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 Ayalist 2005年4月の日記(前半)

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4月1〜2日 お休み。

4月3日

 すっかり忘れていました(おい)NTT西日本コミュニケーション大賞が3月18日に決定。審査会の様子の写真と動画がアップされています。審査員の綾辻さんも写っています。声もちょこっと聞こえます。なんか和やかだなあ(^^)。

 ボーダフォンユーザーの皆様、J-ミステリ倶楽部の編集長日誌(4/01)はご覧になりましたか。リニューアル記念企画、楽しみですね(ユーザー以外の方々にはなんのこっちゃの内容ですみません。規約があるため、詳しいことは書けないのよん)。

4月4日

 くろけんさんこと黒田研二さんのHPがリニューアル。名前も「KUROKEN!」に。なんで背景画像がタンポポなの?メロンだったら分からないでもないですが。

「情熱大陸」は装丁家の鈴木成一さん登場。1年に600冊というものすごい仕事量に、ため息。小説のゲラを読んでイメージを固め、イラストや写真などの素材を集めて組み合わせロゴをデザインする、そうした一連のお仕事をつぶさに見られて、大収穫の番組でした。ロゴのデザイン、私もやってみたいなあ<無理です。

 講談社のメルマガ「ミステリーの館」によると、京極夏彦さんの『分冊文庫版 姑獲鳥の夏(上・下)』が今月、『分冊文庫版 魍魎の匣(上・中・下)』が6月、『分冊文庫版 狂骨の夢(上・中・下)』が8月に出るそうです。ハア‥私が気になるのは表紙のみ(って云ったら失礼ですが。だって文庫版もう持ってるしー)。

 読了本三冊。西原理恵子『毎日かあさん(2)お入学編』(毎日新聞社)。名著ふたたび。笑って泣いて、この本読んでる間は忙しいったらありゃしません。自分も男の子と女の子の母親なので余計にツボにはまりまくり。
 有栖川有栖『スイス時計の謎』(講談社ノベルス)。有栖川さんの書く倒叙物は結構好き(「シャイロックの密室」)。話題の表題作は、本文中にもあるように『ローマ帽子の謎』を彷佛とさせました。時計一つでよくぞここまでのロジックの冴え。
 小川洋子『刺繍する少女』(角川文庫)。「美しくも恐ろしい十の「残酷物語」」と裏表紙にあったので、どんなホラーかとわくわく読み始めましたが、私にとっては怖いというよりは非常に懐かしい香りのする物語でした。まるで自分が体験してきたことのような懐かしさ。

 しまったまたでしゃばってしまった。すみませんよその子は大人しくしていますー(反省ザルのポーズ)。

4月4日(その2)

 頭痛に慣れたと思ったら、鼻水が止まらなくなりました。はくしょんはくしょん、ハクショ〜ン大魔王〜<最終回で泣いた覚えがあります。みんな壺の中に入って帰っちゃうのよね、たしか(この話題が通じてる人はいるのか?)。

 ローカルネタを二つほど。
 太田忠司さんが『黄金蝶ひとり』でうつのみや子ども賞を受賞されたことは以前書きましたが、宇都宮市立図書館に問い合わせたところ、授賞式&講演会は5月以降に行われるようです。「5月の広報に詳細が載ります」って云われても市民じゃないので困るんですが(笑)、市民以外も若干名参加できるそうな。日程が合えば、私も行く気満々です。詳しいことが分かったら、またお知らせしますね(もしかしたら太田さんの日記の方が情報早いかもしれませんが)。あ、太田さんと云えば、MYSCON6のゲストでした。日記にMYSCONの模様がアップされています<これはローカルネタじゃないですね。

 今度こそローカルネタ。宇都宮に大規模書店が今春二つもオープンすると以前の日記に書きましたが、工事中の敷地は見当たらないし、どこにできるんだろうと気になっていたのですよ。
 まず喜久屋書店、これはラパーク長崎屋宇都宮店の5、6階部分に。ああ、西武百貨店が潰れた跡地ね。4月にオープン予定の新星堂は、JR宇都宮駅西口のララスクエア5階フロアに。ああ、ロビンソン百貨店が潰れた跡地ね。駅ビルパセオにある八重洲ブックセンター宇都宮店(狭い)は、4月に4階から2階へ移動し拡張オープンするそうですし、現在一番品揃えの豊富な紀伊国屋書店(パルコ8階)も、うかうかしていられませんね。あ、紀伊国屋といえば、先月大沢在昌さんがサイン会でいらしていたみたい。栃木で作家さんのサイン会なんて、珍しい〜。

