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 Ayalist 2006年7月の日記(後半)

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7月16日 梅雨は明けたのか?

7月17日 と思ったら大雨の一日。

「2006インターネットで選ぶ本格ミステリ短編ベスト」(政宗九の視点)。投票締切は8月20日(日)24時。私も(読み終わったら)参加するつもりです。さあ皆さんもご一緒に(と呼びかけても反応ゼロなんですよねいつも)。

▽ 芥川賞・直木賞決定(13日)。角田光代さんと伊藤たかみさんが夫婦ということより、伊藤たかみさんが男性であることにビックリした私。物を知らなさすぎ(笑)。それにしても「文藝春秋賞」にすればいいじゃん、なんだかなあ。メッタ斬り評は、知ってる作家さんの名が多く出てきたことで、ちょっと冷静でいられなかった今回。

▽ 土曜のAVANTIは「小松左京特集」でした。肝心のご本人が喋っていたところだけ聴き損ねたのですが、大原まり子さんがお薦めしていた作品を読みたくなり、早速短篇集を購入。おお、昔の文庫は字が細かいなあ、こういう字組みで育った私はこっちのほうが嬉しいな(そのうち老眼が進んで読めなくなるにしても)。

▽ 先月の記事ですが、『夜のピクニック』書店向け試写会舞台挨拶の模様。恩田さんもいらっしゃいます。今秋ロードショーなんですね。

▽ 負け続ける米澤さん。ちなみに自分もやってみましたが、「mihoro」「みほろ」「(本名)」どれでやってもストレート負けでした。え、相手は‥秘密。

▽ レポ、とりあえず書けましたんで‥って、時間かかり過ぎ。

7月18日 今さらですが、関ミス連講演会の感想をちょろっと書いておきます。

▽ 検索で探して、講演会について書かれた他所の日記をいくつか見たのですが、「綾辻先生のミステリ遍歴やデビューの経緯の話が聴けなくて、残念」という意見が複数ありました。たしかに今回の聴講者は、綾辻さんの本を読み始めたのもつい最近で講演会も初めて、そういう学生さんが多かったのでしょう。でも、ミス研の学生さんなら事前に質問掲示板があったことも知ってただろうに、なんだかなあ。
 ディープなファンにとってはさほど目新しい話はありませんでした。鳴風荘のあとがきも読んでたし、赤じゃない靴の謎も予想通りだったし(コンバースではなくリーガルのスニーカーだってことは2002年のミスフェスで、型番が切れてしまったことは2003年の花園大学で、綾辻さんちゃんとおっしゃっていましたからね)。mihoroさん的には「**」が聴けたので大阪まで行ったかいがあったというもの(^^)<あえて詳しくは書きません、綾辻さんが気にして云わなくなっちゃうと、つまんないから。

▽ ところで2日の日は、初めてカラオケで浩子さんを歌ったのでした。付き合ってくださった皆さま、どうもありがとう。下手な歌を聞かせてしまってゴメンね、でも当人はたいそう楽しかったのでした。9月の綾辻さん講演会は平日で行かれないので、その代わりといっては何ですが浩子さんの猫森集会チケットゲット!新しいアルバムはコンサート会場で買うぞっと。

7月19日 推理作家協会会報6月号に、笹川吉晴さんによる「推理小説・二〇〇五年」が掲載されています。

あまりに知らない作品が多いので、ちょっと分類をしてみました(思いつきで始めたら、めちゃめちゃ時間がかかってこの日のうちに更新できなくなっちゃった)。
  これは読んだよ ─────────127冊
  未読だけど、作品名は知ってる ──180冊
  すみません知りませんでした ───103冊
 ミステリーとジャンルを限定しても、まだまだ知らない作品がたくさんあるんだなあ。「井の中の蛙、大海を知らず」でも大海は塩水だからカエルは生きていけない気も(笑)。井戸の中からも青空は見えるし雨も降るし、このままのんびりここに居るのもいいかなあ。

▽ お暇な方、ぜひ挑戦を!
■「魔法のMD5 - MD5バトル」で「米澤穂信」さんより弱い人物はいるのか?■
 作家さんや小説の登場人物相手にバトルさせてるのですが、本当に弱いのよ。1〜2ラウンドで倒されることがほとんど。「福部里志」相手に7ラウンド闘った(でも負けた)のが今のところ最高記録かな。
「米澤さんがこの名前に勝ったよ!」というご報告、お待ちしております。
(追記:ひとり見つかりました! 直木賞作家だよ 答え:桐野夏生さん)

7月20日 明日っから子ども達の夏休みが始まります。はああああ(ため息)。

▽ 恋月姫『人形月』(小学館)『人形姫』『震える目蓋』と並べてみると、人形たちの進化していく様がよく分かります。ミルクカップに薔薇の花びらを一片浮かべたような、白い肌の美しいことといったら。
 ちなみに自分の買ったのはフィギュア付きの特装版。本物のお人形は高くて一生買えないだろうから、手が届く範囲のフィギュアを思いきって入手。さあ、お洋服を作ってやらなくちゃ。着物もいいなあ。

7月21日

 テレビで『ハウルの動く城』を観ました。映画館で観た時はストーリーが何だかよく分からなかったんだけど、そうかソフィーの恋物語として観ればイイのね。

▽ 新潮社事件取材班『黒のトリビア』(新潮文庫)。現実の事件やら法律やらにはさほど興味もなく疎い私ですが、この本は面白かった。脳内では中江真司さんのナレーションと「へぇ〜」が常に鳴り響いていました(笑)。一番印象に残っているのは「ガソリンと灯油の違い」。

