと思いますが

「月刊プロ麻雀」8月号にエッセイ掲載。黄色い表紙が目印です。

 礼子さんが4月のトークショーレポをアップされました。入館料を払ったのに、何ら「私のしごと館」施設を見て回らなかった私。ちょっともったいなかったな(笑)。

 ダ・ヴィンチ8月号にAyalistの名前がちょこっと載ってます(ほんとに名前だけですが(笑))。さあどこでしょう、お暇な方は探してみてね。

 今週来週は鬼忙しいので、無事乗り切ったら自分に拍手。ええっと、約一週間の間に小学校に2回、中学校に1回、眼医者に2回、大学病院に3回、隣市の施設に1回。ぐわあ、ビール一杯で酔っぱらって寝てる場合じゃありません自分(笑)。今7日の4時過ぎですが、あ、外で蜩が鳴き始めたよ、夜明けだな。

7月7日

 ええと、昨日の日記には「ガッコに行ったり病院に行ったり、予定めじろ押しで今週来週は忙しいよお」と書いたのですが、それらすべてが吹っ飛ぶ出来事が勃発。次男くんが「股関節炎」に罹りまして、病気自体はさほど珍しいものではないようなのですが、治療法が「足に重りをつけて、ひたすら安静に寝ている」という原始的なもの。要するに入院しなくっちゃならないんですよね。
 ところが、次男くんは「お家に帰る〜」と泣き叫ぶわストレッチャーから飛び降りて脱走を図るわ(笑)、これじゃ治療も何もあったもんじゃない。結局今日は入院せずに、松葉杖を持たされて家に帰ってきました。はあ。
 本日は朝から晩まで、検査やら何やらで病院におりました。明日っからどうなるんだろ。

『暗黒館の殺人 愛蔵版』予約受付のページしか見ていない人の中には「画集って何?」「今度の館はこんなに値段が高いのか」などなど、良く分かってない人もいるみたい。連載時の喜国雅彦さんの挿絵がまとまって収録されるんですよ。通常のノベルス版も出るんですよ‥と、ここで叫んでも意味ないか。講談社のページはちょっと説明不足では(メールマガジン読んでない人もいるんだしさ)。

7月8日

 芥川賞・直木賞の候補作が発表になりました(情報元:いろいろ)。どれも読んでないので(笑)予想も出来ませんが、ひとつ疑問に思ったのは「覆面作家って、そんなに珍しいことなのか?」。小説はテキストがすべてだと個人的には思っているので、作家の経歴や顔や、分からなくたっていいんじゃないのかなあ。例えば文芸誌の目次に作者の顔写真がズラッと並んでいるのも、必要性が良く分かりません実は。
 第131回芥川賞・直木賞レースを「文学賞メッタ斬り!」が予想する、予想と希望は別なのね(笑)、希望の方も聞いてみたかったなあ。

 次男くんは単純性股関節炎と診断、自宅療養で大丈夫だそうです。これが化膿性〜だと即入院だったので、軽い方で良かった良かった。でも、足以外は元気な6歳児を安静にさせておくのは至難の技。トイレもいちいち抱っこして連れていかなくちゃならないしね。来週は学校に行けるといいな。ああ、本屋に行きたい!(笑)講談社ノベルスのチラシも、まだ確認できてないしー。

 フクさんの日記(7/07)「そもそも、普及版がまだ出ておらず、その内容も分からないのにいきなり「愛蔵」してくれっていわれてもどうも‥」たしかに正論です。冷静に考えれば、シリーズ物の7作目のみハードカバー版を出すってのも、けっして「美しい」とは云えないと思うのよね。かと云って、「これから講談社が遡って全ての館シリーズの愛蔵版を刊行する気があるのであれば」って、これをやられると嬉しい反面ふところは悲鳴をあげますね(笑)。
『十角館の殺人』刊行の頃って、ノベルスには必ず挿絵があったんですって。それをなくした最初の本が十角館だったとか(「メフィスト」2000年9月「綾辻行人vs.喜国雅彦 暗黒館主人と偏屈館当主、大いに語る!」より)。喜国さんの挿絵はぜひ本に収録してほしかったので、そういう意味でも愛蔵版の刊行は嬉しいです。もっとも、黒猫館の翌年とかに暗黒館が出たのであれば、愛蔵版を、って話にはきっとならなかっただろうな。ひとえに「12年ぶりの館だ、おめでとう!」って、お祭りみたいなものですよね。あとは、版型を変えて出して儲けようという、出版社の陰謀?(笑)
 そうそう、ここを読んでいる方々は当然ネットできる環境にあるので、オンラインでの愛蔵版予約注文が可能ですが、もちろん書店からもできるわけですね(情報元:航海日誌)。最寄りの本屋さんで買いたい方は、そちらの方法でどうぞ。

