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 Ayalist 2005年9月の日記(前半)

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9月1日

 続編があることは知っていましたが、深川さんの日記で、もちょっと詳しく分かった「SAW2」。金庫の置いてある部屋?出口のない館?うわあ、本場のOFFICIAL SITEも怖そうだぞ。ところで深川さんとは、映画の趣味だけでなく音楽の趣味もよく合うなあ。さだまさし、aiko、昨日の日記は山下達郎『ARTISAN』。所ジョージ‥はあまり聴いたことないけれど(笑)。

 9月の綾辻さん。ミステリーランドの進行状況が大変気になるところですね。講談社ミステリーランドのページは更新が遅いので当てにならないから、メルマガの方を要チェック。刊行日が分かり次第、当サイトでもお知らせします。私の予想では、10月刊行‥に間に合えばいいなあと。
 その他は、上旬に本格ミステリ作家クラブHP「今月の本格トピックス 執行会議メンバー・今月の一言」が更新予定。16日は江戸川乱歩賞贈呈式。24日は「IKKI」11月号発売日。

「ミステリーランド」に関するアンケート、締め切り日を決めました、9月9日(金)23:59 です。投票まだの方、お忘れなく。

9月1日(その2) ええっ、もう出るの!?

DVD「姑獲鳥の夏」京極堂BOX(完全予約限定生産)桐箱は要らないなあ(笑)。10,500円、12/22発売。
DVD「姑獲鳥の夏」プレミアム・エディション(初回生産分のみ限定仕様)。4,935円、11/25発売。

 もしも『魍魎の匣』が映画化されたとして、DVDがやっぱり匣に入ってたら‥開けるのコワいかも(笑)。

9月1日(その3) 楳図かずお、幻のデビュー作『森の兄妹』『底のない町』が復刻! でも綾辻さんはもう持ってるんだろうな。

 映画「夜のピクニック」公式サイト(みゅうさん情報)。うわ、俄然観たくなってきたぞ。栃木で上映するといいんだけど。

9月2日

 8月31日の日記で取り上げた西原理恵子さんの記事に対する声明文。新聞記事を書いた人の意図がズレていたのではないかなあ。サイバラさんの説明はとても分かりやすく、ああ、こういう公平で腹の据わった人だから、漫画に共感できるんだなと思いました。

9月3日

「姑獲鳥の夏」DVDを大極宮で予約すると、特典として特製手ぬぐいが。申し込み期限は9月30日(早っ!)。それから京極さん、『邪魅の雫』はまだ脱稿していないみたい。ということは、9月22日発売というのは‥無理そうですね(以上、大極宮情報)。私は文庫待ちだから発売がいつに延びても「ふうん」ってなもんです。あ、『百器徒然袋 雨』文庫が今月出るんだよね、表紙画像は(ごそごそ検索)ううむ、まだ見つからないや。

 期限を設定した途端、かけこみのアンケート回答がわらわらと。現在179票集まりました。200票に届くかな?

『クドリャフカの順番』を読む前にと、『氷菓』再読。結末を知りながら読んでも、打ちのめされてしまいました、やっぱすごいや。引き続き『愚者のエンドロール』再読中。エノさんはしばしお休み。

『殺人鬼』(新潮文庫)が新帯で出てました。「本屋大賞 発掘本「私の知る限り最も怖かったホラー」」。ここにまで本屋大賞の影響が!

9月4日 9月の日記の背景は「祝!アダゴオルDVD」ということで。

「出版相次ぐ「ネット本」」。ネット上でタダで読めるもの(厳密に云えば接続料も電気代もかかってるんだけど)をわざわざお金出して買わなくても‥まとめて読むのはたしかに画面より紙の方が読みやすいけど、リアルタイムで読む楽しさにはかなわないんじゃないかな。とか云いつつ、森さんの日記本は全冊持っている私(笑)。才能のある素人が発掘されるのは嬉しいですけどね。「ネット掲示板への投稿を使って本を出した光文社は無断利用などで訴えられ」って、何の本のこと?

