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 Ayalist 2008年1月の日記(後半) 

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1月16日 背景は「人魚は歩けない」。ううむ、切実な歌だ‥。

芥川賞・直木賞決定。さっそく、メッタ斬りコンビのコメントがアップされています。今回は珍しく(笑)お二人の予想通りの結果に。

巷のベストセラーにはほとんど興味はないんですけど、これは本屋でぱらぱらとめくってみたら案外面白そうで、つい読んでしまいました。田村裕『ホームレス中学生』(ワニブックス)。家がない、食べ物がない、でもどんな過酷な状況にあっても他人を恨まない。そういう生き方が自然に出来るこの兄姉弟はすごいなあ。お母さんの愛情の賜物なんでしょうねきっと。工藤さんの手紙には自分も救われました。たかが芸人本と云うなかれ、けっこう良かったよ。

1月17日 

島田荘司さんの生の声って、初めて聞いた気がする、私。

TRICK+TRAPにて、中町信『三幕の殺意』サイン本販売。締め切りは1月25日。東京創元社でもサイン本販売をたしか‥と思ったら、すでに締め切られてました、早!

頭の中で「魍魎の匣」テーマソングがエンドレス。映画の中盤、京極堂らが御筥様に乗り込むシーンでこの曲が流れるのですが、あそこの堤真一の所作は本当に綺麗だった。
「KIDS」とか「死神の精度」とか、見たい映画が目白押し。

1月18日 

本格ミステリ作家クラブのアンソロジーが出ましたね。

今年も公開開票式ご招待のプレゼント企画があるようです(またもや平日ですけど)。北村さん・綾辻さんのサイン入り招待状が届くんだって。年々豪華になりますね(もっとも当選した人は、当日サインもらい放題なわけですが)。今年の候補作はなんだろう? 女王国、首無、キングダムあたりは鉄板でしょうか。

1月19日 

『本棚』という本が発売に(情報元:国樹由香さん)。これはちょっと見てみたいかも。登場する人は、石田衣良/宇野亜喜良/大森望/角田光代/金原瑞人/川上未映子/喜国雅彦/桜庭一樹/長崎訓子/中島らも/穂村弘/みうらじゅん/山崎まどか/山本幸久/吉野朔実(敬称略)。あれ、京極さんは入ってないのか。綾辻さん&小野さん家の書庫も見てみたいよなあ。

1月20日 予報では雪って云ってたけど、降りそうもないや。

1月21日 本屋大賞ノミネート作品発表。大賞が決まるのは4月8日、楽しみ。

1月22日 

『深泥丘奇談』、情報続々。(情報元:幻妖ブックブログ
bk1で特典付き予約開始。(特典の中身については不明)
・装丁は祖父江慎さん。近々「情熱大陸」というテレビ番組で祖父江さんの仕事ぶりが取り上げられる際、『深泥丘奇談』製作の過程が紹介される模様。綾辻さんもちょこっと出演されるかも。
・「ダ・ヴィンチ」に特集記事が載る予定。(三月あたりかな?)
bk1には「連作短編怪談集」とありますが、いわゆる怖〜いお話とはひと味もふた味も違った、独特の作品集です。ホラーは苦手とおっしゃる人も、ぜひ読んでみて。たぶん読む人によってお気に入りの作品が異なるんじゃないかなあ。見えたり、見えなかったり、聞こえたり、忘れたり(笑)。作品によって趣向が微妙に異なるので、いろいろ楽しめて面白いですよ。

1月23日 初雪〜♪ でも昼には雨になってとけちゃった。

推理作家協会会報1月号。そうか、『ラットマン』にはそういう事情が。出版できてよかったですね。でも連載分を読もうと思っていた私は、予定変更。本のほうにしようっと。

1月24日 

中野京子『怖い絵』(朝日新聞社)。なかなか刺激的な一冊でした。歴史や神話に疎い自分は、なるほどそういう時代背景や物語があったのかと感心させらることが多かったですが、著者のあまりに断定的な物言いに眉をひそめた部分もありました。ともあれ、まえがきにあった「知的興奮」はたしかに味わえました。一番怖かったのは、ベーコンの絵かな。(表紙の題字も怖いのよね、微妙に隙間が空いてるとこが。上手いよなあ。)

1月25日 

以前ちょこっと紹介して、掲示板でも反応をいただいた、本城直季『スモールプラネット』(リトルモア)、買いました。樹とか人とか車とか、ほんとに模型にしか見えません。不思議だなあ。我々の脳は、何をもって実写か作り物かを判断しているんだろう?

