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 Ayalist 2005年2月の日記(後半)

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2月16日 初老のmihoroですこんばんは(笑)<トリビアネタ。

 今朝は地震に起こされました。うちの辺りは震度4、物も落ちない程度でしたが、コワいね。

 そうか『紅楼夢の殺人』は『紅楼夢』という元本があるんですね、初めて知りました(りほさん情報)。このサイトの人物図解すごいなあ。実は私も『紅楼夢の殺人』、読んでいる最中です。膨大な登場人物表見た時は泣きたくなりましたが(笑)、だいぶ馴染んできました。今週中には読み終わる、かなあ。

 あさのあつこさんサイン会(そらたさん情報) 詳しくはこちら
 日 時:2月27日(日)14:00〜
 場 所:丸善・丸の内本店 2階特設会場(03-5288-8881)
 整理券:先着150名
  配付方法‥1. 『バッテリー第6巻』を購入した人に配付
       2. すでに購入してしまった人は自己申告すればもらえる
       3. 電話予約(03-5288-8881)
 備 考:当日はバッテリー最終巻を持参のこと
     サイン会当日にバッテリーポスタープレゼント
 ちなみに私は、文庫の1巻を読み終わりまして、先日2巻を買ってきたところ。

 恋月姫さんってこんな方。新しい写真集、買っちゃおうかなあ、どうしようかなあ。『少女人形』と、どっちを買うか、悩み中。

 柴田よしきさんも、某ソーシャル・ネットワーキング・サービス(ってmixiですよね(笑))に参加されたんですね(2/15の日記より)。同業者が山のようにいましたかそうですか。綾辻さんのフォーラムとかもあるらしいのですが、う〜ん、メジャーな人々が次々とあちらに移項しちゃって、一般人がネット上で読める日記がどんどん形骸化してゆく昨今、蚊帳の外に置かれたみたいで寂しいなあ。

 日記の背景は「裸足のきみを僕が知ってる」です。自分への応援歌のつもりでよく歌ってます。僕も自分、きみも自分、これまた寂しいなあ(笑)。

2月17日 宮部みゆきさんインタビュー。『ぼんくら』シリーズは三部作だそうです。

杉江松恋さん情報)映画『姑獲鳥の夏』完成したようですね。“阿部寛演ずる榎木津は、本当に「つかつか」歩く”うわあ、見たいなあ。

 恩田陸さんインタビュー。「入稿するまでが昼で、入稿してからが夜」って、なんか壮絶ですね。恩田陸版「ガラスの仮面」が、気になる気になる。

2月18日

 授業のお手伝いで学校へ。小学一年生相手に駆けずり回ってたら、二度もすっ転んでしまいました(ぶざま)、足がついていかないなんて恥ずかし〜。うわ、Gパンに(小さいけれど)穴が!膝が擦りむけて血が!痛めた左足をかばおうとしたら右足がつった!やっぱり初老です、えーんえーん。

「POP王とPOP姫の本屋大賞対決」(<すんません、リンクが切れていましたね、直しました)(政宗さん情報)。いいなあ、こういうPOPが書ける人は(自分は字が下手なもので‥)。自分の薦めた本が売れてゆくのを見るのは楽しいだろうなあ。

2月19日

 伊坂幸太郎『重力ピエロ』(新潮社)読了。まさしく題名通り、重いんだけれど、朗らか。この小説を通して「最強の家族」である彼ら四人と出会えたことが、一番の喜びです。
 無謀を承知で云っちゃうけど、これ高校生の課題図書にして、皆にディスカッションさせたいなあ。レイプも放火も殺しもストーカーも家族も物語の結末も全〜部ひっくるめて、それらについて自分の考えを形にしてみる。相手の意見を聞いてみる。もちろん正解なんてなくて当然、いろんな考え方があることを知るのもいい体験になると思うのよね。

2月20日

 映画「ハサミ男」予告編が見られますJDCさん情報)。う〜ん、こんな話だっけ?

