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10月16日

　三雲岳斗さん「新書とラノベとロングテール」（モノグラフ経由）。そうなんですよ長く売ってほしいんですよ。新刊と重版の比率が8：2じゃ悲しいですよ。あっという間に絶版になって、図書館にも置いてなくて、古書店を何度も何度も往復して奇跡の邂逅を待つしかできないなんてもう。（でも、そうやって待ち続けた本と出会えた時は、すっごく嬉しくて、読むのがもったいなくて結局積んでたりして、何やってるんだ私（笑））

　朝日新聞に毎日毎日、恩田陸さん『ネクロポリス』の広告が。今日はご本人のインタビューまで、読む方は嬉しいけど何でと思ったら、そうか朝日新聞社の本なんですね。今日の朝日には、角田光代さんによる『容疑者Ｘの献身』書評も載っていました。

　二階堂さんから緊急ウルトラクイズ発令。締め切りは17日午前9時です。「11月に講談社から発売になるミステリーランド『カーの復讐』の主人公（名探偵役）は誰でしょう？（ヒント）この本の原題は、『×××××　カーの復讐』で、×××××には、主人公の名前が入る予定でした。（第２ヒント）今年、書かれるのにふさわしい作品です。」賞品は『宇宙神の不思議』（角川文庫）サイン本ですって。

10月17日

　一昨々日の日記で紹介した「ミステリ経験値」、「ミステリ系サイト・ブログをやっている層なら20個台前半」ですって。今数え直したら私は「17」、♪き〜みは、よその子　と頭の中で音楽が聴こえます（笑）。

　やっと告知が出ました、こんたまるさん。
麻耶雄嵩さん講演会（詳細はワセダミステリクラブ）
　日　時：11月5日（土）開場14：00　開演15：00
　場　所：早稲田大学　西早稲田キャンパス　八号館　B-102教室
　備　考：入場無料　予約不要
　講演会問合せ：wmc2005@mail.goo.ne.jp

10月17日(その2)

　e-NOVELS編『黄昏ホテル』（小学館）読了。作家20人によるオムニバス企画。特に印象に残ったのは「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」「神輿と黄金のパイン」「タイヤキ」「セイムタイム・ネクストイヤー」「悪い客」。オチのある話、笑えて心暖まる話が好みかな。ところでどうして発表時と掲載順を変えちゃったのかな。
　e-NOVELSの『黄昏ホテル』特集も併せて読むと面白いです。購入ページには各作家の一言コメントもあります。森山由海（＝藤原ヨウコウ）さんの表紙画はPC上の方が発色が良くて断然綺麗（無料ダウンロードは何故かファイルオープンエラーになっちゃうんですが）。

　12月7日「谷山浩子ベスト 白と黒」発売（谷山浩子ニュースより）。白と黒かあ、乙一さんみたい。

10月18日　読売新聞の記事、いろいろ。

　以前紹介した「生かす図書館の力」の続き。【6】学校と連携 本を共有　【7】ワクワクする場であって　【8】利用促すコンビニ窓口　【9】月曜祝日なぜ休む？　【10】子供を導く学校司書　【11】充実度はお役所次第　【12】理想は「情報センター」 【13】正規の司書を学校に　皆さんお住まいの自治体の図書館は、学校の図書館はどうですか。

　座談会「作家の条件」（上）。桐野夏生さん、町田康さん、山田詠美さんによる鼎談です。関連して、快挙？危機？新人文学賞 超若年化。
　私は、小説は消耗品ではないと思っています。好きな作品は繰り返し読みたい（ミステリでも）。優れた作品なら再読にも耐え得るし、何十年と読み継がれていく可能性もあると。ちょっと売れないからって、簡単に絶版にしないで下さい出版社。それを止めることができるのは、「この本は面白い！」という一般読者の真摯な声だけかもしれません。頑張れ、市井のネット書評家たち！

　アンケート第2弾「ライトノベルって、なあに？」、まだ途中ですが、集計結果とお薦め作品を公開。コメント欄のまとめはもう少し待っててね。前回より数は少ないものの、約半数の方が何かしら書いて下さったので、きちんと発表すべく奮闘中。

　目指せ『きょうの猫村さん』というわけではありませんが（笑）、アンドレ毎日更新中。え？カルタ‥も描きます描きます。「さじを投げる」で止まっているところがなんともはや（笑）。

10月19日　本バトンがりほさんから回ってきました。

1）部屋にある本棚の数‥カラーボックスを除くと3つ。
2）今読んでいる本‥『実験小説ぬ』『小説以外』『猫丸先輩の空論』『ぶたぶた』『アヒルと鴨のコインロッカー』これらをうっちゃって『容疑者Ｘの献身』を読み始めようという（笑）。
3）最後に買った本‥「ミステリーズ！」vol.13。やっと見つかりました。
4）よく読む、また思い入れのある５冊‥『アヤツジ・ユキト1987-1995』もう本がボロボロです。3冊目を買うか？／『人形館の殺人』ううむやっぱりこれかなあ。／星新一『ボッコちゃん』これも私のルーツです。／吉本ばなな『白河夜船』つらくなると うなぎに帰る。／『はみだしっ子8　カッコーの鳴く森』最後の一冊は漫画ですが。傑作です。
5）バトンを答えてほしいとおもう５人‥とりあえずここでゴールってことで。

