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 Ayalist 12月の日記(後半)

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12月16日

 青猫さんは神様が降りてきて小説を1時間に20枚も書いてしまった(すごい)そうですが、私も今回の背景絵は神様のお陰であっという間に完成。「夢の逆流」です。

 昨日お知らせした通り、今日発売の「週刊文春」12/23号に週刊文春ミステリーベスト10 結果が載っています。ところで今年もネット上でアンケート参加者の全コメントが読めるそうです。一週間後をお楽しみに(www.bunshun.co.jp)。

 今日発売の週刊ヤングジャンプ(No.3新年特大号)には、第17回原作大賞の選評が。特別部門のテーマが「ミステリー」で、綾辻さんが選考委員を務められています(他には大塚英志さん、里見桂さん、YJ編集長)。大賞・準入選は該当作品なし、佳作3作、奨励賞2作という結果だったようです。

12月17日 朝倉めぐみ展 PRINTS(東京創元社情報)

 日 時:12月13日(月)〜26日(日)10:00〜19:00(日祝は10:30〜19:00)
 場 所:GINZA ITO-YA 8階フレームショップ
     東京都中央区銀座2-7-15 03-3561-8311(代)
 25日に上京するので、覗いてこようかな。『過ぎ行く風はみどり色』文庫の表紙が見られるといいなあ。

 今日の帯。1.突きとめられません(冒頭に登場人物表、ないんですけど‥)。 2.微妙に合ってます

12月18日

 東野圭吾『毒笑小説』(集英社文庫)読了。『怪笑小説』に比べるとちょっとパワーに欠けるかな、と思って順に読んでいたら、「女流作家」のミステリ風味に「おっ」となり、「殺意取扱説明書」「本格推理関連グッズ鑑定ショー」の発想に感心し、笑いのつもりが切ない話になってしまった「つぐない」にじ〜んとし。ちなみに一番笑ったのは司会者の名前でした(おい!)。巻末の京極vs.東野対談も読みごたえがあります。

 いちごタルトもほうかご探偵隊もメフィストも見つからない!(最後のひとつはまだ発売になっていないのかな)無い無いづくし無いづくし〜チャカポコ‥なんて云ってる場合じゃないもうすぐ今年が終わっちゃう、やるべきことがいっぱいあると途端にフリーズしちゃって動かなくなる私<単なるナマケモノです。

12月19日

 最近の作家さんで私が注目しているのは米澤穂信さんと朱川湊人さんなのですが、その朱川さん、今年になっていろ〜んな小説誌でお名前見かけるんですよね。単行本未収録作品をざっと調べてみたらすごいことに。
「紫陽花のころ」(小説新潮2004年4月号)「夏の落し文」(同6月号)「栞の恋」(同8月号)「おんなごころ」(同10月号)「ひかり猫」(同12月号)
「枯葉の日」(小説すばる2004年8月号)「しぐれの日」(同11月号)
「妖精生物」(オール読物2004年7月号)「花まんま」(同11月号)「送りん婆」(同2005年1月号)
「スメラギの国」(別冊文藝春秋 連載中)
「sorawomiro」(小説NON 2004年12月号より連載中)
「流星のまたたき」(野性時代2005年1月号)
“真紅―Shinku―シリーズ”「死体写真師」(ミステリーズ!vol.05 2004年6月号)「レイニー・エレーン」(同vol.06 2004年8月号)「アタシの、いちばん、ほしいもの」(ミステリーズ!extra)
 ざっと検索しただけでこれだけありました(もっとあるかもしれません)。まあ、何本も同時連載をこなしていた恩田陸さんみたいな例もありますが‥やっぱりこの本数は驚いちゃいますね。
 ところで夏にはこんな講演会もあった模様、知らなかった‥。

「野性時代」2月号(2005/1/12 発売)掲載予定の「北村薫のミステリ作家探訪」。北村薫×北方謙三×ウソ発見器「ウソつきは作家のはじまり‥!?」なんか面白そうですね。

 はてなアンテナって更新しても捕捉されたりされなかったり‥どういう法則があるのかな。

12月20日

 北森鴻『花の下にて春死なむ』(講談社文庫)読了。うわー、今まで読まずにいた自分を小一時間問いつめたいほどの、良質な連作ミステリでありました。色のある文章に酔い、意外なプロットに舌を巻き。続編も2冊出ているんですね、早く文庫にならないかな。

 ところで、この本を読んで「私も“香菜里屋”に行ってみたい!」と思った人はさぞかし多いことでしょう。ええい、実存しないならば作っちゃえ、どなたか工藤マスターに代わる適任者はいませんか、ミステリの資質があって、気の利いた小料理の上手いお方‥殊能将之さんはどうだ?<テレビに真矢みき様が出ると問答無用でお店を閉められちゃうので、却下(笑)。

