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 Ayalist 2007年9月の日記(後半) 

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9月16日 なんなんだこの蒸し暑さはっ。

 昨日は小学校の運動会、無防備に行ったらすっかり丸焦げ。肌があちぃ〜。

▽ 野間美由紀『パズルゲーム☆はいすくーる(17)』(白泉社文庫)。安定した面白さ、でもミステリ的には先の展開の予想がつくレベル‥と思っていたら、「京都に消えた女」ですっかりヤラれた。野間美由紀『パズルゲーム☆はいすくーる(18)』、ついに白泉社文庫最終巻。やっぱり葉蔓高校を舞台にした話が、この漫画の原点なんだなあ。

9月17日 

▽ 日本推理作家協会創立60周年、講談社文庫とのコラボレーション企画。リストを眺めながら、雑談するK氏とM氏。
「乱歩賞受賞作が多いな」「そりゃ、推理作家協会・講談社とくれば、乱歩賞でしょう。しかしまあ、リストの四分の一がこれかいな」「そう云えば、講談社文庫で乱歩賞全集を出してたけど、あれってもう終わり?」「さあ‥。ところで、協会主催のもうひとつの賞が、推理作家協会賞」「推協賞の受賞作は、意外と入ってない。あそっか、別に講談社に限った賞じゃないもんね」「でもさあ、桐野さんの『OUT』とか、北森さんの『花の下にて春死なむ』あたりは、入れてほしかったなあ」
「綾辻さんは「水車館」。来月発売の新装版「十角館」を入れて欲しかった気もするなあ」「発売前だから入れられなかったんじゃない?」「あれ、新装版って他にもいくつもあるんだね。最近の流行なのかなあ」「それより、我孫子さんはなんで「ライブハウス」?人形シリーズの前の三冊すっ飛ばして、いきなりこれってのはどうなのよ」「あっ、我孫子・講談社文庫で検索したら、10冊中半分が在庫なしになってる、うそー」「‥それはショックだ。倉知さんは、もちろん「星降り山荘」は傑作だが、個人的には猫丸先輩を推したかった」
「京極さんや森さんは、二作目なんだね」「だって「魍魎」は推協賞」「あ、そうか」

9月18日 徹夜はできても、翌日からきし使い物にならなくなっちゃう。年とるってやーね。

「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ」チケット購入は9月22日から。もうじきです。

9月19日 

▽ 航海日誌を読んで「GIALLO」の発売を知り、慌てて書店Lへと走る。ここは、私の行動範囲内で唯一「GIALLO」を置いてる本屋さん(なんかそんなんばっか。地方は辛い)。うおお良かったまだあった。出足が遅れると、なんせ一冊しか入荷しないので、取り損ねる可能性高いのよね(苦笑)。
 本格ミステリ大賞発表記念座談会の模様が、かなり詳細なレポになってます。隣のページが道尾さんの短篇ラストなので、間違って先に読んじゃわないように(笑)。ああこの日のレポ、自分も途中までは書いたんだけど、パソコンと一緒に昇天しちゃったなあ(遠い目)。いやでも、新しいPCが来てHPを作る環境が整ったら、ちゃんと書くからね。え、今更必要ない?まあまあそう云わずに。

▽ 映画「包帯クラブ」観てきました。堤監督だから心配はしてなかったけど、よしよし、原作どおり。時折挟み込まれる細かいカット割りとか、人物をわざと中央からはずした絵とか、音楽の使い方とか、すごくセンスを感じたなあ。物語は、「包帯を巻く」という行為自体がビミョーなので、でも中盤以降はけっこう感動してしまったよ。石原さとみうまいし。それ以上に柳楽優弥のハジケた演技が最高。

