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 Ayalist 2007年2月の日記(前半)

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2月1日 日記の背景は「月と恋人」です。ランラララララ〜♪

▽ JunkLand、更新を停止。ブルータスよ、お前もか(泣)。あ、でもブログはあるのね。

▽ 本のないTRICK+TRAPで、ミステリの話を存分にしませんか。2月17・18日の午後だそうです。うわあ、行きたいけどなあ‥。

▽ 著者に会いたい「夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦さん」。最初「夜は短し恋せよ乙女」かと思ってて、おっと違うぞ、気をつけなくっちゃと気にしていたにもかかかわらず、リクエストカードに「夜短し歩けよ乙女」と書いて出しちゃったよ、嗚呼‥。

▽ そういえば、図書館の「YA(ヤングアダルト)コーナー」に、朱川さんの『かたみ歌』『花まんま』が置いてありましたが、うーんそれってどうよ。いえ、若い子に読んでもらうのもいいんですが、中年の人にこそ読んでもらいたい物語だと思うけどなあ。

2月2日

▽ 今年の選考委員は、辻真先さん、戸川安宣さん、黒崎緑さん、村上貴史さん、杉江松恋さん。ちなみに本ミスを見てみたら、村上さんと杉江さんの投票作品は載っていました。あとは、11月以降に出た作品で良いものがあったかどうか。来週頭には結果が分かるでしょう。
 本格ミステリ大賞も、今年で7回目。過去の候補作30作品のうち、読んでいないのは五つでした。あらけっこう頑張ってるじゃん私。

▽ 2月の綾辻さん。ナゴム・ホラー・ライフは、牧野さんと一ケ月交代で書かれると思うので、今月はさて、どちらでしょうか。
 初旬   本格ミステリ作家クラブHP「今月の本格トピックス 執行会議メンバー・今月の一言」
 10日(土)「野性時代」3月号 連載『Another』
 26日(月)「ナゴム・ホラー・ライフ」第2回

2月3日

▽ TRICK+TRAP、明日2/04も営業するそうです。そして吉祥寺グリーンハイツ201号室はテナント募集中。跡地はどうなるのかなあ。

2月4日 読了本2冊。ミステリじゃないけど。

▽ よしもとばなな『アルゼンチンババア』(幻冬舎文庫)。映画の予告を観て興味を持ち、原作を読んでみました。すごい題名ですけど(笑)、太陽のように暖かく、清らかな水のように心を洗ってくれる、そんな小説。ばななさんはやっぱりすごいなあ。
 ちなみに私が読んだのは単行本だったのですが、ページの左側が英訳だったり、絵のページの紙質が違ったり、文章の一部の色を変えてたり‥とにかく凝った本で、正直読みずらかったです(笑)。

▽ 魚住直子『非・バランス』(講談社文庫)。文庫の装幀に心惹かれ、「本の雑誌が選ぶ2006年文庫 第3位」という情報に後押しされて読んでみました。うわあ、これは私のために書かれた物語だ。気持ち、すごく分かるし、そうだよ大人になってもやっぱり大変なんだよね。
 え、これも映画化されてたのか‥と検索してみたら、小日向文世が女役やってたあれですか!えー、ずいぶん思いきった変更を。でもDVD借りて観てみようかな。

2月5日 米澤さんの汎夢殿より。

▽ SRの会 55周年記念大会(詳細はこちらのブログを。MacIEだと、背景が全部コルクボード色で読みにくいったら。)
・紀田順一郎氏講演会
・SRの会 2006年ベスト5発表
・SRの会 翻訳ミステリ「SRの殿堂」入り作品発表
・道尾秀介氏・米澤穂信氏による座談会

日 時:3月18日(日)
[本大会]12:30 開場 13:00 開演
[レセプションパーティー]18:00 開場 18:30 開宴
会 場:渋谷 フォーラム8

一般入場可・要事前申込
参加費:1)本大会のみ 1000円
    2)本大会 + レセプションパーティー 8000円

▽ 今月は、市内の映画館で邦画特集をやってて、週替わりしかも特別料金で観られるので楽しみ。今日は「かもめ食堂」。しゃきしゃき働いて、もりもりご飯が食べたくなります(笑)。

2月6日 

▽ 本格ミステリ作家クラブ「2月の本格トピックス」が更新されました。また、本格ミステリ大賞の予選委員会が4日に行われました。杉江松恋さんは「五作全部正解した方に、なにかいいものを差し上げます」と予想メールを募集してます。7日に告知された時点で締切‥って、明日じゃん、早っ。

▽「ダ・ヴィンチ」3月号によると、「幽」にて連載中の綾辻さんの短篇は、6月以降に単行本にまとまる予定のようです。楽しみ。あと私が「おおっ」と思った記事は、“宮部みゆきさんの「サボテンの花」を劇団キャラメルボックスが上演”と、“清水玲子『秘密』3巻 2月28日発売”。

