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8月16日　

▽　近々エアコンを買う予定（家を新築した時に取り付けたものの、年に数回しか稼動させなかったら、いつの間にか故障していた。さすがに気温が体温より高くなると、身体に悪いよな）。新しいPCはまた先送りに‥。

▽「新感覚ミステリーズ」と銘打った講談社文庫のしおりが書店に置いてあったんだけど、しおりというにはずいぶん薄くてペラペラ‥。まあそれはともかく、自分が入手したのは阿刀田高、逢坂剛、大沢在昌、北方謙三、この四氏のもの。推理作家協会60周年のコラボレーション企画なんですね、他の作家さんのもあるのかな？あったら情報、どうぞよろしく。（私はしおりコレクターか？（笑））

▽　桜庭一樹『青年のための読書クラブ』（新潮社）。あれえ、読書の話じゃないのか。章ごとに語り手も時代も変わるのに文体が同じなのがちょっと‥。でも、デフォルメの仕方は桜庭さんらしくて楽しかった。一見精緻なアール・ヌーヴォー風、でも良く見るとマンガチックな装幀は、内容をズバリ表していて見事。

8月17日　

▽　ちょっと前の話になるけど、12日に放送されたNHK「鬼太郎が見た玉砕」は良かった。京極さんの感想をぜひ聞いてみたい。

▽　日明恩『鎮火報』（講談社ノベルス）。なんか先日著者名を誤記した気がしますごめんなさい。
　長いよ。熱いよ。でも読む前と後で、消防車のサイレンの音が全く違って聞こえるようになった。力ある小説。

8月18日　

▽　霧舎巧さんの『新本格もどき』（光文社カッパ・ノベルス）の帯に、綾辻行人さん、法月綸太郎さん、我孫子武丸さん、歌野晶午さん、倉知淳さん、山口雅也さん、有栖川有栖さんの直筆コメントが。（漫画描き夫婦の他愛ない日記 8/15）
　光文社のブログものぞいてみたら、22日頃に書店に並ぶとのこと。おや、カッパ・ワンからデビューする詠坂雄二さんの『リロ・グラ・シスタ　the little glass sister』は、“綾辻行人さん、激賞！のアクロバチックな本格推理小説”だそうな。さあ、今月私は、帯目当てで何冊の新刊を買わにゃならんのか（笑）。私は帯コレクターか（綾辻限定）。

▽　前田建設工業株式会社『前田建設ファンタジー営業部neo』（幻冬舎）。「貴方のお庭から、アンドロメダへ」というコピーが秀逸（笑）。もちろんWeb上で読めるのだが、本の方が文章は読みやすい（でも参考資料のアニメ絵や写真は、Webのカラーの方が見やすいかも）。相変わらず楽しく、ケラケラ笑いながら「REED工法」とか「アクティブ・マス・ダンパー」について勉強できちゃう優れもの。HAMACON2のプレゼン、見たかったなあ。

8月18日(その2)　

『島田荘司 very BEST10』読者投票中間発表。併せて、作家が選ぶBEST5＆コメントも載ってます。綾辻さんのセレクションもあるよ。

8月19日　

▽　昨日は涼しくて楽だったんだけど、今日はまた暑いや。でもツクツクホーシの鳴き声をこの夏初めて聞いた。この声聞くと「ああ、宿題やらなくっちゃ‥」って思うのよね（笑）。

▽　とある本を読んでいたら、無性に庭いじりがしたくなり、伸び放題だった庭の草をガシガシ刈る。垣根に絡みついたカナムグラを引っ張り抜いていたら、アシナガバチの巣に遭遇、腕を刺される。不覚！　こんにゃろーとキンチョールを噴射しヤツらを撃墜。
　刺された箇所はキンカンを塗りたくったのでもう大丈夫だが、カナムグラの棘にやられて腕があちこちみみずばれ。マメに手入れをしないからこうなります。

▽　その後の『本格折り紙』チャレンジ状況。
・次男くんに本を見せたら、いきなり「悪魔」をリクエストされる（笑）。いやこれは難しくてまだ折れないから他のにしようよ、と「鼠」を一緒に折る。次にリクエストされたのは「イルカ」、形が悪いながらもどうにか完成。「ペンギン」は最後のお腹を膨らます過程がいまいち上手くいかず。45度を三等分する折り方に感動。
・長女さんも最初に折りたがったのは「悪魔」。子どもから見ても、カッコよく見えるのね、さすがだ。でも「いきなりこれを折るのは絶対無理だから」と説得。結局彼女は、悪戦苦闘しながら「人形」を折っていた。
・「リス」「巻き貝」巻き貝は、折れば折るほどズレていくんですが（涙）。「仕切り箱」立体物って好きなのよね（^^）。これはソラで折れるようになったよ、ふっふっふ。
・数学的な解説は、難しいけど読みごたえあり。近似なんて概念もあるんだ、へぇ〜。