9月20日 

▽ なまもの!の今週の一言「いか暖房」うわ、生臭そう(笑)。他にもなにか作れそうだ。
「糠暖房」「フカ暖房」「ムスカ暖房<何度でもよみがえるさ!」

▽ 今日も1,000円だったので、映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」鑑賞。
 塩見三省、似合いすぎ(笑)。タランティーノ、ノリすぎ(笑)。桃井かおりがむちゃくちゃカッコいい。1952生まれかあ、凄いなあ。その一方、主役は目立たなすぎ。動きはキレがあってかっこ良かったんだけどねー。
 タイトルから笑えて(椎茸が飛んでるよ〜)、また後半は、隣の隣の席に座ってたおっちゃんの「おいおい!」とか「こう来るかー!」とか反応するポイントがことごとく自分とかぶってて、館内二人してけっこうウケていた(佐藤浩市と香川照之、面白かったっすよね)。んだけど、ドンパチ派手なわりにはストーリーに緊迫感がない。荒唐無稽な中にも筋は通さなきゃ。テンポもいまひとつ、もっと尺が短くても良かったんじゃないかな。木村佳乃はあそこまでエロくする必要があったのか、疑問(初めて村に来たシーンが一番かわいくて良かった)。衣装とセット(ふすまの絵とか)は大満足。サブちゃんは声、年とったなあ。

9月21日 サイン会のお知らせをいくつか。

▽ 島田荘司さん『リベルタスの寓話』刊行記念サイン会
[東京]日 時:10月20日(土)
    場 所:ブックストア談 浜松町店 15:00〜
    問合せ:03-3437-5540 要整理券(100名)
(ところでこの書店のHPには「著者ご来店」ってコーナーがあって、サインをしに来た著者の様子もアップしている。蘇部健一さん、高田崇史さん、高野和明さん、海堂尊さん‥、顔の出てない人もいるけど、こういうページ初めて見たなあ。他の書店でもやってほしいぞ。)
[神戸]日 時:10月21日(日)
    場 所:ジュンク堂書店 三宮店 14:00〜(イベントについてはこちら)
    問合せ:078-392-1001 要整理券(100名)
[札幌]日 時:10月27日(土)
    場 所:旭屋書店 札幌店 15:00〜
    問合せ:011-209-5181 要整理券(100名)

▽ 有栖川有栖さん『女王国の城』刊行記念サイン会、長崎でも開催。
 日 時:10月13日(土) 14:00〜15:00
 場 所:メトロ書店本店(アミュプラザ長崎3F)
 問合せ:フリーダイヤル:0120-7-4646-8 TEL:095-821-5400 要整理券(100名)

9月22日 

▽ 日本推理作家協会設立60周年記念企画「ドラマWアンコール」。これは、WOWOWに入ってないと観られないのか。

▽ 読了本二冊。
COCO『今日の早川さん』(早川書房)。SFにも翻訳ものにも暗い自分だけど、本好きならではのネタで楽しめた。全ページカラーじゃなくていいから、もちょっと漫画をたくさん載せてほしかったな。余白多すぎ。

米澤穂信『インシテミル』(文藝春秋)。寝不足やら暑さバテやら重なってた時期に読んだせいか、登場人物らの心理状態にすっかりシンクロしちゃって、「怖いよ勘弁してよここから出してー」状態に。数ページ読んでは本閉じてゼイゼイ‥って感じだったんだけど、非日常的な状況を茶化す×××××××が登場するあたりからはさくさく読めた。最後のオチと金銭的な部分がちょっと腑に落ちなかったけど、意外な展開には拍手喝采。そうそう、英題が分からないのよ(笑)、「工場を刺激せよ」?「淫してみる」の当て字?

9月23日 待ちぼうけ〜。新しいPC、来ないなあ。

▽ 柴田よしきさんの日記に、ミステリーカレッジの詳細が。サイン会は、9名の人気作家を3回に分けて、各人30名ずつの限定サイン会。ティーブレイクは限定30名×2回。参加者全員に黒猫ロゴマーク入りグッズのお土産付き‥などなど。
 関西組は来られる方いないのかなあ。私はすでにチケット購入しましたよん。

9月24日 ダリアの日(^^)。文庫発売もうすぐだね。日記の背景もダリア。華やかな花だなあ。

▽ 綾辻先生から、デビュー20周年お祝いメッセージへのお礼を、掲示板にいただきました。感謝感激。
 参加してくださった皆さんにも改めて感謝を。皆さんからたくさんメッセージを託していただけたからこそ、できた企画です、本当にありがとね。
 ちなみに、贈ったアルバムはこんな感じ。赤黒だよ〜。中身はこんな。いただいたメッセージと、七年間に撮りためた写真を一冊にまとめました。
 そうそう、N市のAさんがフォローしてくださってるけど、掲示板、遠慮なくレス付けてくださいね(笑)。メッセージを贈り損ねちゃった人も、レスを付ければ綾辻さんに見てもらえるかも、ですよ。

