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4月16日
サイトを開いて間もない頃の話。掲示板に書き込みしてくれた方のHPを訪問したら、工場の建物の写真がたくさん並んでいて、「へぇ〜、こういうものが趣味の対象になるのか」と、その時はたいそうびっくりしました。でもそれ以来、大きな工場の近くを通ると、建物の並びや迷路のように張り巡らされた配管についつい目が行ってしまうようになりました。工場萌えにはほど遠いけどね(笑)。あの時訪問したサイトではないけれど、「工場萌えな日々」、この夜景はたしかに綺麗だわ。 それにしても、いろんなものが萌えの対象になるんだなあ。鉄塔は『鉄塔 武蔵野線』で私にとってはおなじみだし、廃墟も写真集を見たことあるけど、他にも水門とか(このあたりになると良く分からんぞ)、ジャンクションとか、ダムとか。
‥と、前振りが長くなりましたが、今回読んだのはこれ。萩原雅紀『ダム』(メディアファクトリー)。「ダムのデザインはふたつと同じものがない」ことを初めて知りました。初心者でもとっつきやすいようコンパクトにまとめてあるせいか、遠くから「わあ、すごいなあ」とただ眺めて終わっちゃった印象。もっとヲタ全開の突っ込んだ解説を読みたかったな。それにしても、自然を切り開いてこんなに巨大なものを造らなければ我々の今の生活は維持できないのか、ううむ複雑な気持ち。
4月17日
「伊坂幸太郎さん、ついに本屋大賞に」(朝日新聞)。おめでとうございます伊坂さん。しかし、本屋大賞の目標って「打倒直木賞」なの?
『大使館の殺人』、なかなかそそる題名じゃないですか。作者さん、またぜひ頑張ってくださいね。
4月18日 最近更新が不定期でスミマセン。
「トーキング ウィズ 松尾堂」佐藤寛子さんの日記第2回がアップされています。綾辻さん、「『超』怖い話A闇の鴉」DVDをしっかり持参されたんですね。再来月の花園大学ではぜひ、普段どおりの「ひょうひょうとした関西弁」をお聞かせいただきたく(笑)、よろしくお願いします。
第18回鮎川哲也賞決定。受賞作は七河迦南さん『七つの海を照らす星』です。第19回からは、選考委員に北村薫さんが加わられるんですね(笠井潔さん、北村薫さん、島田荘司さん、山田正紀の四名)。第6回ミステリーズ!新人賞の選考委員は第5回と同じく、綾辻さん、有栖川有栖さん、辻真先さん 綾辻さんは抜けて、代わりに貫井さんが。
政宗九さんのメルマガ、読者登録受付中。でも「ネット上の活動をさらに縮小」というのは寂しい限り。アクセス数の多い有名サイトには我々に分からぬ苦労もあるんだろうし、そもそも趣味でやっているHP、仕事が忙しくなれば更新頻度が下がるのも仕方ないことなんだけど、ネットミステリ界の情報発信源が次々と姿を消しちゃって(mixiで旺盛に活動している人もいるらしいけど)、一見さんやロム専、これからミステリを読もうという若い読者は、さてどうすればいいんだろうね。
4月19日
今年の本格ミステリ大賞の候補作、やっとこさ四作読んだので、あと一作『女王国の城』にたどり着くべく、現在『双頭の悪魔』読書中なんだけど、半額レンタルの日に借りてきたDVDの原作のほうをついつい読んでしまい、さあ今月もあと10日、間に合うか? 観たDVDは「天然コケッコー」と「黒い家」。『黒い家』は原作も読みました。感想はブログのほうでどうぞ。
4月20日
朝日新聞15日夕刊に、「綾辻行人さんと選んだ日本一の洋館」という記事が(教えてくださった皆様、どうもありがとうございました!)。リンク先、アスパラクラブへ入会(無料)すると、洋館アンケートの順位(20位まで)と、綾辻さんのコメントが読めます。
拙サイトにも洋館の特集ページがあって、上記アンケートで名前の上がっている洋館ももちろん網羅しているのですが、先ほど調べたらことごとくリンク切れやん(涙)。個人ページではなく、できるだけ公式サイトや都道府県・市町村のページにリンクしてあったのですが、七年も経つとページがなくなったりURLが変わっちゃったり。ネット上に長く情報を上げておこうと思ったら、定期的メンテナンスは不可欠ですな。(というわけで、これからぼちぼち直します)
4月21日
日本の洋館、と一口に云ってもいろんなタイプがありまして。役所や学校、銀行といった大勢が利用する建物よりは断然、個人の住宅に興味がある私。ところが築百年も経つと維持が難しく、取り壊したり、新しい管理者を探していたり。仕方のないことなんですけど、寂しいですね。 リンク直しをしていた中で出会った、一番ショックな出来事はこれ。「映画「ラブレター」ロケ地・旧坂別邸が全焼 小樽」。怪我人が出なかったのは幸いでしたけど、古い木造の家だとひとたまりもないんだろうなあ(涙)。
4月22日
西尾維新文庫、クリスティー文庫、ダニエル・キイス文庫、(いしい)ひさいち文庫、ええと他にもあったっけ?
