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 Ayalist 2009年1月の日記(後半) 

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1月16日 『Rの刻印』、私の推理をこころおきなく。に書いておきました。嗤ってやってくだせえ。

本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジー文庫版、今回は河合奈保子の歌みたいな題名に(笑)。公開開票式、今年は5月13日(水)だそうです。10名ご招待の応募券も帯にありますよ。
 

芥川賞講評、そして直木賞講評。そしてさらに、メッタ斬りコンビの感想。どんな悼み大会だよ(笑)、ってか「膝が痛む人」で大笑い。「みんなほんとにこういう小説が好きなの?」大森さん、メッタブラック絶好調。今回とても惜しかった道 尾さんの感想はこちら。あと、「直木賞のすべて」での恩田さんへのコメント、「これからも「恩田陸が直木賞をとることによって彼女の名がさらに上がる」のでなく「恩田陸が直木賞をとることによって直木賞の名がさらに上がる」立場におられます」がとっても心に残りました。

『儚い羊たちの祝宴』、期待通り、思いっきり楽しめました。トリック云々より、この黒い雰囲気がなんとも好きだなあ(^^)。mihoroさんとは趣味が近いなーと日頃思っているそこのあなた、おススメでっせ。
 

日記の背景は、♪わたしの知らない森の中で〜 「吟遊詩人の森」です。

1月17日 なに、『独白するユニバーサル横メルカトル』の中の一篇が映像に?チャレンジャーがいるんだなあ(笑)。

どのくらいの方がBSハイビジョンを見られる環境なのか分かりませんが、前にもお知らせしたように、今年から「刑事コロンボ」の放映が始まっています。あれっ、「古畑」で見たようなシーンがあそこにもここにも(笑)。簡単な感想をブログのほうに書くことにしましたので、興味のある方はどうぞ〜。とりあえず三回目まで見た中では、「歌声の消えた海」がすっごく面白かった。
昔やってた放送は親と一緒に時々見ていて、「死の方程式」「別れのワイン」「断たれた音」なんかが記憶に残ってます。

1月18日 

今月24日に発売になる角川文庫版『眼球綺譚』の情報がこちらに。おお、なかなか雰囲気のある表紙ではないですか。女の子がいい感じ。帯の推薦文は乙一さん。
同時発売、児嶋都さんのコミック版はこちら。わあい、単行本には載っていない「鉄橋」も収録されてます。帯の推薦文は嶽本野ばらさん。

1月19日 

東野さんってほんと、ただひたすら「読者のために」書いてるんだなあ。人間のドラマに胸熱くなる「操縦る」、もうそのままドラマになっちゃうだろう的「攪乱す」が特に印象深かった。さあ、次は『聖女の救済』を読むぞ。
 

1月20日 本屋大賞の候補作、決定! 見事に一冊も読んでおりませんわ、私(苦笑)。

『告白』『ジョーカー・ゲーム』『流星の絆』は近々読もうと。『モダンタイムス』は文庫待ちかな。『のぼうの城』もすぐ読めそうだし、あと候補にはならなかったけど、ミステリ以外では『田村はまだか』もいずれぜひ。メッタ斬りコンビは本屋大賞予想は最近してないんだっけ?彼らの選ぶ「裏候補作」も知りたいなあ(笑)。で、大賞はどれになるか、ううむまったく分からないです。

候補作といえば、本格ミステリ大賞は何がくるのかなあ。今月末か来月頭には発表になると思います。楽しみ。

1月21日 

『聖女の救済』、なるほど読み応えありました〜。相手にも寄るけど、このぐらいの期間だったら可能かも>フクさん。主婦はこわいよ(笑)。
 

津原泰水さん公開インタビューin大阪。2月11日(水・祝)15:00より、珈琲舎・書肆アラビク/Luftにて。詳細はこちら

第二回世界バカミスアワードが開催されます。ナビゲーターは小山正さん、杉江松恋さん。ゲストは鳥飼否宇さん、日暮雅通さん、他(飛び入りゲストあり)。1月25日(日)14:00〜16:00(開場13:30)、青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山にて。定員100名(電話予約 03-5485-5511)、入場料500円(当日精算)。詳細はこちら。一次候補の13作も決まったようです

