Home
11月16日 日本推理作家協会会報11月号、囲碁の話多いなあ。大崎梢さんの自己紹介エッセイが面白かったです。
▽ その大崎梢さん、朝日新聞にも載ってました。
▽ エンターテインメント11月 今月の5冊(読売新聞)。森見登美彦さんは以前からなにげに気になっております。恒川光太郎さんの新刊も出たのね。蒼井上鷹さんもなかなか褒められてるぞ。ジェフリー・ディーヴァーは別の本を今読んでます。
▽(またまた昨日の続き)今日は新刊4冊、古本2冊を購入。ヤバイぞ、「財布の紐を緩めまし妖怪」が取り憑いてるぞこれは(笑)。
11月17日 こたつを出しました。新調したこたつ布団の上で猫が魚を‥こらこら、皿の上で食わんかいっ!
11月18日「東京タワー」ドラマは録画中。
▽ 角田光代『空中庭園』(文藝春秋)読了。「メッタ斬り」で気になった作品を読んでみよう第1弾。ほわほわを予想してたら全然違ってあけすけで、でも冷たくはない、ぽこぽこした感じのお話でした(なんじゃそりゃ)。所詮は他人、なのに家族、ひとつ屋根の下に暮らしていたって、気持ちなんかちっとも伝わらない。そういうもんです(基本が「分かりあえない」だから、努力や思いやりが必要なんだと思う)。表題作のラストは切なかった。映画も観てみようっと。
▽「2007年本屋大賞候補、大予想!」(by
書店員失格)。また伊坂さんは二つに割れそうですね。
11月19日 ちょっと衝撃(笑)、こんなの出てたのね、忍たま乱太郎 増刊号「ヘムヘムクラシック入門」。
▽ ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」が、今月いっぱい無料で見られます(って、私のPC環境ではダメなんだけど)。学生時代、「太陽にほえろ!」命だった私(笑)は、このドラマを見る度思うのです、「ああ、山さんがしゃべってる〜」。
11月20日 アンケート、ご協力ありがとうございました。
「ケータイの画面、横表示は全角で何文字分?」結果は、
8文字より少ない 1
9〜11文字 14
12〜14文字 16
15文字 3
21文字以上 1
私の携帯は「15文字」なのですが、なるほどなるほど。参考になりました、ありがとうございます。
というわけで、すでにお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、Ayalist携帯版を始めてみました。
http://www.geocities.jp/y_ayatsuji/m/
Jミステリ倶楽部がなくなっちゃった代わり‥というわけではありませんが、綾辻さんの著書リストと最新情報はこれからは携帯でもチェックできます。(自分のはvodafone(今はsoftbankか)なので、他の機種から読めるかが未確認。ダメだったら教えてね)
11月21日
▽ 掲示板[1927]の「横溝ノススメ」、皆さんもぜひぜひ読んでね。おっ、稲垣吾郎のドラマ『悪魔が来たりて笛を吹く』が、来年1月5日に放映されるそうです。タイムリーな話題でした。
▽ 絵本とか漫画とか。合間に本も読んでるけどね。
森博嗣『STAR
SALAD 星の玉子さま2』(文藝春秋)。「1」に比べると衝撃度は低め、より広い読者層を想定したのかな。絵は完璧ですね、線も色も上手すぎる。この本と出会えてホント良かった、でもこういう絵を描きたくても描けない自分が‥嬉しさ90%、悔しさ10%。
野間美由紀『パスルゲーム☆はいすくーる(14)』(白泉社文庫)。例えば犯人の予想はついても、さらにその先、動機にうならされたり、心理の綾に感心させられたり。人間を描くってこういうことだよね、脱帽。
得能史子『まんねん貧乏』(ポプラ社)。絵といい内容といい、まるで自分が描いてるみたい〜、と親近感がわいてつい買ってしまいました。ちょっと余白多すぎ?(笑)、でもいいや、楽しかったから。暮らしのノウハウをもう少し読みたかったな。
11月22日
「小説現代」12月号。「私が選ぶベスト乱歩」に綾辻さんのエッセイが載っています。「比類なき異形の物語『孤島の鬼』」。
11月23日 ご迷惑をおかけしました、ネタバレOK掲示板「こころおきなく。」復活です。
▽ 人のことは云えた立場じゃないんですが、例えば「本格ミステリング」(本格ミステリが好きな人のための、はてな内のリング)に登録されてるサイトを回っても、ミステリ以外の本(ラノベとかSFとか新書とか)やドラマの感想ばっかだと、なんか寂しいなー。やっぱり今、ミステリはあんま元気がないんかな。
▽ 写真見て、どこのおばさんかと思っちゃいました(笑)、ユヤタンごめん。
▽「トリックの盗作」(Never
Fade)。難しい問題ですね。こんな記事もあったなあ、「「盗作」の誘惑」(小説家のミステリーズ・ルーム)。
(ところでこの「小説家のミステリーズ・ルーム」というブログ、わりと毎回共感できる内容なのにもかかわらず、なーんか読んでて引っ掛かっちゃうのよね。なんでだろ、匿名だからか?)
