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 Ayalist 2005年11月の日記(後半)

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11月16日

「なまもの!」クイズを知らない方には分からない話題でゴメンなさい。大矢さん、ほんとはもっと創作したんです、私。
劇団《ナンバーズ》創設時のメンバーは、
 看板女優        市木一子(いちき・いちこ)
 劇団のリーダー     黒田研二(くろだ・けんじ)
 実力派女優       参宮三津子(さんぐう・みつこ)
 老け役専門の演技派   四方山史郎(よもやま・しろう)
 少年役も得意な     五嶋いつき(ごしま・いつき)
 個性派俳優       ロッキー武藤(ろっきー・むとう)
 衣装・小道具も兼任   七戸奈々実(しちのへ・ななみ)
 巨漢の舞台監督     蜂谷八十吉(はちや・やそきち)
 イケメン男優      九重郁未(ここのえ・いくみ)
 プロデューサー     十文字透(じゅうもんじ・とおる)
しかしそこに丹羽二美子(にわ・ふみこ)が入ってきたのが参宮三津子には許せなかった。「《ナンバーズ》に「二」のつく名前の人間はひとりでいいのよっ」(むちゃくちゃな動機やなあ)
 しかし「数日前、参宮三津子は、劇団員たちの会話を聞いて、ある勘違いをしたのです。」というヒントが出てしまったため、この推理(推理か?)はおじゃんになったのでした。わはは。答えの可否など超越したところに意義を見い出すmihoroさん(エレガントな解答は、はなっから諦めているところが哀しい‥)。

「読まずに年が越せるか 2005年」(by 泉穂さん)、募集期間は11月18日(金)〜30日(水)。「年内に1冊でも本を読んでいれば、どなたでも参加できます」とありますので、私も堂々と参加させていただこうっと。皆さんも、ぜひぜひご一緒に。

11月17日 仕事が激減してピーンチ!切り詰めなくては。

 先日銅婚式を迎え、記念に銅製品でも購入しようかと少し調べたのですが、鍋とかヤカンとかばっかりで、ううむ別にいらないなあ、と断念。代わりに以前から欲しかったものを購入。
「体脂肪計付き体重計」
 大学時代から体重の増減はあまりなく、服も「キツくなって着られなくなった」ものより「年をとって見た目が合わなくなった」ものの方が多い私、どれどれと体脂肪を測ってみたら、
‥ものすごくショックな値が!ぎゃー! 運動しなくちゃだわ!
 あたふたする私を尻目に、子どもたちも測っています。18歳以下は参考値とはいえ、長女さん17%、次男くん13%、長男くん11%‥おめーら、カスカスやん! 一家の脂肪は私に集中か?いえいえ、もっと上手がいましたダンナです。こちらもヤバい値が、食事に気をつけなきゃいかんなあ。

11月18日

 独自の情報網を持っている人がファンサイトを運営してくれればいいのになあ。作家さんや出版社に何らコネのない私は、ネットを駆けずり回るしか能がないので、限界を感じる今日この頃。

 どうも「はてな」と相性の悪い私。ダイアリーのRSS配信が上手くいっていないらしく、はてなリングに参加できません。今日は自分のアンテナが見られません。リソースへのアクセス禁止って、昼間はちゃんとつながったのに何でー(これは解決しました)。
 パソコンのモニターの色も最近悪いんだよね、もしかしてそろそろヤバいのか? 動画は相変わらず見られないし、突然ネットから姿を消したら、パソコンが壊れたんだと思って下さい(涙)。

11月19日

 先日、次男くんが帰宅するなり「今日、転校生が来た」。へえ、この時期に。珍しいわねえ。「サーカスの子」え?「アメリカ人。髪の色が違う」ほ?「体育館で逆立ちやってくれた。お父さんとお母さんは空中ブランコやってるんだって」へぇ〜。転校生のNクンは次男くんの隣の席。日本語ペラペラです。インタナショナルな友達が出来て良かったね、次男くん。
 そういう縁があるなら公演を見に行かなきゃ(Nクンは出演していないのですが)と、本日次男くんとそのサーカスに行ってきました。うわあ、こういうの、間近で見るのは初めてかも。皆スゴいことを、いとも簡単そうにニコニコとやってます。ジャグリング、綱渡り、一輪車、犬の芸、クラウンのドタバタ、空中ブランコ‥などなど。とても楽しかったです。満喫して帰ってきたら、次男くんが狭い家の中で側転したり逆立ちしようとしたり。気持ちは分かるが怪我するなよ。