1月22日 この図書カードは、ふつうに書店でも買えるのでしょうか(笑、映画も観に行く予定の私)。

この朝日新聞の記者会見の写真、天童さんの人柄が表れているようで、好きでした。先日、NHKおはよう日本で、『悼む人』創作にあたって毎日書かれていたという「悼むノート」も公開されていました。メッタ斬りコンビは酷評してたけど、でも受賞、おめでとうございます。

ついに公開されるんですね〜、綾辻さん大喜びだろうなあ。

少し前の新聞広告に、ポプラ文庫の少年探偵団シリーズ、続刊が出ることが決まったと書かれていました。前のが評判良かったんですね。ここには「2009年3月から隔月で毎回4点ずつ刊行」って書いてあるぞ。できれば『影男』とか『黄金仮面』とか『魔術師』とかも‥(自身の小説の子供向けリライトは乱歩以外の方の手によるものなので、著作権上難しいらしいんですけど)。

1月23日 

すみません、とっくに終わってる(涙)んですけど、京都造形芸術大学「クリエイティブ・ライティング特講」、2008年10月24日(金)の講師が綾辻さん。「小説家というファンタジー、小説を書くというリアル」という題でお話しになられたようです。ググったら、参加された方のブログ発見。こちらです

お、もひとつ発見。『深泥丘奇談』が第25回織田作之助賞の最終候補に。大賞は玉岡かおるさんの『お家さん』だったようですが。しかしこのページ、「あやつじこうじん」って誰やねん(笑)。

週刊大極宮第382号「厨子王の逆襲」に、児嶋都さんの撮られた写真が載っているのですが、真ん中の平山さんは、同じ殺し屋でも、エースのジョーこと宍戸錠に見えてしかたがないんですけど(笑)。

1月24日 旧乾邸、24日、最後の内覧会。「安楽椅子探偵と忘却の岬」で使われた洋館です。神戸じゃ私は行かれない‥。

乾邸つながりでこんな記事を発見。前回の旧乾邸での洋館ミステリ劇場に有栖川有栖さんがお越しになった(劇団G-フォレスタBlog PARTY EVERYDAY!)。「洋館ミステリ劇場」というのは、こちらに詳細が。私はりほさんのところで初めて知ったのですが、チケット完売(追加公演あり)だって、人気あるんですね〜。

1月25日 

綾辻行人『眼球綺譚』角川文庫版が昨日発売。ホラー系の著作は角川でまとめるのかしら(よく分かりませんが)。児嶋都さんによる漫画の文庫版も同時に発売。
小説は、集英社文庫版に細かな改訂を加えた決定版。新しいあとがきに「いずれまたこのような方向性のホラー短編に取り組んでみてもいいな、という気持ちになった」と書いてあるのが嬉しいです。解説は風間賢二さん(翻訳家、幻想文学研究家)、帯の推薦文は乙一さん。
漫画のほうの収録作は「再生」「特別料理」「眼球綺譚」「鉄橋」「最後の記憶」「人間じゃない」。単行本には収録されていない作品も入っているので、お徳ですよ〜。巻末寄稿は山咲トオルさん、解説は綾辻さん。帯の推薦文は嶽本野ばらさん。

1月26日 

発売中の「活字倶楽部」2009冬号に、綾辻さんのアンケート回答が掲載されています。お、今年は珍しく、綾辻さんおススメ映画のうちの二本を観てるぞ。北村薫さんが「印象に残った本」として『ミステリ・ジョッキー』を挙げてくださったのは嬉しいな。ところで、広告に著者の顔写真や上半身の写真が載ることはままありますが、全身の写真ってのは珍しいんじゃないかと>道尾さんの新刊『鬼の跫音』。

「ベスト10システム上に焦点化されたX」(円堂都司昭さん)。ううむ、笠井さんへの個人攻撃みたくなっちゃってるけど、いいのかなあ。おっしゃりたことは分かるのですが。
ところで、千野帽子さんって、以前花園大学で綾辻さん&我孫子さんの講演の司会をされてた岩松正洋さんなんですよね。あのときのイメージと、ブログの文章から受けるイメージとにかなりギャップがあって、とまどうことしきり。

