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 Ayalist 2008年12月の日記(後半) 

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12月16日 日本ミステリー文学大賞新人賞の選考委員に綾辻さんが。またお忙しくなりますね。

12月17日 応援メッセージ、締め切り間近です。どうぞよろしく〜。

とつとつと紡ぐ世界 恒川光太郎さん、初の連作短編集(朝日新聞)。なんかご本人、かわいらしいキャラなんですね。二作目以降はまだ読んでいないので、よし、そのうち読むぞ。

08年ミステリーランキング上位 密度濃く大作ぞろい(読売新聞)。『告白』は近々読む予定。伊坂作品は、来年続々と映画になるんですよねたしか。

『作家と遊ぼう!ミステリーカレッジメモリアルブック』が発売になりました。もう開催から一年以上経つんだなあ。
 

12月18日 応援メッセージ、締め切り22日ですので、よろしくどうぞ〜。

第32回日本アカデミー賞の優秀賞決定。お、候補作、今年はけっこう観てるぞ。
年内にあと一本観る予定があるんですが、とりあえず今年の私の邦画ベスト5を。「ひゃくはち」(DVDになったらぜひ観てみて〜>大矢さん(名指し))、「容疑者Xの献身」(テレビドラマの延長になってしまうのかと思いきや、意外にも原作通りの作りで満足。堤真一、松雪泰子がめちゃ好演)、「ぐるりのこと。」(ろくに編集もせんとダラダラと‥という意見もあるようだけど、とんでもない、私はハマりました。心にしみるいい映画)、「アフタースクール」(脚本いいよね。時間が出来たらもう一回じっくり観たい)、「ブタがいた教室」(食について、だけでなく、いろいろ考えさせられた一本。子どもと一緒にもう一回観たいな)。洋画はあんまり観てないけれど、「ダークナイト」「ウォンテッド」が特に良かったです。DVD鑑賞も含めると、今年は感想を57本も書きました。読書の感想が61本なんで、だいたい週一冊週一本ペースってとこですね。うむ、充実充実。

12月19日 次男が夜、高熱でダウン。うわあ、ついに来たか?インフルエンザ。

『幻影城の時代』がこんなにもゴッツイとは……(ぼくのミステリな備忘ログ)。この本、綾辻さんのエッセイ(エッセイ集『2001-2006』のP312に掲載されているもの)も載っているはずです。

こつこつ貯めたお金がとうとう目標額に到達。よっしゃあ、自分へのクリスマスプレゼントだ、それポチットな。
  どーん!!

12月21日 次男くんインフルエンザ。家族にうつらないといいのですが(ダンナ以外は予防接種受けてない)。

綾辻さんへの応援メッセージ、22日いっぱいで締め切りますので、書こうと思ってる方はそれまでにお願いしますね。よろしくよろしく〜。

12月22日 

ようやく手元に「本格ミステリー・ワールド2009」と「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ メモリアルブック」が届きました。前者、作家の予定のコーナーは、顔ぶれといい文章の量といい豊富で、他のランキング本のそれらより読みごたえがあって嬉しい。でも綾辻さんはちっとも予定を書いてない(笑)。隣のページの有栖川さんと比べると「どよーん」度が際立ちますが、まあこれも、らしいといえばらしいかなと。島田さんとの対談は、作家を目指す方なら必読でしょう。
後者は、ティーパーティートークの綾辻・有栖川回が収録されていないのが、はなはだ残念。写真がたくさんあるのは嬉しいけど、ひとこと文句を云わせてもらえるなら、なんで一年も経ってから本を出すんでしょうか。私は、十年に一度の記念だからと、対談や座談会が収録された各文芸誌をもれなく買ったのよ。なんかすっごく損した気分。

12月23日 応援メッセージ、締め切りました。どうもありがとう!(コメントはこちらに移動)

12月24日 めりーくりすますな背景(笑)

掲示板にてお知らせいただきました、「別冊宝島 僕たちの好きな怪人二十面相」。綾辻さんのインタビュー記事が載っています。カラーで四ページ(^^)。名張のこともしっかり載ってますね。映画も観に行きたいなっと。
 

戸川さんのブログで知ったのですが、刑事コロンボが来年からBSハイビジョンで放映、全68本! うわあ、これは見たいぞ。声は小池朝雄さんなんだろうか。

「本よみうり堂」空想書店、12月の店主は有川浩さんです。「書店の娯楽コストパフォーマンスは神懸かり的です」の一文、とっても気に入りました。

篠原美也子さんの「御買上御礼持ってけドロボーCD」って、これですね。たしかに綾辻さんの名前が。

12月25日 なっとく森は〜♪(分かる人だけ分かってください。いいな、大阪行った人)

道尾秀介さんのブログ、「あらびき双生児」。このブログ名、絵を想像するとグロいですね(笑)。

映画鑑賞、今年(おそらく)最後の一本は、「K-20 怪人二十面相・伝」。事前にMAQさんの感想で知ってはいたものの、こりゃいっそのこと金城武を短髪にして、背景のCGもヨーロッパ風にして、カリオストロの実写化としたほうが‥というのは云いすぎですが(笑)、まあでも最初から最後まで楽しかったから、いっか。

