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 Ayalist 2005年12月の日記(前半)

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12月1日

 歌留多アンケート、締め切りました。結果は後ほど。綾辻先生への応援メッセージははまだまだ受付中ですので、書き込みお願いいたします。「後でゆっくり考えて」なんて云ってるとすぐ締め切り過ぎちゃいますからね、早めにどうぞ〜。

12月2日

「2006 本格ミステリ・ベスト10」栃木では案の定見つかりませんでしたが、都心部の方はいかがだったでしょうか。もう売ってるの?それともまだ?(売っていたそうです)

 12月の綾辻さん、に行く前に。掲示板に書いた通り、
『最後の記憶』(カドカワエンタテインメント)2006年1月発売予定!
 文庫化のことばかり考えていましたが、その前にノベルス化でした。角川のノベルスが今もあったなんて、あたしゃすっかり見逃していましたよ。リンク先にはまだ表紙画像が出ていませんが、単行本の三日月を今度はちゃんと「上弦の月」にしてほしいです(笑)。
 さて、12月の予定をば。
もう出てる?「2006 本格ミステリ・ベスト10」作家の近況
上旬 本格ミステリ作家クラブHP「今月の本格トピックス 執行会議メンバー・今月の一言」
09日 「このミステリーがすごい!2006年版」作家の隠し玉
09日 「幽」4号 怪奇短篇掲載
24日 「IKKI」2月号 『月館の殺人』連載
 9日は「メフィスト」も出ますね。喜国さんクイズの解答が気になります。
 館シリーズ最新作のミステリーランドは、残念ながら年内には出なさそうです、来年をお楽しみに。あと17日発売の「小説すばる」1月号に「作家50人にききました!人生で一番うまかったもの、まずかったもの」というアンケートがあるので、もしかしたらそこに綾辻さんの回答もあるかも。

 子どもたちが後ろで「ケロロ軍曹」を見ています。グループ魂、紅白に出るんですね。♪キミにジュースを買ってあげる〜♪ 長女さんが先日TVで彼らを見て「安楽椅子探偵でコップを浮かせていた人が歌ってる〜」と喜んでいました(笑)。

 こたつを出しました。更新頻度が減りそうです(笑)。私のデスクトップPCは窓際に置いてあるので寒いのよ〜。アンケート集計結果は後ほど〜。

12月3日

「博士の愛した数式」映画に寄せた小川洋子さんのコメントが読めます。映画、楽しみです。先日文庫を買って再読しましたが、本当に謙虚で美しい物語だと改めて感動。深津絵里はぴったりなんじゃないかな。

『模倣犯』の宮部みゆきさんが語る「作家の声」

「しゃばけ倶楽部 バーチャル長崎屋」。雑誌連載中のシリーズ第5弾のことや、鳴家てぬぐいプレゼントも。

 今、読みたい新潮文庫フェア(挟み込みチラシより)。今年の読者WEBアンケート「私の好きな作家」は、1位が恩田陸さん。2位以下は、重松清さん、宮部みゆきさん、江國香織さん、唯川恵さん、梨木香歩さん、塩野七生さん、村上春樹さん、星新一さん、山崎豊子さん。ミステリ作家が少ないなあ。

 一刀『バカ日本地図』(技術評論社)読了。以前からその存在は知っていて(サイトはこちら)、基本的に「WEB上でタダで読めるものに、わざわざお金は払わんよ」なmihoroさんなんですけど、本屋で立ち読みしたらあまりに面白くてつい買ってしまいました。外伝はよう分からんし、第二部の個人で書いたものはネタっぽいし、でも第一部の特に前半が秀逸。後半多少失速しながらもとにかく一つの形にまとめあげた管理人さんがエライ!

