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 Ayalist 2007年10月の日記(前半) 

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10月2日 Ayalist 七周年、おめでとう。ありがとう。

 何度もここで書いていますが、七年間使っていたPCがこの夏お亡くなりになったため、HP作成環境が激変。OSが変わり、以前使っていたソフトが使えなくなり、バックアップデータも無用の長物と化す。
 さあ、一からやり直しです(号泣)。一ページずつサーバからダウンロードしてファイル作って‥。これを機にサイトのあちこち整理してスッキリさせるかな。今年中には終わるでしょうか‥(遠い目)。
 ともあれ皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。

 掲示板にて情報をいただいたとおり、ミステリーカレッジのティーパーティートークに綾辻さんと有栖川さんが出演。「有栖川先生のファンの方々の中で〜」って書き方はちょっと引っかかるなあ。綾辻ファンもちゃんと盛り上がってますよお。でも、前日のTRICK+TRAPが実現したら、そっちの方が個人的には盛り上がるかもしれないけど(笑)。

 殊能さんはともかく、二階堂さんも芸能ニュースなんて見るんだ、へえ(10/02日記より)。沢尻エリカが話題になってるけど、あの舞台挨拶って、機嫌が悪かったんじゃなくて、衣装に合わせたキャラを演じてただけだと思うんだけど。「今日のエリカ様はこういうキャラで行くんですね」って話になんで和田アキ子まで出てくるかなあ‥、まあ、TPOをわきまえなくちゃダメってことですかね。(後日談:したら泣いて謝ってるし。結局私情が出ちゃったってことなのか、なーんだ)
 あ、「本格ミステリー・ワールド 2008」って今年も出るんかいな、へえ。折原さんが、「頭の中が肥溜め」って書いてますよ(10/02日記より)。

10月3日 道尾秀介さんはミステリ界の「フクセン王子」だ(勝手に命名(笑))。

『鉄塔武蔵野線』完全版が発売に。おおっ、これは買わなきゃ。
『鉄塔武蔵野線』といい「キング・タイガー」といい、私はオタクな男子の物語にハマりやすいらしい。

 道尾秀介『片眼の猿』(新潮社)。映像を思い浮かべながら小説を読む自分は、ええ思いっきりダマされましたとも。さり気ない伏線の仕込みとその回収の仕方が実に見事。寓意を含んだエピソード(片眼の猿とか鳩の話とか)は伊坂幸太郎ふうかな。ローズ・フラットの住人もそれなりにキャラが立ってて面白かった。

10月4日 講談社「ミステリーの館」10月号に、綾辻さんのコメントが掲載。文庫担当唐木さんのコメントも。

 綾辻さんのおっしゃる「暗黒館から読み始めるのも、ありではないか」は、刊行当時野間美由紀さんが「ミステリーズ!」の書評で同じことをおっしゃっていたっけ。

10月5日 今日は、鮎川哲也賞贈呈式。

 米澤穂信さん『遠まわりする雛』刊行記念サイン会(詳細はこちら)。
 日 時:10月14日(日)14:00〜 
 場 所:紀伊國屋書店新宿南店 7F連絡口特設会場
 備 考:要整理券(150名)。当日は整理券の番号順に並ぶこと。電話での取り置き可。

10月6日 これからNHK教育の「トップランナー 森見登美彦」を観る予定。

10月7日 

「トップランナー」は再放送もあるようなので、見逃した方はそちらでどうぞ。森見さん、最後に山本太郎と左手で握手したのには笑ったなあ。本上まなみと握手した右手は、誰にも触らせないってかい。

「子どもに読ませられる本などドブに捨てろ」(雲上四季)。過激な表題だが、基本的には自分も同意見。ただ、大の読書家の友人に「すでにたくさん本を読んでいて、ある程度下地のできている子供ならともかく、そうでない子に本を薦めるときは、多少こちらで選別したほうがいいと思う」と云われたことがあって、しかも全く同じことを別の友人(彼女も本の虫)にも、うつのみやこども賞のスタッフさんにも云われたので、反対意見にも一理あるんだなとは思っている。
 どんな本といつ出会うか。一度読んだら、読む前には二度と戻れないわけで。ひとりひとりにドラマがあるんだろうな。