「読書系男版」。女版はないの?

「ホテルオークラ東京 文藝春秋特別講演会「私の修行時代」」、講師は大沢在昌さんと宮部みゆきさん。なんか豪華な企画だなあ。

「綾辻行人と佐々木倫子の異色顔合わせ」。りほさん情報ありがとう。『月館の殺人』後半、目が離せませんね。ところで「IKKIPARA」の“[月館]すごろく詳しい解説!!”って、いつになったらアップするのかね。

 15才の男子がこんな こ難しい言葉を弄するかね?と、語彙の少ない14才男子の母は思ったりもするわけですが、『愚者のエンドロール』は傑作ですね。いやほんと。さあ、いよいよ『クドリャフカの順番』を読むぞ〜(INOさんに先を越されてしまった‥)。

9月5日

 米澤穂信『クドリャフカの順番』(角川書店)読了。楽しい!面白い!伏線いっぱい!動機も納得!これ以上何を望む?みんなも読んでね〜ということで勢いで作った予告編(笑)。

9月5日(その2)

 e-NOVELSで「e-NOVELS参加作家の懇親会 in 大阪&東京」レポが読めます。大阪編に綾辻さん登場。そして、9/20、綾辻さんの短篇「悪霊憑き」がe-NOVELSで販売。特集も期待しましょう。

9月6日「大猫丸本サイン会(倉知淳さんサイン会)」のお知らせ(^^)。(詳細はこちら(9/04))

 日 時:9月25日(日)14:00〜
 場 所:ミステリ小説書店「TRICK+TRAP」(吉祥寺)
 対象書籍:『猫丸先輩の空論』(講談社ノベルス 9月の新刊)
      『猫丸先輩の推測』(講談社文庫 9月の新刊)
      『日曜の夜は出たくない』『過ぎ行く風はみどり色』『幻獣遁走曲』(いずれも創元推理文庫)
 予約方法:「TRICK+TRAP」戸川さん宛に、メールで申し込み。その際、希望の書名を明記すること。
      予約締め切りは19日。

 さて、25日のサイン会は私も参加する予定。で、もしご希望があれば、サイン会の前に吉祥寺でAyalistオフ会を開こうかと考えています。参加してみたいという方は、メール下さい(アドレスはこのページの一番下に)。期限は20日(火)とします。「サイン会は行かないけど、オフ会だけ」でもいいですよ。

9月7日 台所にカネタタキが棲み着いてしまいました。姿は見えねど、鳴き声だけ「チンチンチン‥」と。

 川上弘美『古道具 中野商店』(新潮社)読了。物の話かと思ったら、人の話ばっかりでした。私の頭の中では、ヒトミさんはモデルの はな のイメージ。

9月8日「ミステリーランド」アンケートは明日までです!どうぞよろしく。

 りほさんの日記(9/08)に反応、「原作のある映画で面白いと思ったもの」。
▽吉田秋生『櫻の園』(原作のエピソードをしっかり織り込みつつ、「櫻の園」上演当日の短時間のドラマに仕上げた脚本が秀逸。高校生役の女優さんらも皆、とってもいい。)
▽松本大洋『ピンポン』(キャラが同じ!セリフが同じ!カット割りまで同じ! 原作ファンの反応はあまり知らないけど、個人的には奇跡の映画化と思っている。すばらしい。)
▽天藤真『大誘拐』(風間トオルにもっと演技力があれば‥でも、お陰で北林谷栄のすごさが一層引き立つ結果に。原作も映画も、面白かったなあ。)
▽嶽本野ばら『下妻物語』(ブッ飛んだ快作!)
 ううむ、まだ他にもあった気がするけど、思い出したら書きますね。ポイントは「映画ならではの解釈および完成度」「原作への愛」、かな。これらがひしひしと感じられる作品は、マル。
 上に挙げた作品からは若干落ちるけど、『ZOO』も健闘した方じゃないかな、原作を越えはしなかったけど。『炎の少女チャーリ−(原作は『ファイアスターター』)』『デッド・ゾーン』も、スティーブン・キングの原作にはかなわないまでも、印象に残ってます。前者は俳優陣が良かった。後者は、主人公の元恋人をあの役(映画と原作両方知っている方は、分かるかと)に割り当てたのが上手いと思ったな(古い映画ですみません)。