 昨日の朝日新聞には、乙一さんのインタビュー記事が(全国的には18日の夕刊かな)。映画「ZOO」は「アイディアだけとって自由に映像化すればいいと思っていたら、原作がほぼ脚本のようになっていて恥ずかしい思いです」ですって。うおお、期待大(^^)。

2月20日(その2)

 ミステリー’zリニューアル。いろんな情報を見ていたら‥“『空中ブランコ』ドラマ化、伊良部役を演じるのは阿部寛”。え? 『ハサミ男』堀之内も阿部寛、『姑獲鳥の夏』榎木津も阿部寛。他に俳優はいないのか(いや、アベちゃんは好きなんですが)。

2月21日

 ロッテチョコパイ<アプリコット>(春季限定)は美味しいです。チョコとアプリコットジャムの組み合わせ、好きなんですよね。

 春季限定といえば米澤穂信さんですが(笑)、汎夢殿によると、『氷菓』『愚者のエンドロール』が夏以降再出荷されるかも、だそうです。表紙の絵も変わるかも。そうか「角川スニーカー文庫ミステリ倶楽部」は休眠してたのか、好きなレーベルだったのにな。残念。

 仮フランス装っていうんでしょうか、単行本のソフトカバー。軽くて読みやすくて、私は好きです。でも軽いから値段も安い、って訳でもないのかな。本を「物」として見た場合には、ハードカバーの方が立派ですが。

「ほんとにあった怖い話」スタジオ後ろ二階部分でずっとうごめいている幽霊の影役の人にご苦労さまと云ってあげたい(笑)。

2月22日

 左脇えぐりこむように読むべし!読むべし!読むべし!って感じで『紅楼夢の殺人』読書中(笑、この「左脇〜」って『あしたのジョー』のセリフなんですね、私が知ったのはサイバラさんの著書でした)。

 第25回横溝正史ミステリ大賞決定ミステリー’z情報)。昨日最終選考会(選考委員は綾辻さん、大沢在昌さん、北村薫さん、坂東眞砂子さん)が開かれ、伊岡瞬さん『約束』のダブル受賞(大賞&テレビ東京賞)が決まりました。選評は「本の旅人」「野性時代」誌上にて(4月号か5月号あたりかな)。

 有栖川有栖氏、「アナザーコード」を語るりほさん情報)。ユースケ・サンタマリアがCMやってるアレですね。うちの子どもたちは「真下くんが椅子を壊した」と騒いでいます(笑)。

 みゅうさんに教えていただいた、映画「イン・ザ・プール」。予告編を見ましたが、面白そうじゃん。今夏ロードショー。

2月22日(その2)

 刑事コロンボ「断たれた音」。『紅楼夢の殺人』巻末インタビューに出てきたそれは、耳の聞こえないチェス・プレイヤーの話ですね、懐かしい〜。最初に見たコロンボはたしか「死の方程式」、あれは衝撃的でした。うん。

 芦辺拓『紅楼夢の殺人』(文藝春秋)読了。『紅楼夢』という、日本人にとっては『三国志』のようにポピュラーではない(よね?)中国の物語を下敷きに書かれたミステリ。慣れない舞台に人名、登場人物の多さに最初こそビビりましたが、あっという間に読者を物語に引きこむ、巧みで活き活きとした語り口はさすがです。次々と人が殺されるのに、陰惨さがかけらもない(笑)。それを現実離れした絵空事と鼻白むか、この虚構性こそミステリの醍醐味と愉しむかは読者次第。私はもちろん後者です。トリックの弄された理由が秀逸。

 本やタウン「ミステリーブックフェア2005」。おお、『暗黒館の殺人』がトップで紹介されている(^^)。なぜ「あかがわ」の前に「あやつじ」があるのかは謎ですが(笑)。

 あさのあつこさんインタビュー。
http://www.yomiuri.co.jp/book/author/20050222bk01.htm

 折原一さんの日記(2/22)、そんなところで『暗黒館の殺人』を引き合いに出さなくても。嬉々として3回繰り返し読んだ私の立場は(笑)。

2月22日(その3) 二階堂さんがJ-ミステリ倶楽部に加わるらしいです。へえ。

 NTT西日本コミュニケーション大賞の審査員を、綾辻さんが務められます。他の審査員は、川崎徹さんと進藤晶子さん(<あらまタイムリーねえ)。

2月23日

 ミスタードーナツの「ポン・デ・リング」はおいしいですね。でもこのくびれた形はどうやって作るのかな。ミスドは学生時代にバイトしていた(まだオーブンが導入される前で、パイとか一切なかった頃だけど)んですよ。「神奈川県で一番時給の安い店」と評判の場所でしたが(笑)、商品になり損ねたドーナツ(形の悪いのとか)がたまに裏に置いてあって、それを休憩時間に食べるのが楽しみだったなあ。揚げたてドーナツは、まわりはカリカリ、なかはふわふわ、すんごくおいしいのよ。

「月光シアター」近所のお店に買いにいったら入荷分は売り切れだそうで。ええ〜、嬉しいような悲しいような。「取り寄せますか?」「はい」とうっかり返事をしてしまったので、入手できるのはさらに先になりそう。うえ〜ん。

