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 Ayalist 2005年9月の日記(後半)

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9月16日

「ミステリーランドに関するアンケート」の結果です。コメント欄にもたくさんご意見いただきました(何と、108人もの方が何かしら書いて下さいました、感謝!)が、それについては近日中にアップします。皆さん、ご協力ありがとうございました。

9月17日

「ミステリを読み進めることのなかに、あらかじめ再読が含まれている。」(円堂都司昭さん)なるほど、そういう考え方もあるんだなあ。私にとっては、読んでる最中に前のページを確認するのはあくまで初読のうち、再読は全く新たな気持ちで最初から読むこと、ですけどね。好きなミステリはよく再読します。綾辻さんのはもう何回読んだことか(笑)、今月も『最後の記憶』『暗闇の囁き』を読みました。今年再読したものとしては他に『ハサミ男』『氷菓』『愚者のエンドロール』‥。

「かまいたちの夜シリーズ 新作(仮)2006年発売予定」。平野さん情報どうもありがとう。我孫子さんがどこまで関わっているのか分かりませんが、楽しみにしましょう。あ、でも「かまいたち2」はまだやっていないんだ私。

 我孫子武丸×藤谷陽子『スライハンド』(ブレイドコミックス)読了。特殊能力“スライハンド”を持った少年。組織に追われる彼と、彼を思う少女の物語。うわあ、これは我孫子さんの小説でぜひぜひ読みたいっ。

 京極さんの『百器徒然袋─雨』(講談社文庫)解説が阿部寛さん。原作読み込んで役を作られるタイプなんですね、それは嬉しいな。

「GIALLO」リニューアル。国内ミステリ専門誌となり(書評は海外ものもありますが)、値段も800円台に。でも表紙までシンプルになっちゃった。前の号に写っていたものがちらっと登場している──のコンセプトがなくなってしまったのは寂しいです。あ、本格ミステリ大賞二次会の写真に綾辻さんが(^^)。

9月18日「ミステリーランドに関するアンケート」コメント欄集計もできました。ご覧下さい。

9月19日

「叙述トリックは、映像や漫画ではできないと認識していたのに、同じ映像媒体である「お笑い」では可能」(野間美由紀さん日記より)。なるほど、たしかに。

「『ニンギョウがニンギョウ』の函入り装幀について」(都鞠さん日記より)。まだ実物を見たことがないのですが、紙質や活字などにも工夫があるのか。メフィストに掲載された第1回は読みましたが、訳分かんないのに妙に読まされてしまう話でしたね。文章は推敲の余地があると思ったけど(同じページに何度も同じ単語が出てきたりとか)。

 大矢博子さんの「2004年の私的・面白本ランキング」。うわー、私が読んだことない本ばっかりですが、『さよなら妖精』『幽霊人命救助隊』『臨場』『黄金蝶ひとり』は読んだぞ。『幽霊人命救助隊』はほんとに誰かドラマ化してくれないかなあ。
 私はそういう私的ベストって去年やったっけ?たしかやっていなかったような。「暗黒館の混沌の黒に塗りつぶされ、他には何も見えません」って年でしたからね、2004年は(笑)。ええと、旧作を含めて(綾辻作品は除いて)2004年に読んだ中で「もう一回読み返したいな」って観点から選ぶとすると、『ifの迷宮』『玩具修理者』『さよなら妖精』『スカイ・クロラ』『スペース』『象と耳鳴り』『鉄塔 武蔵野線』『花の下にて春死なむ』『星の玉子さま』『毎日かあさん』、こんなところかな。

9月19日(その2)

 e-NOVELSで、綾辻行人「悪霊憑き」販売開始(短篇です)。“怪奇幻想本格推理の誕生!”と紹介されています。同時に「川に死体のある風景」特集ページも更新。「識者によるオススメ綾辻行人の作品」、えーと、ちょっとした縁があって私の駄文も取り上げてもらっています。政宗さん紅蓮魔さん嵐山さんフクさんの読みごたえある解説をお楽しみ下さい。

9月20日

 ホラー好きの長女さんに「お母さんも『着信アリ』読んでみようかな」と云ったら、喜んで貸してくれました。手渡された本を見たら、あれ?
『着信アリ2』
「『2』?『1』じゃないの?」「うん、『2』しか読んでない」
 えー、普通『2』って書いてあったら『1』(=『着信アリ』)から読もうと思わないのか? しくしく、今度『着信アリ』を買って来よう‥(「これは前作から読まないと意味不明」って青猫さんも書いてるじゃん。ほれ見ろっ)。