12月21日 応援メッセージは今週いっぱいで締切ります。書き込みどうぞよろしく。

 cakeさんの日記(12/20)を読んで、いかに自分が狭〜い範囲の読書しかしていないかを痛感<かと云って手を広げる気はあんまりないんだけどね(笑)。ところで伊坂幸太郎さんと云えば、『ハウルの動く城』のカカシを見て一番最初に連想したのは、オズの魔法使いでもさだまさしの「案山子」(それを思い浮かべる人はあまりいないでしょうが(笑))でもなく、『オーデュポンの祈り』のカカシでありました。早くもデビュー作でスタンダードとなり得るキャラを書いちゃったってのは、すごいなあと。

 北森鴻公認ファンサイト「酔鴻思考」。先月オープンしたばかりでコンテンツはこれから、という感じですが、掲示板にはご本人も登場。

12月22日「メフィスト」はまだみたいですね、もう下旬になっちゃいましたよ。

 見逃していた記事いくつか。「小説現代」11月号に綾辻さんのエッセイが載っています。題名は「思い出の映画」。同誌には、日下三蔵さんによる書評「ミステリ交差点 綾辻行人『暗黒館の殺人』と法月綸太郎『生首に聞いてみろ』」も。あと江戸川乱歩賞贈呈式の写真が(白黒ですけど)ありました。写真といえば、「ミステリーズ!」vol.08(昨日ようやく書店で発見)には鮎川哲也賞・ミステリーズ!短編賞(こちらは受賞作なしでしたが)贈呈式レポートが掲載。

 そうそう「AERA」、知ってはいたけどチェックするのを忘れていました>りほさん

12月22日(その2)

 次男くんが風邪でダウン。寝ている側で掃除機がーがーかけるわけにもいかず、今年大掃除は企画倒れかしらん(笑)。

 というわけで昼間っから読書(^^)。米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』(東京創元社)読了。題名の“いちごタルト”、ラノベ風の表紙、帯の“コミカル探偵物語”、たしかにそういう雰囲気なんですけど、ラストの一編「狐狼の心」の緊迫感と切実さ。米澤節は健在です。ミステリとしても、なるほど!な伏線が決まってて面白かったな。

12月22日(その3) 作家アリスシリーズの新作は「モロッコ水晶の謎」(りほさん情報)。

 大矢さ〜ん、「アタック!No.1」実写ドラマ化ですって!(ともっぺさんの日記より)
 大森望☆サクセスの秘密みすらぼ情報)。トキオちゃんが可愛い(^^)。

 太田忠司『黄金蝶ひとり』(講談社)読了。私が一番感心したのは、メタな仕掛け。未読の方には「本の最初から順番に読んでね」とお伝えしておきましょう。この本がミステリを好きになるきっかけになってくれれば、という作者の思いは充分に伝わってきました。暗号の意味はネットで調べずポオを読むことにしようっと(^^)。

 今晩は政宗さんの「ねとらじ最終回」を聴く予定。

12月23日 綾辻さん、お誕生日おめでとうございます! ぱちぱち。

 綾辻さん原作・児嶋都さん画『眼球綺譚─Yui─』フランス語版が発売されるそうです。フランス語だと、吹き出しは横書きになるわけですよね‥。

「AERA」12/27号の特集「思いっきりミステリー映画」、綾辻さんの回答が載っています。

 ついに出た「メフィスト」(1)綾辻行人vs.奈須きのこ「新本格&新伝綺 ハイブリッド対談」。(2)新刊インタビュー&セレクション「Pick Up 10」『暗黒館の殺人』著者からのメッセージ。(3)巽昌章さんの「論理の蜘蛛の巣の中で」にも『暗黒館の殺人』が取り上げられています。

12月24日 応援メッセージ、明日までですよ〜ん。

 クリスマスイブ‥と云っても、私自身がサンタです<プレゼント配付係。面白くもなんともありゃしない(笑)。
 自分自身へのプレゼントは、浩子さんのCD2枚(「空飛ぶ日曜日」「眠れない夜のために‥」)、これでようやくベスト版以外はコンプリートしました!(全32作品)ばんざーい、ばんざーい。10年くらいかかったかな、大人買いせずちまちまコンサートの度に買い集めて(だって普通のCD屋に置いてないんだもん)。今回珍しくAmazon 使ったのは、iPod miniプレゼントに応募したかったから(笑)。
 そういえば、竹本健治さんの「ウロボロス」に、浩子さんの「闇に走れば」をリクエストする件が出てきませんでしたっけ?今回買った「空飛ぶ日曜日」の1曲目なんですよね、ああいい曲だ(うっとり)。でもさっき、うっかりCDケース落としちゃって、買ったばっかりなのにケースの端が割れちゃった。大ショック。

