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 Ayalist 2006年4月の日記(後半)

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4月16日

 今日のお昼の「日曜喫茶室」、ごめんなさい全部は聴けなかったんだけど、聴けた部分はレポにするから、皆さん待っててね。(K水戸店のお兄ちゃん、CDラジカセ800円まけてくれてありがとう。)

4月17日

 舞城王太郎『熊の場所』(講談社文庫)読了。初マイジョーです。切れ目ない言葉の奔流、過激なストーリー、でも物語の芯には生命力に満ちあふれた何かがあって、一度読んだら二度と忘れない直球メッセージが魅力かな。一言ひとこと神経を遣って紡いだ美しい日本語を絹織物に例えるなら、舞城さんのそれは「羊 丸ごと一頭」といった迫力(どんな小説や)なんだけど、でも早速他の舞城作品も読む気になってます、私。

4月18日

 読む前に先入観を入れ過ぎるのも良くないので、「本屋大賞2006」はざっと目を通した程度。でもこれだけ多くの推薦コメントが一冊にまとまっていると、とても良いブックガイドになりますね。リリー・フランキーさんの受賞のことば、良かったなあ。
 一次投票に名を連ねた作品の中で読んだことのあるものは、15冊でした。書店員といっても、皆が皆 本読みのプロというわけでもなく、したがってコメントの中には「これ、ほめてないじゃん」とか「軽いネタバレじゃん」なんてのもありましたが‥。
「発掘本」に綾辻さんの『霧越邸殺人事件』が入っていました。『殺人鬼』の時みたいに新帯作ってくれないかなあ、新潮社さん。
 ところで、『サウスバウンド』は一次投票で10位だったのに、二次投票では第2位に大躍進。「候補になったのを機に読んでみたら、すごく面白かった!」という人が多かったのでしょうね。どんなに面白い本でも、読んでもらえなければ伝わらないからなあ。近所の書店では「本屋大賞のコーナー」を作っているところは意外に少なく、とても残念。

4月19日 講談社BOOK倶楽部メールの「新刊見本プレゼント」に応募したら、当選しました! 意外と倍率低いのか?

「創作と批判」最終回(Something Orange)。そういえば、アキヤマニアの「僕の考えるブログ文章術」、続きはどうなったんでしょうか。

 TRICK+TRAP「サイン本フェア」。昨日のブログで発表になったばかりなのに、今日一日で4分の1が売れてしまったのだそうな。すご。それでもまだ14作家64作品があるそうです。早い者勝ち!

『アヒルと鴨のコインロッカー』映画化みゅうさん情報)。えー、どうやって?という疑問はさておき、東野さんや福井さんに続いて、伊坂作品映像化ブームが来たみたいですね。これに直木賞が加わったら、鬼に金棒じゃん。

4月20日

 楽しみにしていた競作集『猫路地』すでに発売になっているのですが、bk1の購入特典って結局なんなの? ブログのコメント欄で問い合わせたんだけど、東さん、見てくれてないのかなあ。

 特典といえば『安楽椅子探偵と笛吹家の一族』DVD。今までは予約特典があったのに、今回は結局何の音沙汰もありませんでしたね。事務局の人が「色々なアイデアを考えております」って以前問い合わせた時は云ってたのに、がっかりだなあ。

 政宗九さんの企画「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞2006」投票締切は5月10日です。候補作を読み終わった方、一緒に参加しましょうよ〜。私はもう投票済みです。

4月21日

 米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』(創元推理文庫)読了。途中から物語の色が変わりますが、それは想定の範囲内。でもこういう終わり方になるとは!予想できませんでした。さあ、秋はどうなる??

 汎夢殿によると、小市民シリーズ次作は『秋期限定モンブラン事件』。春夏秋と来りゃ当然冬もあるでしょう、冬期限定だと‥チョコかな? 冬はクリスマスやバレンタイン、ホワイトデーといったイベントも多いし。それとも二人は受験生でお菓子どころではなくなるのか?

4月22日 (元ネタはサーニンです。)

「サーニンって何?」すみません分からなくて全然かまいません。春眠中ですが、気になった記事を二つほど。
「ライトノベルの本質を『十二国記』を例にとって考えてみる」(@本屋のほんね)
「乙一『銃とチョコレート』(ミステリーランド)、楽天では既に予約が始まっています」(@Heavenly-kiss 読書blog)

4月23日

 「はてな質問:続刊を待ち続けている小説のシリーズものを教えてください。」一昔前なら「館シリーズ!」と答えてたんでしょうけど、2年で2冊も出ちゃいましたからねえ(幸福)。なので私は、あのシリーズで回答を。
 ところで、館シリーズの次作はいつになるのか?(気の早い(笑))来年から始まるメフィスト誌上の連載が、もしかしてそうなんでしょうか。

 ちょっと見てみたい(笑)「人間将棋」。「人間囲碁」は、竹本健治さんが思い描くパノラマ島でしたね、そういえば。

「MYSCON7」参加者の皆さま、お疲れさま。レポ、楽しみにしています。(自分もレポの宿題を抱えているんでした、ええとええと‥)

