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 Ayalist 2006年12月の日記(前半)

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12月1日 

 胃腸炎で一家ほぼ全滅(><)。ノロウイルスにやられました。熱があっても休んでいられないのが主婦でございます、おえ。

12月3日「ウルトラの星」と同じで、見える人には見えるんですよ、本格の星は。」いい言葉です、杉江松恋さん

▽ 11月29日に行われた「本格ミステリーの愉しみ」、霞流一さんのレポ(リンク先訂正しましたゴメンナサイ。PM11:08)。都鞠さんのレポ二階堂さんの日記にも写真があります。

▽ 今月は、綾辻さんへのメッセージ掲示板を作る予定です。待っててね。12月の綾辻さんは予定がたくさんありますよ。
初旬   本格ミステリ作家クラブHP「今月の本格トピックス 執行会議メンバー・今月の一言」
05日(火)「2007 本格ミステリ・ベスト10」作家の予定
08日(金)「幽」6号 短篇掲載
09日(土)「このミステリーがすごい!2007年版」作家の隠し玉
12日(火)「野性時代」1月号 連載『Another』
15日(金)「GIALLO」2007 WINTER 綾辻行人中篇「洗礼」
30日(土)「安楽椅子探偵 ON AIR」(ミステリチャンネル)
31日(日)「安楽椅子探偵と笛吹家の一族 わたしの推理」(ミステリチャンネル)
31日(日)「安楽椅子探偵と笛吹家の一族」(ミステリチャンネル)

12月4日 なんだか忙しくてばたばたばた。『本格ミステリ・ベスト10』そろそろ店頭に並び始めたようですね。

12月5日 

▽『本格ミステリー・ワールド 2007』(南雲堂)来年1月刊行(二階堂さんの日記より)。監修は島田荘司さんだそうです。島田さんの目指す本格ミステリと二階堂さんのそれとは、ベクトルの向きが少々違う気がするのですが‥はてさて。
「作家の計画・作家の想い」の執筆予定者の中に綾辻さんのお名前があります。

▽ おっとこれは見逃しておりました、情報ありがとうございます。
綾辻行人&牧野修「ナゴム・ホラー・ライフ」(理論社ミステリーYA!のページ)。
 ホラー映画についてのキャッチボール・エッセイが、2007年1月25日よりスタート。わあい、楽しみです!

▽『DEATH NOTE』読み終わったよ〜。面白かった! 映画がもう一回観たくなりました。感想は後ほど。

12月6日 

▽ MYSCON意見交換会のまとめ。毎年参加者80人って、スゴイ数だと思います。スタッフの皆さんごくろうさま。ネット上では「ミステリサイト、最近元気ないんじゃない?」という気がしなくもないので、イベントの方は変わらずに続けていってほしいなあ。

「『鳴風荘事件』 再読です」(柴田よしきさん 12/06)。

12月7日綾辻先生への応援メッセージ 2006今年も皆さんの書き込み、よろしくお願いいたします!

12月7日(その2) 

▽ ようやく「本格ミステリ・ベスト10」を買いました。週刊文春のミステリーベスト10も発表になりました。「ダ・ヴィンチ」でもBOOK OF THE YEAR が発表に。

 ミステリ界を四字熟語で表わすと、2004年「惑星直列」、2005年「容疑者X」、2006年は「道尾秀介」ですかね。

12月8日 

▽「幽」vol.006 発売。綾辻さんの短篇「六山の夜」が掲載されています。しかしこの雑誌、値段も高い(1,590円)けど読みでもあるなあ。

12月9日 

▽ うう、本屋に行けず。このミス一位はすでに聞きましたが‥って、こういうのもネタバレになっちゃうのかな。「ランキング本を自分で開いて初めて順位を知りたい」という方がいらっしゃるようなので、日記には書かずに、ランキングのページだけこっそり更新しておきます。

12月11日 作者も編集者も信じられなかったこのミス一位。おめでとうございます。

「第四回ハナシをノベル!」レポ(フクさん 12/10)。まだ続くようです(レポも、企画自体も)。

▽  映画を観終わった後、「原作とは、どこまでが一緒でどのあたりが違ったんだろう?」と気になったので、読んだ人に訊いてみようと最初は思ったのですが、いやこれはちゃんと自ら読むべきではないかと思い直し、12巻買い揃えて一気に読みました、『DEATH NOTE』(集英社)。既に語り尽くされていることとは思いますが、月とLとの緊迫した頭脳戦がたいそう読みごたえあり。ノートを故意に捨ててしまうくだりはびっくりしました。
 映画では、月とLとの対決一本に絞って物語を構成し直していて、それ故、国際的大犯罪のはずなのに日本の一部地域で展開するこじんまりした事件のように見えてしまう点はちょっとマイナスだったかも(レイぐらい、見た目外人の俳優を使えばよかったのに)、なんだけど、二時間×2の尺の中で語りきるには最良の選択だったと思います。なにより、私は月とLとのガチの対決を読みたかったわけで(ニアじゃないのよ)、だからむしろ嬉しかったぞ。藤原竜也の演技は全く心配していませんでしたが、松山ケンイチの成りきりぶりは良い意味で想定外。これはスピンオフの映画が楽しみだ。
 西尾さんの小説も近々読む予定(パンフに載ってた寄稿は大したことなかったけど)。

12月10日 

▽ 来週来客があるため、前倒しで大掃除。こんなに買ってどうするの、というくらい積読本が出てくるわ出てくるわ(笑)。いいんだもん、長生きしていっぱい読んでやるー。

▽「このミス」買いました。「ミステリー以外のジャンルが上位に上ってくるところに「このミス」らしい特徴がよく表れている」って、え??? それってただ、本の題名と内容がマッチしてないってことじゃん(笑)。
 相川司さんという方が、オススメ国内本格TOP3に『びっくり館の殺人』を選んでくださってます。とっても嬉しい〜(^^)。

