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 Ayalist 2008年10月の日記(後半) 

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10月16日 

今日は16日ですね、青猫さんお誕生日おめでとう! 私も先日無事年を重ねまして、プレゼントフォーミーということで行ってまいりました映画館。「容疑者Xの献身」二回目<他に観るものなかったんかい(笑)<いや前回観た時期が良かったのか悪かったのか、なんかすっかりハマっちゃいましてねえ。原作も、初読のときは「ほお」ぐらいのテンションだったんだけど、映画を観て以来文庫を再読しまくりです。(ちなみにドラマのほうは今のところ見る予定ナシ) 伏線をちゃんと示してるという点で、ミステリ的にもなかなかいい線行ってるんじゃないかと。ネタばらしOKという方は、ブログにて。

背景は「ねこねこでんわ」です。

10月17日 

すでにあちこちでニュースになってますが、宮部みゆきさんが直木賞の選考委員に加わるそうです。あんまりまともな方ばかりになっちゃうと、メッタ斬り的には面白くないのでは(笑)。

10月18日 

「ラテンのノリ」でくすっとなり、「たんぽぽのようなお茶会」で声をあげて笑い、「ドナドナ」でノックアウト。この著者とは笑いのセンスが合いそうやわ〜(^^)。はい、ドラマ化に先駆けて(微妙に間に合わなかったけど)『チーム・バチスタの栄光(上・下)』(宝島社文庫)読了。これは面白かったです。キャラもいいしユーモアもある。大学病院の現状や問題点もさり気なく盛り込まれていて、ミステリとしてもカタルシスがある。なんでこんな章の途中の中途半端なところで下巻に行くのかと思ったら、白鳥が登場してすべてをなぎ倒してゆきました(笑)。いやー、すごいわこりゃ。
 
映画版は公開時に観たんだけど、なるほどけっこうよく出来てたんだなあ。ドラマの初回は先ほど録画してあったのを見終わりました、感想をちょこっと。
・不定愁訴外来の部屋を任されてる医師があんなに若いのは、映画もドラマもひっかかるなあ。伊藤淳史は癒し形って路線なんでしょうかね。うーん。
・桐生=伊原剛志は、ちょっと年食ってる感もあるけど、私的にはイメージぴったり。逆に鳴海は映画の池内博之のほうがいいなあ。
・バチスタスタッフ、なんかイケメンばっかり(不満)。
・マスカラばっちりで手術室に入っていいのか。
・病院長は、一見物腰柔らか、でも食えない感じが國村隼(映画版)ぴったりだったんだけどなあ。
・仲村トオルは、意外といいじゃん。
・あの薔薇に何か意味が?
・これはドラマと全然関係ない話。途中で某映画のCMが流れたんですが‥、終盤の一番いいシーンを出しちゃっていいのかよ(怒)。最近の予告編とかTVスポットとか、完全にいいシーンのダイジェスト版になっちゃってて、まったくもう(ぶつぶつ)。世間はネタばらしであふれてる。

10月19日 「後日っていつなんですかmihoroさん?」「ええと、明日かもしれないし百年後かもしれないし‥」


突然思い立って古いビデオテープを整理‥しようと努力はしたけど、結局進まず。おかしいなあ、この間はちゃんとできたんだけど、そのやり方をすでに忘れてる(汗)。マニュアルを理解できない私がバカなのか、理解できないマニュアルを書いた人がバカなのか。えーん。

10月20日 

メッタ斬りで大森さんが“(たとえば乙一の短編集だと)八割くらいはどこかで見たような話でも、一本か二本は「なんやこれ、いったいどこからこういうネタが出てくるの?」みたいなのがあるでしょう。三崎亜記の短編は、たしかにレベルは高いけど、そういう驚きがない。” とおっしゃっていたので、そうなのかと高をくくって読み始めたら、とんでもありませんでした。きらきらあり、しっとりあり、ドタバタあり、びっくりあり。内容について何の予備知識も入れずに読み始めたので、表題作がまさかこんな話だとは思わなかったぜ(笑)。しかもひと月に一作のペースで書かれたんですね、すごいなあ。著者の最新刊も短篇集なんで、そちらも楽しみ。
 

