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 Ayalist 2007年6月の日記(後半)

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6月16日 

▽ TRICK+TRAP7月例会、残席わずか。ゲストがすごいですよ。
・鉄道マニアの英文学者として知られる、小池滋さん
・『配達あかずきん』などの著者、大崎梢さん
・新本格の仕掛け人、宇山秀雄さんの奥さま、慶子夫人

▽ 先週の、本格ミステリ大賞座談会のレポが、あちらこちらで上がってます。未定の予定(6/16)(みっつさん)棒日記(IV)(6/12)。自分も早く書かなくちゃ‥。

▽ ううむ、イマイチだなあ‥、日記の背景「アトカタモナイノ国」。

6月17日「GIALLO」ようやく買う。綾辻さん家で対談だって、いいなあ道尾さん。

6月18日 第7回本格ミステリ大賞選評を読む。

・綾辻さんと有栖川さん、二人仲良く選評の長さ通常の二倍(笑)。
・棄権するならするで、千街さんみたいに「該当作なし」という票を投じて意思表示してほしい>我孫子さんとか。
「本格」の捉え方がこれだけ人によってまちまちだと、誰が予選委員になっても「こちらの作品を候補にすべき」「いやこちら」と文句が出るんだろうなあ。
・歌野さんは毎回、短い中にもハッとするフレーズがある。(昔、字数制限がある時には、短すぎて無効になったこともあったような)
・「本格のふるさとを歩くような素朴な感触」あ、分かる分かる〜>北村さん。
・「本ミスベスト10の一位作品が候補作にすら入らなかったことには大いに驚かされた」ううむ、たしかに>鯨さん。
・「普通の人が些細なことにこだわってやたら議論するわりに、論理的でない」ちょっと笑ってしまったよ>依井さん。

▽ 折原一『黙の部屋』(文藝春秋)読了。フィクション(と思われる)部分より、実在した黙に関するノンフィクション部分が圧倒的に面白かった。オークションの描写なんか、すごいリアル。いっそのこと主人公には、女なんぞにうつつを抜かさず、黙ひとすじに突っ走ってほしかった気も。それにしても、なにがなんでも実物の絵を見たくなりますなこれは。

6月19日 

▽ 以前紹介した、藤岡真さんによる「本格ミステリ大賞贈呈式(机上の彷徨 6/09)」。最後の写真のカルアシ・チミー、というか小さい女の子は、巽さんの娘さんだったことが、大森さんの日記(6/10)で判明。

▽ 上記二つのサイト(大森さん藤岡さん)で取り上げられている「唐沢俊一盗用問題」。盗用はいかんです。
 唐沢さんがどうだかは知らないけど、「自分は金をもらって文章を書いている。向こうは趣味で書いてる素人」「自分は名前を表に出している。向こうは匿名だからいいかげん」と、ネット上で文章書いてる人を低く見てる業界人は結構いると思う。掲示板で発言する人はみんな2ちゃんねらーと同列だと思い込んでる人もいるし(そもそも、2ちゃんねらーだってピンキリだから)。
 天網恢々、疎にして漏らさず。HPなんて星の数ほどあるんだからバレないだろう、なんて甘い甘い。

▽ イノミスさん経由でやってみた「Tシャツメーカー」Ayalistの結果はこれ。転職の日、というのはよく分からんが、組成表示は当たっているような気がする。
・夢のかけら 58% 「綾辻さんの新作がっ!新刊がっ!」
・激しい虚無感 30% (あえて書くまい)
・不意に出る物欲 9% 「綾辻さんの本が出たっ!」<時々しか出ないので9%止まり。でも来月は三冊出るかも、わくわく。
・女心 3% サイン会の時に発揮(笑)。
 ちなみに、綾辻行人でもやってみた。上司の秘密、というのがやっぱり分からんが、組成表示「届かぬ想い」「独創力」はなんとなく納得。タブレットの中身は何だろう? っていうか、値段安っ(笑)。

6月20日 今日も蒸し暑かった。広告は相変わらず見つからないです‥。

▽ Mystery Night 誕生20周年記念 ストーリー連動型写真展開催。特別審査員は綾辻さん、安齋肇さん、東陽片岡さん。締切は7月10日(火)24:00。ただし、応募できるのは各ホテルの公演に申し込んだ人のみ。

▽ ミステリ叢書の項を更新。ミステリ・フロンティアは新刊が続々、元気だね。一方、どうした本格ミステリ・マスターズ。文庫化は進んでいるけど、新刊は出ないのかなあ。ミステリー・リーグもぼちぼち文庫化が進んでいるけど、原書房には文庫レーベルがないので、受入先の出版社はほんと、まちまち(光文社4、創元4、講談社2(うちひとつはノベルス)、祥伝社1、文春1)。