『ガラスの仮面』新刊コミックスが何年ぶりかで出たそうで。まだ紅天女の選考が続いているのでしょうか。中学の時、マヤに憧れて演劇部に入った子、いたもんなあ。あの頃すでに連載は「たけくらべ」あたりをやっていたような。mihoroさんは『つらいぜ!ボクちゃん』の影響で演劇部に入りましたが(笑)。

 mixiは、興味津々なんですけど、これ以上ネットに時間取られるのもヤバいかなあ‥と躊躇しています>政宗さん

12月24日(その2)

 別にどうでもいい話なんですが、杉江松恋さん12/24の日記は、ネタですか? みすらぼでも取りざたされていましたが。<ネタだったようです。

 というわけで。週刊文春ミステリーベスト10の全回答がアップされました。

12月25日 応援メッセージ、締め切りました。皆さま書き込み、ありがとうございました。

「IKKI」2月号、出ましたよん。『月館の殺人』いよいよ連載スタートです。付録もあります。ええと、書きたいことはたくさんあるのですが、ついさっき帰宅したばっかなんで、また後ほど(今、26日0:30です)。

12月26日

 長男くんが卓球の試合で6:30に家を出るとゆーのに、私が起きたのは6:00。残り物を詰め込んで3分でお弁当を作りました<手抜き母でゴメン。「昨日の試合はどうだったの?」「(3チーム1組の団体戦で)最初は2チーム立続けに負けたので俺たち(ダブルスなのです)は出られなくって、次は相手が棄権したので不戦勝、でも他の2チームが負けたのでそれで終わり」なんだい1試合もやらなかったんかい(笑)。今日はシングルスだそうで。この星の一等賞になってこい!<全然ムリです。

『月館の殺人』、綾辻さんは「本格ミステリの若き巨人」って紹介されてますよ。かなり長い原作者の前口上があります。付録には綾辻さんの直筆メッセージも。
 マンガは、冒頭以外はほのぼの佐々木テイスト、地名や人名などのネーミングに綾辻センスを感じるかな。今後の展開が楽しみです。でも「鉄道ミステリ」なんだよね?ということは、目的地に着く前に殺人が起こるのかな。
 付録はコースター3枚と乗車券と台紙。これを組み合わせると何やらキーワードが浮かび上がる趣向‥なんだけど、台紙を折り曲げる覚悟がないとコースターがはまりません(泣)<穴のサイズがピッタリ過ぎるんだよ。3つのヒントに素直に従って作業すれば、パズル自体は簡単かと。

12月27日

 応援メッセージは記念館に移しました。記念館ってどこ?という方は、トップページ上方のどこかをクリックしてみてね。

 うたたねこさんも25日の谷山浩子コンサート、いらっしゃったんですね。わあ、すれ違ってたりしてたのかな。ちなみに、黒い帽子に黒いコート、黒いパンツに赤いセーターという暗黒館コスプレをしていたおばさんが、私です(笑)。いずれコンサートレポをアップしますが、今回は「みんなでやると楽しいね!」って感じでしたよね。控え目なミラーボールも忘れがたい(笑)。

 はい、昨日は「新選組!」スペシャルを観てました。49回あったのをわずか4時間にまとめてるんだから致し方ないのですが、「ああ、あのシーンがもう1回観たかったのに〜」というのがやたら多くて、これはDVDを買わせようという局の陰謀か?(笑)

12月28日

 大矢さんのスペシャル企画「「新選組」はこれを読め!」はものすごい充実度。新選組に関する小説やら研究本やら、たくさんあるんですね。

 皆さんに書き込みいただいた「今年のおススメ本」、こちらにまとめました。こうやって並べてみるとすごいたくさん。ご協力ありがとうございました。私が書き足したのは『文学賞!メッタ斬り』と『花の下にて春死なむ』。奇しくも前者は今年の流行語「残念!〜斬り!」と重なりましたね。

12月29日 ここのところは年末大掃除モード、今日から「おせち料理モード」に入る予定。

 雪!雪!雪!こんなに積もるとは思いませんでした、といっても10cmに満たないですが(笑)。車がノーマルタイヤのままなので、どこにも出かけられません。穴ごもり熊さん状態。先週一週間、出張で旭川に行ってたダンナは「もう雪は見飽きた」と云っております。

12月30日

「♪ オレ〜、オレー、まつたけさんぼ〜ん」だから次男くん、松茸3本じゃなくって「マツケンサンバ」ね(笑)。「おせち料理モード」はいまだ入れず(笑)、大掃除はやっと終わりました。あ、年賀状!(遅いです)

12月31日

 2004年も今日で終わりです。台風、地震‥災害の多い、大変な年でした。よりにもよってこの12月からタイに赴任した知人がいたので、スマトラ沖地震も他人事ではありませんでした。
 でもAyalistにとっては、『暗黒館の殺人』一色の幸せな年。振り返ってみてもすべては混沌の黒に塗り潰され、他には何も見えません(笑)。
 来年はどんな年になるのでしょうか(ミステリーランドっ♪)。ともあれ、お世話になった皆さまに心からの感謝を。ありがとうございました。来年もAyalistをどうぞよろしく。

 

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