 だいぶ前の記事ですが、著者インタビュー・朱川湊人さん。優しい人柄がにじみ出ているような。

 はてなの「本格ミステリング」にようやく参加できました。わあい。で、そちらでも話題になっているのですが、今年の「本格ミステリ・ベスト10」「このミステリーがすごい!」、いよいよ来月発売です。果たしてどんな作品がランクインするのか?
 以前matsuoさんが日記でリストを作って下さったのを見ながら、思いっきり個人的な感想を(新刊本はあまり読んでいないので、何の予想にもなっておりません(笑))。
・『容疑者Xの献身』は、ランキング上位、鉄板だろうな。
・米澤さんは、『犬はどこだ』も『クドリャフカの順番』も良かったなあ。ミステリ度は前者の方が高い?でも後者はほんっと、楽しかった。思わず予告篇を作っちゃったくらい、ハマりました。
・『扉は閉ざされたまま』これもすごかった。『セリヌンティウスの舟』も近いうちに読むぞ。
・『死神の精度』も、読むのが楽しみ。
・『神様ゲーム』は、子ども向け叢書ということで、若干ランキングでは不利かもな。私は好きなんですけど(特に前半)。
・福井晴敏さんも、読もう読もうと思いつつ、本の厚さにおののいて今年も一冊も読めなかったなあ。
・『女王様と私』外枠のお遊びが好きだぞ(読んだ方だけ分かって下さい)。
・奥田英朗さん、伊良部先生のシリーズは読みたいと思いつつ、文庫待ちかなあ。
・恩田陸さんは、今年中に『小説以外』が読めるかな?(ちょびちょび読んでます)
・『ゴーレムの檻』もう少しです、頑張って読むぞー(私にはちょっと難しい‥)。
・『モロッコ水晶の謎』、本ミスでは結構上位に来るのでは?
・『弥勒の掌』は偉大なるバカミスだと個人的には思っています(褒めてます)。
・今年中に『猫丸先輩の空論』を読むぞー。
・『れんげ野原のまんなかで』『少女には向かない職業』今手元にあります、読むぞ読むぞ。
・荻原浩さんも気になる作家さんだなあ。
・ああ、今年も海外の古典が全然読めなかった。まあ、いつの日か。
・ミステリーランドも、手元にある本は早く読んじゃいたいんだけど、なかなか手が回らない‥。

11月20日「ここにいるよ」(by 浩子さん)な気分のmihoroですこんばんは(^^)。

 秋元康『着信アリ』(角川ホラー文庫)読了。長女さんに薦められて読み始めたものの、小説の体をなさぬレポートみたいな文章に最初は「うっ」となりました。が、物語は結構面白いし怖いです。そこそこ辻褄が合っているし、後半は思わぬ展開もあるし。題名のセンスはすごくいいなあ、シンプルだけど印象的。

 MORI LOG ACADEMY(11/13)「文庫」に反応。私も文庫派なので、「こちらの方がはるかにメジャ」には大いに共感を覚えました。でもネット上で書評サイトの方々とおつき合いをしていくには、ある程度新刊も読まないと話が合わないんだよね。特にミステリの場合、「ネタバレ」というやっかいな代物がありますし。
 ま、私は基本的には、新作だろうが旧作だろうが、読みたいものを読みたい時に読む、という自己チュー読書ライフを送っております(笑)。

11月21日「AERA」の表紙が京極さん。顔がコワいぞ(笑)。

 恩田陸さんの『ネクロポリス』flashムービー

 昨日の朝日新聞に、伊坂幸太郎さん『魔王』の書評が(by 角田光代さん)。

 霞流一さん『サル知恵の輪』(アクセス・パブリッシング)サイン会のお知らせ。
(詳しくは「パン屋ののないベイカーストリートにて」
 日 時:12月4日(日)14:00〜
 場 所:TRICK+TRAP(吉祥寺)
 申込み:TRICK+TRAPのメールフォーム(戸川さん宛)から

トークショーに変更になりました。

11月22日

「小説新潮」12月号に「第6回ホラーサスペンス大賞」選評が載っています。選考委員は綾辻さん・桐野夏生さん・唯川恵さん。
 エッセイの項を長らく更新していなかったので、まとめてアップしました。