 さて、綾辻さんの2007年の予定は以下の通り。
1. 『Another』(「野性時代」にて連載中)2007年中に完結‥するかな?(未定)
2. 連作短篇(「幽」にて連載中)近い将来単行本化。
3. 『アヤツジ・ユキト 1996-2006』(エッセイ集第二弾)2007年夏頃までには刊行。デビュー20周年記念ですね。
4. 館シリーズ第九作に取りかかるかも‥
 なお、「このミス」「本ミス」には書かれていませんでしたが、
5. エッセイ 綾辻行人&牧野修「ナゴム・ホラー・ライフ」(「理論社ミステリーYA!」にて連載。お二人の対談もあり)
6. もしかしたら「安楽椅子探偵」第七弾があるかも。
7. 『最後の記憶』『暗黒館の殺人』そろそろ文庫化かも。暗黒館は何分冊になるやら、お楽しみに。

12月12日 本格ミステリ作家クラブ「12月の本格トピックス」更新されています。今日は「野性時代」1月号も発売に。

▽  伊坂幸太郎『死神の精度』(文藝春秋)読了。実は途中で『DEATH NOTE』を平行して読み始めちゃったもんで、死神=リンゴ好きでお茶目なイメージが脳内に居座って困りました(笑)。それはともかく。
 主人公の死神が淡々としているので、生死を扱っている物語なのにとてもあっさり。エスプリに富んだフレーズも少なめでした。ミステリ的には、各篇「おっ」と思わせる展開があるけど、やっぱりあっさり。胸にじんときた「死神と藤田」がお気に入り。

『ピタゴラ装置DVDブック(1)』(小学館)読了・試聴。豊かな発想、たゆまぬ努力。DVD収録時間は19分ですけど、2,940円払った価値はあったわ。あとがきから一部抜き出してご紹介しましょう。
「どんなに厳しく調整しても、本番用に照明を当てたりするとその温度で金属のレールの微妙な角度の調整や接着の具合などすべてが狂い出し、思わぬ誤作動が頻発してしまう」
「テイク30も超えると、スタジオ内にかなりの緊迫感が走る」
「テイク50を超えると、怒りを含んだ空気がスタジオ内に充満」
「テイク70を超えると、緊迫感を通り過ぎ、到達点のないあきらめと嘲笑めいたものまでがかすかに生まれてくる」
 そんな中で作っていたんですね。すごいなあ、私もスタッフの一員になってみたいです。

12月13日 

▽  西尾維新『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』(集英社)読了。なんとまあ、見事に足もとをすくわれました。まるでカポエラ。原作を読むか、映画を観るかしないと楽しめない小説でしょうけど、これって本ミス30位以内に入ってないの?何で?? 密室の理由とか、ミステリとしてすごく感心させられたけどなあ。

12月14日「第四回 ハナシをノベル!」レポ第2回(by フクさん12/12。まだ続くそうです)。

▽ 昨日ご紹介した西尾さんの本、実は図書館本だったんですが、最終章のページの中程に5mmほどの長さの線状のくぼみが。あれ、と思って読み進めていくと、くぼみの長さが少しずつ大きくなり、良く見るとページが鋭利に切れている。もしやと本を閉じて裏表紙を見たら、目立たないんですが1cmほどの切れ目が入っていたんですね。以前にこの本を借りた誰かが、ハードカバーの表紙を突き通すほど強く、カッターか何かの刃を垂直に突き立てたらしい。何のため?
‥けっこうホラーな出来事でした。
 ところで、DEATH NOTEのスピンオフ映画(Lの松山ケンイチ主演)の企画があるそうで、「西尾さんの本が既にあるんだから、それを映画にすればいいじゃん」と読む前は思っていたのですが、なるほどこれはちょっとムリだわね。

12月14日(その2) 

▽ 本日、朝日新聞の見開き広告がミステリー特集。どの出版社も、各種ベスト10の順位をここぞとばかりに宣伝しています。インタビュー記事は、中江有里さんと千街晶之さん。中江さんは小説も出版されたそうで、ちょこっと気になってます。

▽ 実相寺監督が亡くなられた時点で、第二弾はないと思っていましたが、「映画『魍魎の匣』、2007年秋ロードショー予定」みゅうさん情報)。「ほう」「みっしり」が観られるのか。

▽ 一時期閉鎖を危ぶまれていましたが、先日より再開、「小説家のミステリーズ・ルーム」。物書きなんて狭い業界、匿名にしてもあまり意味がないように思うんだけどな(笑)。

▽ 原書房「本格ミステリ・ベスト10」読者アンケート全回答。今年もずらずら切れ目がなくて読みにくいったら‥と思ったら、表示が変なのはMacIEだけみたいですね(汗)。WinのノートPCも持ってはいるのですが‥。

12月15日 

▽ 綾辻先生への応援メッセージ、すでに書き込みいただいた皆さん、どうもありがとう。今月いっぱい受け付けています。ファン歴の浅い深いに関わらず、メッセージお待ちしています。どうぞよろしくです。

「GIALLO」2007.WINTER、綾辻さんの「洗礼」後編が掲載されてます。後でゆっくりじっくり読むぞー(^^)。イラストルポ「作家の仕事場」は法月邸。埋め込み式本棚ってのがすごいなあ。創元社のパッヂは私も持ってます。法月さん手作りの段ボールネコが微笑ましい〜。

 

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