▽　昼間にちょっとウトウトしたら、「綾辻さんの前で芥川龍之介の文章を朗読させられている私」という夢を見る。シチュエーション、謎過ぎ（笑）。綾辻さんは「暑いねえ」と云いながら、黒いコートを机の上にばさっと置き、それを見て「そんなもん着とったら、暑いに決まっとるじゃろー」と夢の中の私は思っていた、口にはしなかったけど（笑）。
‥というどうでもいい話はさておき、綾辻さんへのお祝いメッセージ、着々と集まっております。書き込みは今月中ですので、まだの方はどうぞよろしくお願いします！

8月20日　

▽　18日に行われた、TRICK+TRAP 8月例会は、加納朋子さんだけでなく大崎梢さんや青井夏海さんもいらして、たいそう盛況だったようです。
　で。参加された中橋さんのブログによると、
「次回のTRICK+TRAP例会の予定としては、11月に日本推理作家協会60周年記念として「ミステリーカレッジ」が11日（日）に開催されるので、その前日祭として10日（土）にしたい……とのことです。なお、そのときのゲストとしては今年でデビュー20周年となる“あの”大物ミステリ作家をお招きする予定だそうです。」
　こ、これは‥！　二日連続で上京しろってか（ぐわあ、嬉しい悲鳴）。

8月21日　

▽　昨日のTRICK+TRAP11月例会の情報は、実は第二回が終わった直後に「オフレコかもしれないけれど‥」との断り付きで、こまめさんからもいただいたのでした。こまめさん、いつもありがとうね（^^）。
　季里さんからは、自家製のラペンダーのポプリをいただきました。とってもいい香り。蒸し暑い部屋に北海道の涼やかな風が〜♪
　TRICK+TRAP戸川さんからは、注文していた『ぐるぐる猿と歌う鳥』のサイン本が。ミステリーランドにはビニールカバーが付いていて、ちょっとびっくり。TRICK+TRAP MONTHLYの臨時増刊号も同封されていました。ありがとうございます。

▽「CRITICA」第2号、通信販売開始。創刊号も販売中。

▽　e-NOVELS、来年からTimebook Townへ移籍。現サイトは年内いっぱいで閉鎖。うわ、残ってるWebMoneyはどうしよう。Timebook TownはMacには対応していないらしく、ものすごくがっかり。でも「綾辻行人特集」があったのでリンクしておこう。

▽　小畑健さんイラストが表紙の『人間失格』が売れているらしい。買った人がちゃんと読んでるなら、こういう契機もいいんじゃないでしょうか。

8月22日　

▽　森博嗣『悠悠おもちゃライフ』（講談社文庫）読了。文庫でここまで写真が綺麗だと、単行本を買う必要性がますますなくなるね。一番印象に残ったのは、子供の頃の森さんの話。なんというか、未完成の「森博嗣」が垣間見えて面白かったのだ。今の森さんは、思考も行動も揺るぎなくて、すっかり完成しちゃってる感じだからね（実際は違うのかもしれないけど）。

8月23日　

▽「“もどく”って何？」「〜もどきを書く、ってことかねえ」「パロディーとかパスティーシュとかパトラッシュとか‥」「なんか違うのが混ざってるような」　ところで『新本格もどき』の帯を見てしみじみ、倉知さんって最近何していらっしゃるんだろう？

▽　カッパワンの新人、詠坂雄二さんの『リロ・グラ・シスタ』（なんか『スカイ・クロラ』みたいな題名だね）。綾辻さんの推薦文が裏表紙にがっちり載ってます。それにしても、妙にカラフルな本だなあ。

8月24日　

▽　有栖川有栖『女王国の城』（東京創元社）刊行記念サイン会！
発売は9月28日、税込定価2310円ということは、結構分厚いなあ。詳細はこちら。
［大阪］日　時：9月29日（土）14：00〜
　　　　場　所：紀伊國屋書店梅田本店　1階特設会場
　　　　備　考：要整理券　先着100名　電話予約可
　　　　問合せ：紀伊國屋書店梅田本店　2番カウンター　TEL：06-6372-5821
［東京］日　時：10月6日（土）14：00〜
　　　　場　所：丸善丸の内本店　2階特設会場
　　　　備　考：要整理券　先着100名　電話予約可
　　　　問合せ：丸善丸の内本店　和書カウンター　TEL：03-5288-8881

8月25日　さあっ、今日はサイン会！大阪の皆様、楽しんできてくださいね。

8月25日(その2)　

▽　大阪のサイン会は、無事終了したようです。皆さん、たくさん書き込みありがとうね。
・今日の服装は、黒い帽子に黒いジャケット、青いレンズの眼鏡。インナーは楳図さんの漫画プリントTシャツ。
・整理券が大きかったので、たくさんコメントが書けた。(池袋はどうかな)
・講談社ノベルス25周年の綾辻しおりを配っていた。
・『Another』は半分過ぎたところ、たぶん来年の今頃には本になっているだろう。
　さあ、明日は池袋だ！

▽　戸川さんが直木賞の選評に「この人たちは推理小説のことが丸で分かっていないようです」とご立腹のご様子。早速「オール讀物」最新号を読んでみたけど、分かっていないどころか、『玻璃の天』はほとんど素通りじゃないですか選考委員の皆さん。なんなんだ。