「このミステリーがすごい!2006年版」12月9日発売。横山秀夫さん、米澤穂信さんのインタビューが載ってるって。わお。都心部の早いところでは前日あたりに書店に並ぶかも。原書房の「2006 本格ミステリ・ベスト10」の発売日はまだ分かりませんが、同じ頃に出るでしょう。
 今年は綾辻さんの小説本が出なかったので、ランキングはそれほど興味はないのですが(笑)、「作家の隠し玉」「作家の近況」には綾辻さんのコメントも掲載されると思うので、楽しみです。

 柄刀一『ゴーレムの檻』(カッパ・ノベルス)読了(楽天は画像がないのか、がっかり)。連作短篇集です。難解‥ではないのですが、スケールが大き過ぎて私の手には余る、といった印象。でも、どう考えても不可能だろうと思える魅力的な謎を打ち砕く本格魂は、美しいと思いました。「太陽殿のイシス」がお気に入り。ゴーレムが脱走した謎だけでなく、その後の展開にも整合性のあるところがいいですね。

11月23日

『ガラスの仮面』の「紅天女」が国立能楽堂の新作能に。美内すずえさん、「やられた、と思った」なんて云ってる場合ではないような(笑)。漫画も早く追いつかなくちゃ。

 二階堂黎人さんのミステリーランド『カーの復讐』がいよいよ発売に。講談社のサイトもちゃんと更新されています

 年末恒例企画「綾辻先生への応援メッセージ」今年もやります。詳細はこちらから。皆さまの暖かいメッセージ、お待ちしております。

11月24日「幽」4号の発売日は、12月9日だそうです(東雅夫さん情報)。

 安田ママさんの注目新刊速報が復活。これは嬉しい!

『やっぱり猫が好き』(幻冬舎)読了。とうに終わったドラマの脚本集(しかも絶版)を何で今さら‥とお思いでしょうが、最近ちょっと自分の中で「やぱ猫」ブームなもんで。この本、著者が“もたいまさこ・室井滋・小林聡美”となっているのは、彼女たちが演じたアドリブも含めて活字になっているからだと思うんですが、もともとの脚本は三谷幸喜さんで、ビデオから台詞を起こした物をシナリオとして再構成したのも、三谷さん。なので「三谷幸喜著」と云ってもいいような気がします。私の大好きな「はまぐりぺぺちゃん」「松茸が食べたい!」が収められているのは嬉しいな。改めて読むと、「留守電ルンルン」「パーティーは終わった」あたりは、ラストのオチにつながる伏線が物語中盤にしっかり仕掛けられているのが分かります。「プップッピ〜」は、予想もつかない展開になるのがすごいなあ。ミステリファンにはお馴染みの「猿の手」なんてのもありますよ。

『パズルゲーム☆はいすくーる(12)』(白泉社文庫)を読んでびっくり。葉蔓高校に教師がいた(笑)。もちろん実際はいるんでしょうが、学園物なのに教師が物語に全く登場しない(櫂谷先生は例外)のがこのシリーズの特徴なんですよね。

 91冊読了‥絵本や漫画も含めてこの冊数なんですが(笑)、「はてな年間100冊読書クラブ」に参加して、今年は我ながら頑張ったなあと。年間100冊達成なるか?微妙なとこですね。

11月25日

「IKKI」発売日。原作者のコメントは「複数の仕事を平行してこなしていく才能は、やっぱり自分にはないようだなあ」。ご謙遜を、ミステリーランドももうじき出るじゃないですか(多分)。

ドグラ・マグラ ◆20%OFF!こんなものを買ってしまいました。まずは原作を読まなくては。

11月26日

 あ、講談社ではミステリーランドのバナーができたのね。『カーの復讐』も発売と同時にサイトで紹介されてたし、アンケート結果を送ったのがちょっとは影響したのかな、だとしたら嬉しいな。

 古風な日本語が、好きです。
 森山直太朗「さくら」の歌詞とか、さだまさし「まほろば」とか。
  森谷明子『れんげ野原のまんなかで』の目次とか、わかつきめぐみ『So What?』の副題とか。
 ちかさんのキャラのお名前とか。
 綺麗な日本語を使える人になりたいです、まだまだ精進が足りないですが。