12月4日

「日本一怖い!ブック・オブ・ザ・イヤー2006」は見つかったんですけど、「2006 本格ミステリ・ベスト10」は全然ありません。ネットで注文した方が早かったかも、でも検索で順位はおおよそ分かっちゃいましたが。

 二階堂さんのサイトの掲示板にいろいろと書き込みが。「読まずして語る事なかれ」はその通りだと思います。「本格推理小説について議論をしたいのなら、ポーから新本格推理に至る歴史や、いろいろな人が唱えている本格推理に関する定義の代表的なものは理解しておくこと。それから、1920年代から徐々に整備された本格推理小説のゲーム性と、それに付随する「フェアプレイ」のルールについてはちゃんと頭に入れておいてもらいたい。」と云われれば、素直に「すみません、古典読んでません。本格について語るのはやっぱり100年早かったです」と頭を下げるしかないなあ自分は。
 でもあの日記は‥いや、キャラと思えば腹も立つまい、どうどう。

12月5日

 殺っちゃんいろは歌留多のアンケート集計できました。投票して下さった方々、どうもありがとう。結果はこちらからどうぞ
 現在は、綾辻先生への応援メッセージを募集しております。どうぞよろしく。

12月6日

 昨日やっと見つけました、「2006 本格ミステリ・ベスト10」。ばんざーいばんざーい。何軒も書店を回って、でもどこも入荷してなくて、やっと「今日、一冊入荷しました!」というその一冊を買ってきたのですが‥私の住んでる半径10km以内に本格ファンはいないのか?

 TRICK+TRAPにて、若竹七海さん『心のなかの冷たい何か』(創元推理文庫)刊行記念サイン会が行われます。なんと親本発売が1991年10月、ファン垂涎14年の歳月を経ての文庫化です。
 日 時:12月23日(金・祝)
 申 込:メールフォーム(戸川さん宛)より。
 申込締切:12月18日(日) 詳細はこちら

 二階堂さんのHPの掲示板には、我孫子武丸さんの書き込みもあったようです(みすらぼ情報)。

 ふむふむ、なるほど、と思った日記にいくつかリンク。
「本格ミステリベスト」(伊吹律さん)
「本格ミステリとは? 二階堂黎人さんのページを読んで思うこと」(しゃんテンさん)
「二階堂黎人氏が考える本格ミステリ」(漂泊旦那さん)
 あれも本格これも本格という姿勢よりは、原点回帰の方が好きなのですが、一部のマニアのためのものじゃないよ、皆で本格を楽しもうよ敷居を低くしようよとも思うので‥ううむ、結局は両方のバランス、かな。

 で。やっと入手した「本ミス」をちまちま読んでおります。巻末の刊行リストに綾辻さんの名が載っていないのは残念ですが、まずは「ミステリ作家2006年の新作近況会」と「装幀大賞」に目を通しました。綾辻さんの来年の予定がみっしりあって嬉しいです(^^)。

 最近マジック熱が再燃しているという綾辻さん(本格ミステリ作家クラブ「執行会議メンバー・今月の一言」より)。本格ミステリ作家クラブといえば、『本格ミステリ02』が今月文庫化されますね、題名は『天使と髑髏の密室』(講談社文庫、15日発売)。本が出るっつーのに全く告知がないのはどーゆーわけだい公式サイト! 『本格ミステリ05』の紹介だって、本が出て半年経つのに何にもないしさ。がるる。

12月6日(その2) あ、この記事いいな。「要するに、そういうことなのでしょう」booplog経由)ニッポン硬貨の謎

 殊能さんは「うちには投票用紙なんて送られてこない」そうです。批評眼ランキング、お読みになったんですね。

「本ミス」の装幀大賞のひとつに『ニッポン硬貨の謎』が選ばれていて、本文に「ミステリ以外の本に見間違えようがない」と書かれていましたが、宇都宮の某書店では、「日本切手カタログ」などと一緒に、趣味の本の棚にちんまり収まっていました(笑)。間違えた人がいたようです。コインコレクターのための本だと思ったんだろうな。
 手持ちのクイーンを読み終わったら本書もぜひ読もうと思っています。楽しみだな。きっとその頃には文庫化されているでしょう。

12月7日 谷山浩子ベスト「白と黒」発売日。うわあい♪

 月の裏側で「読まずに年が越せるか!(よまとし)2005」結果の公開が始まりました。わあ、知らない本、知らない作家さんの名がけっこうあって、ワクワクさせられます。泉穂さん、企画ご苦労さまでした。続きも楽しみ。