▽　天童荒太『包帯クラブ』（ちくまプリマー新書）読了。なんか、包帯みたいにユルい話だなあと思いながら読んでいたけど、でも「救いたい救われたい」という気持ちはよく分かるなあ。映画のキャスティングはかなりハマっている気がするので、観るのが楽しみ。

8月26日　

▽　ジュンク堂で、分子模型と周期律表マグカップを衝動買いした、理系のmihoroさんですこんばんは。
　サイン会、大盛況でした。整理券100枚の予定だったけど、150は出てたんじゃないかな。でもって、かなりの人が本を二冊三冊と買ってるので、実質300はサインしてたんじゃないでしょうか。綾辻さん、ご苦労さま。
　下の階のサイン会が16：30からだったんだけど、同じ講談社なんだから、日にちをずらすとか場所を変えるとか、なんとかできなかったんですかねえ。お店の人があたふたしちゃって、綾辻さんも時計を気にして、でも一人一人ちゃんとお話ししながらサインしていたなあ。
　詳細は後日、レポを書きます。というかその前にPC買わなくっちゃ(泣）。

8月27日　お祝いメッセージ、今週金曜が締切りですので、よろしく。

▽　ミステリーナイト20周年企画「不思議写真・おもしろ写真」公募展の結果が発表。綾辻さんのコメントあり。あれ、下の方の「スパゲッティは運転できません」これ、うちの近所だよ（笑）。

▽　河内実加さんの日記（8/27）にサイン会の話が。河内さんもいらしてたのか、お顔が分からなかったなあ。国樹由香さん（喜国さんは姿が見えず）、竹本健治さん、児嶋都さん、宝野アリカさん（だと思う、すごい派手な金髪だった）、宇山慶子さん（TシャツにGパンという、若々しいいでたちにちょっとびっくり）はお見かけしました。綾辻さんがサインするののお手伝いをしていた、恰幅のいい編集の方は、え、蓬田さん？　講談社のメルマガやノベルスのHPで「よもピー」と名乗っていらっしゃるから、もっとお若い方かと‥（いや実はお若いのかもしれませんが）。

▽　毎日新聞20日の夕刊に、綾辻さんのインタビュー記事（エッセイ集について）が載っていたそうです。Oさん、情報ありがとうございます。私も図書館調べてこようっと。

8月28日　

▽　夕方に雨がぱらぱら降っていたので、今日は見えなかろうと高をくくっていたら、夜九時ごろ、三分の二ほど欠けた月が、空にくっきり。わー「赤い月」見逃しちゃったよ〜（でも雲が厚くて、結局月が顔を出したのは一瞬だった）。月蝕と云えば、「月蝕の館殺人事件」？（笑）

8月29日　タグ打ち、いや〜（泣）。

▽　この方は台湾からサイン会にいらっしゃったんだろうか。す、すごい。

▽　殊能将之の脳内。笑った。

8月30日　お祝いメッセージは8月いっぱいで締切でやんす。どうぞよろしく〜。

▽　渋谷・マリアの心臓にて「天野可淡展」。これは行かなきゃっ。ええと、復刊される写真集が両方出てからの方がいいかな。

▽　プリンターを買った。買ったはいいが、思いのほか大きくて重くて、置き場所に困る（笑）。
　パソコンの方は、紆余曲折いろいろあったが、ようやく落ち着く先が見えてきたところ。こまめにバックアップ取ってたって、OSが新しくなるとソフト自体が使えなくなるから、ファイル開けないじゃん、バックアップ意味ないじゃん（大泣)。HPのデータはサーバー上に残ってはいるんだけど、またひとつひとつコピーしてファイル作って‥うわあ大変だなあ。そもそも、7年前にiMac買った時に付いてきた「PageMill」というソフトを使ってHPを作ってたんだけど、なんと2000年に販売終了していて（買った年じゃん、笑）、さあ私はこれからどうやってHPを作ればいいものやら。とりあえず現在は、ブラウザ上でしこしこタグ打ちです。めんどいけど。

8月31日　お祝いメッセージは今日の深夜で締め切ります。たくさん書き込み、ありがとうございました。

▽『インシテミル』刊行記念　米澤穂信さんサイン会。詳細はこちら。
　日　時：9月9日（日） 14：00〜15：00
　会　場：紀伊國屋書店新宿本店 9F特設会場
　備　考：8月29日より対象書籍購入者先着100名に整理券を配布。電話予約も可。
　問合せ：03-3354-0131（10：00〜21：00）
「作家の読書道」第70回も米澤さん。

▽『1950年のバックトス』刊行記念　北村薫さん朗読会。詳細はこちら。
　日　時：9月15日(土)　開場13：30　開演14：00
　場　所：三省堂書店神保町本店　8階特設会場
　備　考：対象書籍を予約または購入した先着100名に、1Fレジにて整理券を配布。
　　　　　朗読会終了後に、サイン会もあり。
　問合せ：03-3233-3312（10：00〜20：00）

▽　朗読会といえば、YouTubeの映像ですけど、「古川日出男 朗読ギグ『スローモーション』＠京都METRO 2007/5/」。