11月27日 綾辻さん@京大ミス研文化祭。直立不動になる気持ちは良く分かります(笑)。

 桜庭一樹『少女には向かない職業』(東京創元社 ミステリ・フロンティア)読了。不安定で浮き沈みが激しくて、そんな中学生の心情がうまく描かれていたと思いました。島の、夏と冬の情景描写も印象的。ワゴン車の中のシーンが好きだな。

 歌野晶午『魔王城殺人事件』(講談社ミステリーランド)読了。これは面白い!先だって行ったアンケートではさほど票が集まりませんでしたが、私は今まで読んだミステリーランドの中で(全作読んだわけではありませんが)一番ワクワクさせられました。昨年のうつのみやこども賞で最後まで大賞候補に残ったのもナルホドとうなずける出来。結末の持っていき方も歌野さんらしいなあ。

11月28日

 え〜、私は違うと思いますけど>二階堂さん『容疑者Xの献身』の真相を書く(恒星日誌11/28)。既読の方は見てみて下さいませ。

 乙一さんの『暗いところで待ち合わせ』映画化(来秋公開予定)。台湾俳優?留学生役??

 探検エンターテインメント11月 謎解きに浸る至福の夜(読売新聞)。道尾秀介さんの『向日葵の咲かない夏』がすごく気になってます。なんたってコピーが「分類不能、説明不可、ネタバレ厳禁! エンタメ界激震、超絶不条理ミステリ」だもの。

11月29日 おっ、『バッテリーIV』(角川文庫)12月22日発売だって。わあい。

 TRICK+TRAPでの霞流一さんサイン会が、霞流一さん&小山正さんのトーク&サイン会に変更。
 日 時:12月4日(日)16:00〜
 申込み締切:11月30日(詳細はこちら
 場所はTRICK+TRAPなんでしょうか、あの狭いところでどうやって(謎)。

 よまとし2005、締切は明日です。私は先日メールを出しました。ちなみに殺っちゃん歌留多アンケートも明日締め切りですので、よろしく〜。

 宮部みゆきさんの『模倣犯』、単行本は小学館文庫は新潮文庫。これは「小学館文庫は規模が小さいからか版元を換えたのかな」と理由が推測できるのですが、森絵都さんの『つきのふね』は、単行本は講談社文庫は角川文庫。何故だ。
(『つきのふね』は、安田ママさん「これはすごーーーくよかった記憶が」と書いていらしたので、気になってます。表紙も大好きな国分チエミさんだし。)
 それにしても『模倣犯』文庫は、ずいぶん表紙のイメージが単行本と違いますね。藤田新策さんの装画は好きだけれど、この表紙で5分冊、『屍鬼』とかぶるなあ。
 一方、こちらは単行本と同じ表紙で嬉しかった、小川洋子さん『博士の愛した数式』(新潮文庫)。来年公開の映画も楽しみです。

11月30日「幽」4号の表紙。耳なし芳一スタイル、ということは、耳をそぎ落とされた後なんでしょうか。

 こういうミステリーは駄目だ(杉江松恋さんの日記11/29より)。
「伏線がさりげなくない」
(別のことを指示しているように見える伏線が、ラスト近くで二重の意味を持ってくるようなものだったらOK)
「トリックのためのトリックに見える」
(一般の読者から見ると、なんでそんな無理なことをわざわざするのと思われてしまう)
「容疑が振りまけない」
(推理の筋道が一本しかないと、作者が嬉々としてその道を進み、読者が渋々その後を着いていく形となり、結果読者が置いてけぼり感を味わう。もちろん正しい道は一本しかないのが道理で、だからこそ消去法が成り立つのだが、そこに至るまでに複数の筋道が試されないといけない)
「専門的すぎる知識が使われている」

 森谷明子『れんげ野原のまんなかで』(東京創元社ミステリ・フロンティア)読了。本を大切に思う気持ちが全編に満ちていて心地良かったです。子どもからお年寄りに至るまで、幅広い年齢層の登場人物たちが的確に描かれている点も感心しました。ミステリの度合いの高い「立春──雛支度」がお気に入り。時折顔をのぞかせるユーモアも好きだなあ、「陸に上がったイルカ」まあなんとドンピシャな例えだこと(笑)。

 最近、書影画像をばんばん(トップページの)日記に張り付けておりますが、ナローバンドで画像が多いページは不得手(ついこの間までの自分がそうでした)な方は、このページをご覧下さいませ。こちらは基本的に画像なしリンクのみの、シンプルな作りになっております。

 

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