「私だけの一冊」手作り魅力 豆本が人気(朝日新聞)。私が先日作った豆本は手のひらサイズでしたが、記事のは指先サイズだ。
とある教会のHPに「設計者、ボーリズ」と書いてあって、ボーリズ?‥ああ、ヴォーリズか(笑)。西洋館を調べていると、いつの間にかコンドルとかヴォーリズの名前が頭に入ってしまうんですよね。ヴォーリズは個人邸の設計もたくさん手がけていて、本にもなってたなあ。 ヴォーリズと云えば、写真が大きいのでPC環境によっては表示に時間がかかるかもしれませんが、ヴォーリズを訪ねて。写真集のように見ごたえ・読みごたえのあるブログです。
4月23日
豊崎由美さんがベタ褒めしていた『ミノタウロス』、『となり町戦争』の人が書いたんだとずーっと勘違いしておりました(大汗)。吉川英治新人文学賞の選評読んでて、著者の写真見て初めて「ありゃっ!?」と気付いたという。大バカな私。
4月24日 急に涼しくなったせいか、風邪気味でちとしんどいっす。
推理作家協会会報4月号は盛りだくさん。囲碁の話にほのぼのし、新津さんのエッセイにしんみりし、千街さんの「推理小説2007」はあまりに作品が多すぎて途中で読むのをあきらめて(おいおい)。推理作家協会賞の候補作も出揃いました。ベテランも新人もそれぞれに大活躍、ミステリが売れないなんてどこの話?って感じですね。ところで、『〜年鑑』に収録の決まった「はだしの親父」の作者は、黒井ではなく黒田研二さんですよ〜。
4月25日
作家の読書道 第78回 道尾秀介さん。サイン本プレゼントもあります。
4月26日 bk1のメール特典、来ないなあ‥。
ゴールデンウィーク、と云っても飛び石で、おまけに上の子たちは部活で休みなしだから、お弁当はいつもどおり作って、ううむなかなか暇がないぞ。 休み明けまでには『双頭の悪魔』『女王国の城』を読み終わりたいのですが、どうなりますやら。レポもあるのでしばらく潜伏します。ぶくぶく。
4月30日 bk1のメール特典、未だ届かず。迷惑メールに紛れて捨ててしまったのか自分?(泣)
調子を崩して一日半寝込んでおりました。寝すぎで腰が痛いです。料理を作るのも億劫なのでカレーにしたら、『双頭の悪魔』にもちょうどカレーが登場。こういう偶然はちょっと嬉しい。それにしても、本書の大事なエッセンスをバラした『孤島パズル』文庫解説はいただけないなあ。これから読む方は気をつけてね。
「ミステリーズ!」最新号に『深泥丘奇談』書評が載っています。なんで怪談本をミステリ誌で‥と思ったけど、そっか「悪霊憑き」は本誌が初出だったんでした。翻訳家の方が評を書いておられるので、なんかちょっと異色な感じ。ショート・コントって‥。
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