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 Ayalist 2009年4月の日記(前半) 

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4月1日 ウソをついてるヒマもなし。

「探偵Xからの挑戦状!」、いよいよ今日から放送が始まります。‥っていうか、放送されるのは「解決編」、問題の解答締切は今日の午前10時。あわてて携帯サイトのほうにアクセスしたんだけど、問題編は第六章まであって、一章が17ページもあるぞ。これをケータイで読むのはちとシンドイなあ。(追記:17ページは問題編の総ページ数でした、早トチリ、すんません。)

背景は「別の人」、手嶌葵さんの歌ですが、浩子さんが作曲しています。

4月2日 「人形館」と銘打たれたからにゃ、行かねばなりますまい(笑)、今年の猫森集会

4月3日 うずたかく部屋に積まれた雑誌類を整理中。

さて、私の住んでるあたりだと「ポンツーン」を置いてある書店は皆無、かといって定期購読するほどでもなく。なので分からないんですけど、推理作家協会の会員による連載「ミステリーの書き方」は、どうなったんでしょうか。連載は終わったの? 本にはならないの??
そういえば、文藝春秋の本格ミステリ・マスターズも、どうなっちゃったんでしょうねえ。単行本はかれこれ四年近く出てないよね、文庫化は順次進んでいるようですが。
講談社のミステリーランドは、先日久っしぶりに新刊が出ました。YA向けだと、理論社のミステリーYA!の方が既刊が多くなっちゃったなあ。マスターズもミステリーランドも、執筆予定者としてお名前が挙がっている方々の作品は、ぜひとも本にしてもらいたいものです。がんばれー。

4月4日 法事で一日、ばたばたと。こちらの桜は、まだだなあ。

本屋大賞、明後日発表。私は候補十作品中二作しか読んでいないので予想はできないけれど、結果、楽しみにしています。ところで過去の候補作をながめていて驚いたんだけど、半数が映画やテレビドラマとして映像化されてるんだね。ということは、今年の候補作もいずれはドラマや映画になるのかな(『流星の絆』はすでになりました)。

歯がぐらぐらして、もうじき抜けそうです‥って、乳歯じゃないから、虫歯の永久歯だから(笑)。いくらなんでも覚悟を決めて歯医者に行かねば、自分。ああ、サムザムシ〜。

4月5日 

ああっ、ついに抜けてしまったあ(泣)。痛くないってことは、神経抜いた歯なのかな(治療回数あまりに多すぎて、もうよく覚えてないのよ)。

来月、本格ミステリ大賞の公開開票式がありますが、皆さん応募はされたでしょうか(締切は先月末)。私は今回見送ったんだけど(水曜は行けそうになかったので)、辻さんや連城さんも会場にいらっしゃるのでしょうか、楽しみですね。
ミステリ者の方々は、候補作とっくに読み終わっているんだろうなあ。私はようやく四作読了。あとひとつ!

4月6日 本屋大賞は20:00過ぎに発表になるようです。

というわけで、また後ほど更新しますが、その前にちょこっと。『一瞬の風になれ』が受賞した一昨年は発表式の動画配信があったのに、ああいうのはもうやってくださらないんでしょうか。あの時は、受賞した佐藤多佳子さんはもちろん、万城目学さんや有川浩さんのインタビューもあったりして、楽しかったのにな。

こちらはもう、発売になっているようです。
 

4月6日(その2) 

本屋大賞、結果発表。この一位、私は意外でした。もっと読み心地の良い(悪く云えば、当たり障りのない)ものが上に来るかと思ったから。これまた映像化されるんでしょうねきっと。
「本屋大賞の湊かなえさん一問一答」(産経ニュース)。

4月7日 東京創元社、サイト リニューアル

「本屋大賞と2位に新人 周到な宣伝、異例の手段」(読売新聞)。一位・二位に新人のデビュー作が並んだが、知名度のない彼らの作品が脚光を浴びたのは、出版社の販売戦略に工夫があったから、さらにはテレビの「ブランチ効果」がそれを後押ししたからだと。ふむふむ。知ったかぶり週報では「本屋大賞を引き当てる男」として、その『告白』営業さんの働きっぷりが紹介されていました。

