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 Ayalist 2008年11月の日記(後半) 

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11月16日 いよいよ今週末、なぞがたりなばりですね。

『凍りのくじら』文庫を買ったら、辻村さんの作品を紹介する挟み込みリーフレットが。「大好き!辻村深月」ってマークまで出来てるし、すごくプッシュされてますね〜。

桜庭一樹さん『ファミリーポートレイト』刊行記念サイン会。
11月29日(土)東京丸善丸の内本店(03-5288-8881)2F特設会場、15:00から、要整理券(電話予約可)先着150名(詳しくはこちら)。
11月30日(日)大阪ジュンク堂書店(06-4799-1090)3F喫茶コーナー、14:00から、要整理券(電話予約可)先着150名(詳しくはこちら)。
講談社のメルマガには「『赤朽葉家の伝説』『私の男』に繋がる物語として、また新たな代表作として読んでいただければうれしいです」という著者メッセージが紹介されていました。

背景は「黄昏」ってことでひとつ。

11月17日 


ひとつところで千年生きるというのは、こういうことなのか。樹を見る目が変わりました。荻原さん、来月は『押入れのちよ』が文庫になりますね、嬉しいな。「あい」。

継続すること(子持ちししゃもといっしょ)を読んで。「続けていくこと」「変わらないこと」、自分にできることはこれしかなくて、でもそれが唯一の取柄なんじゃないかなあ、と思う今日この頃であります。誰でもできるけど、誰もはやらないこと。

11月18日 わーい、戸川さんが宣伝してくださってるー。北村薫さんの解答、楽しみだなあ。

11月19日 夜、外に出たら、空にくっきりオリオン座。わあ、冬だなあ。

11月20日 

ポプラ文庫の少年探偵団シリーズ(昔の表紙のやつ)はもう売ってるんでしょうか。全然見つかりません、文庫の棚にあるのか児童書の棚にあるのかも分かりません。今後復刊が続くのかも分かりません(版元に訊いてみようかな)。ふえ〜ん。

「松田聖子 野ばらの越中道」とホントに書いてあるリクエストはがきが、「ベストテン」という番組内で紹介されたことがありました。久米さんも黒柳さんも、「ラジオか何かで新曲聞いて、越中道だと思い込んでハガキ書いちゃったんでしょうね」と笑ってました‥ということを、某隠し日記を読んで思い出し、ニヤニヤしていた晩秋の午後。

11月21日 

ようやく見つかったよポプラ文庫!早ミスも発売されたよ。安楽椅子探偵DVDのゲスト解答者は、北村薫さん・東雅夫さん・千葉麗子さん・光森優子さん(編集者)だよ。あとでまた詳しく書きますねー。

11月22日 あとでまた、と云いながら昨日は寝オチしちゃいました、すみません。名張の皆さま、今日一日楽しんでね。

早ミスこと「ミステリが読みたい!2009年版」が出ました。ううむ、十冊中一冊も読んどらんなあ、これから読む予定のものは何冊かありますが。今年は各種ベスト10、結果がバラけるのではないかと勝手に予想。
ミステリの本なのに、「今年の大御所はホラーの著作が‥」的な書き方で綾辻さんの『深泥丘奇談』も名前が上がっていましたよ。わあ、千街さんが逢坂さんの推理作家協会賞選評に噛み付いてる〜。一読者としては、両者の云い分とも分かる気がしますけどね。

ランキング本の季節になりましたが、こうしたデータを過去から現在に至るまで網羅したページ、昔はいくつかあったんだけど、個人のHPではあんまりなくなっちゃいました(遠い目)。あ、そうか、今はWikipediaがあるから必要ないのか。と云いつつ、拙サイトでは細々ではありますがランキングページも随時更新しております。

ポプラ文庫の江戸川乱歩、昔ながらの表紙と挿絵が嬉しくて、ついつい買っちゃいました。綾辻さんは、最初に出会ったミステリである『妖怪博士』への思いのたけを語ってるのかと思いきや、あら意外と冷静。それぞれの解説(平井憲太郎さん、乙一さん、あさのあつこさん、東雅夫さん、平野綾さん)も六者六様でとっても面白かった。ぜひ読んでみてね。

「安楽椅子探偵6」DVDも到着(笑)(幻妖ブックブログ)、なんで(笑)がついてるんだろうね。もうじき発売の安楽椅子探偵第6弾のDVD、ゲスト解答者は北村薫さん・東雅夫さん・千葉麗子さん・光森優子さんだそうです。原作者&脚本家による鼎談が掲載されたブックレットも付いてます。