9月9日

「ミステリーランド」アンケートは今日の23:59で締め切ります。集計ページを必死で作成中。一週間後くらいには発表できるかな。頑張りまーす。

 ああ、3年前の今日は『最後の記憶』サイン会だったんですね。あの日は暑かったなあ、講談社のうちわをもらって階段に並んで、帰り雨が降って。三年間、すっかり変わっちゃったこともあり、全然変わらないこともあり。ちなみに去年の今頃は『暗黒館の殺人』発売で大騒ぎでした。今年の9月はどんなかな。「ダリアの日」が近付いてきますね。綾辻さんは書き終わったのかなあ‥。

9月10日 アンケート、締め切りました。ご協力ありがとうございました。結果発表は15日以降に。お楽しみに!

 故あって『最後の記憶』再読中。そういえば、そろそろ文庫にならないのかなあ、これ。

9月10日(その2)

 家を出てからTRICK+TRAPまで、ゆうに3時間半はかかるmihoroですこんにちは。ちなみに近所には都心まで新幹線通勤している人もいます、片道100km。<ともっぺさんの掲示板にこんなところで答えてどうする。

「行き先は……有栖川さんの新作長編の舞台となるところ」どこ?

「被疑者が現れました!」「よし、確保だっ!」バサッ、ゴソゴソ(袋をかぶせる音)「カネタタキ、住居不法侵入の現行犯で逮捕する!」なんて会話はもちろんしていません(笑)。家の中でチンチン虫の声がするのは風情があっていいのだけれど、虫にとっては、いくら鳴いてもメスがこなくて可哀想だろうということで、姿を現したところを捕まえ、外に放してあげました。1cmくらいのちっこい虫だけど、声は響くのね。

9月11日 米澤さんに褒められちゃいました。うわーい(^0^)。

 鯨統一郎『ふたりのシンデレラ』(光文社文庫)発売、そうかミステリー・リーグは光文社で文庫化されるのか‥って、あれ?『ふたりのシンデレラ』の前にもいっぱい出てるけど(ここ参照)、それらは文庫化されないの?(がーんがーん)

9月12日

 本格ミステリ作家クラブ公式サイトがようやく更新。「執行会議メンバー・今月の一言」に綾辻さんのコメントがあります。ところで、サイト内の不備な点(リンク切れとか)をいくつか見つけたので、先月末事務局にメールしたんだけど、ひとつも直ってないな、ま、いいけど。

「有栖川さんの新作長篇はTimebook Town連載中の「乱鴉の島」、ということで戸川さんの行き先は三重県ではないか」と、りほさんに教えていただきました。戸川さんだからてっきり、創元の新作長篇=江神シリーズ続篇のことかと思ったのですが‥。気がつくと今年もあと三ヶ月ちょっとですね、どこまで書かれたのでしょうか。

9月13日

 加納朋子 文/ 菊池健 絵『ななつのこものがたり』(東京創元社)。わあ、これはぜひ実物を見てみたいぞ。サイン本ネット販売もやってますポストカード(8枚組・1000円)もあります
▽ 原画展示販売会
 日 時:2005年9月16日(金)〜10月15日(土)
 場 所:ジュンク堂書店池袋本店3F壁面にて
▽ サイン会
 日 時:10月1日(土)14:00〜
 場 所:ジュンク堂書店池袋本店(03-5956-6111)
 備 考:『ななつのこものがたり』予約者に9月16日より整理券を配布(先着順)

 へえ、こんな本があるんだ、『メガネ男子』(書店員の店売配達日記より)。自分の過去を振り返って見ると、「ちょっとイイかも」と思った男の人は9割以上の確率でメガネかけてますね(笑)。で、相手がコンタクトに変えた途端、なんだかボルテージ下がったことが二度ばかり(わはは)、うーむこれは立派なメガネ萌えか?(でも、ヨン様とかは別にどーでもいい)。