10月8日 

 今月は車検で、その上新しいPCも届くのだ。お金をかき集めなくちゃ。ぜいぜい(でも楽しみ。早くHP作成環境を整えたい)。

 柴田よしきさんの日記(10/07)に、鮎川賞のことと、ミステリーカレッジのことが(公式サイトより詳しい)。ティーパーティー「限定30名」うわあ、整理券取れるかなあ(超不安)。ダメだったら、どなたかレポよろしくね。「消えた理事長」「乱歩賞選考会実録ビデオ」も押えておきたい、時間がかぶらなければいいのだが。
 当日は、スタッフも協会員の方々が務めるようだけど、大変そう。出版社の方々が手伝うのかな。

 掲示板にも書いたとおり、9〜10月頃の、綾辻さんに関する新聞記事の情報、お待ちしております。
 現在分かっているのは、
【毎日新聞】8/20 夕刊(統合版では8/22)文化面「近況」
 デビュー20年迎え記念出版 新本格の次の一歩探して
【朝日新聞】9/15(関西のみ?)
 ミステリー京都発わが道 東京と距離「同じペースで仕事」(カラー写真)
【北國新聞】9/25
 デビュー20周年 ミステリーは滅びず(カラー写真)
【中国新聞】10/01
 (記事の詳細は不明、神戸新聞と同じもの?)
【神戸新聞】10/04 「人物点描」
 「新本格」と歩んだ20年

10月9日 情報、目白押しっ。

 Amazonで、今月発売の文庫の書影が出ました。装画:喜国雅彦さん、デザイン:坂野公一さん。喜国さんは、こういう油彩画(風?)を一挙に五枚も描かなくちゃならなくて、さぞかし大変だったことでしょう。
   

 本格ミステリ作家クラブ「執行会議メンバー・今月の一言」によると、
『暗黒館の殺人』(講談社文庫)1・2巻は今月発売。3・4巻は来月発売。解説は佳多山大地さん(全巻に)。さらに、特別寄稿エッセイが最終巻に載る予定。メンバーは、京極夏彦さん、恩田陸さん、奈須きのこさん、宝野アリカさん(これは航海日誌情報)。
『十角館の殺人〈新装改訂版〉』(講談社文庫)テキスト全面改訂。解説は戸川安宣さん。
 ところでこの新装改訂版って、今後「水車館」「迷路館」‥と続くのかなあ。そういう話は今のところ耳にしていないのですが。

 他にも、北村さんがTRICK+TRAPにとか、道尾さん講演会とか、『GOTH』ハリウッドでも映画化とか、ミステリーカレッジの特集ページも作りたいし、あと『片耳うさぎ』と『ミサイルマン』の感想も書きたいし‥。でも、誕生日特典の半額クーポンで借りたエヴァの返却日が明日なんで、今夜はそれを見ます(笑)。とりあえず五巻まで。残り六話か(あ、劇場版もあるのか)。

10月10日 イベント、目白押しっ。

 ようやく詳細が分かりました。(JDCさん経由)
新本格20周年 TRICK+TRAP 11月例会 綾辻行人先生を囲む会(詳細はこちら
 日 時:11月10日(土)13:30〜16:30
 会 場:吉祥寺西コミュニティーホール別館
 定 員:40名
 申込み:戸川さん宛にメールにて
 内 容:トークショー(デビュー当時のお話などを伺う)
     サイン会(『十角館の殺人 新装改訂版』(講談社文庫))

 さらに、戸川さんのブログには「11月24日(土)に、講談社で綾辻先生のトークショーが企画されています」と。そ、そんなに11月に集中させなくても(笑)。こちらについては、講談社からのアナウンスはまだないので、他に出演者はいるのかとか、どういう企画なのかは不明(講談社ノベルス25周年記念 全国25ヶ所「サイン会&トーク会」の一環かな?)。なんだか東京ばっかりで、他の地域の方々に申し訳ない感じです。

10月11日 日記の背景、なーんだ?(簡単ですね)

「ミステリーズ!」10月号。第4回ミステリーズ!短編賞の選評掲載。選考委員は綾辻さん、有栖川さん、若竹さん。

 個人的にこの記事はとてもタイムリー。「書評サイトは作家の敵か?」(Something Orange)。繊細な天才より厚顔な凡才かあ。痛いような、でも実際そうなんだろうな。