4月5日

 講談社のメルマガにミステリーランドのことが載っていなかったのがちょっと残念。いつ頃出るのかなあ、春は無理かなあ、挿絵は誰なのかなあ。4月の綾辻さんは、今のところ「月館の殺人」だけでしょうか。あ、たしか「野性時代」「本の旅人」に横溝正史ミステリ大賞の選評が載りますね。よしっ。

 昨晩、鼻にティッシュを詰めたまま「やっぱり猫が好き2005」を観て、レイちゃんの白塗りの顔に大ウケ、爆笑したら、危うく喘息の発作を起こしかけたmihoroですこんにちは(なにごともほどほどに)。全作そろえる気はないけれど、何枚かは欲しいのがこの「やっぱり猫が好き」と「古畑任三郎」のDVD。あ、両方三谷幸喜絡みですね。「HR」も欲しいんだけど、高くてなかなか手が届かない。本を買う時は2,000円のところに壁を感じると以前書きましたが、これがDVDになると「3,000円以上→よっっぽど欲しい作品じゃないかぎり手が出ない」「2,000円台→お財布に余裕があれば、欲しいものは買う」「1,000円台→おおラッキー」「1,000円以下→うそっ、映画観るより安いじゃん」となります。金のなる樹が欲しい‥。

 本格ミステリ作家クラブ「今月の本格トピックス」が更新されています。おっ、「以下のコメントでは、取り上げた作品の内容にやむをえず言及している場合があります。ご了承の上、ご覧下さい。」ってきちんと断り書きがありますね。よしよし。

4月5日(その2)

 2005年本屋大賞決定。合わせて『本の雑誌増刊号 本屋大賞2005』も刊行されました。これ、書店員さんの推薦コメントが読みごたえあるのよね。たまにはミステリ以外の本も読んでみるかなあ、という気になるし(笑)。

4月6日

 昨晩遅く帰ってきたダンナが「ラジオで云ってたんだけどさあ、最近できた本の賞で、本屋さんが選ぶっていうのが」はいはいはい、存じておりますよ〜。「恩田なんとかっていう人の」恩田陸さんね。私と同い年で、本いっぱい出てるよ。一時期連載9本とか、仕事のし過ぎで髪抜けちゃうほどだったんだよ。「『夜のピクニック』って、ラジオであらすじ云ってたんだけど、面白そうだね。うちにあるの?」ない。私もこれから読もうと思ってたとこだから、ちょうどいい、一緒に読もう。「でも「本屋大賞」って、なんか笑えるネーミングだね」え?そうかなあ?
 ひとしきり盛り上がったmihoro家でありました。

『月光の囁き』7日深夜テレビ東京で放映(情報元:国樹由香さん)。

4月6日(その2)

 我孫子武丸さんの本格ミステリ・マスターズ『弥勒の掌』(文藝春秋)は4月23日発売予定。折原一さんの『黙の部屋』(文藝春秋、これは本格ミステリ・マスターズとは違いますよね?二階堂さん)も4月23日発売予定(早いところは22日に並ぶかも)。後者は「カラー口絵8ページ、白黒図版30点」、画像の人mihoroさんは楽しみにしています。折原さんのHPでは本の表紙も見られます。

4月7日

 MYSCON6くじ当選者発表。当選番号は「3、6、8、11、99、100」、私が応募したのは「0、1、2、7、8、10」、結局一つしか当たっていませんでした(にがわら)。応募結果はよくぞまとめましたねご苦労さま。ちなみに「なんで409が選択肢にないんですか」とわざわざコメント欄に記して送ったのは私です(笑)。6つ全部有栖川作品で送ったりほさんには脱帽!