2月7日 本格ミステリ大賞、候補作決定(情報元:九尾のブログ

予選委員は黒崎緑さん、杉江松恋さん、辻真先さん、戸川安宣さん、村上貴史さん(戸川さんはお身体大丈夫だったのでしょうか、心配)。

【小説部門】※作品名50音順
 石持浅海『顔のない敵』(光文社カッパ・ノベルス)
 道尾秀介『シャドウ』(東京創元社)
 京極夏彦『邪魅の雫』(講談社ノベルス)
 鳥飼否宇『樹霊』(東京創元社)
 柄刀一『時を巡る肖像』(実業之日本社)

【評論・研究部門】※作品名50音順
 町田暁雄・監修『刑事コロンボ完全捜査記録』(宝島社)
 紀田順一郎『戦後創成期ミステリ日記』(松籟社)
 笠井潔『探偵小説と記号的人物』(東京創元社)
 巽昌章『論理の蜘蛛の巣の中で』(講談社)

 公開開票式は5月11日(金)、東京・護国寺の某所にて。
 なお、一昨年、昨年に引き続き、今年も公開開票式の一般読者ご招待があります。『論理学園事件帳』(講談社文庫)の帯の応募券を送ると、当選者には北村薫さん直筆署名入りの招待状が届きます(年々特典が豪華になってます)。

 さて。
「邪魅」来ましたねー。京極さんが来たって当然なんですが、「狂骨」以降読んでいない私にとって、これはイタい(笑)。「邪魅」に至るまで何をどの順番に読めばいいのか、どなたかご教示くださいませ(5月までには読みきらないでしょうが)。
『顔のない敵』『シャドウ』は既読。道尾さんは、本格ミステリとしては『骸の爪』の方が読みごたえあったけどなあ。柄刀さんのは11月刊行の一冊。『樹霊』も評判良かったから、読むのが楽しみです。
 島田荘司さんにはぜひ、特別賞をあげてほしいなあ。昨年の活躍はすごかったと思うから。

 評論部門は全く読んでいないので分かりませんが、某氏が時評と云っていた「論理の〜」が取ったら面白いのに(おいおい)。

2月7日(その2) 

▽ 本格ミステリ大賞、予選の経緯は近いうちに本格ミステリ作家クラブHPに掲載されると思いますが、ほんのちょこっと、杉江松恋さんが日記に書かれていました。わっはっは、偶数は駄目ですか。惜しくも候補作となりえなかった六作目はなんだったのかな。

2月8日 

▽ 狂骨から陰摩羅鬼(いずれも文庫版)まで、積み上げたら28cmもありました。一冊一冊が辞書より分厚いよ、これは読みがいあるなあ。でも肝心の「邪魅」がまだ手元にないという(笑)。

▽ ちょっと気になります、『異形コレクション讀本』。光文社文庫って来週発売だっけ?

▽「梯子は外されてしまった。」(書店員の店売配達日記)。これは絶対買うと決まっている本だったらネット書店でもいいんだけど、そうなんだよね、ふらふら店内を歩き回って本を眺めながら物色するのが楽しいんだよね。

2月9日復刊決定!天野可淡3タイトル」。ばんざーいばんざーいばんざーい!

▽ 読書記録もはてなdiaryも、携帯サイトもエッセイ過去ログも、更新滞っててすみませんすみませんすみません‥。

▽ 日向まさみち『本格推理委員会』(産業編集センター)読了。文庫も角川から出てます。あ、文庫の表紙にはピアノの鍵盤も描かれてるんだ、へえ。
 取ってつけたようなドタバタ、必然性のないキャラ設定、これはちょっとつらいなあと最初は思ったのですが、どっこい後半はなかなか。本格推理と呼ぶには伏線が弱いけど、伯父さんの事件の真相あたりはけっこうツボでした。あと表紙もいいよね(多くは語るまい、読んだ人には分かるはず)。この作者、桜並木とか空模様とかの情景描写の文章けっこう上手いんだから、全体も無理にラノベっぽくしないほうが合うんじゃないかな。

2月10日 本日「野性時代」3月号発売です。『Anothre』連載第8回。

▽ おっと、既に決定しておりました。第27回横溝正史ミステリ大賞。選評は「野性時代」4月号に掲載予定。
[大賞]『血ヌル里、首挽村』大村友貴美 『LOST CHILD』桂美人
[テレビ東京賞]『誤算』松下麻理緒

▽ TRICK+TRAP、最後の三日間。「若竹七海先生が当店のためだけに作って下さった私家本」まであるそうですよ!

▽ 新ISBNに移行したのは知っていたんですが、「新ISBNとASINの値は一致しなくなります」えーなんでー、面倒臭い〜。

▽「ヤングアダルトの再定義」(研究会日乗)。もとより自分は「ヤングアダルト」って言葉が好きではありません。それはまさに「若者向けのアダルト」って感じがしちゃうから。じゃあどんな言葉がいいのかというと、‥難しいね。でも書店で「ヤングアダルトコーナー」ってのは、あまり見かけたことないなあ。図書館でならあるけど。

2月10日(その2)

▽「本格ミステリー・ワールド 2007」2月16日発売予定。見本刷りも出来ているというのに、内容紹介に「執筆依頼予定者」って‥。実際に載ってる人を教えてほしいです、二階堂さん