1月27日 私にしては珍しく今期は連続ドラマを見ています。「トライアングル」、展開が速くて面白い〜。

25日に行なわれた「第2回 世界バカミス☆アワード」(ぼくのミステリな備忘ログ)。おお、なんかどの本も面白そうですね〜。杉江さんのブログにも各作品の紹介が。

不正コピー問題の意外な解決策(たけくまメモ)。なるほど、そういう手が。

1月28日 

いろんな人のいろんな言葉が挙がっていて面白かった、「読書」についての覚え書き(琥珀色の戯言)。横山秀夫さんの幼い頃の話が衝撃的でした(笑)。

太宰治と松本清張 生誕100年 相次ぐ復刊。へえ、記念切手の発売とか、走れメロスマラソン(!)とか、いろいろ企画もあるんですね。近所の書店には、新潮文庫の「生誕100年記念 松本清張の本 解説目録」という配布用ミニ冊子が積んであったので、もらってきました。清張に関しては、今年も映像化続々なんて記事も。

1月29日 最近読んだ本。

西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』。サイバラさんが身銭を切って体得したことを包み隠さずまんま書いてあるので、どんっとストレートに伝わってきました。さあ、私もしっかり働かなくっちゃあ。
小川糸『食堂かたつむり』。前半はふわふわ夢物語っぽかったけど、後半、アムールでのパーティーあたりから、ぐっと物語が引き締まって良くなってきた。
湊かなえ『告白』。うわー容赦ない、でも好きだなあ。人に薦めるとしたら、ちょっと相手を選ぶかもしれないけど。事件とそのあらましは、最初の一章(小説推理新人賞を受賞した「聖職者」)で語られてしまうんだけど、犯人の心理やその後の顛末を、事件に絡んだ様々な人物の視点で描いていく構成が、実に見事。物語がきちんと閉じているところも、いいですね。同じく最近『告白』を読まれたりほさんの感想は、こちら(あれ、トピに直接リンク張ると、「続きを読む」がなくなっちゃうのか)。双葉社の編集さんの推薦文は、こちら(「読後感は爽快」って書いてあるよ>りほさん)。

    

1月30日 

『月館の殺人(上・下)』新装版が出ました!
 
下巻には、綾辻さんの新しい「原作者あとがき」もありますよ〜。

1月31日 

こ、これは、映画に合わせて歌っちゃってもOK、ってことなんでしょうか(わくわく)>「マンマ・ミーア!」みんなで歌おう!英語歌詞字幕付きヴァージョン上映情報
この映画、予告編を観た段階では全く映画館に行く気は無かったんですが、朝のテレビでたまたまメリル・ストリープのインタビューを見て、したらすっごく楽しそうで、つい足を運んでしまいました。なんでも、おすぎさんは「老人ホームの学芸会」と評したそうで、まあそういう意見も分かる(笑)けど、島の女性がこぞって踊り歌う「ダンシング・クイーン」の高揚感、暮れゆく海をバックにメリルが朗々と歌う「ザ・ウィナー」の説得力(彼女がこんなに歌える女優さんだったとは、驚きでした)、良かったなあ。なんせ、ABBAのヒット曲を浴びるように聞いて育った世代ですから。ABBAが来日して「ザ・ベストテン」に出演したとき、黒柳徹子が「ご夫婦二組、どちらが「AB」でどちらが「BA」なんですか」とアホな質問したことも昨日のことのように覚えてるぞ(笑)。
ところで、おばちゃん三人組のうちの一人、ノッポでおかっぱ頭のクリスティーン・バランスキー。昔「ビッグ・ビジネス」というコメディー映画でベット・ミドラーと双子役で共演した人かと思ったら、全然違いました(笑)。「シカゴ」は観てないから分からなかったよ。ついでに母娘もの&ベット・ミドラーつながりで、昔の映画「ステラ」を思い出したり。ラスト、大雨の中を満面の笑みで去ってゆく母の姿は今でも胸に焼き付いています。(若い方々には何のこっちゃの話でしたね、すみません)

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