 みゅうさん「今月は解説陣も豪華で(中略)『試験に敗けない密室』が……これ、知らない人は「誰?」って思わないのかな?」(9月15日)が気になって、本屋で見てきました。ううむ、知らない名前だなあ。家に帰って検索してみようにも、もうその名前は忘却の彼方(笑)。仕方なく適当にあちこちうろついていたら、思いがけず正解にたどり着き。へぇ〜。その方のサイトに行ってプロフィールを見たら、わ、私より5つも年下だったとは。結構ショック。

9月20日(その2)

 踊る大捜査線次回作は「警視 木島丈一郎」、へぇ〜。寺島進、映画でなかなかカッコ良かったからなあ。ところで、「容疑者 室井慎次」を観に行こうか、それとも本広監督の「サマー タイムマシン ブルース」を観ようか迷っていたら、後者はあっという間に上映終わってしまいました(涙)。

 貫井徳郎さん『悪党達は千里を走る』(光文社)刊行記念サイン会(詳細はこちら
 日 時:10月2日(日)15:00〜
 場 所:三省堂 神田本店 1F特設会場
 備 考:要整理券 先着100名

9月21日 オフ会参加予定の方々、今日メール出しますね。んー、お店はどこがいいかなあ。

 アンケートを作る時に参考にしたのは、ここです。ライトノベル-Wikipedia。ライトノベルのレーベルって、今まであまり気にしたことがなかったのですが、何種類もあるんですねー、いやびっくり。以前とあるラノベランキング本を見たら、乙一さんは入ってないのに西尾維新さんは入ってて、「ラノベってどういう基準で決めてるの?」と不思議に思いました。
 あ、ところで20日より前に投票して下さったお二人の方、すみません、問題作り直したんで前のデータはチャラになってしまいました。もう一回改めてどうぞ。今度は「ライトのついたベル」はありませんので(笑)。

9月22日「MYSREC 2005 in 関西(仮)」 事前アンケートを行っているそうです。

 今度の三連休、関東地方はあまりお天気が良くないようですね。そういえば前にTRICK+TRAPへ行った時も、雨が降ったなあ。

「人間じゃない」以外の漫画の叙述トリック(都鞠さんの日記を受けて)。明智抄「白花撩乱始末人」。本筋とは直接関係のない部分ですが、私はちょっとびっくりしました(笑)、云われてみれば頭髪が。

 しまったこれは書くのを忘れていたかも。明日なんですけど。
 桜庭一樹さん『少女には向かない職業』(東京創元社)刊行記念サイン会(詳細はこちら
 日 時:9月23日(金・祝)14:00〜
 場 所:ジュンク堂書店池袋本店 1F特設会場(03-5956-6111)
 まだ整理券が若干あるそうです。

9月23日

 古川日出男『gift』(集英社)読了。杉江松恋さんが以前絶賛していたので、気になっていた1冊。掌篇集ですが、まあなんて活字が大きい(笑)。パワフルだけど粗野ではなくて、そしてポジティブ。不思議な元気をもらいました。一番好きだったのは「鳥男の恐怖」かな。

9月24日 

   祝・ダリアの日。
 実際にダリアを見てみたい方へ、全国ダリア園のご紹介(笑)。

 掲示板に書き込みいただきました、安楽椅子探偵、来年3月放映予定!だそうです。
 関西以外にお住まいの皆さん、ダメもとでもう1回メールを出しましょう! 安楽椅子探偵

 日記の背景は「ねむの花咲けばジャックはせつない」。明日はオフ会に倉知淳さんサイン会に猫森集会コンサート!おまけに台風まで!<逸れて下さいお願いですから。

9月25日

 TRICK+TRAP、泥棒に入られ、売り上げ金盗まれる。ミステリの本の中の話じゃありません、実話です。よりによって我々が行く前日にとは。

 沙藤一樹『不思議じゃない国のアリス』(講談社)読了。発売当時、新聞広告に「乙一氏、絶賛!」とあったのがとても印象に残っていて‥もう2年も前のことなのね。短篇集です。表題作と「銃器のアマリリ」が特に好き。前者はいきいきとした関西弁が、後者は圧倒的なバイオレンスの収束のさせ方が。

9月26日

 昨日オフ会に参加して下さった皆さま、ありがとうございました(^^)。レポは倉知さんサイン会と併せて書きますので、しばしお待ちを。

 棒日記(<ものすごい勢いでミステリを読破している20歳の学生さんの日記)で知った「のまネコ問題」、これに対抗して「のまタコ」ですか。ネタとしては面白いけど、う〜ん。今後の展開はいかに。