掲示板の「2008年おススメ本」、たくさん書き込みありがとうございます。まだまだ受け付けてますのでどうぞよろしくね。私のおススメは以下の通り。
[1]「平成の夢十夜」(「ダ・ヴィンチ」でそういう褒め方をされていた)と呼ぶにはもっとギリギリまで文章削ぎ落として、刃物みたいに鋭くしなくちゃならないのではとは思いますが、それはともかく。日常からほんの少し浮き上がった(と見せかけて実は全然別世界なのかもしれない)怪異を、絶妙の匙加減で語った著者の新境地。真面目に書いてるのにどことなく可笑しさ漂うところも好きだし、なんといってもネーミングセンスや音の使い方が抜群。「丘の向こう」みたいにブッ飛んだヤツも、またいずれひとつ、ぜひ。
[2]この短篇集は、肌に合う人合わない人、けっこう分かれるかもしれませんが、私は大好き。小説ならではの無限の広がりを感じました。恩田さんの想像力・創造力は素晴らしい。かたつむり〜。
[3]出し惜しみしない探偵がいい。毎年毎年、これだけ多くの本格ミステリを世に送り出している柄刀さんに、本格ミステリ作家クラブは「敢闘賞」でも贈ってさし上げたらどうでしょう。
[4]これも楽しかったなあ、小説ならではの醍醐味を堪能。空飛ぶ絨毯がほしい。
[5]京極さんとの対談(「青春と読書」掲載)によると、平山さんは「キクチ系」だそうです。全国の菊地さんが泣くぞ(笑)。表題作が特に印象深いです。
[6]「スカイ・クロラ」シリーズの世界観に全面的に同調はできないんだけど、でもやっぱり好き。著者が精魂込めて書いたものは、読者に伝わるよね。『ナ・バ・テア』は特に好きだなあ。文庫の表紙、アニメじゃない前のに早く戻ればいいのに。
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続きはまた明日。

12月26日 昨日の続きをば。数字は順位ではなく、単なる読んだ順です。

[7]夏〜秋にかけては「米澤祭り」(特に意図したわけじゃなかったんだけど)。古典部シリーズと小市民シリーズを通読。なかでもこれは楽しくて、何度読んでもいいなあ。
[8]映画が期待以上に良かったので、おもわず原作を再読、再々読。そしてテレビシリーズまでさかのぼって見てしまったのでした。秋〜冬にかけては「ガリレオ祭り」。
[9]実話系の怪談はあまり読んだことなかったのですが、これは素直に怖かった。
[10]『鼓笛隊の襲来』も読みましたが、私はこちらのほうが好きだな。最初の一篇でガツンと来て、あと表題作も面白かった。いわゆる「いい話」もいいけど、黒い話もぜひ。
[11]もともとスピンオフ的なものは好きなので、期待して読み始めたら、うわもう全くそれ以上だよ。「もっちゃん」ってー(笑)。
[12]なるほどそういう。ヤラれました。干支シリーズは今後も続くそうですし、ミステリに縛られない道尾さんも見てみたいなー。
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12月27日 

今日の朝日新聞より、「ミステリー小説ランキング 多彩さで読者そそれ」。うーん、この記事、イマイチ納得しづらい部分が。
その1、「投票する側の立場でいえば、すでに人気のある中堅・大家より、新人の才能を評価しがち」というのは本当にそうなのか? むしろ、幾つも傑作を物した作家だと、ちょっとやそっとの作品じゃ「いや、この人はもっと書ける人だから」と評価をためらってしまうからじゃないかなあ。それって新人の「先物買い」とはまた違う話だと思う。その2、なんで「ランキングが市場に影響を与えない」と、各種ランキングの差がなくなるの? ランキング本って、すでに読んだ人のためというより、これから読もうとしている人の指標となる、そういう用途の本なんだと思ってましたが。その3、早ミスの投票に参加するような「一般読者」は、私なんかから見れば、読書量の豊富な立派な「マニア」だけどなあ。
ところで、『流星の絆』はドラマ化の影響もあってか、すごい勢いで売れてるらしいですが、従来の東野ファンの感想を読むと、めちゃめちゃ褒めてるってワケでもないのよね(笑)。なので、この作品で東野圭吾を初めて知ったという人、ぜひ他の著作も読んでみよう!

そうそう、「一般読者」というタームで思い出したことがひとつ。「Book Japan 2008 ベストブック10&新人賞」のトークセッションレポを読んでて気がついたんだけど、「本を読むのが仕事」の人と、「仕事の合間に本を読む人」とでは、好みがおのずと異なってくるのも当たり前だよなあと。

12月28日 

こんな番組をやるようです、「一読永劫 ベストセラー作家が選ぶ名作の風景」

そうだ、『押入れのちよ』文庫版が出たんだった。帯の惹句、イイですね(笑)
あ、『夜は短し歩けよ乙女』の文庫の出たのも忘れてたぞ、今月の角川文庫編集長は森見登美彦さん<えっと、この格好は「作家」のコスプレでしょうか(笑)。

12月29日 これはすごい、感想マラソン 一日かけて30本の感想アップ(棒日記V)。

12月30日 とっても参考になります、政宗九さんが選ぶ2008年必読本

12月31日 大掃除で死んでます(普段サボってるから(笑))。年賀状は昨日ようやく作成。

来年1月の綾辻さんは、『眼球綺譚』の角川文庫版がコミックスと一緒に出たり、『月館の殺人(上・下)』新装版が出たりと、お色直しの月ですね。2009年、世の中不況でいろいろ大変ですが、Ayalistは変わらずにぼちぼち頑張っていきますんで、どうぞよろしくお願いします。そうだ、年明け早々、100万ヒット達成しそうです。わーい。ちょっとした企画を考えたりもしてますんで、その時はまたどうぞよろしく。
それでは皆さま、よいお年を〜。

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