「本の雑誌増刊号 本屋大賞2005」はどこの本屋にも入荷していませんでした。これだから地方は(くすん)。勢いで本屋大賞のページを作ってしまいましたが、ミステリ者の皆さんも、あまりかたくなにならずに、たまにはジャンルの違う本を読んでみるのもよろしいのではないかと。

 深川拓さんの映画の感想、いつも興味深く拝読し参考にもさせてもらっているのですが、「私の映画道楽の原点に綾辻行人氏の『囁き』シリーズが存在している」とは、うわあうわあ(喜ぶ私)。「スリープレス」の感想の冒頭の一行が「うわー、綾辻行人『囁き』シリーズだ」ですってよ青猫さんこれ観ましたか?(いきなり話題を人に振る(笑)、あ、ちゃんと観ていらっしゃいますね)。
 ホラー映画は苦手と常々云っていた自分ですが、よく考えたら「ヒッチャー」(ポテトに指が!)とかわざわざ劇場に観に行ってるし、ヒッチコックもデ・パルマも好きだし、サスペンスと血みどろホラーは違うといえば違いますが、でも「SAW」は気がついたらDVD買っちゃってるし(まだ観てないけど)、実は好きなのか?ううむ、自分が謎だ。

4月7日(その2)

『失踪日記』で話題の吾妻ひでおさんの描かれた『輪舞 - ロンド - 』。谷山浩子さんの書いた詩+吾妻さんの絵、うわあこれは濃いぞすごいぞ買ってよかったぞ。ちなみに吾妻さんのHPはこちらです。ラノベの表紙とか描かないのかなあ、吾妻さん。

4月8日

 地元の小・中学校は今日が始業式。昔はお昼前に帰ってきちゃったんですけど、週休二日になってからは、こういう日でも午後まできちんと授業があります。母は嬉しい。

 本屋大賞メッタ斬り。反応早! わはは、相変わらずの斬りっぷりが小気味いいです。「予定調和になりかけてるのはいかん」これは私も感じますね(1作も読んでないのによく云うよ>自分(笑))。本屋大賞なんだから、もっと侯補作がジャンルごった煮状態になってほしいな。「さらさら ぽかぽか ほのぼの」ばっかりじゃ、ちょっとね。

「ブックオフは出版界にとって「悪」か?」知ったかぶり週報(4/08)情報)。ううむ、難しい問題です。発売から一定期間経たないと古本屋では売れないようにするとか? 著者や版元の取り分を売値に上乗せするとか? 絶版本を極安価格で入手できる、魅力的な場所なんですけどねえ、ブックオフ。

4月9日

 一昨日、昨日のあまりの暖かさに、桜が一気に咲いちゃいました、ちょっともったいない。

 やっと見つけました、『本の雑誌増刊号 本屋大賞2005』。昨日紹介した本屋大賞メッタ斬りがここに載っているとは思わなんだ(笑)。

 書店のラックにささっている本の表紙に大きく「本格」の文字が。ふらふらと引き寄せられる私(笑)。引き抜いてみたら「本格焼酎入門」でした(大笑)。

4月9日(その2) J-ミステリ倶楽部ではこんな催しが

 それなりの読書歴があって作品をしっかり読み込んで仕事として書いている人の書評と、さらっと一回読み飛ばしただけで本はとっくに図書館に返しちゃったから読み返すこともしないで「あーつまんなかった」と日記にちょろっと書いた感想が、ネット上では等価です。これって怖いよね。著者が何年もかけて精魂込めて作った小説も、一回さらっと読まれただけでおしまい。誤読かもしれないのに、巧みに張られた伏線に全く気付いてなかったかもしれないのに、既読本は本棚にしまわれ二度と開かれることはない(または図書館にさっさと返される、またはブックオフに売られる)。そんなちょろっと感想だって、数が集まりゃ「なんだ、この本たいしたことないみたいね、読むのやめよっと」と読者を減らすことに簡単につながりかねないのです。ネット書店のレビューに至っては直接本の売り上げに影響を及ぼすと思いますが、そこまで考えて書いている人は、果たしてどれだけいることやら。
 ネット上で文章をさらすということは、怖いです。自分で書いた文章には責任を持ちたい、そうあるべきだと思うけれど、例えば「昨日の日記に書いたことは間違いでした」と今日の日記で訂正しても、昨日の日記を読んだ人すべてが今日の日記を読んでくれるわけじゃないしね。読み手としては、玉石混交のネット上の情報の中から正しいものを取捨選択できる賢さを、常に意識したいと思います。

4月10日

 読売新聞「本よみうり堂」の著者来店に恩田陸さんが。本屋大賞、おめでとうございます(^^)。写真も、とっても可愛いらしいんですけど、マフラーがっちり巻いてコート着込んだ冬の写真で‥もうちょっと季節に合った写真を載せてあげればいいのに>新聞社。