　昨日の続き、座談会「作家の条件」（下）。「衆愚政治」とは痛いなあ。でも「分かる人にだけ分かる小説」は応援したいと思うぞ。

　第6回ホラーサスペンス大賞決定（モノグラフ経由）。大賞は吉来駿作さん『キタイ』、特別賞は木宮条太郎さん『時は静かに戦慄く』。綾辻さん、選考ご苦労さまでした。

10月19日(その2)

「POPな文庫『殺人鬼』」。どこがポップなのかと思いきや、「書店のPOPが目をひいた」ってコーナーなんですね。ひとつ気になったのが［監修］綾辻行人、監修じゃなくて［著］なんですけど。

　期間限定 謝恩価格本フェア。出版社が非再販本とした約1,200点が、定価や希望小売価格の半額で買えるます。12月12日まで。

10月20日

　2006本格ミステリベスト10、読者投票が始まりました。2004年11月から2005年10月までに刊行されたいわゆる「本格ミステリ」作品について、１位から５位まで選び、10点〜６点と点数をふります。MY BEST５についてのコメントも記入し、専用フォームから投稿。今年は本と同じ方式を取るようです。締め切りは11月7日23：59。こういう企画は、大勢参加するほど意義深い（でも組織票はダメよ）と思うので、皆さんぜひ。私も今年は、アレとアレとアレを読み終わったら投票してみようかな。

　日記の背景（10月前半）は「ここにいるよ」。なんか暗い色合いになってしまった、まあ秋らしくていっか。

10月21日

　アンケート第2弾「ライトノベルって、なあに？」、まとめ終わりました！　今回は、前回に比べて投稿数が少なかったので、いただいたコメントはほぼ全部掲載してあります。

10月21日(その2)

「TRICK＋TRAP」にて島田荘司さんサイン会があります（パン屋のないベ−カーストリートにて（10/21））。
島田荘司さん『摩天楼の怪人』刊行記念サイン会
　日　時：11月3日（木・祝）15：00〜
　場　所：ミステリ専門書店　TRICK＋TRAP（吉祥寺）
　申込み：上記HPのメールフォーム（戸川さん宛）で申し込む。

　こちらも書店を作りました（笑）、「綾辻専門書店」。アフィリエイトに参加すると書影画像を使えるので（ページが重かったらゴメンなさい）。

10月22日　京極夏彦さん講演会「通俗的妖怪と近代的怪異」（みゅうさん情報）

　日　時：11月29日（火）13：30〜15：00
　場　所：大谷女子大学
　問合せ：大谷女子大学日本語日本文学会
　申込み：往復ハガキに「京極夏彦氏講演受講希望」と書き、住所、氏名をを明記の上
　　　　　〒584-8540 大阪府富田林市錦織北3-11-1
　　　　　　大谷女子大学　日本語日本文学科　　（11/10必着）

　萩尾望都さん・津原泰水さんトークショー「人はなぜミステリーを読むのか」（みゅうさん情報）
　日　時：12月3日（土）14：00〜
　場　所：ジュンク堂書店池袋本店（詳しくはこちら）
　申込み：１Ｆサービスカウンターに直接、または電話（03-5956-6111）で。
　　　　　抽選の後、当選者にのみ葉書で通知が。申込み期間：10/20〜11/15

　東野圭吾『容疑者Ｘの献身』（文藝春秋）読了。一人の男が知力の限りを尽くして組み上げた精緻なトリックに驚愕し、論理の枠に収まりきれずに溢れ出す人間の感情に心を揺さぶられました。ちりばめられた多数のパズルのピースがひとつ残らず回収される様も見事。東野作品は胸にずっしり応えます。

「まいじゃー推進委員会！」がライトノベルアンケートに反応して下さいました。「細かい意見まで載っているのと、後はアンケート参加者層がまいじゃー周辺とは違っているので、興味深くアンケートを拝見することが出来ました」ですって。どうもありがとうございます（＾＾）。「モノグラフ」さんも、取り上げて下さってありがとう〜！

10月23日

「ミステリーランドで書いてないミステリ作家は絵本を出す可能性が高いのでは」（都鞠さん）。ええと、考えてみました。
　加納朋子/菊池健『ななつのこものがたり』（東京創元社）
　宮部みゆき/黒鉄ヒロシ『ぱんぷくりん（鶴の巻 亀の巻）』（PHP研究所）
　東野圭吾/杉田比呂美『サンタのおばさん』（文藝春秋）
　乙一/羽住都『くつしたをかくせ！」（光文社）
‥他にもあったかな？
　森博嗣さんはミステリーランドも書いてるけど、たくさん絵本も出してますよね。『STAR EGG 星の玉子さま』（文藝春秋）が一番好きだな。