2月11日 TRICK+TRAP 最後の三日間 1日目。若竹さんの私家版は40部限定、ネットでの注文は11日9:00を持って打ち切るそうです。

‥と書いたすぐ後に「売り切れ」の報が。買えなかった方、お役に立てなくてすみません。m(_ _)m

2月12日 TRICK+TRAP、最終日。四年間、本当にありがとうございました。

お店のブログ「TRICK+TRAP 最後の三日間 2日目
空飛ぶ本棚(とむこさん)(2/11)
Small Beans(こまめさん)のレポート(2/11)
ぼくのミステリな備忘ログ (一人囃子さん)(2/12)
他にも、漫画描き夫婦の他愛ない日記(喜国さんと国樹さん)(2/05)、戦意喪失、戦線離脱睡魔の森の家heart break cafe空想現実な思春期綴り(以上、2/11の日記)、槍沢雑記自律せよっ・・・!影と線香花火(2/12)などなど。

 この三連休は作家さんも続々来店。でも私が行った日はどなたにも会えなかったな(1月末だから、仕方ないか)、ちと残念。
 そういえばあの日は、名古屋から(もしかしたら聞き間違えかも?)来店した女性が、松浦さんに「おススメのコージーミステリを教えて下さい」と訊いていらして。(名古屋、コージーと聞いて「もしや大矢さんかしら」と思ったが違った)
松浦さん「(海外ミステリの文庫の棚を指して)このあたりは‥」 女性「あ、読みました」
松「コージーというと‥(クレイグ・ライスだかアリサ・クレイグだかを指して)」 女性「もちろん読みました」
松「(今度は海外単行本の棚の方を向いて)○○とかは」 女性「大好きです(つまりは全部読みました)」
松「じゃあ、△△とかは」 女性「それも大好きです(もちろん全部読みました)」
松「大体趣味が分かってきましたね、ええと‥」と松浦さんが挙げる作家挙げる作家ことごとく彼女は読破していらっしゃるようで。な‥何者?
 ずっと張りついて会話のゆくえを盗み聞きするわけにもいかず(笑)、その場を離れたのですが、結局彼女は未読のコージーを見つけられたのでしょうか。

▽ SR55周年記念大会公式ブログ。 天城一さん、芦辺拓さん、山前譲さん、戸川安宣さん、千街晶之さん、法月綸太郎さん‥と、たくさんお祝いの言葉が寄せられています。

2月13日「顔」(歌詞はこちらに)という歌が昔ありましたが、まさにあの心境です。ファンの方ゴメンなさい、最初に謝っておきます。

必死に「かける」主人公には思いっきり感情移入できたし(声優さんも良かった!)、
予想した結末の一歩も二歩も先を行くストーリー展開には感心させられたし、
テンポ良し、音楽も素晴らしい、原作へのオマージュ精神も嬉しい、背景も実に丁寧に描き込まれていて
いいとこだらけなんだけど‥だけど‥顔がキラい!(涙)

 あのアニメ絵は、時間がなかったとか予算がなかったとかじゃなく、狙ってユルい絵にしたんでしょうね、でもどうにもハマれなくって。セリフと口が合ってないし、腕折り曲げると妙に短くなるし。背景を実写のごとくリアルに描いているから余計に、人物が浮き上がってバランス悪く感じたのかも。うー、絵が好みだったらもっともっと楽しめたのにー。
 以上、映画『時をかける少女』極私的感想でした。4月20日にDVDが出るそうです、2006年を代表する良作には違いありませんので、未見の方はそちらでどうぞ。

2月14日 TRICK+TRAP、最終日。タイムスタンプがすごい時間ですが、戸川さん。 

▽ 瀬尾まいこ『幸福な食卓』(講談社) 、映画を観てから原作を読みました。複雑な状況にある家族なんだけど、主人公を取りまく人々が基本的にみんなとっても優しいので、それが嬉しくもありちょっと物足りなくもあり。合唱の練習シーンは心がひりひり痛みましたが、でもそのせいで交流会の場面がもっとも心に残りました。
 なるほど映画は、小説の内容も雰囲気もほぼそのまま忠実に映像化したものだったんですね。家族の過ごしてきた年月や紆余曲折が見えにくかったので、もう少し説明してくれると良かったな(おかげで両親の行動がえらく身勝手に思えてしまったよ)。ラスト、主人公が何度も振り返りながら河原をてくてく歩くシーンが好きでした。ただ、思いっきりネタバラシの予告編はやめてほしい(最近、そういうの多くて)。

▽『贈る物語』刊行記念鼎談小冊子プレゼント、明日が締切です、お忘れなく。

2月15日 

▽『ローマ帽子の謎』は昭和4年、『アクロイド殺し』は大正15年に書かれたのか。へぇ〜。たとえば昨年出版された本の中で、100年後も残っている小説って、どれでしょうね。

▽ 夢の実現のために、自分のできることはすべてやってきた。そう胸を張って云える人生だったらいいなと思いました。映画『世界最速のインディアン』、良かったです。公開されて間もないのに、一日一回しか上映がないなんて、もったいないなあ。単車好きのダンナにもいずれ観せてみようっと。

 

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