 今晩24:30頃より、ねとらじ「政宗ラジオ」。そうだ「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞2005」も投票しなくっちゃ。侯補作5作品読んだ方は、ぜひぜひ一緒に参加しましょうね。発売早々読んじゃった方なんて、そろそろ印象も薄れてくるころでは(そんな忘れっぽいのはmihoroさんだけです(笑))。締切までまだ日にちがあると思っていると、あっという間に経っちゃいますからね、今のうちに今のうちに。

 はてな年間100冊読書クラブ。はてなユーザーの方は登録すれば参加できますよ。私の今年の読了数は‥現時点で31冊か。っても、絵本や漫画も数に入っているから、ちょっとズルですね(笑)。

 本屋大賞の一次投票のリストを見ていると、自分の守備範囲がいかに狭いかを実感させられます(笑)。いやまあ、広けりゃいいってもんでもないですが、ミステリなんてほんと、辺境の一角なのね。それでも「このミス」があったり、新人賞もたくさんあったり、注目される機会は多いから恵まれているジャンルなんだなあ。
 さらに遠くに目を向けてみると、本屋大賞は国内のフィクションが対象なので、この他にも海外ものあり、ノンフィクションあり、小説自体が本全体から見れば部分に過ぎないわけで。さらに云えば、本を読む人自体が少ないわけで(笑)。なんだか自分の立ち位置が、顕微鏡を覗かないと見えないくらい小さくなっていく気が‥。

4月10日(その2)

 はてな年間100冊読書クラブに参加しました。「mihoroさんは達成できない」に100カノッサ(笑)。

 4/09の日記で書いたのはこの本です(よしさん取り上げてくれてありがとう)。これが書店のラックにささっていて下3分の2が見えない状態だったわけです。ところでよしさん、影村英生、手に取る前に題名でエロに気がつきましょうよ(「何かの縁だと思って」(笑)大いにウケました〜)。

4月11日 長女さんの入学式は花曇り。

 おもしろいぞINOさんのMYSCON6レポがくしさんのレポと合わせて読むと、3D立体効果が味わえます(笑)。

4月11日(その2)

 小路幸也さんのHP辛口評論家さん情報)。1996年からネットで日記書いていらしたんだ、うわ。

『月光ゲーム』コミックス化。ミステリの漫画化も、一時期よりは数が減ってきたような。

4月12日

 角野恵津子さんによる谷山浩子さんインタビュー。とっても読みごたえあり、面白かった〜。

 あれ?この間の政宗ラジオで推理作家協会賞の侯補作の話が出ていたけど、ググってもソースが見つからないぞ。まあいいや、じきに協会のHP上で発表になるでしょう。mihoroさんは5作中2作的中。「そうかあの人を忘れてた!」とか「全然知らんかった(汗)」とか「本格には冷たいのね」とか。

4月12日(その2) 日曜に紹介した恩田陸さんの記事。「マフラーがっちり」です。

ttp://www.yomiuri.co.jp/book/author/20050412bk01.htm
 今朝の「めざましテレビ」でも本屋大賞のことが話題に。恩田さんの新刊(20日発売予定)『恐怖の報酬日記』も紹介されていました。これ、IN・POCKETに連載されてたエッセイですね、懐かしー。恩田さんは今月下旬、新潮社から『小説以外』も出ます。

4月12日(その3)

 推理作家協会賞侯補作のソースが分かりました、杉江松恋さんだ
[第58回日本推理作家協会賞侯補作]
長編および連作短編集部門
『イニシエーション・ラブ』乾くるみ/『Q&A』恩田陸/『硝子のハンマー』貴志祐介/『剣と薔薇の夏』戸松淳矩/『追憶のかけら』貫井徳郎
短篇部門
「大松鮨の奇妙な客」蒼井上鷹(小説推理12月号)/「東山殿御庭」朝松健(『黒い遊園地』光文社)/「お母さまのロシアのスープ」荻原浩(小説新潮12月号)/「虚空楽園」朱川湊人(小説推理11月号)/「二つの鍵」三雲岳斗(ジャーロ16号)
評論その他の部門
『ゴシックハート』高原英理/『子不語の夢』浜田雄介篇乱歩蔵びらき委員会/『不時着』日高恒太郎/『ミステリアス・ジャム・セッション』村上貴史/『探偵小説と日本近代』吉田司雄編