7月9日 暑くてとろけそうな一日。夜の雷も私の住んでいる場所では不発でした。

 最近知ったこと。京極堂シリーズ、ノベルス表紙の絵は、全部繋がってひとつの巻き物になっていたんですね。いい仕事してたなあ、辰巳さん。

 今月の講談社ノベルスをようやく入手。暗黒館愛蔵版の申込用紙には「どんな本なのか申し込んだ人しか見ることはできない!」なんて煽り文句が。しかしこの用紙にも喜国雅彦さんの名前がないのはどうしたわけじゃ?「画集」だけじゃ普通の人は内容が分からないでしょうが。というか、喜国さんにすっごく失礼だと思うんですけど
 諸々の質問を講談社BOOKCLUB宛にメールしたけど、音沙汰なし。「無礼なことを言うな。分をわきまえないといかんよ。たかが読者が。」とか思われてないといいのですが<それじゃナベツネ(笑)。

7月10日

 bk1はてな。活字倶楽部にも似たようなコーナーがありましたよね(かつくら探偵倶楽部、だったかな)。はてなの方は、本の探索だけじゃなく、おススメ本を訊く人も多いみたい。

 掲示板にも書きましたが、『暗黒館の殺人』の装幀は、京極夏彦さんが辰巳四郎さんのお仕事を受け継ぐそうです(情報元:大極宮)。
 そう云えば、1995年の対談(『セッション』に収録)の締めくくりは、こんなでした。
綾辻「(『鳴風荘事件』)その次に「館」を書きます。年内を目標に、努力したいとは思ってるんですが、どうなることか」
京極「この表紙のパターンがもう一つ増えるというのは嬉しいことですね」

 この時はまさか、自分でその表紙を担当することになろうとは、夢にも思っていなかったでしょうね、京極さん。

7月10日(その2) サイン会情報、いろいろ(情報元:ミステリー’z)。

『聖なる血』(ノンノベル)刊行記念 篠田真由美さんサイン会
(イラストレイター丹野忍さんも参加予定)
 日 時:7月31日(土)14:00〜
 場 所:池袋リブロ(西武イルムス館B1F)児童書売場前
 問合せ:03-5949-2910
 備 考:整理券は先着150名、同書は7/20入荷予定

『科学の最前線で研究者は何を見ているのか』(日本経済新聞社)
 『ロボットオペラ』(光文社)刊行記念
 瀬名秀明さんサイン会
 日 時:8月7日(土)14:00〜
 場 所:三省堂書店 神田本店 8階特設会場
 問合せ:03-3233-3312
 備 考:整理券は先着100名
    『科学の最前線で研究者は何を見ているのか』購入者対象(7/25発売予定)
 bk1では瀬名秀明書店も営業中。千街晶之さんと山田正紀さんの応援メッセージもあります。次回ゲストは伊坂幸太郎さんと阿部勉監督だそうです。e-NOVELSでの「憑依都市 The Haunted」(秋頃?)も気になるところ。

7月11日

 杉江松恋さんの手許には『暗黒館の殺人』や、恩田陸さんの『夜のピクニック』のゲラがあるらしいです(7/10の日記より)。かなり羨ましいぞ(笑)。

7月11日(その2)

 Ayalist日記 限定版(はてなダイアリー)を作りました。日記の中から綾辻さんに関する話題をピックアップして、最新情報として「はてな」に載せてお届けします。リンクを辿って役立ててくれる人がいたら嬉しいな。

7月12日

 今年は『暗黒館の殺人』のみならず、麻耶雄嵩『螢』(幻冬舎)、法月綸太郎『生首に聞いてみろ』(角川書店)などなど、寡作で知られる京都勢の新作刊行予定がめじろ押し! どうしちゃったの2004年! これに有栖川有栖「学生アリスシリーズ新作」(こちらも12年ぶりか?)が加われば、新本格ファンにとっては云うことなしですね。えーと、我孫子武丸「本格ミステリ・マスターズ」は、どうなっているのかな?