　ライトノベルを読んでみました第1弾、高畑京一郎『タイム・リープ あしたはきのう（上下）』（電撃文庫）。面白かった〜（＾＾）。ある方に教わったんですけど、これ「本格ミステリ・クロニクル300」に入ってるんですね。本格そのものというより、本格好きな人の喜ぶ要素がたくさんあるって感じかな。パズルのピースがぴたぴた嵌っていくにつれ次第に見えてくる大きな謎、それに立ち向かう主人公たち。再読するとなお楽しめます。

10月24日　一日パソコンの設定と格闘してました。目がしょぼしょぼ〜。

「MYSREC in 大阪」11月26日（土）開催決定、だそうです。詳細はこちら。

「埼玉大学推理小説研究会が贈るオリジナル推理劇、第8弾『誰彼はくれない』」埼玉大学むつめ祭にて上演。matsuoさんお薦めの犯人当て、今年もやるようですね。

　本格ミステリ作家クラブHP、ようやく第5回受賞作の紹介が掲載されました。第3回の授賞式の模様は？　アンソロジー『本格ミステリ05』の序文は？　リンク切れの会報16号が読めるのはいつの日？　まあ気長に待ちましょう。

10月25日

　そういえば先週、めざましテレビを見ていたら、7時台に『月館の殺人』CMが流れて、びっくり。初めて見ました。綾辻さんの名前もばーんと出てたぞ。

　今朝のめざましテレビは「ブロガー・普天王関」の特集をやっていました。今どき、ブログやってる有名人なんて星の数ほどいるんでしょうけど、現役力士ってのがポイント高いし、何より素朴でかわいくて、面白いです。
　私が読んでる芸能人・スポーツ選手のブログって、眞鍋かをりさん、ヤクルトの古田選手ぐらい。ところでその古田選手ですが、プレイング・マネージャーに就任（選手と監督を兼任）という真面目なニュースを聞いても、私の頭の中は「雪の神宮球場で、雪だるまを作ったり、飛んでる写真を何枚も撮ったりしている」彼の姿が（笑）。ブログのせいです。

10月26日　ロッテ日本一おめでとう！　MAQさんのコメントが楽しみです。

　有栖川有栖さんトークライブ（りほさん情報）
　有栖川有栖さんトークライブ「有栖川有栖のミステリーまつり」
　日　時：11月6日（日）17：00〜18：30
　場　所：同志社大学　京田辺キャンパス夢告館201
　備　考：入場無料
　あれ、有栖川さん、前日は三重県名張市で講演会ですよね、大忙しだ。

10月27日

　若い、例えば20代の本格ミステリ作家っていうと、どなたでしょう？　比較的最近デビューした方々も、年齢から云うと新本格第一世代とそんなに変わらない気がするんですよね（生まれが1960年代）。
　作家は作品がすべて、別に年齢なんて関係ないと思う（四十を過ぎてからデビューした松本清張さんの例もある）し、むしろ作家は様々な社会経験を積んでからデビューした方が良いという意見もあるようですが、ええと──「新人が出ないと、そのジャンルは死んでいくしかないわけだから」とSF大会の時におっしゃったのは山田正紀さんでしたが、手っ取り早い話、若い作家には同世代の若い読者もつきやすいですよね。ジャンルが存続していくためには、若い読者層に受け入れられることも必要なのかなあと、ちょっと思ったmihoroさんでした。

　ライトノベルの「発見」「崩壊」、ライトノベルはもう夕暮れ？、そんな話題が一本足の蛸にて展開中。そう云えば、ライトノベル業界は元気かと思いきや大森さんは「商業的に言うと（ブームは）1990年代半ばまで」っておっしゃってるし、あれれのれ。いやまあ別に、世間がどうあろうと個人的にはどうでも良くて、自分が読みたい本を読みたい時に、って基本姿勢はなんら変わらないのですが。

　あと7文字！（何が？）

10月28日『メフィストの漫画』犯人当てが今月末締め切りです。さっき思い出しました（汗）。

10月29日『ハサミ男』DVD、11月下旬発売予定。私は映画を観たので、買いませんが。

　太田忠司さん講演会
　日　時：11月19日（土）開場13：00　開演13：30
　会　場：立命館大学衣笠キャンパス内以学館3号教室
　入場料：300円

10月30日　仕事が立て込んでおりますので、また後日。眠いよお。

10月31日　仕事が終わりません、というかもっと増えてしまいました。明後日までは潜ってます。本も読めん。

　動画が見られないよお、という話を以前から愚痴っていましたが、どうもパソコンの設定じゃなくてその外側、ルータ辺りの設定が悪いんじゃないかという気がしてきました。Macだけじゃなく、Winマシン（XP）のWMP10でも動画が見られないんだもん。プロトコルとかプロキシとかファイアウォールとかPPPoEとか、ああもうなんだか良く分からん。忙しいのが峠を越えたら勉強します。無事つながるようになったら、スカイプやラジオもやってみたいなとちょっと思ってたりして。