11月23日 掲示板でいろいろ情報いただき、ありがとうございます。

年末の予定をまとめてみましょう。
「ミステリが読みたい!2009年版」(早川書房から出てるので通称「早ミス」)はすでに発売中。
「2009本格ミステリ・ベスト10」(通称「本ミス」)は12月頭に発売予定。原書房の紹介文によると、「「帰還」の山口雅也、「相棒」で話題の鳥飼否宇(あれ、別名義じゃなかったっけ)2大インタヴューのほか、特集「ミステリ映画祭」では作家アンケート芦辺拓・霞流一・三津田信三マニアック鼎談など、レギュラー記事に加えて大奮発!」だそうです。作家の予定も載るので、綾辻さんの回答も載るはず。
「このミステリーがすごい!2009年版」(通称「このミス」)は、ええと情報が見つからないけど、たぶん12月第一週に出るでしょう。「自社の刊行物はランキングに入れない」というのは、まあ公平ではあるんだけど、これだけ大活躍している海堂尊さんの作品が入ってこないのって、やっぱ読者から見るとヘンだよねえ。で、こちらも「私の隠し玉」なるコーナーがあるので、綾辻さんの予定が読めるはず。
「週刊文春」のミステリーベスト10(これって略称あるんだっけ、「文ミス」?)もたしか12月上旬の号に載るんじゃなかったっけ。お、過去のデータはここで閲覧できるんですね。
で、もうひとつ、こちらはランキング本ではないけれど、「本格ミステリー・ワールド 2009」(ネットのあちこちでは「二階堂さんによる「俺の選んだミステリーがすごい!」、略称「俺ミス」」と云われていますが‥)。二階堂さんの日記によると、笠井潔さんと小森健太朗(二階堂さん、字が間違ってますよ)さんの対談とか、島田荘司さんと綾辻さんの対談(作家を目指す人たちへの道標、という内容)とか、ポール・アルテへのインタビューとか、有栖川さんによる新人賞応募へのアドバイスとか、他にもいろいろ盛りだくさんの内容のようです。来年以降の予定というページが各誌ダブるので、「俺ミス」ではけっこう毎回遊んでくれるんだけど、今年はどうかな綾辻さん。

12月はその他にも、「メフィスト」が12月11日に、「幽」が12月15日に発売予定。前者には綾辻さんと有栖川さんの「ミステリ・ジョッキー」、後者には綾辻さんの深泥丘シリーズの怪奇短篇。ふう、忙しいなあ。あれ、安楽椅子探偵倶楽部はこっちのURLになったのね、もうじきDVDでますよ〜。

11月23日(その2) 

ふと思い立って、こんなページを作ってみました。作家が薦める 乱歩&横溝。角川文庫の新版横溝正史作品帯の推薦文、続きが出るのか分からないけどポプラ文庫江戸川乱歩少年探偵団シリーズ解説陣を並べてみました。ポプラ文庫の表紙、やけに華やかに感じますねえ、私が子どもの頃読んだのは図書館本だったんで、もっと黒ずんでたぞ(笑)。横溝さんの新版表紙、大路さんの装丁は黒白鮮やかでスタイリッシュ。並べると凄みすら感じます。『悪魔の降誕祭』『殺人鬼』『喘ぎ泣く死美人』は、推薦文付きの帯がついていたかどうか不明、知っている方いらしたらぜひ教えてくださいませ。

11月24日 

なぞがたりなばり「乱歩、常にそばに」名張で作家・芦辺拓さん講演(毎日新聞地方版)。え、二十面相のコスプレして名張を案内されたんですか、Aさん?

11月25日 

米澤穂信さん『儚い羊たちの祝宴』(新潮社)刊行記念サイン会。11月29日(土)14:00〜15:00、紀伊國屋書店新宿本店(03-3354-0131)にて。要整理券、先着100名。詳しくはこちらに。あれ、この日は丸善で桜庭一樹さんのサイン会もあるんだよね、微妙に時間はズレてるけど。

あちこち更新が止まってるページが多くて、すまんこってす。ここ数日で「綾辻行人ニュース」「予定表」「ミステリランキング」「綾辻限定公募ガイド」「本格ミステリ大賞」のページを手直し。ブラウザが違うと文字化けして全然読めなかったりして、いや参った。今後もぼちぼち直していきます、読めないところがあったら優先的に直しますので、遠慮なくおっしゃってくださいね。

11月26日 

「少年探偵団シリーズ」(ポプラ文庫)について問い合わせたところ、早速担当の方よりお返事いただきました、ありがとうございます。内容はというと‥
・ 6巻以外に刊行する予定は現在のところ未定。読者から反響があれば改めて検討したい。
・ 27巻目以降は、江戸川乱歩先生の手になるものではないため、著作権上、復刊は困難と考えている。
ううむ、そうだったのか、27巻目以降が全部代筆だったとは知らなかったよ。がーん。でもあの表紙と挿絵で『影男』とか『黄金仮面』とか、もう一度読みたいなあ。

今日は「プロフィール」「作家以外のお仕事」のページを書き足しました。

11月27日 長々と書いた日記が、ボタンの押し間違いで綺麗さっぱり消えました(しかも二回も(涙))。あー。

大倉崇裕『福家警部補の挨拶』がドラマ化。単行本が2006年6月刊行、それが来月文庫化、いやに早いなと思ったらそういうワケでしたか。コロンボ形式の倒叙ものは好きなので、文庫が出たら早速読もうっと(^^)。