11月24日「安楽椅子探偵シリーズ」年末、ミステリチャンネルで第5弾と第6弾が放送されます。
綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状(6)
「安楽椅子探偵 ON AIR」
出題編 12/30(土)13:00〜15:00
解決編 12/30(土)17:00〜19:00
安楽椅子探偵と笛吹家の一族 わたしの推理
12/31(日) 15:00〜15:30
綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状(5)
「安楽椅子探偵と笛吹家の一族」
出題編 12/31(日)13:00〜15:00
解決編 12/31(日)17:30〜19:00
▽『DEATH NOTE』映画と原作はどう違うのか知りたかったので、原作読んでます。6巻まで読み終わりました。Lかわいー。
11月25日
▽ 三浦しをん『風が強く吹いている』(新潮社)読了。ほぼ素人集団がいきなり箱根駅伝を目指すというトンデモ設定なんだけど、言葉を尽くして書かれているので、その興奮がつぶさに伝わってきます。本当に才能を持った人って美しいよね、惚れ惚れしちゃうの分かるなあ。表紙絵も面白くて好き〜(ネタバレではあるけれど(笑))。
11月26日 乙一さん、ご結婚おめでとう!(ネタじゃなかったんですね。押井監督と云えば、『立喰師列伝』観てみようっと)
▽ とり・みき『猫田一金五郎の冒険』(講談社)読了。脱力〜でも面白い〜。何なのこのコストパフォーマンスの悪い、紙の分厚い本は(おい)と最初思ったんだけど、なるほど終わりの歌留多に合わせたのね。その歌留多、四十七文字揃ってないし(おまけに祖父江さんの謝罪文だし)。ここまで造本に凝ったのに、カバー裏が真っ白なのはもったいない(笑)。京極さんは、絵、上手すぎ。
11月27日 次男くん、風邪でダウン。吐き気は薬で収まったけど、熱がぴゅー。皆さんもお気をつけて。
▽ みゅうさんに教えていただいた、安井俊夫『犯行現場の作り方』(メディアファクトリー、来月発売)。目次を見ると、なかなか面白そうですね。「支柱のない屋根に、巨大なガラス製の出窓」果たして建つのか十角館(どきどき)。あ、でもこのページは以前読んだことあるぞ。
▽ 来月は「幽」「野性時代」「GIALLO」三誌で綾辻さんの小説が読めます、すごいですね。無事書き上がったかな、綾辻さん。
11月28日
道尾秀介『骸の爪』(幻冬舎)読了。解決編にわくわく胸踊る本格ミステリ、久しぶりに読んだかも。スリット一本分ずらすと全く違う絵が表れる、縞々トリック絵のようでした。人物が活き活きと描かれているだけに、終盤の落差が悲しい余韻となって胸に刻まれるのね。題名も前作同様、ぱっと見で人を引き付けるインパクトはないけれど、読み終わると「なるほど〜」って思えます。
11月29日
▽ 月刊PLAYBOY1月号、特集が「ミステリー徹夜本をさがせ!」。『月館の殺人』が取り上げられています。綾辻さんのコメントも(短いですけど)あります。ただ、この10年の国内ミステリー・ベスト50に綾辻作品がひとつも入ってないのは、めちゃめちゃ不満っ。
▽ 第16回なぞがたりなばり、写真集&アンケート集計結果。参加者の中では私が最北ですか(笑)、お、愛媛からいらした方もいらっしゃる。写真は、市立図書館や乱歩生誕地でのスナップもあって、嬉しいです。
アンケートでも取りざたされている要約筆記ですが、手話通訳と離れた位置でやられると、両方見るのは大変なのではないかな。それから、要約筆記が必要かどうかは、実際にサポートを必要としている方々に会場に来ていただいて判断してもらえばいいことで、必要ならば続ければいい。スタッフの声とかフィルムのバリバリいう音くらい健常者は我慢しろって。こういうサポートがデフォルトである講演会はとても魅力的だし、もっともっと前面に押し出してPRすべきだと思いました。
要約筆記の誤字の多さに関しては、名張のAさんが隣に座って字を教えてあげれば解決するんじゃないでしょうか。来年からは写真は他の人に任せて、ね。
綾辻さんと同世代、またはそれより上の世代のミステリ作家さんで、乱歩を読んだことのない人はおそらくいないだろうけど、これから先、もっとお若い作家さんを招くとなると、そうも云ってられなくなるのかなあ。聞き手だけじゃなく話し手の方も、乱歩に絡めた内容だとちょっと‥なんてことになったら寂しいですけど‥。
小説家に限定せずに、乱歩の映画を撮った人とか、ミステリの漫画家さんとか、そういう方の講演も聴いてみたいなあ。でも「協賛:日本推理作家協会」だと、作家さん以外をお呼びするのは難しいのかな。
11月30日 師走が近づいてまいりました。
▽ 年末のお楽しみ、ベスト10本について。
「このミステリーがすごい!2007年版」、先日のPLAYBOY誌によると、12月9日(土)発売。
「2007 本格ミステリ・ベスト10」12月5日(火)発売(素行迷宮より)。リンク先には目次もあります。
「週刊文春」傑作ミステリーベスト10、今年は発売が早いんですよねたしか。
|