 長編部門、私が予想してたのは貴志祐介さんと恩田陸さん。貴志さんは順当だと思うし、恩田さんはその活躍ぶりから賞をとってもおかしくないだろうと。『Q&A』をミステリとはあんま思わないんだけどね。
 うっかり忘れていたのが貫井さん。そうかまだ取ってなかったんだ、最近の活躍ぶりからして、こちらも順当順当。恥ずかしながら知らなかったのが戸松淳矩さん。
『イニシエーション・ラブ』や『螢』はマニアックだからどうかなあと思ったんですけど、前者が入りましたね。『紅楼夢の殺人』芦辺拓さんが入らなかったのは意外〜。本格には厳しいのかなあ。

「野性時代」5月号に横溝正史ミステリ大賞の選評が載っています。綾辻さんの新連載は‥ううむ、まだか。

4月13日

「どーすんのオレ!」「つづく!」とオダギリジョーが叫んでいるライフカードのCM。本当にちゃんと続きがありました、「その後のオダギリ」野間美由紀さん情報)。意外な展開もあって、いや面白いわこれ。

 みゅうさんの航海日誌を読んで思い出しました、私もいろんな年末ベスト10の結果と照らし合わせて候補者を考えていた時、雫井脩介さんは当確だと思っていたんですよねえ(『犯人に告ぐ』読んでませんが‥)。

4月13日(その2)

 山田正紀先生のご息女でタロット占い師の火那子さん東京創元社HPより)。思わず「へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜」ボタン連打(いや実際にボタンはありませんが)。山田さんの著作に、風水火那子って女性が探偵役を務めるミステリがありましたが(未読ですが、ネット上での評判はよかったように思う)、そうですか娘さんのお名前が。

 地元の書店に貼ってある文庫近刊案内はまだ4月のままなのですが、あちこちのサイトで5月の情報が上がってきてます。有栖川有栖『マレー鉄道の謎』(講談社文庫)おお、もう文庫化ですか早いなあ、と思ったら、谺健二『赫い月照』(光文社文庫)ええっ、これ2003年の作品ですよね。2年で文庫化かい。鳥飼否宇『昆虫探偵』(光文社文庫)親本は世界文化社でしたが、光文社で文庫化されるんですね。ばんざーいばんざーい!

4月14日

 石持浅海『水の迷宮』(カッパ・ノベルス)読了。奇妙な脅迫事件に端を発する魅力的な謎にわくわくし、その論理的な解明に心が震えました。警察を介入させない理由付けもよく考えられています。ただ、映像がぼんやりとしか浮かんでこなかったのよね(それは私の読解力に難があるのでは(笑))。文章にもうちょっとリズムというか色があったら、終章の説得力も増したと思うので、そこだけが残念。題名も普通過ぎたかなあ。あと、水族館の見取り図を付けてほしかったな(それは完全に趣味の問題です(笑))。

ミステリ以外のお薦め本を教えて下さい」(by 都鞠さん)。小説でも漫画でも、お薦めしたい本がある方はぜひ。私も、どんな本が挙がってくるのか興味があります。

4月15日

 関西ミステリ連合公式HPみゅうさん情報)。関ミス連春の総会は2005年6月4日(土)、同志社大学今出川キャンパス寒梅館地下会議室にて。ゲストは乾くるみさんです。

 鮎川哲也賞は受賞作なし。ここ10年の受賞者リストを見ると、受賞後コンスタントに作品を発表しているのは谺健二さんと飛鳥部勝則さんくらいでしょうか。厳しい世界ですね。

 いろんな件名のアダルトスパムが舞い込んできますが、「河童目撃情報」ってのはなんなんだ(笑)。

「♪ 苦しくったって〜、悲しくったって〜」アタックNo.1の主題歌を、この年になっても一字一句間違わずに歌える自分に感心しました(笑)。漫画は読んでないですけど、アニメは真剣に見てましたからねえ。ドラマ、前半の30分だけ見ましたけど、鮎原こずえはあんな、ちょこまかしたキャラじゃなかったのにな。早川みどりは転校生で途中から入ってきたはずだし、でも最初の試合のシーンはなかなか迫力ありました。みどりのサーブは「木の葉落とし」と云わないのか? 外見ではみどりと猪野熊コーチがけっこう似ていてツボ。
 昔のぴあのはみだしにはこんなアタックNo.1ネタがありました。
「アタックNo.1のソ連選手シェレーニナさんは、試合中は「オー、イエス」と言い、試合後はペラペラの日本語で鮎原こずえと話し、最後に「アウフヴィダゼェーン」とドイツ語で去っていく、とても国際的な人です」(笑)

 

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