▽ 伏線フェチのそこのあなた、映画「キサラギ」はお薦めですよ。自分は、ユースケと塚地と香川照之が出てるというので映画館に足を運んだのだが(その目的も我ながらどうかと(笑))、最初のうちこそいかにも舞台劇っぽいテンションの高さが気になったものの、中盤からは「えっ」「なるほどあの小道具が」「うっそーあなたは」「そうだったか」と反応しっぱなし。小栗旬上手かったなあ。終わりの方はちと不満もあったけど、大の男五人のあの踊りはもう一回見たいぞ(笑)。そうか、慌てて劇場に行くより、DVDになってから二回連続で観るのも面白いかも。

6月21日 さらに蒸し暑かった。「キサラギ」の詳しい感想をブログに書き、あとはひたすらレポ製作(果てしないよ‥)。

6月22日「幽」7号発売。「小説現代」7月号には乱歩賞の選評。綾辻さんは今回をもって選考委員おしまい。

6月24日 

▽ 読了本二冊。乙一『小生物語』(幻冬舎文庫)。日常も、乙一ボックスを通すとこんなに変容。Web連載時にも読んでいたので、ソファーの少年との再会が嬉しかった。
 山田正紀『雨の恐竜』(理論社)。あとがきに「私のなかには十四歳の少女が存在する」と書かれていて、ほんまかいなと斜に構えて読み始めたら、本当だった。著者にとって性別も年代も違う人物をこんなにリアルに描けるものなのかとびっくりした。主人公のいろんな気持ちを詰め込み過ぎてとっ散らかった感もあるけど、恐竜が悠々と横切っていくイメージがとにかく圧倒的で、心わしづかみ。

6月23日 角川今夏の文庫カバー。伍長も長門もいないじゃん、つまらん。

『最後の記憶』(角川文庫)発売。意外にぶ厚くて、こんなに長いお話だったっけと一瞬びっくり。解説は千野帽子さん。

6月25日 

▽ 読書サイトがヒット数を上げる裏ワザ(読書日記★PNU屋★)。まあ昔だって、誰かに代筆してもらうとか、あとがきだけ熟読して感想を仕立て上げるとか、してた人もいたからなあ。でも学生の皆さん、高校の時世界史の先生に『クォ・ヴァディス』全三巻を読んで感想を書けという宿題を出され、読み始めは渋々だったけど終わる頃には感動してしまい、そこに書いてあったことが人生訓となり三十年近く経っても忘れられない、という人間(=私)もいたりしますから、どんな本も読んでおいて損はないと思うよ。
 ちなみに、ドラマの感想や芸能人の名前を書くと、それ目当てで検索してくる人がどっと増えるので、とりあえずヒット数は上がる<読書サイトじゃなくなるけど(笑)。

▽ 毎月最終日曜日には、読売新聞に推理作家協会の一面広告「ミステリー新時代」が載る(関連記事)‥ということをすっかり忘れていて、先月は読み逃してしまった。なにっ、伊坂幸太郎さんと乃南アサさんが対談していたのか。今月(第3回)は、楡周平さんと石田衣良さん。来月(7/29)は、恩田陸さんと福井晴敏さんの予定。

6月26日 
      ちょっとお休みしたい気分。

▽ 本名「奈苗」の因縁明かす(読売新聞)。柴田さんの日記に「恩田さんのスピーチは抜群のセンスで、むちゃウケしていたそうです。ああ聞きたかった。」とあって、自分も内容を知りたかったので、この記事は嬉しかった。

6月26日(その2) 休みたい時に限って、ネタが見つかるのだ(笑)。

「読者への挑戦〜犯人当てに魅せられて」花園大学レポ(グラマ(略)モメリアリィィィー 6/23)。

6月27日 このミス「私の隠し玉」で告知があったその日から、絶対行くぞと心に決めてた展示会。

  ←ガラス扉に反射して私が映ってる(笑)

後ほど感想をレポのページにあげる予定(いつになることやら)。とりあえず箇条書きで。
石田黙展「黙の部屋」HPはこちら。当日の様子を書いた折原一さんの日記はこちら。)
・銀座に着いて、まずは諏訪敦展へ。
・日帰り強行軍なので時間がなくて、石田黙展の会場まで小走りに移動。しかし今日は暑かった。
・会場には折原さんだけでなく、途中から石田黙夫人もいらしていた。
・会場の入って左側がカウンターになっていて、チラシやハガキが置かれているのだが、その奥にも絵が四点ある「コスモス」とか「月夜の森で(仮)」とか)ので、行った人は見逃さないように。
・会期は6月30日(土)まで。ちょっとでも興味のある人は、この機を逃すな。実物の迫力は本当に凄いから。
・筆づかいとか、印刷では分からない色合いとか、一時間近く堪能。時間が許すならもっと居たかった。
・帰り際、二階堂さんとすれ違った。

6月29日 PCの調子が悪いため、しばらく更新お休みします(泣)。掲示板の方で状況報告しますんで。ふえーん。

 

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