10月21日 三人称使う独特のユーモア 森見登美彦さん初エッセー集(朝日新聞)。

10月22日 

政宗さん、いつも情報ありがとうございます。来月、ポプラ文庫から江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが六冊出るのですが、わあ、表紙が昔のまんまだ! そして解説陣が豪華です。
『怪人二十面相』解説:平井憲太郎
『少年探偵団』解説:乙一
『妖怪博士』解説:綾辻行人(おお!)
『大金塊』解説:東雅夫
『青銅の魔人』解説:あさのあつこ
『サーカスの怪人』解説:平野綾(え?声優さんの? なるほどこれつながりか)

もひとつ、これも政宗さんから教えていただいた話題。韓国で今、横溝正史がヒットするワケ。綾辻さんのお名前も記事の中に。

10月23日 

第12回日本ミステリー文学大賞、大賞に島田荘司さん。「無冠の帝王、戴冠」と早速Wikiに書かれていました。

数学ファンによる、映画『容疑者Xの献身』感想(前川淳さん 折り紙&かたち散歩)。ほぉ〜(門外漢なのであんまり解らないけど)。

10月24日 

本格ミステリ作家クラブHPに、大賞発表記念座談会のレポートがアップされています。「メフィスト」に載ってたレポとは微妙に違うなあ。この日のレポは拙サイトにもありまっせ(だらだら長いですけど)。

そう云えば、『チーム・バチスタの栄光』を読んでてすごく気になったこと。「最初」という意味の「はじめ」は、「始め」じゃなくて「初め」だと思うんだけど、文庫でも直ってなかったから、OKなんでしょうかね。あ、ドラマのほうは初回を見ただけでギブアップ(笑)。犯人が原作とは違うらしいんで、最終回だけでも見ようかな(おいおい)。

10月25日 

ありゃ、こんな記事になってたんですね、気づかなかった。「秋の夜長は眠れない!? 綾辻行人&有栖川有栖の賞金付きミステリードラマ」。原作者お二人のコメントも載っています。

「宇山秀雄(日出臣)さんの顔」(頭蓋骨の裏側)。デジカメ、見つかってよかったですね、折原さん。宇山さんといえば、古いビデオを整理していたら、ミステリチャンネルで放映された「虚無への供物を語る」が出てきて。中で宇山さんも語っておられました。ああ、この頃はまだお元気だったんだなあと、しみじみ。

10月26日 今日から長男が修学旅行、というのに親子揃って寝坊(汗)。

お、来月『大相撲殺人事件』が文春文庫で出るんですね。今年の本格ミステリ大賞発表記念座談会にて、北村薫さん大絶賛(笑)の本書。興味のある方は、この機会にぜひ。私も先日読みました、聡子と御前山の会話が好きー。
このお話、相当ぶっ飛んだ設定なんですけど、ふと今現在の角界に目を向けると、やれ大麻だ八百長だ弟子殺しだと、事実は小説より奇なりと云わんばかりの醜態。悲しいなあ。

「ハンマースホイの館ミステリ?」(探偵小説研究会 研究会日乗)。ヴィルヘルム・ハンマースホイの名は、折原さんの日記で初めて知ったんだけど、“一見して写実的な画風の中に、そこはかとなく漂う夢幻の気配” なんて云われちゃうと、ますます興味がわいてきます。一方、フェルメールの名前を見るたび私の頭の中では「ブブー。3篤史」が響くのよ、どうしてくれよう万城目さん(笑)。

10月27日 夜、突然の雷雨と大粒の雹。直径1cmはあったぞ、いやすごかった。

2009本格ミステリ・ベスト10 一般投票が始まりました。締め切りは11月6日(木)、期間短っ!
今年はどんな作品がランクインするのでしょうか。私は新刊本をほとんど読んでないので分からないやー。