本格ミステリ作家クラブ「今月の本格トピックス」。なんだかクイーンやクリスティの話題が続いているのは、NHK-hiの「プレミアム8 偉大なるミステリー作家たち」が関係しているのかしらん。

4月8日 探偵X、応募をころっと忘れてました。しまった。

本日、うちの子たち始業式。ようやっと始まってくれたよ〜、でもお弁当も作らなにゃならん〜。本も録画も山ほどたまっているので、順次片づけていきましょう。

MYSCON 10、今年の昼の部ゲストは湊かなえさんだそうです。まあなんとタイムリー。

4月9日 ようやく読み終わりました、本格ミステリ大賞候補作。いやあ、楽しかったなあ(^^)。

      

本家の投票は来月上旬が締め切りだったような。政宗九さんの「インターネットで選ぶ〜」が今年も行われるなら、ぜひ参加させていただきたいと思っておりますが、まだ告知はありませんね。綾辻さんはどれに投票するんだろう、「あれ」か「あれ」じゃないかと秘かに予想しておりますが、果てさて。

4月10日 

明日発売の「ミステリーズ」vol.34(2009年4月号)、泡坂妻夫さんの追悼特別企画に、綾辻さんが追悼文を寄せられています。追悼文は他にも、島崎博さん、田中芳樹さん、島田荘司さん、米澤穂信さん、縄田一男さん、ふじいあきらさん(インタビュー)らが。夜の船はまだ沈んでないと思いますよ、島田さん〜。
「メフィスト」は昨日発売。ミステリ・ジョッキー、今回は有栖川邸での対談です。本棚の本の背表紙がもっと見たいぞ(笑)。

4月11日 

「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞2009」募集開始(政宗九の視点)。今年でもう、8回目なんですね。私は、候補作は読み終わって参加する気満々ですが、実はまだどれに投票するか決めかねてます。うーむむむ。

著者のブログにも「売れてる」と書いてあった文庫版『向日葵の咲かない夏』、うちの近所の本屋でも売上ランキング第三位に入ってました。ドラマ化とか全然関係ないのに、すごーい。
帯にでかでかと「第一位」って書いてあるのも効いてるのかな。でもあの帯、微妙に叙述トリックだよね(笑)。「2009年このミス作家別投票第一位」というのは確かにその通りなんだけど、「作家別投票」という字がとっても小さい(笑)。そもそも2009年版にランクインしてたのは『向日葵〜』ではなく『カラスの親指』と『ラットマン』。それがまるで『向日葵〜』がこのミス一位だったように思えてしまうという‥ま、そういう売り方もアリということで。

4月12日 

「野生時代」連載中の『Another』、5月号に連載最終回が掲載されています! さあ、単行本にまとまるのは、夏かな。秋かな。お楽しみに〜。

4月13日 ここひと月ほどで観た映画。

‥といっても、春休み中は映画館に行けなかったので、その前に観たものが多いけど。
▽「ジェネラル・ルージュの凱旋」 もっと主人公に感情移入させてほしいなあ。原作の田口先生は窓際ながらも、ちゃんと読者を惹きつける部分があるんだからさ。後半の救急救命活動シーンは圧巻。堺雅人の速水も良かった。今『ナイチンゲールの沈黙』を読み中なんだけど、こちらにも速水先生が登場してて嬉しいぞっと。
▽「プレステージ」 綾辻さんおススメの一本。なるほど、時系列をわざとバラバラにした構成・脚本が素晴らしい。19世紀末のイギリスを再現したセットや衣装も良かったなあ。正直、二人の男の確執劇というストーリーには、そこまでやるかとウンザリさせられたし、「ええっ、それもアリにしちゃうのかい」という部分もあったけど、伏線はしっかり張られていたので、まあいいか。一番驚いたのは実はエンドロール。えっ、デビッド・ボウイがどこに出てたって?わ、あの役かー!という(笑)。
▽「パッセンジャーズ」 ミステリとかサスペンスとして見るとたしかに緩いんだけど、最後のほう、自分だったら‥と置き換えて考えたら、ちょっとうるっときちゃいました。私はけっこう好きだな、この作品。
▽「ホノカアボーイ」 さくらちゃん、年とったなあ‥って、違うか(笑)。ちょこっと偏屈、でも時に少女のようなビー役の倍賞千恵子はさすが。脇を固める年配の俳優さんたちもみないい味を出してるし、その中で若い岡田将生はニコニコとかわいく、長谷川潤も実に伸びやかで良かった。原作もそのうち読んでみよう。
▽「隠された記憶」 “震撼のラストシーン”という宣伝文句や、なにやら禍々しい子どもの描いたような絵に興味を覚えてレンタル。エンドクレジットが流れ始めた時は、「え、これで終わり?」とポカーンとなったけど、音楽を一切排したこういう実験的映像は嫌いじゃないよ。
▽「ドッペルゲンガー」 ホラーなのかと思いきや、途中からロードムービー?あれ? 役所広司の一人二役が圧巻。永作博美かわいい。DVD特典のメイキング映像(合成技術とか)もとても興味深かった(ラストシーンの消された部分に、大笑い)。