2月24日

 ともさんの生徒さんはいいなあ、こういう日記(2/24)を読んでいると心が暖かくなります。
 でも私にとって本屋さんは、小学生の時はあまり身近な場所ではなかったなあ。お小遣いは5年生になるまでもらってなかったし、本はもっぱら学校の図書室や地域の図書館で調達していた記憶が。親も買ってはくれましたが、文部省推薦(?)の金ぴかシールの貼ってある本ばかり(そういうのも楽しく読んではいましたが)。
 そんな親も少しはミステリを読んでいたようで、実家にはポケミスの競馬シリーズがずらっと並んでいました(今はもうないけど)。漢字二文字の題名がカッコ良く見えたなあ。何故かクロフツの『樽』が一冊ぽつんとあったのもすごく印象に残ってます。私は最初の数ページで挫折しました(笑、子どもの頃ね。でも今なお未読のまま‥)。

 森博嗣『工学部・水柿助教授の日常』(幻冬舎文庫)読了。限りなくエッセイ(もしくは日記)に近い小説。でも読んでいる間中、げらげら笑って癒されましたねー。人の心をリラックスさせる文章が書けるのって、立派な才能だと思います。日常の謎系の不思議な出来事とその解答も面白かったな。

2月24日(その2) 「作家に聞こう」小川洋子さん。答えの一つ一つが優しい感じで好印象。

 ネタバレ部分を背景色と同じにして消したつもりでも、はてなアンテナ(詳細モード)上では普通に表示されちゃってるよとか、ブログの冒頭に「ネタバレ注意!」と書いても、まとめ検索では入力したキーワードを含む文章を勝手に引用、表示しちゃうので、ヤバい部分がもろ見えになってるよとか。ネットやってると、ネタバレの矢がいつどこから飛んで来るか分からないし、自分が飛ばしてることもままあると(笑)。まあ、たしかにネタに触れずにミステリの感想書くのって、隔靴掻痒、難しいんですけどねえ。

2月25日

 excite翻訳で「あなたのホームページを中国語に」というのがありまして。「綾辻先生」→「Ayatsuji老師」、「館シリーズ」→「貴族的邸宅系列」(へぇ〜)、一番ウケたのが「クロフツの『樽』」→「kurofutsu的『桶』」(笑)。中国には樽はないのか? 『あんさんにしか聞こえへん CALLING YOU』以来のヒットでした。

 また雪でした(朝方にはやみましたが)。今冬の関東地方は積雪量は大したことないけど、降る回数が多いなあ。

 2004年本屋大賞を読みましょう第3弾、石田衣良『4TEEN』(新潮社)読了。現代に生きる14歳の少年たちの日常、友情、冒険、不安、性と愛、生と死、めいっぱい詰まった短篇集。うちの長男くん(もうすぐ中2)やその友人たちと比べると、彼らはあまりにカッコ良くて、いいとこどりの気がしないでもないですが(笑)、高層ビルのさらに上に広がる青空のように清々しい読後感。八篇の中からあえてお気に入りを選ぶとすれば「空色の自転車」かな。

 谷山浩子「月光シアター」うわあ、これは予想以上にすごいアルバムだあ。言葉のクリスタルがキラキラキラ。

「IKKI」4月号発売。『月館の殺人』いやあ、笑った笑った(いいのかそんな反応で)。

2月26日

 りほさんの日記経由で見つけたページ。中国語版では、ミステリーランドがライトノベル風になってます。ミステリーランドに関してはいろいろ云いたいことがあるんだよなあ、そのうちコラムででも。綾辻さん、今頃頑張って書いている最中かなあ。

(同じくりほさん情報台湾に行かれた有栖川有栖さんの記事です。

 少し前に「島田荘司を読む南波杏」が一部ミステリ系サイトで話題になりましたが(そうなのか?(笑))、検索でこんなの見つけちゃいました(既出かな?)、「『暗黒館の殺人』をお風呂で読む水希遥」。水希さんは『月館の殺人』もしっかりチェックしている模様。おお。

2月27日 

 体調不良〜(血が足りねえ、何でもいい、じゃんじゃん持ってこい‥って、ルパンかよ(笑))。

2月28日 2月も終わりです。枯れた芝の間から緑の草がちらほら。春はもうすぐそこ。

 光原百合『道』(女子パウロ会)読了。30ページほどの詩集です。黒井健さんの絵に惹かれて手に取ったら、作者が光原百合さんだったのでびっくり。素直な、いい詩でした。

 めざましテレビの広人苑を見ていたら、ほっしゃん。の部屋の本棚に乙一さんの単行本が並んでいて、おおと思いました(ただそれだけです)。

 

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