「伊坂幸太郎作品名言集」「伊坂幸太郎作品、英訳して海外進出」どこぞの編集者さん、企画しません?当たると思うんだけどなあ。

4月24日

「この本の帯に隠れた部分に「ミステリ・フロンティア」の飛行船マークがあることに今日初めて気付いた。」(@政宗九の視点)ほんとだー、全然気が付かなかったよ。たしかに、『春期限定〜』が出た頃は“ミステリ・フロンティア出張版”という呼び方をされていたような。はっ、ということは‥
夏期限定トロピカルパフェ事件 春期限定いちごタルト事件 ラストホープ 
 マーク、あることはあったけど、なんで魚の骨っ(笑)>『ラストホープ』。

4月25日 ♪た〜らこ〜、た〜らこ〜、私も子どもたちもこのCMソングが頭から離れません(笑)。

「ジョン・ディクスン・カー ラジオドラマ作品集」TRICK+TRAPでも注文受付中

『猫路地』特典は寄稿作家(有志)の愛猫フォトギャラリー&コメント集になる予定‥だそうですが、とっくに本は発売してるのに特典の内容が「予定」って‥。もう最寄りの書店で買っちゃったよー。

4月25日(その2)

 祝!『月館の殺人』連載最終回! わー終わっちゃったー、でも来月号には綾辻さんのインタビューが載るので、「IKKI」購入はまだ続く‥。

4月26日

 諸事情により、5月2・3日の「探偵ナイト マスクジョーカー決定戦、殺意のオン・ステージ」をキャンセル。携帯から掲示板に書き込んで実況中継(ネタバレはもちろんなしで)をやろうと思っていたのですが、残念。行かれる方、楽しんできてくださいね。

4月27日

 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』(祥伝社文庫)読了。4人のキャラがめちゃ立っていて、カッコ良かった〜。終盤の展開は先が読めなくてハラハラドキドキ。伏線の張り方や小道具の使い方も上手いなあ。映画も楽しみ(松田翔太は未知数だけど、他の面々はぴったりだよね?)

 メールのお返事、滞っていてごめんなさい。近々必ず。

 しばらく更新が不定期になります。といっても明日は『安楽椅子探偵と笛吹家の一族』DVD発売日。ものが届いたら何かしら書くとは思います。

4月28日

「小説化する時は樽も入れて」小説化する時!予定があるんですね綾辻さんっ(^^)。『安楽椅子探偵と笛吹家の一族』は、放映前にABCホールで行われた事前イベントの模様も一部収録されていて、ボーナス映像けっこう見ごたえありました。ゲスト解答者は貫井さん、『逆転裁判』の巧舟さん、女優の藤貴子さん(『呪怨』伽椰子役の人)、講談社の編集さんお二人。

4月28日(その2)

『容疑者Xの献身』に関する論、まだまだまだ続いています。「ミステリマガジン」6月号には我孫子さんと二階堂さんが登場。その二階堂さんに対して、杉江松恋さんが「誤読ですよ」と反論していますが、二階堂さんの読みが浅かったのか杉江さんの書き方が分かりにくかったのかは、素人の私には判断つきかねます。検索かけても、今のところこの件に関して読者サイドから意見を述べている人はあんまりいなくて(笑)、この方が「もうどうでもいいという感じになっている」と書かれていたのに思わず頷いてしまった私。東野圭吾さんが今回の騒動をどう思っているかは、ちょっと訊いてみたいかな。あ、そうか、もし本格ミステリ大賞を『容疑者X〜』が受賞すれば、著者のコメントが聞けそうですね。

「かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相」7月27日発売予定。仕事しすぎや我孫子さん(え、これくらい普通?)。

4月29日

 放送から二週間も経ってしまいましたが、「日曜喫茶室」レポ、暫定版ですけど書けました。後半受信状態が悪くて聴けなかったんですけど、まあどんな感じだったかは分かるかと。

 某所で教えていただきました。5月11日発売の異形コレクション『闇電話』(光文社文庫)に、綾辻さん遂に登場!これは嬉しい!(下に訂正を)

「語り部塾」に綾辻さん・我孫子さん・小野さんの応援メッセージがあると聞いたものの、どこだかわからない、もしかして雑誌の方?と調べてみたけど載ってない。もしや‥と違うブラウザにしてみたら読めました。MacIEだとなぜか表示されなかったようです。

4月30日

 昨日お知らせした異形コレクション『闇電話』、Amazonのページには綾辻さんの名前がありますが、これは間違いだそうです。出版社サイドからの情報なのでたしかだと思います。そもそも今回のアンソロジーに綾辻さんの短篇が掲載される予定はなくて、なのになんで名前が載っちゃったんだろう? このAmazonのページ、よく見ると監修者が梶尾真治さんになってるのもおかしいよね、監修は井上雅彦さんの方だもんね。
 5月11日発売の文庫なら、いくら書き下ろしだってとっくに原稿上がってるはずだし、それだったらJミスのサイトにも情報載ってるだろうし、何にもないから「あれ?」って思ったんだけど、でも残念。綾辻さんのホラーな短篇が読めると、昨日はそれはそれは嬉しかったんですよ。なのでいずれはぜひ、異形コレクションに名を連ねていただきたいと、切に願う次第。

 

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