 米澤さんのお作りになったページを見て、「kudryavka」と綴ることを初めて知りました。私が作ったファイル名なんて「kudo」恥ずかしい(笑)。

9月13日(その2)

 エルフさんの日記で知った「恩田陸、今後の執筆予定他」。す、すごすぎる‥。
 綾辻さんだって本は出るさ!(恩田さん相手にムキになっても詮無いことですが) 今年中にはミステリーランドが(きっと)出るし、来年は『月館の殺人(下)』(<中巻があるんじゃないかという声も)、『川に死体のある風景』(「ミステリーズ!」競作短篇の単行本化)、「幽」の短篇は‥本にまとまるのは再来年かな。「野性時代」での連載は‥ううむ来月もまだ始まらないのか。エッセイ集第2弾は、昔のインタビュー記事を読むと、ご本人あんまり作業に乗り気じゃないみたいだったし‥、あとは‥‥えーとえーと‥‥

9月14日 ミステリーランドのアンケート、集計中。明日、全部は無理でも途中までは発表できる‥かな。

 私が小学校中〜高学年の頃一番ハマっていた本は、ご多分に漏れず、ポプラ社の「少年探偵 江戸川乱歩全集」でした。全46巻あるうち、1〜26巻は最初から子ども向けに書かれたもので、少年探偵団が活躍する類いのお話(子ども向けなので、二十面相は人を殺さない)。27巻からは大人向けの一般小説を子ども向けにリライトしたもので、中には少年探偵団が登場しないものすらあったような気がします。前者と後者は、装幀も微妙に違いました(背表紙の絵が後者は黄金仮面だった<怖かった。前者は何だったか忘れちゃったけど。新しい版になったらこれが全部黄金仮面になってしまって、棚にささってると見るのに勇気がいった(笑))が、見た目だけじゃなく内容も明らかに違う、26巻と27巻の間には大きな隔たりがあるのが子供心に分かりました。で、私は断然、後者が好きだったのよね。『黄金仮面』『魔術師』『影男』『一寸法師』‥、跋扈するフリークス、硫酸で焼かれた顔、女を葬り去るための底なし沼の作り方‥印象に残っているのはそんな残虐なシーンばっかり(笑)。最近少年探偵団シリーズは復刊かないましたが、なんと、シリーズ前半の子ども向け部分だけだったとは。がっかり。
 ところで、乱歩を夢中になって読んでると、母が横から「荒唐無稽」「話のつじつまが合ってない」「人殺しの話ばっかり」と口を挟んできて、煩いったらありゃしなかった(笑)。そういう母は子どもの頃、ジュール・ベルヌのSFや冒険ものばかり読んでたらしいんですけどね。でも、今度は親になった自分が長女さんに対して「ホラーばっかり読んでないで、いろんなものに手を出しなよ」とか、つい云っちゃうんですよ(汗)。いつの時代も「子どもの心、親知らず」。ううむ、いかんなあ。
 長女さんの読書はほんとにホラー一辺倒、漫画もホラー、小説は『新耳袋』に『着信アリ』、でも先日平山夢明を貸そうとしたら「表紙が怖いからイヤ」と突っ返されました。意地でも親の勧める本は読みたくないらしい(笑)。

9月15日 アンケート、もちょっと待っててね。なんとか今晩‥

 TVチャンピオン「アキバ王選手権」をなんとなく視聴。「お母さん、なんでアキバ系用語をそんなによく知ってるの?」と長女さんに驚かれてしまいました(笑)。いや、私が知ってるのは2ちゃん用語、「絶対領域」なんて言葉は今日初めて知ったわよ。

 東川篤哉『館島』(東京創元社ミステリフロンティア)読了。すごい館だなあ(笑)。スラップスティックに少々品がないけれど、あれっと思った箇所が伏線としてきちんと回収されているところはマル。

 

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