 選挙速報をザッピングしながら見ていたら、合間のNHK教育で西川浩幸さん(『安楽椅子探偵登場』で刑事役だった人)の姿が。「コントラバス」というひとり芝居をされているんですね。おお。

7月12日(その2)

 昨日の新庄のパフォーマンスにも(バント失敗はともかく)、朝青龍の切り返しにも(本割が死に体かどうかはともかく)、拍手拍手。リアルタイムで見てたわけじゃないけどね。

 フクさんe-NOVELS書評で、綾辻さんの短編「赤いマント」を取り上げています。すばらしい評です、ぜひご一読を。もちろん本編の方も、e-NOVELSで買って読んでね(^^)。

7月13日

 鈴木光司さんが怖いと思うものは「水」「暗闇」「閉じた空間」だそうです(DVD『仄暗い水の底から』特典のインタビューで見たっきりなので、イマイチ記憶があやふやですが)。じゃあ、何かい?「砂漠のまん中で炎天下ひとりぼっち」というシチュエーションは怖くないんかい? 水無いですよ〜、明るいですよ〜、めちゃめちゃオープンですよ〜(笑)。
 この時思ったのは、「怖い」イコール「死ぬかもしれない」なのかな、と。ナイフが怖い(刺されると死ぬから)、水が怖い(溺れると死ぬから)、火が怖い(大火傷すると死ぬから)、高い所が怖い(落ちると死ぬから)、血が怖い(いっぱい出ると死ぬから)‥などなど。怖いという感覚の裏には「死」がべったりと張り付いている。
‥なんてことを以前考えたんですけどね、どうもそんなに単純ではなさそう。私、虫とか結構平気な方なのですが、それでも思いがけずデッカイ毛虫が視界に入ってしまった時は、鳥肌立ちます。あの、瞬間「ぎゃっ!」ってなる感覚は、もちろん驚きもあるけど明らかに「怖い」に近いよね。でも、毛虫にかぶれたくらいでは死なないでしょう?(笑)なのに怖い。
 まあ、「怖い」は「痛い」と同様、自己防衛反応なんでしょうね。「怖い」と感じることで、その対象から遠ざかって身の安全を確保するわけです。いやちょっと待て。「怖い」=「甘美」と感じる、綾辻さんのような人もいるぞ(笑)。うーん、やっぱり一概には云えないな。

 日曜の新聞に『暗黒館の殺人 愛蔵版』の広告が小さく出てました(みゅうさん、書き込みありがとう)。ほんとだ、喜国さんの名前は小さく出てるけど、やっぱりこれだけじゃ何だか良く分からない。講談社さん、わざと秘密裏にして愛蔵版を売ろうって魂胆なのかなあ、逆効果のような気がするけどなあ。少なくとも、ノベルス版が9月に出ることを早めに自社のサイトか新聞で公にしないと、後で文句が出ますよ、きっと(と、ここに書いても講談社の人が読んでいるはずもなく)。
 ネット人口何千万人、なんて云われていますが、頻繁にアクセスしている人や機能をちゃんと活用している人は、果たして何%いることやら。メールマガジンだって、登録している人全部が受け取ってすぐ読んでいるとは限らないし。「綾辻行人」のキーワードであちこちのサイトを廻ってみたんですけど、「画集って、何?」「今回の館は、何でこんなに値段高いの」って人が実際に何人もいるんだもん(7日の日記にも書きましたね)。もちろんそういう人が悪いと云ってるんじゃなくって、メルマガで情報流したからみんな知ってる、と思うのはどうかということ。
 Ayalistだってずーっと前から「ノベルス上下巻、9月に出ます!」って声高らかに云ってるけど、悲しいかな、ここ読んでる人なんて綾辻さんの本を買う人に比べたら数%にも届かないでしょうきっと。うう、なんか愚痴っぽくなっちゃってすみません。でも、ネットってグローバルなようで意外と狭い世界なのかも(特にミステリサイトなんて)ってのが最近の実感なんだよねー。狭けりゃ狭いで、親しいおつき合いができて嬉しくもあるんだけどね。