中野京子さんのブログによると、『怖い絵』パート2が今春出るそうです。ところでこの方、記事の一件一件にご丁寧に自著の宣伝をくっつけてるのよね。別にいいんだけど‥。

ドクターフィッシュ」、今日初めてその存在を知りました。私のかかとはガチガチですが、食べてくれるのかなあ。っていうか、ほんとにこういうの、いるんだなあ。

1月25日(その2) 

「活字倶楽部」2008年冬号。毎年恒例「人気作家63人、大アンケート」に、綾辻さんの回答が載っています。

角川文庫の新刊に『KIDS』 とあったので、乙一さんのあの中篇が一冊になったのか?と思ったら、なあんだ映画のノベライズか。

1月26日 

『深泥丘奇談』bk1特典は、綾辻行人+東雅夫対談(「ダ・ヴィンチ」掲載予定記事のロング・バージョン)テキストのメール配信だそうです。

1月27日 気が付くと1月ももうすぐ終わりそう。早いなあ。

有栖川有栖さん20周年記念グッズ(有栖川探偵小説事務所)。ただいま企画中、協力者募集中だそうです。

1月28日 少しずつ読書モードにシフトチェンジ。

お、「幻影の書庫」さん、「キサラギ」気に入られたようですね。伏線フェチにはたまらない一作です。

講談社ノベルス25周年記念特製しおりの一覧(ぼくのミステリな備忘ログ)。個人的には、京極さんのしおりが映画の宣伝になっちゃったのが残念。綾辻さんタイプにして欲しかったなあ。

1月29日 『陰日向に咲く』、映画化に合わせて文庫になるかと思いきや、まだなのね。

万城目学『鹿男あをによし』(幻冬舎)読了。キャラがブレなくて、読みやすかったです。鹿がいい味出してます。大盛り上がりのシーンなのにページはまだ半分も残っていて、この先どうなるのかと思ったら、そこに着地しますか。甘ずっぱ〜い。
ドラマのほうも見てみようかな。「魚顔」多部未華子はぴったりだと思ったぞ。

1月30日 『本棚』をネット書店で購入。え、こんなに薄い本だったのか。

幻影の書庫さん経由でやってみた「二つ名メーカー」
mihoroさんの二つ名は、「裂空連斬(チェーンソージャンキー)」
ネタですか?ってくらい、ぴったりじゃん(笑)。ちなみに本名だと「深淵(ジェノサイド)」でした。なんか暗いなあ。綾辻行人でやってみたら、「青の奇術師(マニックディスペアー)」。おお、なかなか。青じゃなくて赤だったら、もっとぴったりだったのに。

1月31日 

第28回横溝正史ミステリ大賞、大賞は該当作なし。テレビ東京賞に望月武さん『テネシー・ワルツ』角川のページは選考結果の速報出すって云ってたわりには更新まだなのか。第29回の選考委員は、綾辻さん、北村さん、馳星周さん、坂東さん。綾辻さん、続投。

1月31日(その2) 

2月3日(日)の「情熱大陸」は祖父江慎さんの特集。『深泥丘奇談』製作過程が見られるかも。要チェック。

1月31日(その3) 今日はいろいろニュースが。三回目の更新です。

「ポンツーン」2月号の「ミステリーの書き方」は有栖川有栖さん。「蝶々がはばたく」の創作過程が詳しく綴られています。え、次回は神崎京介さんの「性描写の方法」だって。この方、推理作家協会会員だったんだ‥。

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