 楽天ブックス送料無料キャンペーン(来年1月31日まで)。1500円に満たなくても送料無料ですよ、ラッキー。

「ブログ普及委員会」の記事を読みながら思ったんですけど、面白いブログを書いて話題になり自著の売り上げも伸ばす、セルフプロデュース力のある作家さんだったらそういうことができる時代なんだなあと。日記は正直に書いてこそ、商売っけが見え見えなのはあざといと思う人もいるかもしれませんが、「これってどうよ」な発言ばかりだと本業にもひびくのではないかと心配になったり‥いえ具体的に誰のことというわけではありませんが。
 そういう意味では森博嗣さんは、作家が本業ではないのに書くことに対してきっちりプロなんだよなあ。綾辻さんも、活字で残るものにはとても気を遣っていらっしゃると思います。

 くろけんさんinつくば(都鞠さんの日記より)。いいなあ、ミス研って。

12月8日 乙一がなかまになった ミステリーランドはみりょくが5あがった

「ダ・ヴィンチ」1月号の「出版社 2006年の隠し玉」、ミステリーランドの項には、綾辻さんと法月さんの作品が「早春」刊行とありました。早春って‥いつ?(笑)2月かな、3月かな。他には乙一さん(!執筆陣に加わったんですね)や井上雅彦さん、夏には恩田さんが2冊(上下巻でしょうか)の予定。
 恩田さんはまた、連載していた作品が次々と本になるようで。伊坂さんの近刊予定も多いなあ。個人的に要チェックは朱川湊人さん、辻村深月さんあたりかな。麻耶雄嵩さんの新作の仮題は何回替わったら気がすむのでしょー(笑)。

 都心部では「このミス」もう売ってるのかな。こちらはマダです。

12月9日「幽」vol.4 発売。綾辻さんの短篇は「サムザムシ」。

「このミス」は例年立ち読みで済ませちゃうのですが、今年は米澤さんのインタビューが載っていたので買ってきました。表紙のネタにちょっとウケました(太陽なのねこれ)。まだぱらぱらと読んだ程度ですが、「ミステリー相談所」がわりと面白かったです。
 綾辻さんの「隠し玉」は、『月館の殺人』とミステリーランドについて。なんだかずいぶんとお疲れのようですが、本が出ないと忙しさが読者に伝わりにくいのが辛いところ、なのかな。

 今風の「泣ける本」って宣伝文句、キラいなんですよね(笑)。あと、リアル社会と小説とを無理矢理結び付ける評論も、その意義が良く分からない。「本ミス」に「2005世相とミステリ」「泣ける本格」なんてコラムがあったけど、案の定よく分からんかったな。

 あちこちで拾った記事。
「「容疑者Xの献身」にかんする「真相」ならぬ「妄想」」(Something Orange)。ネタバレなので未読の方は注意。海燕さんの力作です。説得力あります。
「マニアの異常な愛情」(Junk Land)。わっはっは、面白い〜。「牡蠣揚げうどん」って。
「『容疑者Xの献身』は本格ミステリか?」(スズキトモユさん)。多くの人が感じているであろうことを、端的にまとめてくれた、って感じかな。

12月10日

「本格ミステリって何なんだろう」という疑問‥は別に持っていませんが(笑)、「本ミス」や本格ミステリ大賞が投票方式なので、専門家(例えば探偵小説研究会の人たち)の合議によるベスト10も別口であったら面白いかなあと思いました。合議だと、各人の本格観の違いも浮き彫りになるし、本格観が違うことを踏まえた上で意見を摺り合わせ共通点を見い出すという作業は、本格の裾野がびらびら広がっている感のある現在、わりと意味があるんじゃないかと思うのよね。
 ミステリチャンネルの戦うベストテンみたいに‥でも、あれって「声の大きい人が勝つ」という側面もあるような(笑)。