7月14日 昨日の日記は、調子に乗っていっぱい書き過ぎちゃいましたね。

「爆笑問題のススメ」貫井さんが出演した頃話題になっていましたが、まだ一度も見たことないです。なんでも、番組最後の「声をかけている作家さん」に綾辻さんの名前が上がっていたとか。楳図かずおさんの回は見たかったな。でもサイン本のプレゼント、河出書房のムックはもう持ってるからいいや。
 次回出演の愛川欽也さん、一度だけ間近で会ったことあります。日テレで「11PM」という番組が昔あって、キンキンはその司会、私の父はスタッフ(カメラマン)だったんですよ。で、内輪の打ち上げかなんかに連れてってもらったという。今考えると、父は何で子連れでそんなとこに行ったのか(私の他にももうひとり、女の子が来てたなあ)不思議ですが(笑)。
 印象は「芸能人って、すかしてるんだなあ」でした(笑)。

 政宗さんが日記に反応してくださいました、ありがとうございます(7/14)。やっぱりミステリサイトって、もんのすごーく狭い世界でしたか、うんうん。あ、政宗さんが「ミステリ者にもおススメ!」と大プッシュしている「ミニモニ。でブレーメンの音楽隊」、長女さんと一緒に見てますよ〜(私は夕飯の支度をしながら、なので、中途半端にしか見られないんですが)。みんな演技も達者なんだなあ。舞台となっている洋館が旧華頂宮邸(オフ会レポ参照のこと)だったのにはびっくり。

7月14日(その2)

 復刊ドットコムに『暗黒館の殺人 愛蔵版』予約ページが。何故? しかも若干、講談社のページより説明が詳しいぞ(笑)。

7月15日

 みゅうさん『暗黒館の殺人 愛蔵版』の予約方法について、もっともっともっと詳しくまとめていらっしゃいます(復刊だけじゃなかった)。あちこちのネット書店からも予約可能。手数料とか微妙に違うのね。

7月15日(その2)

 ミステリチャンネルでの安楽椅子探偵の放送予定が発表になりました(情報元:有栖川探偵小説事務所)。というか、安楽椅子探偵倶楽部のページって、まだ生きてたんですね(笑)<ずーーーっと更新なかったからさ。

「メッタ斬り!版 芥川賞・直木賞選考会」、ぶわっはっはっは、相変わらず笑かしてくれるなあ。作品評価と賞の予想が全然違うのが面白いったら。15日(って、今日じゃん)の結果発表が楽しみ。今回は選評も、選考委員にキャラ萌えして読むべしっ(笑)。

7月15日(その3)

 谷山浩子さんの新譜『Mezzo Piano』の収録曲が分かりました(情報元:うたたねこさん経由でここ)。
ふたり/水玉時間/銀の記憶/遺跡散歩/河のほとりに/クルル・カリル/空からマリカが/ひとりでお帰り/悲しみの時計少女/COTTON COLOR/マイケルという名のパン屋さん/窓の外を誰かが歩いている/すずかけ通り三丁目/カントリーガール/雨上がりの天使/ウミガメスープ/恋するニワトリ/さかなの言葉/休暇旅行/沙羅双樹/おやすみ
 今回はインストゥルメンタル集なので、静かな曲が多いですね。あれ?「風になれ」がありませんねー。一昔前は、コンサート終了後の定番だったんだけどなあ。「ドッペル玄関」もなかったね>青猫さん。シンセなし、ピアノオンリーでドッペル聴いてみたかったです。

 気になる本。沙藤一樹『不思議じゃない国のアリス』。乙一さんが推薦文書いてたんだよね。この著者、角川ホラー文庫でいくつか既刊本があるのか。
 平山夢明さんの著書(編著じゃなくて)も、一度読んでみたいです。

 第131回芥川賞・直木賞が決定。芥川賞はモブ・ノリオ「介護入門」、直木賞は奥田英朗『空中ブランコ』と熊谷達也『邂逅の森』。メッタ斬り!のコメントがもう出てるよ、早!

 

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