素行迷宮の「早ミスは、識者と一般読者の点数のバランスが分かって興味深い」という記事に、なるほど〜と。両者、そんなに差があるものなんですかね

折原さんの日記にあったネットオークションの話(11/24、26)。イタズラ入札者って、自分には何の利もないわけだよね(出品者かその関係者でないかぎり)。単なる嫌がらせでやってるわけ?分からんなあ。画廊のほうがネットオークションより金銭感覚が麻痺するというのも、意外でした。逆かと思ってた。

篠田真由美さんもハンマースホイ展に行かれたようです。「精神に病を抱えていたんじゃないかと勘ぐりたくなるような暗い雰囲気の絵ばかり」という感想は私と真逆(笑)。でも、美術館のHPや会場内の解説文も篠田さんと同じようなとらえ方をしているものが多かったので、やっぱ自分は少数派なんだなあ。ハンマースホイって、例えば建物を描いた絵があって、その建物は前に広場があっていくらでもキャンバスを立てて描くスペースがあるのに、彼の絵は部屋の窓から眺めて描いた構図。そのぐらい、外に出たがらない人だったようです。でもその感覚、なんか分かるぞ。彼の絵を見て、同志に会ったみたいに気持ちが落ち着いたmihoroさんでした。色もたしかに彩度が低くて、でも何度も何度もパレット上で色を試して、すごく時間をかけて描いていたそうです(新日曜美術館という番組でやってた)。そういう緊張感もしっかり伝わってきて、私は好きでした。

この人の絵、にじんだ万華鏡みたいでキレイだなあ。

長らく放置していたブクログから退会、そこで書いた文章をそっくり「綾辻専門書店」のページに移してリニューアルさせました。こうやって見ると、いっぱい本出てますねえ、綾辻さん。綾辻作品の推薦文だったら、いっくらでも無尽蔵に書けるぞ、自分(笑)。

11月28日 

「著作リスト」なんと丸々一年更新してませんでした(汗)、すみませんすみません。PC変わって以来、更新というとひたすらタグ打ちです。たぐたぐたぐ。不況のせいで仕事が激減りしちゃったもんで、暇はあるのよね、たぐたぐたぐ。おおっ、そうこうしているうちに「商品がコンビニに届きました」メールが! 発売日に届くなんて、楽天GJ! 安楽椅子探偵のDVDが着ましたよ〜!

ところでこの楽天ブックスの画像、怖くね?(笑)→ 

11月29日 

なぞがたりなばり芦辺拓先生講演会レポ+壱+(benihaさん)。「+弐+」もあります。

建石修志展「表層の浮かぶ夢」(情報元:パン屋のないベイカーストリートにて)。おお、『虹の獄、桜の獄』の絵の方ですね。トークショーも、柄澤齊さんを招く回とか、東雅夫さんらによる「中井英夫の魅力を語る」とか、興味深いものがいろいろ。

11月30日 お、「〜」が文字化けしなくなったみたい。どうでしょ、〜〜〜〜〜

12月の綾辻さん関連の予定は11月23日の日記に書きましたが、それ以降の予定をば。
『Another』の単行本化(楽しみだ〜、わくわく)、サイン会があるといいですね。『眼球綺譚』お色直し、小説・漫画ともども角川文庫から2009年1月刊行予定です、新しいあとがきが読めるかな。『迷路館の殺人』新装改訂版も寒いうちに出るのかな、今度の解説はどなたでしょう。『綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(2)』は、今のペースで連載が進むと2009年の終わり頃には出るかも。二巻には公開ライブの回が載りますね、ふふ。深泥丘シリーズ短篇は、次に本になるのは2012年あたりでしょうか。小説のほうは、「メフィスト」誌上で館シリーズ新作の連載が始まるといいなあ、どうかなあ。安楽椅子探偵第八弾は、2009年内の放映はたぶんないと思うけどどうでしょう。
サイト手直しの資料に綾辻さんのエッセイ集を読み始めたらもう止まりません(笑)。エッセイ集第一弾から比べると第二弾は、余計な余白がなくなって本がスリムになり、ページの下に何年の記事だか一目で分かるよう数字が入り、各年の回顧録のページの色がグレーで横から見てぱっと分かり、格段に使いやすくなってるんですね。内容は、つくづく筆致が変わらなくて、第一弾からだと二十年分なんですけど、ほんとに昔も今も綾辻さんなんだよなあ。解説も選評もとことん真面目で、おいおいそこまで正直に書かんでも(笑)という部分も含めて、ああいいなあ、とひとり綾辻祭り〜♪ あ、そうそう、Ayalistの中で皆さんが読んでくださるのってレポとここの日記ぐらいなんだろうと思ってたら、著書リストのページは毎月延べ300アクセスぐらいあってびっくりでした。活用してくださってありがとね(更新止まっててごめんね)、これからもどうぞよろしくお願いします。

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