 京極夏彦『百器徒然袋 風』(講談社ノベルス)読了。私のイメージはこんな感じでした>大きな箱に入れられ、どこかに運ばれて行く私(=読者)。ふたを閉められ真っ暗、外の話声はおぼろげながら聞こえて来ますが、断片的でよく分からない。いったいどうなることかと不安とイライラが頂点に達したころ、突然箱のふたが開き、まばゆい光が!うわ、まぶしいっ‥目が慣れてくると、周囲の様子が一望でき「ああなるほど、こういうことだったのか!」大いに納得、スッキリ。というわけで、読後感は非常にいいんだけど、箱の中に入れられている時間が、長過ぎ。もちょっと短くまとめて欲しかったです。

9月27日 ミステリチャンネル「闘うベストテン」公開録画

 日 時:11月12日(土)15:00〜18:00
 場 所:三省堂書店神田本店(東京)
 出演者:香山二三郎、豊崎由美、大森望、吉野仁、関口苑生、杉江松恋(敬称略、順不同)
 申込み:官製往復はがきの往信用裏面と返信用表面に、郵便番号、住所、氏名を明記
    (往信用裏面には電話番号、年齢、チャンネルへの意見・感想も)
   〒101-8440 ミステリチャンネル「闘うベストテン」係
 締 切:10月末日(消印有効)応募者多数の場合は抽選
     はがき1枚につき2名有効
 備 考:収録した番組は2005年12月にミステリチャンネルで放送

 レポ、書いてま〜す(っても大した量じゃないのに、なかなか終わらない‥)。

9月28日 読売新聞に、図書館の話題「生かす図書館の力」が連載中。

【1】学校に“専業”司書派遣 【2】“民営”続々 新サービス 【3】良い司書招き館長に 【4】学校なのに本不足 【5】24時間 貸し出し中

 第15回なぞがたりなばり講演会「有栖川有栖のミステリー散歩」(詳細はこちら
 テーマ:「本格ミステリーの迷宮をさまよう」
 日 時:11月5日(土)12:30 開場/13:00 開演(講演、質疑応答)手話通訳、託児あり/
      15:00 終演予定/15:15 サイン会/15:45 終了
 場 所:名張シティホテル 3階 白鳳・天平の間
 申込方法:(1)名張市役所1階まちづくり支援室と市立図書館で入場券を現金販売
      (2)メール(machi@city.nabari.mie.jp)による申込み
      (3)ファックス(0595-64-2560)、郵送による申込み
        〒518-0492 三重県名張市鴻之台1番町1番地 名張市生活環境部 まちづくり支援室
      (申し込み詳細、託児申込みについては上記URLで確認して下さい)
 定 員:200名(定員に余裕がある場合は、当日券を会場で販売)
 参加料:1,000 円(18才以下500円)
 問合せ:名張市生活環境部 まちづくり支援室(0595-63-7484)

 そろそろ学園祭シーズンですね。講演会情報は入り次第お伝えします。(早稲田の講演会の作家さんの名前は以前ちらっと聞いたのですが、まだHPに載っていないので決定ではないのかな?)

9月29日 阪神、優勝おめでとう!

9月30日

 オフ会&倉知淳さんサイン会レポ浩子さんコンサート「猫森集会2005」レポ、できました。よろしかったらどうぞ〜。あ、浩子さんのHPでも、猫森集会アンケートが全日分アップされている!2年振りの快挙!

 講談社ミステリーランド担当の方から、お手紙をいただきました。アンケート結果を読んで下さったそうで、「多くの方々の暖かいお言葉の数々に励まされ」「厳しいご意見も真摯に受け止め」「今後の編集作業、宣伝活動に役立たせていただきたい」とありました。アンケートにご協力いただいた皆さま、改めてありがとうございました!(最後に嬉しい一文が。「綾辻先生も、じわじわと完成に近付いている状況でいらっしゃいます。どうぞご期待下さいませ。」ですって! うわあい!)

 明智抄「始末人シリーズ(全五巻)」(朝日ソノラマコミックス文庫)(『明朗健全始末人』『鳥類悲願始末人』『白花撩乱始末人』『暗中捜索始末人』『勧善掌悪始末人』)読了。耽美とお笑い、狂気と悲哀、すべてを網羅した怪作です。小鳥さんが好きっ。

 

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