9月25日 

▽『今日の早川さん』で「手持ちでもっとも高価な本は?」という回があったので、自分の場合を考えてみた。
『大辞林』6,300円。結婚祝いに会社の先輩からいただいた。『学研漢和大辞典』4,400円。角川の小さい漢和辞典だとどうも物足りなくて、実家にあったのと同じものを自分で買った。こういう辞典って、使うだけでなく「読む」のも楽しいと思う。でも、どちらもPC使うようになってからは、あんまり開いてないなあ。(ちなみに自分、電子辞書は持っていない。現在常に手許に置いてあるのは、角川の国語辞典。)
『暗黒館の殺人 限定愛蔵版』(講談社)5,900円。うわ、こんなに高かったんだっけ。嬉しくて勢いで買っちゃったから、値段覚えてなかった(笑)。
『人形月 限定特装版』(小学館)5,800円。これはフィギュアつきの値段だから。
『日本の野草』(山と渓谷社)4,010円。会社員時代に買った、一番高価な本がこれ(今でも覚えてるくらいだから、当時よっぽど買うのに勇気がいったんだろう(笑))。趣味でイラスト描くときの資料に使ってた。その後『日本の樹木』『園芸植物』もそろえた。
『日本の洋館』(講談社)。一冊3,780円なんだけど、6冊セットで買ったから22,680円。注文するときは「清水の舞台から飛び降りて全身骨折」ぐらいの覚悟がいった(笑)。
 うわ、もっと高いのがあったぞ。『創作人形年鑑2005』(グラフィック社)8,000円。もっとも、これは古本屋で五分の一の値段で買ったから。古本(稀覯本)を、定価以上の値段で買ったことはない‥と思う。

9月26日 

「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ」の参加予定作家(第一弾)と、一部イベントの詳細が発表に。綾辻さんのお名前はまだ出てないですね、この次なのかな。会場となる立教大学池袋キャンパスの地図はこちら

▽ 書店員さんからの問題提起「新書の並べ方」、そのまとめ「新書の並べ方、まとめ」(本屋のほんね)。ううむ、こういう本が売れてるお陰で、新書版の小説(ノベルス)の売り場面積がどんどん狭くなっていることの方が、個人的には由々しき問題。

▽ 知ったかぶり週報経由で読んだ「自民党本部前で麻生氏を応援するオフのリアルタイム実況中継」にウケる。へえ、こんなことやってたんだ。一過性の人気なんじゃないのとか、どんだけ政治のこと分かってやってんのとか、思わないでもないけれど、少なくとも無関心よりはずっといいと思うよ。

9月27日 

▽ とある本を読んでいて、もうじき読み終わるぞというところで、ページの欠落に気付く。12ページも欠けてるよっ。落丁?(図書館本なんで)切り取り? なんたること。

「チベット高僧の頭蓋骨に入った、猿頭蓋骨首飾り」。ミステリーカレッジのオークションに出品されるそうだ。買いたくはないが(笑)、誰が買うかは興味がある。

9月28日 

▽ 最近びっくりしたこと。その1「中秋の名月は、必ずしも満月とは限らない」。その2「『バカボンド』ではなく『バガボンド』」。ずーっと『バカボンド』だと思ってたよ(笑)。ちなみに「なまもの!」企画は「膳所善造」で出した。私のレーゾンデートルは、ミステリ者らしい答え、もしくはウケ狙い。三人揃うかどうかはオマケみたいなもので<おいおい。

▽ 八月末に注文したPCが、なんの連絡もないままキャンセル扱いになってて、激怒。メールを送った?スパムフィルターを解除してまで一通一通確認してたけど、受け取ってませんってば。こちらから三週間前に納期問い合わせたのも完全無視だったしさ。売りたくねえなら買わねえぞ、ごぉ〜っ(怒りの炎の音)。

9月28日(その2) 作家の読書道「近藤史恵さん」。『サクリファイス』が話題になっているので、タイムリー。

9月29日〜10月1日 体調不良のため

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