4月14日 本格ミステリ大賞候補作以外で、最近読んだ本。

▽東野圭吾『流星の絆』 これはぜひドラマも見てみたいな。
▽清水玲子『秘密(6)』 大好きなシリーズの最新刊。今回、謎はさほど入り組んでおらず、入口は猟奇的殺人だけど、実はストレートな社会派ドラマに。岡部さん、かっこいいなあ。
▽石持浅海『君の望む死に方』 自分を殺させたい、でもその相手には警察につかまってほしくない、という、そもそもの設定がどうにも理解しがたく。でも、途中の心理的駆け引きや、思わぬ妨害者が現れるサスペンスには充分引き付けられた。
▽古沢良太・相田冬二『キサラギ』(映画のノベライズ) 映画にないエピソードが一部加えられていたけど、まあ映画を超えるほどではなかったな。
▽桜庭一樹『私の男』 過去へと遡り、どんどん物語が純化してゆく、その構成が秀逸。
▽そして。あーやっと読めたあ(幸)。米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件(上・下)』 小鳩くん絡みの日常の謎をぴりっと効かせつつ、メインの連続放火事件は(ほぼ予想通りの結末だったけど)伏線がきちんと回収され、さらに登場人物たちも収まるべきところへ収まって、めでたし。上下巻の大長篇、という感じはしなかったなあ。文章が終始かっちりしていて、間延びしたところが全くないからかな、さすが米澤さん。小佐内さんの恋愛の仕方が実に彼女らしくて、笑えた。

     
  

4月15日 

情報、ありがとうございました。NHK-BShi「プレミアム8<文化・芸術> 偉大なるミステリー作家たち」、第4回目の「そしてアガサは“ミステリーの女王”になった 〜アガサ・クリスティー〜」に、綾辻さんが出演されます。放映日時は、4月21日(火)20:00〜21:30(再放送もあるようです)。ほかの出演者は、桜庭一樹さん、小林恭二さん、山本容子さん、アンガールズの田中卓志さん。

貫井徳郎さん『愚行録』(創元推理文庫)刊行記念サイン会、4月28日(火)19:00から、丸善丸の内本店にて。先着100名、電話予約も可です。詳細はこちら。東京創元社は、文庫でもサイン会をやってくれるから嬉しいね。

第19回鮎川哲也賞、決定。受賞作は、相沢沙呼さんの『午前零時のサンドリヨン』です。選考委員は、笠井潔さん、北村薫さん、島田荘司さん、山田正紀さん。

本よみうり堂のトップページに「綿密に張られた伏線、あぁ、と溜め息が出るほどに見事なトリック。そんな物語の展開の妙で読ませる‥」と書かれていたので、まあどんなミステリかしらんと、わくわくクリックしたら、その続きが「‥小説がある一方、登場人物の圧倒的とも言うべき存在感で、読む者の心をつかんで離さぬ小説が存在する。」、北方謙三さんの最新作が紹介されていました。なんじゃい、叙述トリックかー(笑)。

4月15日(その2) うおっ、「サスペリア・テルザ」のイベントに綾辻さんがっ! 5/15(金)の第三夜だそうです。

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