「我孫子さんの書かれることはとても分かりやすいなあ」と、二階堂さんの掲示板を読んで苔丸さんがニコニコしています。一方、本ミスにもこのミスにも我孫子さんの来年の予定が書かれていなかったので、苔丸さんがっかり。来年はゲームが出るのかな。
 苔丸さんのもう一つのサイト、倉知淳さんはというと、本ミスにもこのミスにも寄稿されているのに肝心のお仕事の話は皆無(笑)。あ、でも今月発売になった『虹の家のアリス』(文春文庫)の解説が倉知さん。奇しくも「本格ミステリとは何ぞや」という話が展開しています。愛と情熱と萌え心、うんうん分かるぞ。

12月11日 このミス1位!だの3位!だの、新帯をまとった本がもう並んでいます、早いなあ。

 長女さんに薦められて読みました、秋元康『着信アリ2』(角川ホラー文庫)。『着信アリ』の結末ネタバレから始まりますから読む順番には注意。内容は‥ううむ、行き当たりばったりな展開だなあ。怖いシーンはちゃんと怖いので、もったいない気がしました。
「映画『着信アリFinal』日韓共同製作」ふうん、まだ作るのか。

「メフィスト」次号・次々号休刊だそうです(違ったみたいです、すみません)。「本格&新本格」って書き方にはすっごく抵抗あるなあ。だって、本格じゃない新本格なんてあるの?
 喜国さんのクイズは正解しましたが抽選にハズれました。ほんっと、綾辻さん関連のプレゼントは、ことごとくハズれる私。ちぇっ。

12月12日

 ぱたぱたぱた、なにかと忙しい年の瀬です。「メフィスト」うっかり読みのがしていましたが、『メフィストの漫画』クイズ正解発表のページに、綾辻さんのお名前が。ぜんぜん名前を秘してないじゃないですか喜国さん(笑)。

12月13日

 寒いですね、家族が次々と風邪をひいて鼻声です。ダウンしても自分で自分の看病をしなくてはならないのが、大人の辛いところ。皆さんもお気をつけて。

 黒、黒、黒、でも白もいいな<引き続き浩子さん三昧な日々。高橋メソッドの方も浩子さんファンでしたねそういえば

 文春のベスト10は明後日あたりでしたっけ。それとも来週かな。『容疑者Xの献身』には、三冠よりも何よりも直木賞をあげて下さい>選考委員の人々。

 ちと忙しいので更新が不定期になるやも、です。「綾辻先生へのメッセージ」お待ちしておりますのでどうぞよろしく〜。締切まであと10日です。

 文庫サイズの「文蔵」という雑誌を初めて見ました。今月号は福井晴敏さんインタビューなど。来月号は宮部みゆきさんと山本一力さんの対談があるそうです。HPもきめ細かい感じで、いいですね。読者アンケートには「連載執筆者へのメッセージをお願いします。(ご本人に伝えます。)」とわざわざことわり書きが。

12月14日

『容疑者Xの献身』で、石神が想いを寄せる相手がそれほどの女性とは思えない云々、という意見をけっこうあちこちで目にするのですが、
 恋って、理屈じゃないからねえ
 私はなんの引っ掛かりも感じずに納得しちゃってたなあ(石神の動機もきちんと説明されていたし)。

12月15日 北村薫さんのトークショー&サイン会があります。(詳細はこちら

 ゲスト:原倫太郎さん
 日 時:12月23日(金・祝) 14:00〜15:30(予定)
 場 所:BookDepot書楽 北与野店 3Fギャラリー
 備 考:先着100名限定 要整理券(1Fサービスカウンターで配布)
     当日サイン会場にて購入した著作へのサインに限ります

『バッテリーIV』(角川文庫)22日発売。よっしゃー。

「ミステリーズ!」も「GIALLO」も入って来ない田舎の書店(涙)。お、棚に一冊あった!と思いきや「ミステリーズ!」vol.09。いつのだよ。最新号はvol.14だというに‥。「週刊文春」ミステリーベスト10はまだでした。来週か?

「小説推理」2月号(12月27日発売)より、我孫子武丸『禁忌の街』連載開始。次号予告を見て思わず「おっ!」と声をあげてしまいました。近未来クライム・ノベルというと、『腐蝕の街』『屍蝋の街』に続く第3弾でしょうか。ひゃあ。

 

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