録画しておいたアニメの「秘密」をようやく見終わりました。アニメオリジナルの話をやるのは構わないんだけど、銃撃戦?自爆?極め付けが最後の青木のセリフ「あなたのように強くなれたら、きっと見させてもらいます、あなたの全てを。あなたの秘密を」っておい!原作と真逆の地点に着地してどーする。MRI捜査という設定だけが便利に使われちゃって、肝心の人間ドラマがなおざりにされた感じだったなあ。唯一期待していた「2002の夢の映像」と「2003のラストシーン(桜)」も大したことなかったし、薪さんの「パパパパパンッ」も見られなかったし、ああでもエンディングの歌はちょっと良かったな。
「「第九」の人間が捜査に命をかけたり銃を手にするようになったらおしまいだ」(4巻P128)
「(MRI捜査は)仕方なく導入されたとても哀しい捜査方法です。これは文化的でも科学的でも何でもない」(5巻P246)
‥って書いてあるんだから、もっとよく原作読んでよ脚本家。ま、アニメをきっかけに原作に手を伸ばしてくれる人もいるだろうから(テレビの影響力は大きいもんね)、それは嬉しいけどね。

10月28日 

島田荘司選 第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(素行迷宮)。そして、島田荘司ミステリー朗読会(政宗九の視点)。政宗さん曰く、“島田氏はあくまでも本気だったようです。そしてそれを現実にさせる力が、今の島田氏にはあるのでした。この姿勢・情熱には、感服するしかありません。” 島田さんは台湾でも「島田荘司推理小説賞」を立ち上げられて、さらにはご自身のあの執筆量、ほんとにすごいよなあ。ほれ、少しは師のバイタリティーにあやかって頑張りましょうよ、○○さんとか△△さんとか××さんとか‥。

「安楽椅子探偵と忘却の岬」、宗谷邸のロケ地は旧乾邸だそうです(りほさん情報)。

10月29日 長男が修学旅行から、次男が宿泊学習から帰宅。一気に家がにぎやかに。

これは面白かった!作家の読書道「大崎梢さん」。お通が邪魔って(笑)。

映画館の出口で年配のご夫婦が、「ガリレオっていうから、物理の難しいのが出てきて分かんないんじゃないかと思ったけど、人間のドラマだったねえ」と話していました。ふっふっ、そうだろそうだろ。

トップページ、字間を変えてみましたが、皆さんの環境ではどうでしょうか。読みにくかったら云ってね。

10月30日 

見る予定なし、と書いておきながら、昼間に再放送やってたんで、一年遅れでドラマ「ガリレオ」視聴中。1〜3話は見逃しちゃったんで、そのうちDVDを借りてこようっと。

以前ご紹介した『Rの刻印』、文庫サイズの本なんですね。本屋さんで単行本の棚を探して、無いな無いなーと思っていたら、文庫の棚で発見。文庫サイズといっても講談社文庫じゃないんだよねこれ、ええっと「IN・POCKET」みたいな感じ、カバーがないんです。帯もなくて、綾辻さんと有栖川さんの推薦文が表紙に直接印刷してありました。へえ、解答を送らないと解決編がもらえないのか。

10月31日 浩子さんのコンサートアンケートに二日連続で載ってる、スゴイね、じゅんぼ。さん。

年間100冊読むのが目標‥なんですけど、10月終わっていまだ51冊(汗)、しかも年々ミステリの占める割合が減っているような。
どっこい、映画のレビューも50本超えました(DVD鑑賞を含めて、ですけど)。今年はよく観てるなあ。もともとミニシアター系の邦画が好きなもんで、最近の邦画の活況(なのかな?少なくとも本数は増えてるよね)は嬉しいかぎり。今月は「パコと魔法の絵本」「宮廷画家ゴヤは見た」「容疑者Xの献身」「ジャージの二人」「ICHI」「落下の王国」を観ました。来月は「トウキョウソナタ」「ハッピーフライト」「TOKYO!」「ブタがいた教室」に行く予定。

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