 ニュース記事をいくつか。
 乙一の『GOTH リストカット事件』がハリウッドで映画化。ひとつの作品が二カ国で同時期に映画化って、あまり例がないのでは。ところで「傷―KIZ/KIDS―」の映画化作品「KIDS」は、近所の映画館で予告がかかっていたので、そのうち上映してくれるかも、楽しみにしている。

 打海文三氏死去。まだお若いのに‥。先の「ミステリーズ!」10月号には、服部まゆみさん追悼特集があって、今しんみり読んでいたところ。ああ、フロスト警部の作者も亡くなられたのか。

 道尾秀介さん講演会。11月3日(土)14:00開場、14:30開演。会場は西早稲田キャンパス14号館102教室。入場無料・予約不要。詳しくはワセダミステリクラブHPをどうぞ。学園祭シーズン到来です。

 本格ミステリ作家クラブ「執行会議メンバー・今月の一言」によると、『北村薫のミステリびっくり箱』(「野性時代」の座談会連載+乱歩の声の録音などが収録されたCD)は、内容だけでなく企画も盛りだくさん。ミステリーカレッジでサイン会を、11月中旬の土曜か日曜に戸川さんと対談&販売会を(TRICK+TRAP主催。裏話や、CDにできなかった音など、会場のみの公開もあるかも)。12月頭には、大阪でもサイン会があるかも。「野性時代」の座談会といえば、綾辻さんの回もあったよね、手品の話で。

10月12日 

 お、講談社の『暗黒館の殺人(一)』『暗黒館の殺人(二)』のページには、第四巻巻末に収録される「特別寄稿◆暗黒館の諸相」の一部が載ってるぞ(京極さんのと宝野さんの)。

10月12日(その2) ひとつ年をとりました。

「野生時代」11月号。あら、感じが変わりました。なんだか中途半端な時期にリニューアルするんですね。繊細で綺麗だけど、本屋さんでちっとも目立ちません、いいんでしょうか。「Another」連載第15回。

『鉄塔 武蔵野線』(ソフトバンク文庫)、復刊おめでとう! 11日の「大竹紳士交遊録」で大森望さんが大プッシュしてます。ぜひ聞いてみて。

 読了本二冊。大崎梢『片耳うさぎ』(光文社)。すごく面白かった。少女の成長物語としても、ミステリとしても。古いお屋敷の色や匂いがもっと感じられると、さらに良かったな。
 平山夢明『ミサイルマン』(光文社)。血と汚物にまみれた手で、甘い甘いラブストーリーや、魂の洗われるような青春グラフィティーを紡ぎ出す。チクショウ、やっぱスゴイや平山夢明。「それでもおまえは俺のハニー」「ミサイルマン」が特に好き。

10月13日

 新しいPCがついに来たっ。画面広っ。キーボード打ちにくっ。メールの送受信がなぜか出来ないっ。その他諸々、環境が整うのはいつの日か。とりあえず明日は予定目白押しなんで、ほどほどにして寝ないとね。一日で四つも予定をこなさねばなりません(欲張りすぎw)。ご報告は明日以降に。では。

10月14日

 丸の内 丸善にて「人・形(ヒトガタ)展」
 新宿 紀伊國屋書店新宿南店に『遠まわりする雛』を買いに行く
    (サイン会までに読了しようと試みるが、半分までしか読めず)
 渋谷 マリアの心臓にて「天野可淡展」
    (三冊目の写真集も、今月末か来月頭には復刊されるそうですよ!)
 新宿 紀伊國屋書店新宿南店にて「米澤穂信サイン会」
 横浜 大学の研究室の同期会
‥とまあ、強行スケジュールでありました。サイン会でお見かけした方々、終了後速攻で帰っちゃったもんで、ご挨拶も出来ずゴメンナサイ。そうか、森見登美彦さんのサイン会が同時刻池袋であったのか。

10月15日 ミステリーカレッジの特集ページを作りました

「色の名前」が好きな自分が、題名に惹かれて手に取った一冊。玉岡かおる『捨て色』(角川文庫) 。人生や恋愛って勝ち負けだけじゃないと思うんだけどなあ。そんな中、お気に入りの一篇を選ぶとしたら「浅葱色の海を見ている」かな。「からくれなゐに」の落としどころも好き。文章は滑らかでとてもきれい。

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