7月22日 なぜに今頃『びっくり館』が?(by 一人囃子さん)1冊だけ、だとやっぱり取り置き分の切り崩しってことなのかな。

『気分は名探偵』(徳間書店)。犯人当ては全敗でした(涙)が、とっても楽しめました。定期的にこういう企画本、出してほしいなあ。六編の中では「犯人当てという枠の中でこんなことを!」と驚かされた我孫子さんの作品が一番好き。

7月23日 ぜんっぜん季節外れなんですけど、日記背景は「うさぎ」。

ところでこの歌には「誰を待って泣いた」という歌詞が出てくるのですが、某所で「何を待って泣いた」とうっかり書いてしまって。それぐらいならまあ、ちょっとした間違いですが、実はごく最近まで「暗黒館は畳も黒い」と思い込んでいた私(笑)。読み返してみたら、床板は黒く塗ってあったけど、畳が黒いって描写はないよね。思い違い甚だしい、自分の記憶力にますます自信が持てなくなった今日この頃です。

7月24日 

 掲示板にてお知らせいただきました。京都大学未来フォーラム第24回、綾辻行人講演会「私の本格ミステリ観 “新本格ムーヴメント”と京大推理小説(ミステリ)研究会」申込み受付開始です。

日 時:9月21日(木) 18:15〜19:45(開場17:30) 
場 所:京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
参加費:無料
定 員:先着500名(申込みによる先着順)
対 象:学生・教職員及び一般
申込み:1)こちらのページの申込フォームから
    2)往復ハガキ
     「第24回未来フォーラム参加」と明記の上、住所、氏名、職業、連絡先を記入
      返信はがきには、必ず自分の宛先を記入すること
      〒606−8501 京都市左京区吉田本町 京都大学百周年時計台記念館事務室
問合せ:TEL 075-753-2285(月〜金曜日 9時〜17時)
    http://www.kyoto-u.ac.jp/top2/11-top.htm
    E-mail:kinen52@mail.adm.kyoto-u.ac.jp

7月25日

「IKKI」9月号、『月館の殺人』FINAL企画。綾辻さん&編集さんの座談会、佐々木さんのメッセージが載っています‥が、ネタバレなので、連載未読の方は三日後の下巻発売を待っててね。

7月26日

 創元推理文庫の作品には全て英題が付いている、というのは以前ここでも書いた気がしますが(ちなみに、ミステリーランドも)。
 次に挙げる作品の原題は、それぞれ何でしょう? 検索しちゃう前に、ちょっと考えてみてね。

『HE WAILED』
『THE LAROUSSE MURDER CASE』
『BOHEMIAN DREAMS』

『You can't escape』
『Why didn't she ask EBA?』

 終わりの二作(これらは創元じゃないです)は、ここんとこ私が再読してるもの。もう三回目?四回目かな。文章がちと固い部分もあるけど、やっぱ好きだなあ。三作目も早く文庫化されないかな。

▽ 読売新聞の「新人賞を考える」、3)独自色薄れた純文学系4)地方受賞 年齢層幅広く 

▽ あさのあつこ『バッテリー』映画化、主要キャストはオーディションで決定。2007年春、全国東宝系ロードショー。
 東野圭吾『手紙』映画化、こちらは11月公開らしいです。
 吉田秋生『吉祥天女』映画化、え、鈴木杏?絵のイメージと違うなあ。

「孤島ものか館ものをわれわれで共同執筆し、この八重洲ブックセンターで机を並べてサイン会をやろう」(島田荘司のデジカメ日記)。これって綾辻さん次第ってこと?

7月27日 あれ、Yahooメールの受信はできるんだけど送信ができない‥

7月28日 ブラウザ上からは送れるみたいだけど、メールソフトからの送信ができん。何故?

 というわけで、一部メールのレスが滞っております。ゴメンなさい。
『月館の殺人』(下)本日発売です。

7月29日

 7月いっぱい有効の割引券があったので、公開初日に見てきました『ゲド戦記』。もっとセリフ増やして語ってくれたほうが、人物に感情移入しやすいんだけどな、でも思わず身を乗り出して見入ってしまったシーンもいくつか。俳優さんが声をあてると本人の顔がちらついちゃうことがあるんだけど、そういう意味では香川照之と風吹ジュンは上手かったなあ。

▽ 題名と装幀に惹かれた一冊、荻原浩『押入れのちよ』(新潮社)。短篇集です。どこかしら必ずポジティブなのがこの著者の作風なのかな。胸に迫る暖かさあり、ゲラゲラ声出して笑っちゃうおかしさあり。「ちよ萌え」です(笑)。

▽ 綾辻さんのお好きなALI PROJECT、折よくシングルコレクションが発売になったようですね(試聴できます)。某アニメの時にCMは見たぞ。

▽『月館の殺人』原作者あとがきは、まっくろくろ。読みにくいことこの上なし(笑)。佐々木さん絵の綾辻さんと小野不由美さんが見られたのは嬉しかったぞ。

7月30日『夜のピクニック』早くも文庫化。映画公開に合わせた文庫化ね。

▽ 昨日紹介した『押入れのちよ』、逢坂剛さんの書評がこちらに

▽ 猫森集会「王国の日」スペシャルゲストは手嶌葵さん。うほほーい、私が行く日です(^^)。ニューアルバム『テルーと猫とベートーヴェン』の曲目も発表になってますね、「人生は一本の長い煙草のようなもの」は私が勝手に“綾辻行人のテーマ”と命名した名曲。機会があったら聴いてみてね〜。

7月31日 全日本大学ミステリー連合の合宿、ゲストは米澤穂信さん。一般でも参加可能なはずです、詳細はこちら

 

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